選択肢


シートを掴む

断る










(結局家まで送ってもらうことになったけど‥何を話せばいいんだろう?今日の練習のこと聞きたいけど‥でも、嫌な顔されたら‥)


「‥なに?」


「え‥」


「難しい顔してるから‥何か言いたいことあるの?」


「えっと‥今日の練習のことなんですけど‥」


「‥ああ。何が聞きたいの?」


「ノエルさん、納得行かないって顔してたから‥もしかしたら、調子悪かったんですか?」


「‥ハッキリ聞くね」


思わず謝ると、納得がいかないとか以前に、サーキットで走るのが好きじゃないんだって。

何かの雑誌に小さいころからF1レーサー目指してたって書いてあったけど、それは出版社が勝手に書いただけのことらしい。


「レースなんて興味ない。こうやって普通にドライブしてるのが一番楽しい」


「‥‥」


「ただの道具だから‥」


「え‥?」


何のことなんだろうって思ったけど、あんまりズゲズゲ聞くのも失礼だと思ったのでそれ以上は聞かないことにした。


「それより‥」


ブオンッ!


「わっ‥ど、どうしたんですか?いきなりスピード上げて‥」


「‥さっきから、尾行されてる」


なんと!?


「多分、俺に張り付いてるゴシップ記者。‥まだ、ついてくる」


「とととっ‥身体が左右に‥」


「ちょっと飛ばすぞ」


「は、はい‥」


キキィーッ!!


「きゃっ‥!」


いきなりのカーブでノエルさんの身体にぶつかった。

シートベストしてるのに!?どんだけの力かかってるんだよw

気を遣ってくれながらも車を振り切るためにスピードを出して‥‥主人公、案の定車酔いw

休憩がてら外に出ると、そこは綺麗な夜景の見えるスポットだった。


「‥ねえ」


「なんですか?」


「そのままじっとしてて‥」


「え、えっ?」


ノエルさんの手がスッと伸びてきて、主人公の頬を包み込む。


「‥‥」


「ノエルさん‥?あの、どうかしましたか?」


「怪我‥してないかと思って」


「あ、大丈夫です。ただ、ちょっと酔っちゃって‥」


「具合悪いのか?」


「いえ、少しだけなんで‥外の空気を吸えたので大丈夫だと思います」


「‥そう。ならいいけど」


不器用な優しさ、乙ッ☆


「それにしても、素敵なところですね、ここ」


「どっかの高台に着いたみたいだな」


「綺麗ですね‥」


「アンタ、具合悪いんじゃなかったの?」


「え?‥あ、なんか夜景見たら平気になったかも」


「‥あ、そう。それならいいんだけど‥」


「もしかして心配して‥くれたんですか?」


「‥後で変な記事書かされても困るから。藍島ノエルに怪我させられた、とか」


「そんな‥!私、そんなことしませんよ!」


「冗談だよ。アンタ、そういうこと出来なさそう」


(あ‥ノエルさんって、笑うと結構可愛いかも‥なんだか、子供みたい)


ちょっと眉間に皺寄せてるところがですか!?←


「ふふっ、大丈夫です。出来たとしてもやりませんよ?」


「‥変わってるね、アンタ」


「そ、そうですかね‥?」


「‥窓越しじゃない夜景なんて、久しぶりに見た」


「綺麗ですよね」


「‥昔、母さんと見た夜景に似てる」


「お母さんと?」


「まだ俺が小さいころだけど‥ドライブに行った帰り、道に迷って俺は疲れて助手席で寝てたら、母さんが‥夜景がとっても綺麗な場所に着いたって起こしてくれた」


「なんだか素敵なお母さんですね」


「ああ‥もうずっと会ってないけど‥」


そう言って顔が曇るノエルさんを見て、ノエルさんには笑っていて欲しいなと主人公の家族の話を持ち出す。

食事のときはおかずの取り合いになるとか、外食のときは何食べるかで喧嘩になるとかw

あるあるw


「‥食い意地はってんだな。アンタの家族」


「そ、そうですかね?でも、確かに食べるのは好きかも」


「そういえばレストランで取材したときもすごい顔して食べてた」


「そ、そんなことしてましたか?私」


「にやにやしながら食べてた‥」


「にやにや‥」


(それって、あんまりいい表現じゃないような‥)


せめておいしそうに食べてたって言ってww

そろそろ帰るか‥ってなったとき、一日目の、ホテルでノエルさんの部屋に泊まって行ったときの話になり、何もなかったからって。


「アンタ熟睡してた」


「よ‥」


(よかった‥何かやらかしちゃったのかと思ったけど‥何もなかったんだ)


「そんなあからさまに安心しなくても‥もしかして、気にしてた?」


「えっと‥そういうわけじゃ‥」


「何なら、今日も泊まってく?」


「えっ!?い、いえ、あの、明日仕事ですしっその‥」


「‥冗談。本気にするなよ」


「あ‥冗談、ですか‥」


「どうしてもっていうなら、考えてもいいけど?」


ノエルさんって恋愛遍歴どうなってるんだろうww


「い、いえ、結構です!もうすぐ家に着くんで」


「慌てすぎ」


楽しそうですねw

その後、家の近くまで送ってもらった。

ノエルさんが帰る間際、さりげなく名前呼びを!!

名前覚えててくれたんだ‥と主人公は少し嬉しくて思わず笑ってしまった。

(少しはノエルさんも心を開いてくれたのかな‥そうだといいんだけど‥)



次回予告。

今日はノエルさんの写真撮影。

スーツ姿!

ノエルさんのスーツ姿もやっぱりどことなーくホストの雰囲気が出てるw

なんかいい雰囲気だったのに、何か事件勃発?

アイツは関係ないから‥って誰か出てくるのかな?

選択肢


全然

驚いた

そのつもり












突然の侵入者を背後から撃ったのは、東京にいるはずの昴さんだった。


「こいつに触れていいのは俺だけなんだよ」


犯人を拘束し、手錠をかける。

どうやらこの犯人はプロらしく、ぬるい警護しかしたことない警備班にはちっと荷が重いかって言いながら、その警備班に犯人を引き渡して公安に‥って、これ途中で逃げ出されたりしない?

海司が危ない目に会わせたのは俺の責任ですって謝るんだけど、そもそも敷地内に侵入を許した警備班にも責任があるって。

それに海司は主人公の部屋の外にいたんだし、少しくらいのタイムラグは仕方ないって。

でもこの建物の配置からして左奥の部屋の方が外から安全だったはずだと指摘。

やっぱり侵入しやすい経路とかあるんかw

海司が外の警護に戻っていく。


「海司のことが気になるのか?」


いいえ、全く。←


「少し‥。今回は海司の責任じゃないのに‥」


「確かに敵の侵入は海司の責任じゃない。だが、○○を危険な目に遭わせたのはSPの責任でもある」


「はい‥」


「海司が絶対お前を守るってことは俺にも分かってる。けど、警備の穴を見過ごすことはできないからな」


まあまあお説教はこのくらいにしてw


「せったく俺が来てやったのに、そんな顔してんじゃねーよ」


昴さんは主人公のおでこを突付く。


「まだ海司のこと考えてんのか?」


いいえ、全く!←←


「顔に気になるって書いてあるっつーの。幼馴染だからって許さねえからな」


「昴さん‥」


「俺といるときは俺のことだけ考えろよ」


むしろ居ないときでも昴さんのこと考えてたんですがw

昴さんが抱き寄せてくる。

どうやら今日の夕方、後藤さんから敵が動くかもしれないって連絡が。

どっちにしても疑いが晴れたわけだから、夜にはこっちに来るつもりだったんだけどってw


「疑いが晴れたのは今日だろ?ってことは、今日から俺たちは元通り。俺はお前の専属SPに復帰だ」


「けど‥こんな夜遅くから交代しなくちゃいけなかったんですか?」


「ばか。こんだけ離れてたんだ。一秒だって早く会いたいから来たに決まってるだろ。なんだよ‥不満なわけ?」


んなわけねーだろーっ!!!!о(ж>▽<)y ☆w

思わず嬉しいと抱きつくと、素直な反応だなって唇を重ねてきた。

今まで離れてた分を取り戻さなきゃなってキスを重ねながらベットIN☆


「会いたかった‥‥○○‥。」


熱っぽい声が耳元で響く。


「お前の傍にいられないのが、こんなに辛いと思わなかった。こんな気持ち初めてだ‥」


主人公を強く抱きしめて、昴さんが主人公の首筋に顔を埋める。

廊下に海司立たせてるんじゃないのか!?

いいのか?いいのか!!w



翌日、総理官邸に行くとお父さんが無事だったか!と嬉しそうな顔。

どうやら今回の事件、主人公も完璧敵の標的にされてるらしい。

でも犯人グループはほぼ確定、あとは証拠だけなんだって。

犯人グループが捕まるまで、官邸で過ごすことになった。

それで主人公の警護は海司も入れて二人体制に。

久しぶりに大学に行くと、小杉先輩が次回作のタイトルが決まったって。

『会うと零時』

今回のは悲恋の物語で、敵対する国に生まれた二人は会うと時間が0時になってしまうという呪いがかけられてて‥‥ってどんな物語!?

んで、プリンスは昴王子にお願いしたいの!ってまーたーかーw

またあの衣装で来るのかなw

んでもって海司が執事役ww

おい、SPが舞台に出てどうするんだよww(今更)

午後の講義を終えて演劇部に行くと、小道具運びを頼まれた。

海司と一緒に小道具を運んでたら、転びそうになってなぜか小道具ごと抱きかかえられ、まーた変な雰囲気に‥


「‥お前、昴さんと結婚するのか?」って。


「その‥一応、婚約者だから‥‥具体的にこれからのこととか話したわけじゃないけど‥」


「そうか」


「どうしたの?海司」


「‥‥」


海司は主人公を抱き上げたまま、無言で主人公の顔を見つめていた。



感動しました

何もしない













(今日はノエルさんの公開練習‥ノエルさんが走ってるところを生で見るのは初めてだから、ちょっと楽しみだな)


「それにしても、すごい取材の数‥」


(テレビカメラから雑誌記者まで、プレスのエリアがぎゅうぎゅう詰めだよ‥‥あ、外国人の人も来てる)


「藍島が日本で走るの、いつ振りだ?」


「確か‥半年振りくらいか?」


「他のGPでも中々の成績残してたし、日本が誇るトップレーサーだからな」


「なのに、本人はマスコミ嫌いでほとんど取材させてもらえない」


「‥でも、公開練習は終了後に必ずインタビューできるからな。このチャンスを逃すわけには行かないだろ」


(ここにいる人たち、みんなノエルさん目当てか‥そりゃそうだよね、日本のレーサーの中で一番ランクが上なんだし)


「そういえば、噂で聞いたんだけど‥どっかの雑誌が、藍島の特集記事をやってるらしいぞ」


「特集記事?でも藍島は‥」


(それってもしかして‥うちの雑誌のこと、かな‥)


もしかしなくてもそうですねw


「それが取材をOKしたんだとよ。次のレースまで継続取材するらしいって」


「藍島に継続取材!?おいおい、こっちは何度もオファー掛けては断られてんのに‥一体どんな手を使ったんだろうな。ギャラか?それとも‥色仕掛けとか?」


「げほっ!」


(あ、危ない‥飲み物こぼす所だった。色仕掛けって‥そんなのがノエルさんに通用するわけないじゃない!)


「でも、藍島って確か、女優の‥」


「ああ、週刊誌の奴らは今でもそのネタ追いかけてるらしいな。本当のところはどうだか知らないけど」


ちょっと待って。サブキャラで女優っていったら、ユリカか加賀さんしかいないやんけ‥‥出てくんのかな、それともただのデマ?

主人公はそんな噂聞いたことなかったな‥とちょっとがっかり‥‥ってもう!?もうそんな心情に!?

するとノエルさんがテスト走行で出てきた。

すっごい速さであっという間に目の前を通り過ぎていく。

一時間のテスト走行はずっと走りっぱなしで、練習が終わった途端囲み取材が始まるんだけど、ノエルさん‥雰囲気暗いし、他の取材記者たちの質問にも一言で終了。


(あ、ノエルさん行っちゃう‥私も何か聞かなくっちゃ!)


「あの、ノエ‥藍島選手!」


「‥アンタかよ。何?」


「えっと‥お疲れ様でした。すごかったです、目の前をビュンって‥あの、感動しました」


「‥練習で感動されてもね」


「次のレースで上位に入れば、ランキングも上がりますよね。頑張ってください」


「‥はいはい。質問、それだけ?」


「あ‥はい」


「‥じゃ」


ノエルさん、ちょっと不機嫌?

これ以上食い下がっても仕方ないということで、今日はもう帰る事に。

会社で今日の記事を書くんだけど、さすがにあの質問だけじゃ記事にならないので、他の日の取材と合わせようと考えてると、未来くんから電話が。


『あ、○○ちゃん?もう家に帰っちゃった?』


「ううん、まだ会社にいるけど‥」


『じゃあ、カジノにおいでよ!みんなで遊んでるからさ~、おいしいご飯もあるよ』


「うーん‥」


(もしかしたら、ノエルさんもいるかも‥もう少し話を聞きたいし、行ってみようかな)


『どうする?おいでよー。○○ちゃんがいないと寂しいじゃん』


「じゃあ、行こっかな。今から会社出るから、30分くらいで着くと思う」


『ほんとに?じゃあ、待ってるから!』


「うん」


(それにしてもあの人たちほんとに仲いいよね‥みんなお金持ちだし、類は友を呼ぶのかな‥)


カジノに着くと、文字通りみんながいた。

でもノエルさんはいない。

今日はここに顔を出してないらしい。


「取材してるうちに惚れちゃったか?」


「そ、そんなことないですよ。ただ、今日はあんまり取材が出来なかったから‥もう少し話を聞きたいなって」


「仕事熱心ですね。でも、たまには羽根を伸ばしてもいいんじゃないですか?」


「‥そ、そうですね」


(ここにいないんじゃ、探しようがないし‥)


「ねえ、これ見てよ!」


「え?‥ワイン?」


「知り合いからもらったんだよ。海底で熟成させた、特注のワイン」


うわー‥高そう‥w


「波にさらわれてるせいか、まろやかでおいしいですよ。はい、どうぞ」


「ありがとうございます!‥あ、おいしい!」


普通のワインより飲みやすい感じなんだって。


「よし、今日は飲もう!ほら、○○ちゃんも」


「未来は未成年だからダメだろ」


「なんだよー。相変わらず皐月さんはケチだなー」


「子供は大人しくジュースでも飲んでろ。お前も仕事とか気にしないで飲め」


「は、はい‥」


未来くんが今日のノエルはどうだった?って聞いてきた。

取材のせいかすごい不機嫌だったというと「ノエル、走るの嫌いだから」ってさらっと言った。

もっと突っ込んで聞きたかったんだけど、流されちゃって聞けずじまいなった。

気づけばもう遅い時間、電車なくなっちゃうのでそろそろ‥というと「はあ?電車?車で帰ればいいだろ。ドライバーに送らせるぞ」って悠月さんが。


(ドライバーって‥そこはせめてタクシーでしょ!この人たちの金銭感覚ってどうなってるんだろう‥)


「‥貧乏人って大変だな」


「大変なんです‥」


そこ!しんみりとするなっ!!


「だけど、こんな遅くにお嬢さんを一人で帰すのは危ないね。誰かに送らせましょう」


「そうした方がいい。何かあってからじゃ遅いからね」


「いえ、大丈夫です。明るい道を通りますから‥」


ガチャ


「‥なんだ、お前らまだいたのか」


「あ‥ノエルさん」


「ノエル、今戻ってきたのか。ずいぶん遅かったな」


「ちょっと出かけてた。‥‥なんか一人、間違い探しみたいなのがいるけど‥」


失敬な!!ヽ(*'0'*)ツ


「あの、未来くんに呼ばれて‥でも、もう帰ります。夜も遅いし」


「ちょうどよかった、ノエル。○○さんを家まで送って行ってあげなさい」


「今戻ってきたばっかなのに‥」


「女の子一人で帰すのは危ないからね。よかったね、○○さん。ノエルなら運転手として優秀だよ」


「えっ、そんな‥私は大丈夫ですから」


F1レーサーを運転手代わりにww


「いいから甘えとけばいいだろ?」


「‥俺の意見は?」


「いいじゃん、ノエルなら○○ちゃんの家まですぐでしょ?」


「‥わかったよ。送ればいいんだろ」


さすがのノエルさんも5対1だと分が悪いよねーw

みんなもう来た瞬間にもう決定事項にしてるしww

ノエルさんの車は自動でドアが開くやつで、主人公庶民丸出しで感動してるww


「何か、送ってもらうことになってしまってすいません」


「べつにいいよ‥。あそこで断ったら、あいつらがうるさいし‥あ」


(わっな、何!?いきなりノエルさんが覆いかぶさってきた‥)


「‥シードベルトくらい、ちゃんと締めろよ」


「あ、シートベルト‥ね」


「何考えてんだか‥」


「べ、べつに、変なこと考えてませんよ!」


「‥その割には、顔赤くない?」


「えっ!」


「‥‥アンタ見てると、飽きないね」


(絶対からかわれてる、よね‥でも、ノエルさんが笑った顔を見れるのは、なんだか嬉しい‥かな)



次回予告。

自分を道具だって比喩するノエルさん。

そんな時、二人を追いかけるマスコミの車が!

振り切ろうとたどり着いた場所は!?

え、○ブホ?←(こんな思考回路ですみません)

選択肢


迷惑ですか?

私のタオル











(ノエルさんの取材、何とか続けられることになってよかったな‥でも、企画はまた練り直さなくっちゃ)


会社に出勤すると、編集長がもう怒らせるんじゃないぞ。あの時はヒヤヒヤしたって。


「はい、気をつけます‥でも、その代わりにいいこともあったんですよ!」


「いいこと?」


「次のレースまでの間、取材を続けていいって許可をもらえました」


「うっそ、マジでか!じゃあせっかくのチャンスだからな。この際、特集記事でも組むか?」


インタビュー自体は主人公一人で、他の奴らにそれをまとめさせるって。

主人公もやる気になって、さっそくカジノに行きノエルさんに取材を‥って思ったんだけど、今トレーニング中だからいないって。

みんなとちょい戯れて、未来くんと一緒にノエルさんがトレーニングしてる場所へ向かうことになった。

ノエルさんルート、まだ3日目だけどちょいちょい未来くんがでばってきてるねーw


「大きいジムだね‥でも、あんまり人はいないみたい」


「普通の人は入れないしね。会員になるの、結構大変なんだって」


「へえ‥」


「まあ、僕も知り合いに紹介してもらって入っただけなんだけど」


つまりは、お金持ちしか入れないジムってことですねw


「知り合い‥そういえば、未来くんはノエルさんと仲いいの?」


「僕?仲いいと思うよ。お互い嫌じゃないし」


「やっぱり。よく一緒にいるところ見かけるもんね」


「う~ん、ノエルとは気が合うっていうか‥似てるのかも」


「未来くんとノエルさんが?」


「うん。見かけとかじゃなくって、中身が」


「‥中身かあ」


(性格ってことかな?あんまり似てる気はしないけど‥)


「だって、ノエルの考えてることって分かりやすいでしょ?」


「そ、そうかな‥?」


「○○ちゃんも、もっと仲良くなったら分かるって。複雑に見えて意外と単純だから。ノエルは」


そんな話をしてたら、ノエルさん発見。


Kaleidoscope-101017_1713~01.jpg

白いジャージw

白ジャージって実際に見たことないかもしれんww

ノエルさんの邪魔にならないように、主人公は端っこにいようとするんだけど、未来くんにランニングマシーンを進められた。

え?主人公スーツじゃ‥

走るとスクリーンの景色が変わるやつで、楽しいかも‥って思ってたら


「どう、結構楽しいでしょ?じゃあ、スピード上げるよー」


「えっ?ちょ、ちょっと待って‥私、あんまり走るの得意じゃ‥は、早すぎー!!」


ピッ


「あはは、お疲れ様」


「はあ‥足が‥」


(ふらふらする‥最近全力疾走なんてやってないからなあ‥)


「女の子って体力ないね。そこがまた可愛いんだけど」


「あのスピードじゃ、普通の人は絶対にバテると思う‥」


「あ、○○ちゃん!」


「えっ?‥わわっ!」


足がよろけて、倒れそうに‥!


グイッ


「‥アンタ、何やってんの。酔っ払いか」


「あ、ノエルさん‥」


「‥遊びに来たの?」


「い、いえ!取材ですっ」


「‥何か、○○ちゃん猫みたい」


(た、確かに‥ノエルさんが後ろに引っ張ってくれたおかげで転ばずに済んだけど、襟首つかまれると動物になった気分‥)


襟首!?

掴むとこおかしいってww


「もういいから、そっちで休んでろよ」


「は、はい‥助けてくれてありがとうございました」


「お前も変なことさせるなよ」


「はーい、ごめんなさーい。じゃあ、あそこのソファで休もっか」


学生の頃より体力落ちてるな‥と思いつつ、移動すると未来くんの携帯に誰かからの着信が。

お呼び出しみたいで帰っちゃった。


(そういえば‥未来くんは普段何してるんだろう?他の人は、テレビとかでよく見るけど‥)


詐欺師だってみんなに言われるって言ってたけど‥まだ19歳だよね?

学生では‥ないのかな?

そこにトレーニングを終えたノエルさんが来た。

タオルを渡すのところで選択肢。


「私のタオルでよければ、使いますか?」


「‥アンタが持ってきたの?」


「はい。あ、洗ってますし、綺麗ですよ!」


「それは当然だろ」


(あっ、ノエルさん笑った!)


そういや、ノエルさんルートで笑ったの初めて見た‥?


「じゃあ、借りていいの?」


「使ってやってください。その為に持ってきたので」


「‥ありがと。意外に気が利くな」


「いえ、そんなにほめられると照れるんですけど‥」


「‥その前向きさ、ある意味うらやましいよ」


「え?」


「なんでもない。‥ほら」


「あ、タオル‥っぷ」


(た、タオルが顔に当たっちゃった‥)


「‥顔面キャッチとか、器用だな」


「い、いきなり投げられたら、反応できませんよ」


「体力も反射神経もないんじゃ、大変だな‥アンタ」


しかもさっきので、すでに腰が痛い始末ww

面倒な女だなとか言いながら、マッサージしてくれるw

そこで寝てって‥あの、ここ人いる場所なのでは‥?←

ノエルさんにマッサージされて、眠くなりそうな主人公w


(ノエルさんって文句言いながらも優しいんだよね‥そういうところ、記事で伝えられたらいいんだけどな‥)



次回予告。

険しい表情でサーキットを去るノエルさん。


「ノエルはね、走るのが嫌いだから」


レーサーなのに走るのが嫌いってどういうこと?

ノエルさんの走る理由は一体なに‥?

選択肢

コツとかあるんですか?
好きなものについて聞く












ノエルさんの取材ができる日まであと少し。
編集長に読者モデルとの対談を含めた企画書を出すと、藍島ノエルはマスコミ嫌いだし、プロの奴に任せるよりはいいかもなってことで受理された。
ノエルさんのスケジュールを聞こうと電話をかけたら「〇〇?‥誰。そんな人知らない」って切られそうに!!
カジノで会った~って説明したら、そういやそんな人いたねって‥‥‥寝たら前の日のこと忘れるタイプかー!!!!!(((( ;°Д°))))
明日の夜なら空いてるってことで、さっそく対談を。
編集長がレストランを予約してくれて、そのホテルに行ったら、警備員さんになぜかレストランの取材記者だと間違われてものっそい怪しまれた。

「‥何やってんの」

「あっノエルさん!」

「これは藍島さま。いらっしゃいませ」

「どうも。‥入らないの?」

「は、入ります!」

「これは‥藍島さまのお連れ様でしたか。失礼致しました、すぐにご案内致しますので」

(よかった‥ノエルさんのおかげで中に入れた。編集長、もしかして‥ノエルさんの名前を使って予約したのかな‥)

なるほど、たがら予約が取れたのかw

「ありがとうございました、ノエルさん」

「アンタ、キョロキョロしすぎ。不審者みたい」

「ふ、不審者‥」

「俺が来るのがあと少し遅かったら、つまみ出されてたよ。あの警備員、目が本気だった」

そうはいわれても一般人にはあまり縁がないところ、奥のVIPルームに通されてまたキョロキョロしてしまう主人公w
世間知らずだねって言われちゃうんだけどさ、VIPルームにあんま入ったことない=世間知らずってあーたw
まあお金持ちの感覚からしたら、貧乏人の感覚は分からないんだろうけど。
読者モデルが来るまで、一緒にランチ。
英語が全く分からない主人公の代わりにノエルさんがオーダーしてくれた。

「英語話せるようになるには、何かコツとかあるんですか?」
「‥それ、日本語を話すコツを聞いてるのと一緒」

で す よ ね w
ノエルさんハーフだしw
でもウェンツはハーフでも英語話せないって聞いたなあ‥
その後読者モデルが来て、取材が始まるんだけど、なかなか話が弾まない‥
話題を変えた方がいいかなと好きな食べ物について聞いたら、和食と回答!!Σ( ̄□ ̄;)

「この前、悠月がカジノにケータリングした料理がうまかった」

ケータリング‥
家庭料理じゃなくて、懐石料理的なものかよっ!

「‥こういう話、聞いて楽しい?」

「そうですね‥読者の人達は普段聞けない話とか聞けると嬉しいと思いますよ」

「私の友達にも藍島さんのファンの子がいるんですけど、あんまり情報がないって泣いてましたもん」

「ふーん‥」

「じゃあ続けましょうか。次は‥」

対談が続き、結構いろんな話が聞けてそろそろ終わり‥ってなった時、読者モデルが最後になんでレーサーになろうと思ったんですか?と聞くと、ノエルさんの表情が急に変わり、そのままレストランを出て行っちゃった。
とりあえず対談を終了させて、ノエルさんどこに行っちゃったんだろうと思ってると、編集長から電話が。
かくかくしかじかでーと話したら、今すぐ追い掛けて謝りに行って来い!と怒られた。
慌てて追い掛けると、部屋にいて‥‥‥‥ん?これ、どこの部屋?

「‥アンタか」

「あ、ノエルさん‥やっぱりここにいたんですね」

「‥‥」

「あの‥取材、何か不快にさせてしまったみたいで‥本当に申し訳ございませんでした」

「‥別に」

「でも‥」

「そんなビクビクしなくても、怒ってないから」

「え?」

「‥いいよ、アンタも仕事なわけだし、取材は続けてもいいよ。ただし‥」

「ただし?」

「今度はアンタ一人で来て。大勢で話すの苦手だから‥」

「私一人なら、取材してもいいってことですか?」

「まあ、約束したし‥‥インタビューくらいなら」

「あ、ありがとうございます!」

(でも、普通にインタビューしただけじゃ編集長は納得しないよね‥そうだ!)

「あの、ノエルさん。」

「何?」

「次のレースまでまだ先ですよね」

「‥そうだけど」

「じゃあ、次のレースまで取材を続けさせてください!!」

「次のレースまでって‥だいぶ時間あるけど」

「はい、だからその間に継続的に取材を‥」

「‥ずっと?」

「お願いします。これからは私一人で取材しますから」

「アンタ‥意外と図々しいな‥」

私もちょっと思ったw
というか根性据わってる?

「仕事ですから!」

「‥分かったよ。好きにしろ」

「あ、ありがとうございます!」

(よかった‥言ってみるもんだな‥。これなら、編集長も納得してくれるよね)

プルルル‥

「あ、電話‥編集長かな?すいません、ノエルさん、ちょっと‥」

グイッ

ノエルさんは、いきなり腕を伸ばして主人公を引き寄せた。
スチルキター!!!!!!(・∀・)

(えっ?な、何?っていうか、近い‥!!)

「‥あのさ」

「は、はい‥?」

上を向いたらすぐそこにノエルさんの顔。

「俺といる時は携帯の電源切っておいて」

「え?」

「話してる最中に電話されるの嫌いだから」

ええっ?何その好き嫌い!?

「わかった?」

「は、はい、わかりました。わかりましたから‥その、そろそろ離してもらえませんか?」

「‥‥」

無言で離してくれる。

「そ、それじゃ、今日は帰りますね!これからよろしくお願いします!」

恐らく真っ赤になっているだろう自分の顔を隠すように、主人公は急いでカジノを後にした。

次回予告。
取材の延長が決定し、この際だから特集を組むことに。
ノエルさんのジャージ‥‥白にちょい青w
でも似合うww