選択肢
必要があれば行く
分からない
部屋でぼんやりと携帯電話を見つめながら、未来くんに電話をかけようか迷う。
風子ちゃんのデートのお願いしなくちゃ‥と考えてたら、未来くんから電話がかかってきた。
『あ、○○ちゃん?今ね、カジノにいるんだけど、○○ちゃんもよかったら来ないかなと思って』
「い、今から?」
『ちゃんと迎えの車はよこすから安心して。それに今日は手伝ってくれたから、そのお礼も兼ねてね』
お礼を口実にするなぁあ‥‥もう前日のテンションを今だ引きずってるんだよぉおおぉ‥‥←
主人公はデートのこと、直接会って話すほうがいいよねとカジノに行くことに。
主人公のバカーっ!!!(。>0<。)(情緒不安定か)
カジノに到着すると、みんなもいた。
お約束だけど‥あんたら、寝る間もないくらい多忙なんじゃないのか?w
「あ、○○ちゃん、こっちだよ」
「未来くん、電話ありがとね」
「ううん。○○ちゃん、今日の服なんだか可愛いね」
「そ、そうかな」
「うん、可愛いよ。すごく似合ってる」
いつもならテンション上がるところで上げられないとか一番せつない‥!
「お、それ、即完売したアンフィニットの限定ワンピだろ。こないだそれ来たモデルが自慢してた」
「‥‥悠月さん、さすがですね」
主人公って結構流行に敏感な人?w
「もう。僕だって分かってたのに」
「‥‥未来くん、拗ねてる?」
「そんなので拗ねないよ。子供じゃないんだから」
※19歳はまだ子供ですw
「未来くんはまだまだ子供だと思うけどな」
「へー、そんなこと言っちゃっていいの?あとで二人っきりになったときにイジメちゃうよ?」
二人で会話してると、ノエルさんがぽつりと呟いた。
「‥‥手なづけてる」
「それってどういう意味ですか?」
「あはは、そーだな。よく未来を手なづけてるな。未来、お前好きな女には甘えたがるタイプだからな」
「ゆづくんだってそういうタイプじゃん!」
あーそういうことw
そして未来くん、否定しないのねww
悠月さんはオレは甘えさせるタイプだっていうけど、いや、甘えたがるタイプだと思いますww
「僕だってそうだよ。ね、○○ちゃん」
「あ、うん。そうなのかもね」
「その目‥‥○○ちゃんまで疑うんだ?じゃあ今度はいっぱい甘えさせてあげるよ」
(未来くんって普段は甘えてるけど、いざという時はビシッと決めるし‥。実際どっちなんだろう?あ、デートのこと伝えなきゃ)
「あ、そういえばね‥‥未来くんにお願いがあって」
「なになに?さっそく甘えてくれるの?」
「えっと、風子が今日のお礼もかねて、遊園地にでも行かないかって言ってるんだけど‥」
「なんだ、お礼なんていいのに。それなりに楽しかったしさ」
「うん‥‥そうなんだけど。ダメかな?」
「それって○○ちゃんも来るの?」
「えっと‥必要があれば‥‥行くけど」
(正直、あんまり行きたくないんだけどな‥)
未来くんが主人公の顔を覗き込むように見つめてくる。
「もちろん、必要だよ。○○ちゃんが来ないなら、行かないけど」
必要と言ってもらえて少し心が軽くなるけど、素直じゃない主人公は顔をぷいっとした。
「‥‥それは困るけど」
「見たくないんでしょ。僕と風子ちゃんが一緒にいるの」
「そ、そんなことないよ」
「そろそろ素直になってもいいんじゃない?」
素直になれない理由があるから仕方ないやんけ~っ!!!
でも、主人公が来ないなら行かないには、悔しいがときめいてしまった。
ぶっちゃけ、二人で行かすことのほうがイヤだし。
でも三人てのはちょっと微妙な気が‥というと、せっかくだからノエルさんもってことに。
半ば未来くんが脅してw行くことになったんだけどねw
翌日、ちょうど予定があったので4人で遊園地にやってきた。
楽しげな未来くん&風子ちゃんとは裏腹にノエルさんとあまり話したことがない主人公で歩いてて‥‥き、気まずい‥;;
「‥‥アンタ、無口だな」
何を話していいか分からない状態で思わずしゃべらないでいたら、ノエルさんにそう言われたw
でも話したら話したら、相槌しか打ってくれないノエルさん‥‥どっちやねんもー!!!
「ねえ‥‥」
「なんですか?」
「アンタ‥風子って人と、未来が遊んでるところを見るのが好きなのか?」
んなわけねーだろっ!
「‥‥眉間にしわ」
思わず、自分の眉間に手を持っていく。
ん?これって好きと嫌いっていう単語を間違えてたりします?
「‥アンタ、驚きすぎ」
「よく、わかんない‥‥正直言うと昨日もデートをお願いするの、ちょっと嫌だったし」
「嫌ならやらなければいいのに」
そうなんですけどね‥
「ノエルさんだって、イヤだって拒否してたけど、結局来たじゃないですか」
「‥‥そういえば。こういうのって似たもの同士?」
「あ、そうかも」
ノエルさんはふっと笑った。
そのおかげで場の空気が少し緩んで、せっかくだからちゃんと遊びましょうってことに。
せっかく休日に遊園地に来てるのに遊ばないと損だというと、オレはどうでもいいって。
「もう、ノエルさん。盛り上がっていきましょうよ」
「‥わーい、あそぼう」
ちょっ棒読みひどすぎっっ!!!w
「‥‥」
「わーいわーい」
ノエルさん、戻ってきてー!!!!!!ヽ(゚◇゚ )ノ
「もういいですから!」
主人公達は顔を見合わせて笑った。
(なんか、実はひょうきんな人なのかも‥)
ノエルさんとの会話にようやく慣れてきた頃、主人公達はゴーカートで遊ぶことに。
「じゃあ、今度は風子ちゃんとノエルがペアね」
「えーっ!本物のF1レーサーの運転なんて、超すごくない!?」
風子ちゃん‥‥そこ喜ぶところなんですか?w
(風子、楽しそうだなあ‥)
「じゃあノエル、行くよ。負けた方が今日の分、全部おごりだからね」
「ああ」
「じゃあ‥‥スタート!」
二人ともすごい勢いで走り出す。
(えっゴーカートってこんなにスピード出るんだっけ?)
いや、出たら出たで事故に繋がるからちゃんと制御されてるんじゃないの?そこは。
「ねえ、○○ちゃん」
(未来くん、よく私に話しかける余裕があるなあ‥)
「なに?」
「○○ちゃんは、楽しくないの?」
うん、あんま楽しくない。←
「え?」
「さっきから僕を睨んでるみたいに見えたから」
睨んでたのかよ、主人公w
「‥‥睨んでないよ」
「もしかして、妬いてる?」
うん。←←
「そんなんじゃないよ!ノエルさんと一緒に居るの、楽しかったし」
「‥‥そう?そんなふうに見えなかったな」
「え?」
「自分じゃ気づかないかもだけど、僕と一緒の時のほうが○○ちゃんっていい顔するんだよ?」
未来くん、この後に及んで主人公の心をかき乱すのか‥!
新種のSだな、これ‥
「そんなことないよ」
「自分じゃ分からないでしょ?」
「それはそうだけど‥‥風子だって、可愛いでしょ」
「え?うん、可愛いけど」
「だったら風子の相手してた方がいいよ。私はほっといていいから‥」
「○○ちゃん」
急な真面目な声色で名前を呼ばれて、身体が強張った。
「前にも言ったけど、○○ちゃんのことはほっとけないよ。ちゃんと○○ちゃんのことを見てるから」
(真顔でそんなこと言われると、なんか素直じゃない自分が恥ずかしくなってくる‥)
「‥‥‥妬いたのかも」
「うん?」
「‥‥ヤキモチ」
未来くんは一瞬、ハンドル操作を間違えて車体が横にぶれた。
動揺しとるww
「あっ、ごめん!」
「‥‥あ、ううん‥」
するっと自分の中から出てきた言葉だったけど、改めて考えたら、今さっきのって告白とも取れる気がする。
(私、未来くんのこと‥‥やっぱり好きなのかな?)
隣を見ると、未来くんの顔が少し赤くなっていた。
家に着くと、未来くんから今度は二人でデートしようね♪とのメールが。
んでもって、主人公は今日のデートでお気に入りの靴を履いていったんだけど、未来くん、靴のこと気づいてたみたいで褒めてくれた。
洞察力すげぇww
「未来くん、超絶かわいい~!もう超楽しかった~!」
「あ、うん‥」
「あれっ、なんで○○そんなテンション低いの?疲れちゃった?」
「ううん、そんなわけじゃないんだけど」
(二人がもし付き合ったら‥‥私、毎日こういうの見なくちゃいけないんだよね)
やめてくれ‥‥めちゃくちゃきつい‥
「もし未来くんと付き合えたら、超楽しそう!私がんばろーっと。○○、応援してよね!」
うぅう~っ‥o(;△;)o
主人公は返事をしてないのに、風子ちゃんはどんどん話しを進めていく。
「うん。共通の友達がいると、恋愛の相談もできるからありがたいんだよね~」
(応援とか、相談とか、私‥‥)
「‥‥ごめん」
「‥○○?」
「応援も、相談も、私‥‥ごめん。きっとできないよ‥」
主人公‥
「できないって‥なんで?」
「たぶん今の私の正直な気持ちだと思う。風子が未来くんと仲良くするのを見てるのが‥‥少し辛い」
「その言い方って‥もしかして○○、未来くんのことが好きなの?」
「わからない‥‥好きなのか、好きじゃないのか」
ここ好きかもって選択肢もあるんですが、結局わからないーっていうくだりになるのでこれにしました。
「‥‥うーん、そっか。好きかどうかわかんないなら、そりゃ応援もできないよね」
「ごめん。私、言ってることめちゃくちゃだよね」
「ううん。私は直感で好きって思えちゃうタイプだけど‥‥○○って、本当は好きになるまで時間がかかるタイプでしょ?」
「‥うん。でも、未来くんのことが気になってるのは確かで‥‥風子たちが一緒に並んで歩いてるのを見てて辛かった」
「そうだったのかあ‥‥やだ‥気づかないでごめん」
風子ちゃぁあぁん‥‥←
「そういや、今日もあんまり機嫌よさそうじゃなかったもんね」
「そうかな‥」
「今思えば、ね。私は未来くんのことに注目してたから‥ホントごめん!」
「‥‥そうだよね。‥風子、ごめん。ちょっと風に当たってくる‥‥」
「○○、あのっ‥」
風子の方を向けないまま、立ち止まった。
「‥○○のことだって大切なんだからね!だから、戻ってきてよ‥‥?」
風子ぉおぉおおおぉおおお!!!!!!!!!!!!!・°・(ノД`)・°・(号泣)
あんた本当にいい子!!
前の日の次回予告!喧嘩になってないじゃん~‥友情を確かめてるいい話じゃんか~‥びびらすなよもうww
ああ‥今日、初めて本気でテンション上がったわw
くるりと風子を見て笑った。
「行って来ます」
風子ちゃんは心からほっとしたような顔で、小さく手を振った。
「‥‥うん、行ってらっしゃい」
主人公も振り返してアパートを出るのだった。
次回予告。
あてもなく街を歩いて、たどり着いた公園で未来くんと遭遇。
未来くんの親のことが分かるようですw
んで二人は‥‥二人は!?
「今日は嫌がらないんだね‥」
スチル!あ、これ、公式でめちゃくちゃ縮小されてるスチルじゃ?
