選択肢



仕方ないです

任せておけない?











「○○○○だな」


「後藤さん‥」


「お前は公安の‥‥確か昴さんの昔の同僚だとかいう‥」


「後藤だ。いい加減覚えろ」

後藤さんがめっちゃいかつい立ち絵にww

主人公に話があってきたらしく、石神さんが気にしてるだろうからって伝えに寄越してくれたみたい。

犯人グループが警察官僚の中で特定されつつあるって。

官僚の中には権力にしがみつく輩もいて、昴さんの昇進の話が最悪のときに出て標的にされた‥と。


「今回の事件はその辺の権力争いがバックにあるようだ。一柳警視総監は総理を支持している。そしてそんな一柳総監をよく思わない人物もいる」


「息子まで昇進されたら、たまらないってことか」


「そういうことだろうな。今回は大物政治家と警察官僚が癒着して起こった事件だ。総理や一柳総監がトップでは困るやつらが犯人というわけだ」


Kaleidoscope-101019_0857~03.jpg

この後藤さんの立ち絵ちょーかっこいいww(/ω\)

そしてタバコを吸おうとして、二人に気を遣って吸わない後藤さんちょーいい人ww←

つまり、相手側からしたら昴さんが不祥事を起こせば総監の足を引っ張ることができるし、それで総理の娘との縁談も破談になれば万々歳ってことになる。

そんなドロドロな争いの中で石神さんが正しい捜査をしようと頑張ってるって聞いて、90度くらい見直した!!

主人公は、まさか自分たちの婚約がこんな権力争いに関係してくるなんて考えてもなかったって。


「いろいろと疑われた挙句、恋人を引き離されて荒れてるかと思ったが、そうでもないんだな」


「お父さんや昴さんの立場を考えれば、これくらい仕方ないと思ってます」


「そうか。立場はよくわかっているようだな。俺たち公安には怒ってないのか?」


「そんな‥‥お父さんや昴さんのために石神さんたちは動いてくれてるのに、怒るだなんて‥公安の皆さんには感謝しています」


「なるほど‥な」


「え?」


「いや。とにかく、これが今の捜査状況だ。お前たちの疑いは晴れつつある。安心しろ」


りょーかい!!ってもう帰るの!?


「これでも忙しい身なんだ。また何かあったら連絡する」


「よろしくお願いします」


主人公が頭を下げると、後藤さんが小さく笑った。


「あの一柳が本気になるわけだ」


「え?」


「ここに来る前、一柳に会った。一柳には○○と公安とうちの警備班がきちとんと守ると言っておいたんだ。そしたら、アイツ何て言ったと思う?」


「昴さんのことだから‥任せておけない‥とか?」


「あいつらしい答えだけどな。今回ははずれだ。一柳のやつ、俺に頭を下げたんだ。○○をよろしく頼むってな」


昴さぁああぁん‥(´□`。)


「頭を下げたって‥あの昴さんが‥!?」


「俺も驚いたよ。アイツが頭を下げたの、俺ははじめて見た。今の一柳はまるで別人だな」


「後藤さんの知っている昴さんは‥どんな人だったんですか?」


「そうだな‥。出世欲旺盛な野心家。女は遊び相手か道具にしか思っていなかった」


後藤さんはそんな考え方が嫌いだったから、あの頃は昴さんは軽蔑していたんだって。

だから正直、あの昴さんは誰かに惚れ込むなんて考えてもいなかったと。

海司も昴さんは昔は自分のことしか考えてなかったけど、今は班全体のことを考えて行動してくれてるって。


「アイツが今、アンタの専属を外されても我慢してるのは、本当にアンタのことが大切だからなんだな」


真顔で二人が言うもんだから、ついつい赤面する主人公を果てしなく突付きたい‥!!!

んで肝心の昴さんは仕事には復帰してるみたい。


「アイツ、ああ見えて結構寂しがりやだからな。再開したらちゃんと慰めてやれよ」


言われなくてもベッタベタに甘やかしてやんよっw

後藤さんが帰った後、海司が思い出し笑いをした。

昴さんが待機になったとき、班のみんな激怒して、そらさんは自分の女装で犯人の人生狂わせてやるとか、班長も班長でピンクちゃんが怒ったときみたいに絶対に許さん!って頭から湯気出してて、瑞貴さんはアイドルスマイルで犯人に一生後悔させてやりますってw

海司は犯人全員背負い投げw相手死ぬww

大事に思われてるな昴さん‥w


「昴さんが迎えに来るまで、お前の警護は俺がきちんとする。だから、何も心配するなよ」


「うん」


昴さんの現状を聞くことが出来て、ずいぶんと心が軽くなった気がした。

あれから三日後の夜、後藤さんから電話が来て、昴さんの疑いが晴れたからSPに戻れるって。

明日には東京に戻れるし、よかった‥と思ったら襲撃、キター‥

ですよねー‥相手側からしたら危機的状況ですもんねーw

海司が慌てて部屋に入ってくるんだけど、人質に取られる主人公。

銃をゆっくりとおろそうとした時、窓の外から銃声が。


「ぐうっ!!」


「きゃっ!」


主人公を拘束していた男が倒れる。


「ぎりぎりだったな」


昴さぁああああぁあん!!!!!!!!


抱き寄せスチルキター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!!!!


「昴さん!」


「久しぶりだな、○○」


「どうしてここに‥」


「お前に会いたくて、我慢できなかった」


「昴さん‥」


「ばあか。泣くなよ。お前に何かあったら、どこにいてもとんでいくって約束しただろ?」


「うん‥」


いちゃいちゃしてるところ悪いんですが、敵そっちのけですか!?

選択肢


朝食ありがとうございます

せめてインタビューを













(この声は‥藍島ノエルさん?ど、どうなってるの!?)


「あ、あの‥ノエル、さん?」


「‥起きたか」


あの後、とっさにノエルさんの名前を口にしたら、警備員の人が部屋まで連れてってくれたらしい。


「それで‥部屋で寝かせてくれたんですか?」


「‥放置するわけにもいかないだろ」


「すみません。私‥とんだご迷惑を‥」


「‥‥」


ノエルさんは無言で主人公に朝食を突きつけてきた。


「‥それ食べたら早く帰って。夜中に起こされて寝不足なんだ」


サーセン!(`・ω・´)ゞ

朝食のお礼を言うと、どこかへ言ってしまったノエルさん。

時計を見たら、まだ出勤に間に合う時間で慌ててご飯を食べて会社に行く。

すると編集長に根掘り葉掘り昨日のことを聞かれて、最終的にはチャンスだって。


「藍島のノエルは、超が付くほどのマスコミ嫌いで有名なんだ。いつも愛想のない顔してるしな」


「確かに‥私が見た雑誌の記事でも、むっつりしてましたね」


「しかし、顔見知りのオマエなら取材を許可してくれるかもしれん」


顔見知りの域にまで達してねえー!!!


「それでも、名前も顔も知らない奴に取材されるよりは、向こうだって知ってる顔の方がいいだろ?」


「でも‥」


「でもじゃない!若いうちは、当たって砕けろの精神を持て!」


(そ、そんなこと言われても‥)


「もし取材が成功したら、うちの雑誌にとっても大きなプラスになる。なんたってあの藍島ノエルだからな。やるだけやってみろ!」


半ば押される形で了承。

昨日つけてたお気に入りのネックレスも気づいたらないし、お礼も言ってないしでその後すぐにカジノへ直行。

相変わらずすごいとこだな‥と思いながらカジノに入ると、未来くんとばったり。

カード当てたことのお礼と、昨日の説明をしたら、あのノエルくんがねー面白いことになりそうだなって。

VIPルームに行くと、いつもの面子がいて、ノエルさんにお礼を言いに来たというと、こんなのが好みだったのかって悠月さん、失礼!

んで、さっそく取材を‥と交渉してみるも、間髪入れず嫌だってw

主人公は今F1の知識がないけど、ちゃんと勉強します!中途半端なことはしませんから!と怯まない。


「‥‥」


「そんなに嫌なの?取材」


「だって、面倒くさい‥」


「でも、想像で変な記事書かれるくらいなら、きちんと取材して自分の意思を伝えた方がいいと思うよ」


「それが面倒なんだけど‥」


「いいんじゃね、取材くらい。有名税みたいなもんだし」


「そうそう。もし今のスポンサー切られたら、自分で営業なんてできないだろ、お前。代理人だっていないんだから、今のうちに顔売っとけよ」


「‥‥」


「○○ちゃんだってこんなに一生懸命お願いしてるんだからさ。ね、○○ちゃん」


「は、はい‥お願いします!」


「‥わかったよ」


「ほ、本当ですか?」


「‥しつこい奴は嫌いだ」


(渋々だけど、ノエルさんの取材の許可もらえた!ダメ元で頼んでみてよかったー‥)


「よかったね、○○ちゃん」


「はい、ありがとうございます!みなさんのおかげです」


「ノエルが取材ですか‥面白そうですね。発売したらぜひ教えてください」


「分かりました。みなさんにお配りしますね」


「余計なことしなくていいから。‥もう用は済んだだろ?早く帰って」


「はい。取材の日時はご連絡しますね」


「‥ああ」


これで編集長に怒られなくて済むねww

ほっとしながらVIPルームを後にすると、ノエルさんに呼び止められる。


「これ、忘れ物」


あ、ネックレスねw


「どこに落ちてたんですか?」


「‥枕元、落ちてた」


「そうですか‥ありがとうございます!気に入ってたんです、これ」


「‥‥」


ノエルさんは主人公の腕を離さずにじっと見つめてくる。


「えっと‥」


「あ‥‥悪い」


ノエルさんが静かに腕を離してくれた。


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んあっ!?


「えっ!?触れたって!?」


「‥なんでもない。じゃあな」


「あ、ちょっ‥」


(ど、どういう意味だろ‥深い意味はないよね?ない、ないはず!)


「‥ないに決まってる!」


というか、なんだこの背景w

どっかの人魚の宮殿かっ!!


次回予告。

さっそく取材開始!なんだけど、怒っちゃってその場から去っていっちゃった‥

次回スチル一枚目が出るみたいなんですけど、なんか‥えろいよ!?

めちゃくちゃ長文&ネタバレです!

お気をつけてー!!!



選択肢


なし












(この着メロ‥私のじゃない。ってことは、理香子さんの?」


「誰よ、こんなときに‥‥!」


(どうかしたのかな。顔色が変わったような‥)


「‥もしもし」


理香子さんはさりげなく主人公に背中を向ける。


「‥え?○○さん?」


「!」


「‥知らないわ。今日は彼女と会っていないもの」


(もしかして、電話の相手って私の知っている人?それなら‥)


「ここです!」


「あなた!」


「私はここです!理香子さんと一緒に‥」


ブチッ!

理香子さんは電話を切ると、主人公の方に向き直った。


「いい度胸してるじゃない」


そう言ってカッターナイフを握り締めんなぁああぁ!!!!!!!∑(-x-;)


「でも、そんなことしたって、私たちがどこにいるのかなんて分かりはしないわ」


「‥‥」


「そうやって睨んでもダメよ。あなたは、私とここでずっと‥」


なんでお前とここでずっと一緒におらなあかんねん!!

遼一さんとか千早さんとか皐月さんなら大歓迎なのにーっ!!!!!!!・°・(ノД`)・°・←


トントントン!


「!」


「あれ?おかしいなあ‥ここから声が聞こえた気がしたのに‥」


この声調子は‥っ!


「未来くん!未来くん、助けてっ!」


「あなた‥っ」


「やっぱりここかあ」


ガチャンッ

え?なんでそんないとも簡単にカギが開くw


「やっすい鍵だなあ。針金一本で開いちゃうなんて‥」


針金一本で瞬殺!?


「ははっ。ダメじゃない。理香子さん、話の途中で電話を切ったりしたら」


さっきの電話の相手は未来くんだったたしい。

てか、なんで理香子の電話番号知ってるんだろw

遼一さん辺りからこっそり拝見したのかなw


「助かったよ、○○ちゃん。君が叫んでくれたおかげで、どの部屋にいるのかすぐに分かっちゃった。それにしても、理香子さん‥あなたっていけない大人だよね。遼くんの原稿を盗んだだけじゃなく、○○ちゃんを監禁しようとするなんて」


「‥‥」


「まあ、でも一番悪いのは、その原稿をもとに作品を書き上げた小泉雄大ってとこ?」


「‥彼のことを悪くいうのはやめて」


「それは、これからの彼次第かな。もし、グランプリをそのまま素直に頂くようなら‥‥これ、記者会見のときに公表するから」


未来くんがICレコーダーを見せる。


「今回の真相についてアナタがついつい洩らしちゃった告白を‥ね?」


「やめて‥」


「だからそれは彼次第だってば」


「‥公表されたら大変な騒ぎになるよね、きっと」


「‥‥」


「さ、行こう。○○ちゃん。もうすぐ記者会見が始まるよ」


「‥うん」


廊下に出て、どうしてあの部屋にいるって分かったのか聞くと、待ち合わせ場所に主人公が来なくて何かあったのかもってちょーっと警備室のハードディスクにアクセスして、ちょーっと防犯カメラの映像を覗いてみたら‥って警備員さんは!?

主人公と私は果てしなく未来くんの正体が気になりながらも、今はそんなこと聞いてる場合じゃないので会場に急ぐ。

もう授賞式も終わる時間。


「僕が仕入れた情報によると、グランプリは小泉雄大で確定。もう発表していると思う。そうなると、次は記者会見だね。そのときの彼の態度次第で、どうするべきか考える。急ごう。記者会見が始まるよ」



6時30分。

記者会見が始まり、フラッシュがたかれるなか、雄大くんが壇上にあがってきた。


「このたびは、大変素晴らしい賞をありがとうございました」


雄大くんの挨拶が、マイクを通して会場に響き渡る。


「それでは、質疑応答に移らせていただきます。質問のある方は挙手でお願いします」


「読買新聞の高村です。今回の受賞をまずはどなたにお伝えしたいですか?」


「家族に‥特に、母に伝えたいと思っています」


どんどんと質疑応答が進み、主人公が挙手。


「!」


「この作品を‥どんなお気持ちで執筆されたんですか?」


「‥いい作品になれば、と思いました。頭の中にあったのは、ただそれだけです」


「夕日新聞の影山です」


(えっあれっ!?未来くん、いつの間にかブレス要の腕章してる!)


どっから手に入れたーっ!!!Σ( ̄□ ̄;)


「この作品‥ご両親からはどんな感想を頂きましたか?」


「‥え?」


「先ほど、ご家族に受賞の喜びを伝えたいとおっしゃいましたよね?この作品、ネット上ではすでに公開されていますが‥ご両親は、まだ読まれてないのでしょうか?」


「‥はい。おそらく」


「では、ご両親‥特にお母様はどんな感想を抱かれると思いますか?」


なんか‥雄大くんがすごい険しい表情になってるんですが‥


「‥‥」


「いかがですか?小泉さん」


「‥‥‥すみません」


(え?涙?)


「この作品‥母には見せられません‥」


「どういうことですか、小泉さん」


記者たちから声が上がる。


「この作品は‥本当は、僕のオリジナルではありません」


(雄大くん‥!)


「この作品は‥あるベストセラー作家の未発表作をもとに書き上げました。そんな作品‥僕のオリジナルとはいえません。だから。母には‥‥見せられません」


途端に会場が騒ぎ始める。


「それってつまり盗作ということですか!?」


「その、ベストセラー作家はどなたですか!?」


「‥‥」


「答えて下さい、小泉さん!どなたの作品を盗作したんですか?」


「おいおい。盗作ってほどじゃないだろ」


(‥え!?)


遼一さん‥‥


「まさか、今回の受賞作は廣瀬遼一の作品を盗んだと?」


ざわつく会場をゆっくり歩き、遼一さんが壇上に上がる。


「まあまあ、静かに。この中で、今回の彼の受賞作を呼んだ人はいますか?」


その問いかけに、会場に居た記者の半分くらいの人が手を上げる。


「‥そう。結構いますね。皆さん、仕事熱心だ。では、その際、僕の作品と似ていると思った人は?」


記者たちが顔を見合わせる。

手を上げた人は誰も居ない。


「僕もそう思います。この作品は、僕の作品とはまったくの別物です」


「廣瀬さん‥っ」


「確かに、いくつかのエピソードは、僕が彼に『提供』したものです。けれども、僕ならばこんなふうに料理しない。たとえば‥彼は、和広と千代美の物語としてこの作品を書いている。けれども、僕ならばこの二人を主軸にして書いたりしない。おそらく、個性の強い香子を主人公にして、もう少しライトな物語として仕上げたでしょう」


雄大くんが手を加えたことによって作品に深みが出た。だからこれは僕の作品ではなく、彼のオリジナルですって‥‥遼一さん‥(´_`。)


「廣瀬さん、でも僕は‥っ」


「胸を張れ、雄大。せっかく賞を頂いたんだ」


「‥‥」


「どうしても心苦しいっていうなら、俺の名前を『原案』としてクレジットしてくれ。それで十分だ」


「廣瀬さん‥」


「皆さん、新しい小説家の誕生に拍手を!」


廣瀬さんの言葉に、記者たちから拍手が沸き起こった。

でも二人の間のことを知ろうと記者たちがステージ上に殺到した。


「いいの、○○ちゃん?君も行かないといけないといけないんじゃないの?」


「いいよ。うちはスクープを狙う雑誌じゃないから‥あとで、ゆっくり取材する」


「そう‥。‥‥アイツね、○○ちゃん」


「アイツ?」


「小泉雄大のこと。‥アイツ、実家のお母さんが先日病気で倒れたんだって」


「‥え?」


「でも、アイツは『自分の本が出版されるまで絶対帰らない』って宣言していたから、帰りたくても帰れなくて‥‥黒神理香子は、それを見かねて遼ちゃんの家から書きかけの原稿を盗んできたんだって」


「‥そうだったんだ」


なるほど‥と言いたいところだけど、盗むまでの時間が短すぎるよ、理香子さんっ!

そんな告白があのICレコーダーに入ってるって‥‥あの、その告白部分、どこでどうやって録ったん?w

でももうこれを使わなくていいよねって。


「わざわざ『ネタを提供した』って言い方をした遼くんの気持ちを今回はくんであげることにするよ。遼くんってああ見えて、結構情にもろいから。だから僕、遼くんのこと結構好きなんだ」


「うん‥」


(やっぱり‥廣瀬さんって優しい人だよね。たとえ本人が認めなくても‥みんな、気づいてるよ。廣瀬さん)

結局祝賀会の間は二人とも話しをする機会がなく、主人公は会場を後にした。


「○○」


「‥雄大くん!」


廊下で雄大くんがこの間嘘をついたことを謝ってくれた。


「俺、一からやり直すから、今度こそ見守って欲しい」


見守るだけならw

それで、主人公の言ったとおりあの物語の主人公は香子だったって。


「でも俺は‥香子を主人公には出来なかった。廣瀬さんの書いた話だとさ‥和広の、香子に対する想いが切なすぎるんだ」


「‥‥」


「和広は、たぶん廣瀬さん自身がモデルだ。そして‥香子は‥‥たぶん、○○がモデルなんだ」


「‥え?私?」


「そう思ったから、香子を主人公にはできなかった‥‥あの想いは、俺が触れていいものじゃない。これを。○○」


そう言って遼一さん原稿を渡してくれる。

廣瀬さんに返す前に主人公に読んで欲しいって。


「廣瀬さんの、○○に対する気持ちが‥きっと伝わると思う」


「雄大くん‥」


「じゃあ、○○。いろいろありがとう」



場面代わり、主人公の自宅。

部屋に入って早速原稿を読んでみることにした。


「あれ?これって‥」


(香子じゃなくて、和広の目線で物語が進むんだ‥‥はじめてだな。男性視点で描かれた廣瀬さんの‥)


物語は一部のエピソードこそ同じだったものの、雄大くんが書き上げたものとはまったく違ったものになっていた。

主人公の和広と香子‥

二人のエピソードには、主人公と廣瀬さんと共有したいくつもの思い出が散りばめられていて‥それなのに、物語はずっと和広の片思いで進んでいた。


・・・・・『自分以外の誰かと会うたびに美しくなっていく香子を、僕はどういう想いで受け止めればいいのだろう』


(なに、これ‥)


・・・・・『僕にそんな資格はない。香子からまっすぐに向けられた好意はあまりにもまぶしくて、僕はいつも差し出しかけた手を隠してしまうのだ』


(香子のモデルが私なんて‥雄大くん、買いかぶりすぎだよ‥‥どんなにキスされたり、好意っぽいものを見せられたりしても‥廣瀬さんの気持ちが、ずっと分からなかった。でも‥これが本当なら‥)


「信じてもいいよね‥。信じても、いいんだよね」


その日、主人公は涙ぐんでいるうちに眠りのふちについた。

もしかしたら、こんな幸せな気持ちで眠ったのは初めてかもしれない。

そして、朝‥


「う‥‥ん‥」


(あれ?なんか、背中が温かいような‥‥って私、誰かに抱きしめられてる!?」


Kaleidoscope-101016_0006~01.jpg


ギャアアァアア━━━━━━Σ(-`Д´-ノ;)ノ━━━━━━アァアッ !!!!!!!!!!!


なっ‥なんで裸の遼一さんが!?

え!?いつの間にしたの主人公!?そんなシーンひとっつもなかったよね!?


「なんだ。もう起きたのか、○○‥」


「ひ‥廣瀬さ‥きゃああああっ」


「なんだよ、大声出すなよ。祝賀会でさんざん飲まされて、二日酔いなんだよ」


「だって、ハダカ‥ハダカ‥」


HA★DA★KA!!!


「ああ‥お前、今度から俺のパジャマも置いておけよ」


オォォーーー!!!!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!!!? (;゚ ロ゚ )ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!!!!?


「はい‥じゃなくて!なんでハダカでここにいるんですか!?」


そうだよ!いつの間に事後になっちゃったの!?

千早さんもそうだったけど、掻い摘まないでよねっ!!←


「あ?ああ‥‥お前をおしおきしてやろうと思ってな」


お し お き ?

えええ!!?だからって事後を抜かさないでよ!!!!R23なら抜かしちゃダメでしょ!?そういう大事なところはッ!!!!!ヾ(。`Д´。)ノ(ちょっと落ち着けや)


「あんなに雄大のことには首を突っ込むなって言ったのに、結局突っ込みやがって」


「‥‥」


「しかも、それで理香子に監禁されかけたって?未来から聞いて、さすがにびっくりしたっつーの」


ねーwなんでこうも殺人本能がいとも簡単に解けやすい女ばっかなんだろうねー‥←←


「‥すみません」


「で、お前んとこの編集長に銃著聞いて訪ねてみたら‥お前の同居人が、この部屋に案内してくれたってわけだ」


もう個人保護法とかプライベートとか主人公の周りの情報が緩過ぎるww


「なかなか可愛い同居人だな、あの子」


(o゚Д゚o)ンマッ!!

そりゃ確かに風子ちゃんはキャラの中で一、二を争う可愛さですけれどもね~!


「まさか、廣瀬さん‥風子に手を出したんじゃ‥」


はーい!(・∀・)/それこそ背後に気をつけろよ・・・?廣瀬遼一!!!(#^ω^)ピキピキ


「バーカ。目的は、お前におしおきすることだって言っただろ?」


ばっ‥バカって言うほうがバカなんだからねっ!!(/ω\*)(今日は一体どうした)


「覚悟しろよ?」


「あの、その前に‥‥ひとついいですか?」


「ん?なんだよ?」


「廣瀬さんは、やっぱり雄大くんのお母さんのこと、知ってたんですか?」


「‥さあ?」


「雄大くん、『嘘ついてごめん』って言ってました。『一からやり直すから、今度こそ見守って欲しい』って」


「‥そうか。でも、一からやり直すのはいいとして、お前が見守るっていうのは‥反対だな」


ジェラシー?w


「え?」


「当然だろ。お前、俺以外の誰かを見ている余裕なんてあるわけ?」


「廣瀬さん‥」


「お前は、俺だけ見ていろよ。それで十分だろ?」


「‥はい」


「ハハッ、いい返事でした。‥じゃ、早速おしおきを‥」


「あの!‥もう‥ひとついいですか?」


「なんだよ、まだ何かあるのかよ」


「これ‥読みました」


そう言って出したのは、あの原稿。


「お前‥これ‥‥っ」


「昨日、雄大くんから預かりました。廣瀬さんに返して欲しいって」


「まさか、お前‥」


「読みました」


「!」


デレ、キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!!!!!!


「昨日、全部‥」


「よ‥読むなよ、勝手に‥‥」


「どうしてですか?私、すごく感動したのに‥」


「感動って‥なんだよ、それ」


ここらへんずぅぅううぅっと照れ立ち絵wうまうまww

ふてくされながら唇をとがらせる廣瀬さんは、今まで見たことのない‥‥何それ!ちょっそれ立ち絵に反映されないの!?


「‥ふふっ」


「なんだよ」


「こんなに照れてる廣瀬さん‥初めて見ました」


ねーw盗られなかったら、一般公開するかもだったのにww


「あー、そうですか」


「廣瀬さん‥」


「今度はなんだよ」


「私、廣瀬さんのことが好きです」


いきなり告白、キ タ !


「!‥お前ねぇ。中高生じゃあるまいし、そんな改まって『好き』とかなんとかって‥」


「ダメですか?」


「‥‥」


嬉しいくせにぃ~このこのっо(● >ω<)っ))´з゜*)

「ちゃんと伝えたら‥ダメですか?」


「‥好きにしろよ。負けたよ、お前には」


「じゃあ、廣瀬さんは、私のこと‥」


突然、ぐるんっと体勢が変わった。


「知りたいなら、直接カラダに教えてやる」


(えっ!?)


キタキタキタ━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━!!!!!!

「って言いたいトコだけど、お前、声、我慢できる?」


出来ます!します!!してみます!!(*´Д`)=з


「え?」


「隣‥同居人がいるんだろ?」


耳元で、甘くかすれた声で囁かれた。


「声がどうっていうより‥‥風子が隣の部屋にいるのに、そういうことするのはちょっと‥」


えーーーーーっ!!!初夜は!!?


「ハハッじゃあ、また日を改めて‥な」


ちょっま‥

コナカッタ━━━(´゚A゚`)━━━ッ!!!!!!!!?


「‥‥」


ここで昨日のスチル発動!!

裸で髪をかき上げてる遼一さーん‥


「ハハッ、そんな不安そうな顔するなよ。お前のこと、離すつもりはないって。例え、お前が嫌だって言ってもな。なんなら、お前のこと縛り付けて、一生離れられないようにしてやる


この台詞で、S好きなお姉さまたちがどれほど発狂したのだろうかw


「‥もうちょっと優しくしてくださいよ」


「バーカ。俺は、好きな女には意地悪したくなるタイプなの。だから諦めろって。な?」


らじゃっ!!!о(ж>▽<)y ☆


「好きな女‥ですか?」


「ああ」


廣瀬さんがふっと微笑む。


「‥好きだよ、○○」


「廣瀬さ‥」


最後まで名前を呼ぶことはできなかった。

長い長いキスの後で、廣瀬さんがいつもみたいに笑う。


「‥お前のそういう可愛い顔、一生離さーねよ」


それから、もう一度私たちは深いキスを交わした。


Happy Endw

そこまですんなら初○来いやぁああぁあ!!!!!!!!!(。>0<。)

選択肢

寂しい
幼なじみ












「そろそろ2時間だね‥」

「もうそんなに経ったのか。止まっちまえばいいのにな、時間‥」

昴さんの腕の中から時計を見上げる。

「石神のことだから、時間きっかりに来そうだな」

そう言ってたら、本当にきっかりに部屋のチャイムの音がw

「少し遅れるくらいの気遣いはできないのか?」

「悪いがそういうのは苦手でな」

私もw

「〇〇さん、よろしいですか?」

「はい‥」

(もうしばらく昴さんに会えないんだ‥)

ドアの近くまで行って、昴さんを振り返ると抱き寄せられた。
この時の昴さんの表情が哀愁に満ちてた感じでよかったよ‥

「ちょっとの間だ。またすぐにお前のSPに戻る」

昴さんの身を案じると、変なこと考えんなって腕の力が強くなった。

「私の存在を忘れないでいただきたいのですが」

「忘れてねーよ。わざとやってんだ」

「嫌がらせというわけか」

「〇〇がこれだけ心配してるんだ。しっかり頼むぜ、石神」

「言われるまでもない。事件解決は私の仕事だ」

「石神さん‥」

あーたいつの間にそんな男前になって‥←

「もう十分に別れの挨拶は済ませたでしょう?行きましょう」

「はい。それじゃあ、昴さん‥」

「ああ。すぐに迎えに行く」

「うん。待ってるから‥」

「やれやれ‥」

呆れる石神さんの前で軽いキスを交わし、主人公は東京を離れることになった。
場面代わり、主人公は避暑地の別邸でしばらく過ごすことに。
でも用意された部屋で本を読むか、テレビを見るしかできない生活。
それがさすがに三日も続くと飽きてくるね‥
その時海司が入ってきて、気分転換にバトミントンしようって。
海司とアイスを賭けてバトミントン‥
次の日筋肉痛になるな、これw
しばらくして休憩。
昴さんの話になるも、公安のやつらが固くて情報が一切分からないみたい。

「昴さんがSPじゃなくて寂しいか?」

「うん‥やっぱり、寂しいよ」

「俺じゃ‥ダメか?」

「え?」

「いや、なんでもねー。そんな顔しなくても昴さんはすぐに戻ってくるよ」

そう言って元気づけてくれるんだけど‥‥このルート、やっぱ海司が絡んでくるんだ‥
久しぶりの運動で疲れたのか、主人公はそのままウトウトとしてしまった。
気付けば、海司におんぶされてる状態。
昔から変わってねーなって話になりながら、海司、うっかり告白しそうにw

「お前‥俺のこと、どう思ってる?」

「大切な幼なじみだと思ってるよ?」

「幼なじみ‥か。それだけか?」

「え?」

真剣な表情でじっと見つめてくる。

「〇〇、俺はっ」

「〇〇〇〇だな」

「え?」

海司の言葉を遮るように後ろから声が響いた。
ごとーさぁああぁんっ!!!!!!!!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

選択肢


でも‥










翌日、主人公は一通りのことを未来くんに説明した。


「ふーん‥つまり、こういうことだね。○○ちゃんは雄大って人が遼くんの作品を盗作したと思ってる」


「うん」


「さらに、それには理香子って人が絡んでる。」


「うん」


「理香子は遼くんのことが好きで、○○ちゃんと遼くんをデートさせないために雄大に協力した」


「うん」


「でも遼ちゃんは、自分の作品が盗作されたって認めない‥と」


ん?なんでここだけちゃん呼びに?


「‥うん」


「そっかぁ‥」


未来くんはうーんと唸るような声を上げた。


「やっぱり、廣瀬さんが認めない限り難しいのかな」


「そんなことないよ。要は雄大か理香子に口を割らせればいいんでしょ?」


「‥うん」


うん。が多い‥!


「今、どっちが落としやすそうかなあって考えてたとこ」


「落とすって‥まさか、暴力とか‥」


「ははっ。そんなの、僕に出来るわけないじゃん」


で す よ ね (*・∀・)σ


「そんなことしなくても、口を割らせる方法なんていくらでもあるんだよ?」


「‥未来くん?」


(そういえば、昨日もそれっぽいこと言ってたよね。『その手のことが得意』とか‥)


「あの‥未来くんって、本当はなにやってる人なの?」


「ん~。強いて言うなら、詐欺師?」


「ええっ!?」


「ってみんな言うからね。詐欺師なのかもね」


「‥‥」


「だからその気になれば、○○ちゃんなんて一発で落とせるよ?」


「え?」


「試してみる?」


「ええっ!?」


「おい」


遼一さん!なぜここに!?


「うちの嫁に何してんだよ、お前は」


うちの嫁!?うちの嫁ですと!!?


「廣瀬さん!」


(っていうか『嫁』!?今、『嫁』って言われた?)


キッタァアアァア━━━━(#゚ロ゚#)━━━━ッ!!!!!!!!!!!!


「なーんだ。○○ちゃん、もう遼くんのもになっちゃったの?」


「な、なってないよ!」


「とりあえず、お前ちょっと来い」


「え?ちょっと!」


ぐいっと強引に腕をつかまれる。


「未来」


「ん?なーに?」


「この件には首をつっこむな」


「ん~、考えとく」


「‥‥ほら、行くぞ、○○」


「痛っ。腕が痛いです、廣瀬さんっ」




外に出て何を話してたか聞かれる。

なんで密会してる場所分かったんだろw

なんの相談をしてた?と追求されるも、盗作を暴こうとしてたなんて言えないので、何とかして逃げることに。


「あ、駅だ!廣瀬さん、私、もう帰りますね」


「は?」


「ほら、もう時間も遅いし、私、明日も早いですし‥」


「なに言ってんだ、お前?まだ9時だろうが」


「そ、そうですか?でも、私の心の時計はもう11時‥‥」


いきなり掴まれていた腕を引き寄せられる。


「まだ、いいだろ?」


だ か ら っ !なんでわざわざ耳元で囁く!!

そう思っただけで鳥肌が立つんですけれども!?←


「俺はまだお前と一緒にいたいんだけど」


「でも‥ごめんなさい。やっぱり私‥」


「って言えば、俺がお前を離すとでも思ってたのか?」


「え?」


「離すわけないだろ。そのつもりで、お前をここまで引っ張ってきたんだから」


最初は好意があるのかないのかさっぱりだったのが、今ではこんなドストレートに‥w

遼一さん‥成長したねぇ‥っ!(´□`。)←


「あきらめて、俺について来い」


もっちろん!(`・ω・´)ゞ

結局終電までという約束で、主人公は一軒だけ付き合うことになった。

遼一さんはマティーニ、主人公は‥‥何を選んでいいのか分からず悩んでると、遼一さんはシンデレラを選んでくれた。


「‥シンデレラ?」


「ちょうどいいだろ。お前のとこの雑誌と同じ名前のカクテルだ。それに終電で帰りたいなんて、シンデレラそのものだろうが」


「じゃあ、王子様は‥」


「俺に決まってるだろうが」


だよねーw


「靴置き忘れて行ったら、ちゃんと家まで届けてやるぜ?」


「大丈夫です。そんな靴脱ぐようなこと、絶対にしませんから」


足痛くなるし、終電って割と人いるから注目されるねww


「別に、俺何も行ってないだろ?何想像してんの?やらしー女」


そこまで想像してないっ!!←

シンデレラが運ばれてきて、飲んでみるとノンアルコールカクテルだった。


「誰かさんは、飲みすぎると意識飛ばしちまうからな」


ダハハハハ!!!!! (゚▽゚*)ノ彡☆バンバン!!


「ま、その分、今日のデートで楽しませてもらうぜ?」


「デート!?」


「‥なんだよ、その反応は」


「これってデートだったんですか?」


「当たり前だろ。それともお前、まさかここで打ち合わせでもするつもりか?」


「いえ、そういうわけじゃ‥」


(てっきり廣瀬さんの気まぐれに付き合わされただけかと‥)


「お前ね。俺だってどうでもいい女を誘うほど暇じゃないの。分かる?」


「‥‥」


遼一さんがふっと笑って、主人公の髪の毛の一部を掬い上げる。


「‥廣瀬さん?」


「前々から思ってたけど、お前‥髪、綺麗だよな」


すくい上げた髪の毛を人差し指で遊ぶ。


「そんなこと言われたの、初めてです」


「まあ、でも男なんて20代前半までは女の顔とケツしか見てないからな」


今、いい雰囲気ぶち壊すような発言が聞こえた気がするんだけど、気のせいかしら?w


「廣瀬さんも、ですか?」


「俺?さあどうでしょう?」


「‥‥‥聞いた私がバカでした」


「ぷっ‥ハハハッ!だから、前々から言ってただろ?バカで可愛い。それに、単純」


満面の笑みの遼一さんスチル発動ー!


「‥‥」


「‥‥言い換えれば、素直」


「え‥」


「お前のそういうとこ、嫌いじゃないけど?‥これでも、お前のことは結構見てるつもりだけどな」


「え?」


「髪が綺麗とかネイルが変わったとか、香水も、最近変えただろ?」


「‥はい」


「今のその香り、結構好きだな」


「嬉しい‥です」


主人公、今絶対顔真っ赤だw

そして今の俺の顔、絶対にやけてるww

あんなに素直じゃなかった男が一体どういう心境の変化だろうねww

それからいろんな話をしているうちに、気づけばもう夜中の0時を過ぎていた。


「ほら、しっかり立てって」


「‥立ってます」


結局主人公は意飛ばす寸前までアルコールを飲んだわけねw


「どうする?これからウチにでも来るか?」


「‥帰ります」


「強情なシンデレラだな」


そういうところが好きなくせにw


「しょうがない。かぼちゃの馬車でも呼んでやるか」


かぼちゃの馬車、もといタクシーを呼んでくれて、5分くらいで着くって。


「‥ありがとうございます」


「って、そう言いながら、グラグラするなって!肩貸してやるから。タクシーが来るまで寄りかかってなさい」


「‥はい」


主人公はいつもよりも優しい遼一さんにちょっと戸惑っていた。


「‥なあ、○○。余計なことはするなよ」


「‥え?」


「俺は、お前が傍にいれば、それだけで満足だ」


ちょっ今不意打ち!?不意打ち来ちゃったよ、これ!!

ヒィィイイィ━━━━ヽ(゚∀゚*)ノ━━━━ハァアァア!!!!!!←(!?)


「だから、余計なことはするな。‥分かったな?」


「‥‥」


「返事は?」


その時小さなブレーキ音を立てて、目の前にタクシーが止まった。


「‥帰ります」


「‥‥」


「今日は‥ごちそうさまでした」


「‥‥ああ。おやすみ、○○」


ちゅっと軽い音をたてて、かわいらしいキスが髪の毛に落ちてくる。

微笑む遼一さんに会釈して、主人公はタクシーに乗り込んだ。


「余計なことはするな‥か」


(それって間違いなく雄大くんの盗作疑惑のことだよね。今日優しかったのも、きっと「口止め料」のつもりだったんだ‥‥でも‥)


「ごめんなさい、廣瀬さん」


そうこうしてるうちに時間は過ぎ、結局雄大くんの作品がJノベル賞の最終候補にノミネートされた。

その一週間後、未来くんからメールが来た。

『準備完了。当日をお楽しみに』

なんの準備ですか!?

授賞式当日、編集長と一緒に会場に足を運ぶんだけど、友達がグランプリ取ったら連載の話持ちかけて来いってすごいやる気‥

ここだけの話、グランプリは雄大くんで間違いないみたい。

とぼとぼと廊下を歩いてると、ふいに聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「ダメよ、そんなの!そんなことしたら、今までやったことがすべて水の泡じゃない」


理香子、キター‥


「ここ‥雄大くんの控え室‥?」


「とにかく、私に任せるのよ!本を出したいんでしょう?だったら、早まったマネはしないで!」


バタン!


「!」


(うわ、しまった!)


見つかるの早すぎ!!w


「‥‥あなた‥‥いつからここに?」


「‥‥」


「いいわ。来て」


どこに連れてく気だー!!?

主人公は半ば無理やり空いてる控え室に連れ込まれた。


「さっきの話、どこまで聞いていたの?」


「別に、たいしたことは‥」


「とぼけないで!言いなさい。どこまで聞いていたの?」


「‥本当にたいしたことは効いていません。でも、これで確信しました。やっぱり、雄大くんの盗作には理香子さんが関係しているんですね」


「‥‥‥あなたは、やっぱり危険ね」


カチャッ

鍵を閉められた。

え?あなたの方が危険だと思うのですが。


「あなたには、しばらくここにいてもらうわ。私と一緒に」


Σ(゜Д゜)ィ━(´A`)ャ━(≧◇≦)ダ━(Å ̄*)))━ァァッ!!!!!!


「心配しなくても大丈夫よ。授賞式の‥いえ、祝賀会が終わるまでだから。何も一生監禁するつもりなんてないわ」


「そんな‥ふざけないで!そこをどいてください!私だって仕事があるんです!それに‥」


その途端、理香子がバッグからカッターを‥


殺 人 本 能 、 再 来 。


ちょまーっ!!!こっちも殺人本能に目覚めんのかよっ!!!

なんでどいつもこいつも屈折した愛情しか向けられんのだ!真っ直ぐな片思いは出来んのかお前らは!!!!!\(*`∧´)/←


「!!」


「言っておくけど、本気よ。‥彼にグランプリを取らせるためなら、私はどんなことだってしてみせる」


「‥理香子さん?」


「小泉くんの本が‥出版されるためなら‥‥」


主人公は理香子の言葉を思い出していた。


――――‥『ダメよ、小泉くん。こんな人の作品を参考にしたら』


―――――‥『遼一、うちの小泉くんとグランプリの座を賭けているそうね』


(まさか‥)


(理香子さんの好きな人って、廣瀬さんじゃなくて‥雄大くんなの?)


その時、室内に携帯電話の着信音が鳴り響いた。



次回予告。

ってめちゃくちゃいいとこで終わったな!

次回で最終回かー‥スチールがものすっごい事後っぽいのですが‥w

にしても理香子→雄大くんかあ‥‥まあ、雄大くんの真っ直ぐさに惹かれたんだろうけど、年の差何歳離れてるんだろう‥と気にならなくもない。

男が40で、女が25でとかよくある話ですけど、逆って珍しいかも。

でも理香子さん、いくら雄大くんのためとはいえ‥バレたら一番雄大くんが被害蒙るんだから、もうちょっと慎重に出来なかったのか‥

早まったマネはしちゃだめよ!って言ってたけど、一番早まったマネしてるのあーただからー!!!と言ってみる。