昨日は違ってたでしょ

いいよ、気にしないで











「血、繋がってないってことは‥」


「アイツんち、中学んときに親が離婚してるから」


「じゃあ、あの人は新しいお母さん?」


にしては若すぎるだろwお父さんなんぼよ?w

高一の時に再婚したんだって。

お金持ちなんだろうなーとは思ってたけど、マンションのワンフロアが全部自宅(韓国の自宅の方がもっとでかい)、んでもって財閥一族の人間‥ってことらしい。

あー‥なるほどね‥‥そんな金持ちの家なら女関係でドロドロしてそうだわぁ‥‥いやいや‥私が望んでるのはそういうドロドロじゃなくてだなあああああ!!!!!!!!!!!(ノ◇≦。)←


「じゃあ、俺ここで下りるから」


「うん。また明日」


「気をつけてね」


ドアが閉まり、電車が動き出す。


「‥‥睦くんにね、やめたほうがいいって言われた」


「なにを?」


「北条先輩とのこと‥」


「え‥っ」


睦くんもいいこと言うやんーwてかあれから北条の野郎出て来てないんやけど。

何事もなかったように普通の生活に戻ってんの?


「この間の飲み会でね、北条先輩と一緒にお店を出たところ‥睦くんに見られてたらしいんだ。それで‥」


「『やめたほうがいい』って?」


「うん‥。『主将は振り向いてくれないよ。あの人はたぶん、軽い気持ちで声かけただけだよ』って‥」


「それ、いつ言われたの?」


「さっきのファミレスで。トイレから出てきたとき‥」


まどかの目にまたうっすらと涙が浮かぶ。


「でも、あきらめるなんて無理だよ‥」


「まどか!」


「分かってるよ!北条先輩には、付き合ってる人がいるって。でも好きなんだもん!傍にいたいんだもん!」


「‥‥」


「この気持ちだけは変えられないよ。○○ちゃんや美久ちゃんに言われても、睦くんに言われても‥絶対に」


電車が、新宿駅に到着する。


「じゃあ、またね。○○ちゃん」


「‥うん」


ていうか一番最終的に傷つくのは華子先輩だよね。

その気持ちを大事にしたいならちゃんとけじめつけてくれー;;

でも・・・それでもあと一歩踏み出すのに勇気が出ないっていう現状なのかなあ‥

場面変わって基礎文法(?)の授業。

思わずため息をついてると隣にいる睦くんが話しかけてきた。

まどかちゃんに言ったことを聞くと、怒ってた?って。

本当に争いごと嫌いなのね。(^▽^;)


「でも、どうしてやめたほうがいいなんて言う気になったの?この間は『放っておいた方がいい』って言ってたじゃない」


反省したんだよ、睦くんなりに。


「それは‥、○○ちゃんに言われて、いろいろ考えたんだ。放っておいた方がいいって‥‥俺の本音だったのかなって」


とりあえず、私は北条嫌いだ。←←


「○○ちゃん、この間‥俺のこと『誰にも優しくない』って言ってただろ。」


「‥うん」


「たぶん、本当にそうなんだと思う。俺、誰かが悪いことしてても、見逃すことが多いんだ」


「それは、その人と揉めたくないから?」


「うん‥‥、晃はさ、わりとはっきり言うんだよな。でも、俺は言えない。『揉めそうだな』とか『誰かが傷つきそうだな』とか『泣かれそうだな』とか‥そうなると、すぐに逃げたくなる。だから、いつもテキトーなこと言って、取り繕って‥」


「‥‥」


「なんか、ずっと‥そんなことばかりやってきた気がする‥」


「でも、昨日は違ってたでしょ」


「え?」


「逃げないで、まどかに、ちゃんと言えたんでしょ?」


「‥‥そうだね」


「だったら、大丈夫だよ。これから少しずつ変わっていけばいいんだから」


「うん‥」


そんな話をしているうちにチャイムが鳴って、準教授が入ってくる。


「えー、講義の前にお知らせがひとつ。今、カナダの姉妹校から交換留学生が来ていますが、彼らとの交流バーベキューに、今年はキミたちが全員参加することになりました」


「「えーっ」」


んでそのバーベキューの日にちが再来週の日曜日。

どうしても参加できない人は来週月曜日までにレポート50枚を提出‥って・・・・・・休ませる気ないだろー!!!!!??


「なお、無断欠席したものは、単位を与えないからそのつもりで」


教授・・・あなた鬼畜キャラでしょう?(・∀・)←

場所は幕張キャンパス。

結構遠いなあ‥って考えてたら、車出せるけど、一緒に行く?って。

・・・・お前・・・道、迷うだろ・・?


「心配ないよ。ちゃんとカーナビつけてるから」


地図見ても迷う人が何言ってんだあぁああ!!!!!!!(゚_゚i)

そして場所変わって食堂。

かずさちゃんや柊平くんとか美久ちゃんとかその他もろもろで交流バーベキューの話に。

美久ちゃんがカナダ人との恋めっちゃいいやん!って行きたそうにしてたけど・・・入れ替わるのは無理そうだなあ・・・教授があれだからw

その後、チアのレギュラー選抜の最終テストがあったんだけど・・・主人公、落第;;

代わりにかずさちゃんは選ばれた。

まあ、普通に考えたらそうだよね。

それでトレーニング場でもぬけの殻になってたら、睦くんが慰めてくれた。

テレ顔発動するしさーw二日前とはえらい違いでいい雰囲気ですねww

そして主人公、大胆だなww

睦くんが俺に何かできることない?って言ったら、よく頑張ったって言って、だとか、抱きしめてwとかwww

笑えるの必死だったw危ないww

そんなことないよ

うん












睦くんとちゃんと話をしよう。

でもそういう日に限って全然会えなかった。


(そうだよね。学部も違うし、同じ講義を取ってるの、基礎文法だけだし‥)


今まで会えてたのが奇跡に近いww


「○○、お待たせ~」


ドンッ!


(牛丼大盛り!?)


かずさちゃぁああぁんwww(°∀°)b


「それ、全部食べるの?」


「もちろん!だってお腹すくもん。今日だって夜からダンスレッスン入れてるし」


「そっか」


「○○だって、今日も筋トレして帰るんでしょ?」


「うん」


「じゃあちゃんと食べないと!特に、タンパク質取った方がいいよ」


マジで筋肉むきむきになりそうだなw


「ところでさ‥ありがとね、○○。昨日の夜、李くんからメール来た」


「え?あ‥」


(そうだ。かずさのメアド、睦くんに教えたんだ‥)


「お礼のメールしたら、そっこーで返事来た。やっぱいい人だね。李くんって」


(メール‥)


「‥○○?聞いてる?」


「あ、うん!聞いてるよ。よかったね。あとは阿佐ヶ谷くんの連絡先だよね。今日の三限で会うから、そのとき聞いてみるね」


「分かった、よろしく!」


会えないならメール打てばいいんだ‥と思って、睦くんにメールを打とうとしたら授業中(?)だったこともあって柊平くんにつっこまれちゃったw

あー‥美久ちゃん、晃くんがいるってことは、割とゆるいって言って作者の宿題出されてたあの授業ね。


「そろそろ顔だしとかないと、さすがにマズイっしょ」


「そろそろじゃなくて、いつも顔出さないとマズイと思うよ」


「まあまあ、そうカタいこというなって」


「‥で?ちゃんと読んできたん?」


「ハイハイ。あれだろ?『To be or not to be : that is the question』」


「‥なんやそれ」


「なんや‥って『ハムレット』だろうが」


「有名なセリフだよな?『生きるべきか、死ぬべきか‥それが問題だ』」


「へえ。俺が読んだ本では、そこは『なすべきか、なさぬべきか‥それが問題だ』ってなってたぜ」


(「なすべきか、なさぬべきか‥」‥か。そんなの、なすべきに決まってるよ。そうじゃないと、ずっと気まずいままになっちゃう‥それは、分かってるんだけど‥)


「はあぁ‥」


「‥‥」


ここで場面変わるんだけど・・・最後の晃くんの表情が気になる!

と思ったら話しかけてくれたーw

今日一緒にメシ食いに行かないかってw

行く行く~♪

ってまどかちゃんも一緒なのね‥‥あれからどうなったんだろ、あのスケコマシと。

筋トレした後、待ち合わせ場所に行くと、二人はもう打ち合わせを終えた後だった。

荷物の運搬やスコア付けのこと決めてほしいってあのスケコマシに頼まれたらしい‥

えー‥普通に会話してるってことは‥‥やっぱまだ微妙な関係続いてたりするわけ‥?;;


「ごめん、お待たせ」


って第二のスケコマシ来たー;;


「いいって。○○も来たばかりだし‥」


「‥え?あ‥‥」


なんだよーっ!!!(=`(∞)´=)(臨戦態勢)←


「睦くん‥」


「‥どうしたんだよ。早く座れよ」


「‥うん」


それから軽く話をしてメニューを注文。

まるで昨日のことがなかったみたいに、普通に会話しとる‥


「そういえば、チア部も応援にくるんだよな?」


「うん」


「楽しみだな‥○○ちゃんのチア姿」


「それはレギュラーにならないと無理だよ」


「でも、頑張ってるんでしょ?チアの練習のない日はずっと筋トレしてるもんね」


「うん‥」


「チアっていえば、やっぱ山田さんすごいよなあ」


「!」


「ガチでトレーニングしてるって感じ。あの人のバック転とかすげーキレイだし。北条さんも『アレは俺にもマネできねー』って言ってたもんなぁ」


「はは」


「まあ、容姿がいいから目がいっちゃうってのもあるけど、山田さんは」


「‥‥」


(まどか‥なんだか、今にも泣きそうな顔してるよ‥)


それは罪悪感からですか?それとも悔しいからですか??


「‥たしかに華子さんのチア技はキレイだけど、それで女の子の魅力が決まるわけじゃないから」


「え‥っ?」


「俺が男だったら、華子さんよりまどかちゃんみたいな人の方が好みだな。穏やかそうでよくない?華子さん、なんかアグレッシブな感じしない?」


お前‥‥慰めてるんだろけど、違う見方したらよけーなこと言ってるぞ‥;;


「睦くん‥」


睦くんの言葉に、まどかは少し表情を和らげる。

でも。


「確かになぁ。俺だって付き合うなら前田タイプがいいな。それに、山田さんには北条主将がいるわけだし」


「‥‥」


・・・(((( ;°Д°))))


「‥ごめん、ちょっと、トイレ‥」


「おお‥」


(まどか、大丈夫かな)


晃くん、もしかして何か掴んでる??


(追いかけたいけど、もしかしたら一人になりたいかもしれないし‥)


~♪

晃くんの電話が鳴って、その場には睦くんと主人公の二人きりになった。

すっげー空気重い‥


「あの‥‥また怒ってる?」


微妙。(・∀・)←


「え?」


「怒ってるよね‥さっき、俺がまどかちゃんに話しかけたとき、○○ちゃんすごい顔してた」


(私が?)


「また無責任にテキトーなこと言ってって‥なんか、そんな顔してた‥」


「そんなことないよ」


「嘘だ」


「嘘じゃない。そんなこと、思ってない。‥だって、適当な気持ちで言ったんじゃないんでしょ?」


「‥え?」


「私が昨日怒ったのは、睦くんが適当に謝ったからだよ」


「別に、そんなつもりは‥」


ァーン?(-""-;)


「じゃあ、私がムッとしてなかったら、睦くんは謝った?」


「それは‥」


「ごめん、なんて言わなかったよね」


「‥‥」


「『怒ってたから、とりあえず謝りました』なんて、こっちがいい気がしないよ」


「本当のことだけ、口にしてよ」


「‥‥」


自分に否がないと思ってるなら謝らなくていいんだよ?って言ったら、それで嫌われたとしても?って。

まこっちゃん・・・あーたどんだけ懐の狭い人らに囲まれてたの??

普通それくらいで嫌わないけど・・・まあ、逆の場合だったら嫌いまでは行かないとしても苦手にはなるな。

なんでもかんでも自分は悪くないって思いこんで、相手に謝罪を要求する人っているよねー‥疲れるわぁあ‥(オフで何があった)

主人公はそれくらいで私は嫌わない、友達なんだから。って言うと、睦くんは考え込んで、晃くんが戻ってくるのと同時にどっか行っちゃった。

意見がぶつかったって説明すると、マコは誰かと揉めるのすごく嫌がるのに驚いたって。

時々一部の女子にすごい怒られることがあるらしい。

マコは流されてばっかりだ!って。

でもあいつは怖がりなだけだから、どうか見捨てないでやってよ‥と晃くん、チミッほんといいやつ!!w

後から戻ってきたまどかちゃんが言うには、元気ない主人公を心配してくれてたみたい‥‥あぁああぁああ‥睦くんルートじゃなくて、晃くんルート至急お願いします!!!←

この後睦くんが戻ってきて、終電より少し早い時間に解散→睦くんは昨日のことを本当に反省したみたいで謝ってくれたんだけど、あんまり大した内容じゃなかったのでパスね!(ちゃんと書け)

てか、筋トレして怪我した帰り道に見かけたキレイな女性(+睦)って、睦くんのお母さんだったみたい・・・おい、見た目睦くんよりちょい年上っぽいこと言ってなかった‥?


えっ?
本気で言ってるの?




「やっちゃったかもって‥」

「なに、その中途半端な状況は!」

「だって‥!だって酔っ払ってたんだもん‥‥北条先輩と、店を出たことは覚えてるの。でも‥そこから記憶があやふやで‥気付いたら、ホテルのベットで‥」

「なんやそれ!」

「服は?着てたの?」

「ボタン、外れてた‥」

「乳もまれたんかい!」

コラァアァア!!!!!!(°□°;)

「分かんないよ‥覚えてないんだもん‥」


「‥‥ダメだよ、まどか。北条先輩には彼女がいるんだよ?」

「でも!」

「後で傷付くのはまどかなんだよ?」

「そやそや!つーか、彼女持ちなのにまどかにも手だすってどういう‥」

それには同意。
てか、合コン頼んだの北条ちゃうん?
なんか前の話で北条の好感度がた落ちなんやけど。
まあ、興味ないに等しいけど、華子には内緒な?っていう台詞にカチンときた。
ちょっとは遊ぼうっていう下心がある証拠やん。

「でも好きなんだもん!」

好きになる相手間違えてんよー‥まどかちゃんがそこまで惚れるような相手じゃない。←
とりあえず、殴り込み決定ですわ。
でも北条は休み。
ここでちょっとこれからの話に絡みそうな先輩の会話が。
マコっち、どうやらフィジカルが弱すぎて、というかぶつかるのに抵抗があるみたいでこれから成長が伸び悩むだろうって。
もしかして、額の傷のせい?
でもホッケーでした怪我じゃないって言ってたよね。
とりあえず、どんなつもりでホテルに連れ込んだんかだけでも分かるといいんやけど‥と美久ちゃんと思案顔。
それから場面変わってチア部の練習。
まどかちゃんのことがあってついミスしちゃう主人公。
華子先輩にしごかれとるw
こんな素敵な先輩がいるのになんで北条先輩は‥と。
もういいよ、北条とか散れ。(・∀・)←(ひどい)
終わった後、チアの先輩たちが華子が厳しくするのはそれだけ目をつけてもらえてるからだって。
もしレギュラー入りするならかずさちゃんか主人公だろうって言われてるらしい。
そこに金曜に大失態をおかしたかずさちゃん登場。
金曜のこと謝りたいってことで二人のメアドを教えてほしいって。

教えていいか睦くんと晃くんに聞いて、OKだったら教えると約束してバイバイした。



(なんか‥この間からすっきりしないな)


「阿佐ヶ谷くんが、あんなこと言うから‥」


(睦くんが私にだけ優しかったら‥なんて‥そんなこと‥あるわけないのに‥)


「あれ?○○ちゃんも筋トレ?」


「ぎゃあっ!」


「‥すごい悲鳴だね。そんな、びっくりした?」


「だって、いきなり声かけるから‥」


「そう?」


睦くんはそう言って主人公の隣のマシンに腰がける。


「そういえば、かずさちゃんは大丈夫そう?」


「うん。土曜日は大変だったみたいだけど」


お母さんにこってり絞られたみたいだしねww


「ハハッ。彼女、相当飲んでたもんなあ。でも俺‥ああいう豪快な子、嫌いじゃないな」


あんたが嫌いなタイプって逆にどんなんなの?w


「あのね、睦くん。かずさがメアド教えてほしいらしいんだ。金曜日のお礼がしたいって」


「そう?分かった。じゃあ、かずさちゃんのメアド教えて」


「え?」


「俺からかずさちゃんにメールすればいいんだよね?」


「‥うん」


(そっか。それでもいいんだ‥)


なんていうか、いい加減この天然女たらし加減に腹立ってきたよww

いいとこひとつも見つけられないw


「そういえばさ。リンクでの、なに?っていうか、なんでリンクに来てたの?」


あーあの、美久ちゃんの怒鳴りこみねw


「‥え?あ、あぁ‥ごめんね‥」


「いや‥。でも美久ちゃんが『スケコマシ』って叫んでたの‥結構びっくりした。何があったの?」


「それは‥ちょっと、北条さんに聞きたいことがあった‥っていうか‥」


「‥もしかして、金曜のこと?北条主将と、まどかちゃんの‥」


・・・は?(゜д゜;)


「うん‥」


(って‥)


「知ってたの、睦くん!?」


「知ってたっていうか‥タクシーお願いしにいったとき、二人が出て行くの、見かけたから」


見かけたんなら声かけろよ!!ヽ(`Д´)ノ


「‥‥」


「それが?」


「‥止めなかったの?」


「どうして?」


「だって‥まどか、酔ってたし‥。北条さんは、華子先輩と付き合ってて‥」


「そうだけど‥‥そういうことって、本人同士の問題じゃない?」


はあ!?何こいつ!!!


「え‥?」


「俺が止めたところで、どうなるわけでもないし」


どうにかなるんだよ!理性の一本でも繋がってたら違うでしょ!!目覚ますかもしんないでしょうが!!!


「そうだけど‥。まどかも華子先輩も傷つくって分かってるのに‥‥それなのに、見送ったの?」


「だから、そういうのって、第三者が口出ししてもどうにもならないと思うけど」


ああ‥もうダメだ、こいつ。マジ最悪。


「それ、本気で言ってるの?」


「そのつもりだけど‥」


「‥分かった」


(確かに睦くんの言ってることの方が正しいのかもしれない。第三者が口出しして、どうこうなるわけじゃないのかもしれない。でも‥でも、私は‥)


「‥ごめん」


(え?)


「‥なんか、ごめん」


「??どうして謝るの?」


「○○ちゃん、怒ってるみたいだから」


(なにそれ‥)


「とりあえず、ごめん‥」


(‥なに言ってるの、この人)


「私が怒ってたら、睦くんは謝るの?」


「??」


「第三者は口出しすべきじゃないって‥睦くん、さっきそう言ったよね?そう思ってるんだよね?」


「そうだけど‥。でも、○○ちゃん、怒ってるみたいだから」


満面の笑顔で悪びれもなく言いやがった、こいつ。


「‥私、帰る」


「え?○○ちゃん?」


立ち去ろうとした私の腕を睦くんがつかまえる。


「なんで?まだ怒ってる?」


触んな、スケコマシ。←


「怒ってるよ!当然でしょ!」


主人公は睦くんの手を振り払う。


「私‥ずっと睦くんのこと、誰にでも優しい人だと思ってた‥。でも、違うよね。本当は‥誰にも、優しくない人なのかもしれないね!」


「‥‥」


「じゃあ、またね」


また、なんてもう来なくていいです。←

表面上が良い顔するっていういわゆる八方美人ってことですか。


(べつに、自分が睦くんのたった一人だなんて思ってたわけじゃない。そんなふうに、うぬぼれてなんかない。でも‥)


「せめて、友達だと思ってたのに‥」


キキーッ!


「うわわわっ」


ガチャン!


「すみません、大丈夫ですか!?」


って流星くんじゃーん!!もう睦の野郎攻略する気失せてきたから流星くんに乗り換えちゃおうかなー。(おいおい)

それから何やら主人公は落ち込んでるのを悟った流星くんは、一緒に飲みに行こうって誘ってくれた。

居酒屋っぽいとこには冬樹くんもいる。

どうやらこけたときに冬樹くんから借りてた自転車のかごを歪ましちゃったみたいで、そのお詫びに呼んだみたい。

で、話の流れでなんでしょんぼりしてたの?と聞かれ、話してみると、確かに『とりあえず謝りました。だから、これでいいでしょ』って感じはショックだよなあって納得してくれる。


「それ、どうでもいいやつならともかく、友達にやられるのはちょっとなぁ」


「うん‥それにね‥私、その人のことすごく優しい人だと思ってたの」


「優しい人?」


実名は明かさず?


「うん。人当たりがよくて、誰にも優しい人。でも本当は違うのかも。単に誰とも揉めたくないから、いつもにこにこして、みんなと話を合わせてただけなのかも‥」


(優しい言葉‥嬉しくなるような言葉‥。そんな大切なものも、睦くんの本音じゃなくて、ただのご機嫌取りのつもりで口にしていたんだとしたら‥)


「それって、優しいっていうより『テキトー』って感じだよなー」


「うん。だから、なんかショックだなぁ‥って」


「‥そう言っても、人それぞれだろ。本気でぶつかりあうのが友情だと思っているやるもいれば、お互い譲り合うのが友情だと思ってるやつもいる」


「上城くん‥」


「でも、俺ならダチとはちゃんとぶつかりたいけどなぁ。ぶつかって、肩を叩き合って助け合って‥そういうのがしたい!あと、堂々と下ネタも話したい!」


ぶーっww:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


「‥そのなかに、俺を入れるなよ」


「なんでだよっ。一緒に合コン行った仲だろ?」


「違う。あれは、ただの他校との交流会だ」


「うわぁ、なにそれ。冬樹くんったら、かっこつけちゃってー」


冬樹くん、意外とむっつり?w


「‥ハハッ」


「あ、笑った笑った!よし!今日はその友達のことは忘れて、飲も飲もっ」


「‥うん」


(睦くんとも、本当はこんなふうにちゃんと話がしたい‥でも、そんな日は‥来るのかな‥)



場面変わって帰り道。

冬樹くんに送ってもらうことになった。

わーいw二人乗りーww


「またちゃんと話しろよ、その友達と」


「え?」


「好きなんだろ、そいつのこと」


「!」


「どうでもいいなら、傷ついたりしない。むかついたなら、縁を切ればいいだけだ」


「‥‥」


「でも、それができないくらいには好きなんだろ」


好きになれるところがまだひとっつも見つかってないんですけど‥(-""-;)


「‥うん」


「だったら、話をしろ。何にむかついたのか、ちゃんと伝えてやれ」


冬樹くんかっこいいぃいww


「‥そうだね」


(ちゃんと、話をしよう。睦くんと‥)


私は冬樹くんとじっくりお話ししたいです!←

久しぶりだから

もう少しいられないの?















悠月さんと付き合い始めてもうすぐ半年。

最近は主人公も大きい仕事を任されるようになったらしい。

そして悠月さんもハリウッド映画に出たり月9に出たりして忙しく、なかなか二人で会えてない様子。


「ふーん、それじゃ、やっぱり最近はあまり会えてないんだ」


「そうなんだよね‥電車はしょっちゅう来るんだけど、やっぱり忙しいみたいですぐ切らなきゃいけなくて。この前は月9で主演だったし、主演したハリウッド映画も公開されたばっかりだし‥」


「今思うと、つくづくすごい人が彼氏だよねー!天下の北大路悠月の彼女が、こんな女なんて誰も想像つかないよ」


「ちょ、ちょっと!褒めてんだか、けなしてんだかどっちなのよ」


けなしてるようにしか聞こえないんだがww(・∀・)


「でも、最近はすごい人すぎて、ちょっとすれ違っちゃってるけど‥」


「でも○○だって最近すごいじゃない!あの有名女優の特集記事、担当することになったんでしょ?確か他にも大きな記事抱えてたよね?」


「うん、あとは連載物をいくつか‥」


「○○も十分すごい人だって!」


「それは大げさだよ。たまたま大きな仕事が来ただけで‥」


~♪


「あれ?電話、○○じゃない?」


「うん、誰だろう‥あ、悠月さん!」


「うそ!出て出て!早く!」


相変わらず風子ちゃんは悠月さんのファンなのねw


「もしもし」


『お前、今何してる?』


「悠月さん、せめて名乗ろうよ」


『んなこといーから。今、日本に帰って来てるんだけど』


はいはい、皐月さんとこいるから来いって?チャリかっ飛ばしていくよ~!!!←

んなこんなでカジノ。

どうやらこうやって会うの、二か月ぶりらしいw

それは‥‥長いなww

久しぶりすぎてついおろおろしてると、悠月さんに突っ込まれた。


「だって‥久しぶりすぎて、どうしていいかわからなくて」


「ほとんど毎日電話で話してるのに?」


「電話と直接会うのは違うっていうか‥」


「電話じゃ好きだよとか普通に言ってくるくせに」


「ちょ、ちょっと悠月さん!そういうことみんなの前では‥!」


「へー、二人って毎日電話してるんだ。ラブラブだね~‥僕も○○ちゃんと電話したいなー」


「よく飽きないな‥話すことないだろ」


「愛し合ってるんだから。特別なことはなくても愛を囁いているだけでいいんだよ」


千早さんも相変わらずなんか詩人ですねw


「あ、愛!?」


「‥それはさすがに恥ずかしい」


「そう?僕はいつもそんな感じだけど」


いつも以上に詩人ですww

久しぶりにみんなに会ったけど、みんな仲良いな‥と。

でもみんなも忙しくて前ほど会えてないんだって。

今日は悠月が帰ってくるって聞いて、次いつ会えるかわからないから他の予定をすっぽかしたとww


「そういえば悠月、最近は向こうでも頑張ってるらしいが調子はどうだ?」


「まあ、いつも通りヨユー」


「でも、忙しいんだよね?」


「まーな。オファーが多くて、出たいけど受けれない仕事があったりとか。最近は依頼を確認するだけでいっぱいいいっぱいだな」


「す、すごい‥マネージャーさんも大変だね」


「今はスケジュールを調整しながらって感じだな。そういや、もうすぐ撮影に入る予定の映画F1レーサーの役なんだけど、参考にノエルの話聞こうと思ってたんだ」


ノエルさんのこの前モナコGPで優勝したらしい。

んで、遼一さんは直吉賞を受賞したり、千早さんは今やテレビに引っ張りだこだったり、未来くんは今でもおいたw皐月さんは新事業の話があるってわぁ‥‥お前ら全員仕事人間というかなんというかww

そしてそろそろ抜けようぜって半ば無理やり悠月さんに引っ張られてVIPルームを後にした。

ちょっとぉぉおぉおおwwwいきなり部屋に連れ込むなっ!!!w

こっからいちゃいちゃしてますが、書き込むの恥ずかしいので省きまーすww←

どうやら急に休みが入っただけなので、2,3日したらすぐにあっちに戻っちゃうみたい。


(でも‥じゃあ次はいつ会えるんだろう?撮影に入っちゃったら、また何カ月も戻ってこれないよね?)


「そんな泣きそうな顔すんな。ほんとに何カ月も戻って来ないわけねーだろ」


「え?でも‥」


こ こ で スチル発★動!!!!

キャハ━━━━(#゚ロ゚#)━━━━!!!!!!!!!!!!色っぽい♪


「お前が泣くくらいなら、全シーン一発OKの演技して時間作ってやる。それなら大丈夫だろ?」


「そ、そんな無茶な」


「俺にできないと思うか?」


「ううん‥悠月さんなら本当にやりそう」


ただのヘタレじゃないもんねww有言実行派w


「わかってんじゃん。俺だって、また何カ月もお前に会えないとか無理だし。不可能を可能にして、お前に会いに戻ってくるから」


「‥うん」


(悠月さんがそう言うと、信じられる。寂しいけど‥こういうこともあるって覚悟してたんだから、我慢しなきゃ。でも‥‥またしょっちゅう悠月さんに会えるようになるのっていつになるんだろうな)


じゃあ、ちょっとだけ‥

私も一緒に行くよ












翌日、かずさちゃんに声をかけてみると李くんが来るなら行く!って嬉しそうな笑顔‥

いやだぁああ‥かずさちゃんとドロドロしたライバルにはなりたくないー;;


「ね、ね!いちおう聞くけど、李くんて彼女いないよね?」


「‥いないって言ってた」


「よっしゃ!」


でも女たらしだから彼女になったらなったで大変そう‥←


(言ってたけど‥‥昨日一緒にいた女の人‥一体誰なんだろう‥)


場面変わって金曜日。

ホッケー部と合コンの日。


「おじゃまします」


「うわっ。ほんまにホッケー部だらけや!」


「ハハッ。やっぱり思った通りの面子だ」


「なんや、阿佐ヶ谷くん。私らで悪いんか?」


「そんなことないって。○○‥足、大丈夫か?」


「うん、もう平気。チアの練習にも普通に出てるよ」


「よかった」


最近、晃くんを見るとやけに癒されるんだがww


「ちょ‥、○○!李くん発見!」


「うん」


(李くん、来てくれたんだ‥)


「まどか、今日のメンバーはこれで全部?」


「はい」


(‥え?主将の北条さんもいるの?)


彼女持ちのくせに‥いいのか?これって一応飲み会が表向きで本当は合コンが本当の目的‥なんだよね?


「あれ?キミ、たしか新歓コンパのときにいた子だよね」


「はい‥」


「そっちの彼女たちは‥」


「彼女が友達の美久ちゃん」


「ども!」


「それから‥」


「岩崎かずさです!○○と同じ、チア部一年です!」


「‥え?チア部?」


あ、今ギクッってした。


「はいっ」


「‥ま、いっか。華子にはヒミツな?」


・・・・・


・・・・・・・なんか、こいつにおうぞ?(°д°;)


「??」


「まあ、今日はテキトーに楽しんで行って」


「‥ヒミツってなにが?」


「北条さんね、華子先輩と付き合ってるんだよ」


「そうなの?じゃあ、なんで合コンなんて‥」


「わかんない。人数合わせなのかな?」


いや‥今さっきの反応からして、人数合わせじゃないだろ‥;;

それから合コン(?)が始まった。

ノリはめっちゃただの飲み会だけどww

睦くんがいつもの天然たらしでかずさちゃんを翻弄してる姿を見て、ひやひやしてる私。

合コンになるとさわやか二倍増しの笑顔とか卑怯wかずさちゃんも真っ赤になってるしww

てか、ふっつーに酒飲んでますが‥いいのか?これ‥お前ら未成年だろw

そして調子のってお酒飲み過ぎて、かずさちゃんトイレに駆け込むww

眠くなって目をこすりつつ、周りを見てみると美久ちゃんはホッケー部の人たちと盛りあがってて‥‥まどかちゃんは‥‥あの北条先輩となんか怪しい雰囲気‥てか、結構酔っぱらってるって‥‥ちょ‥危なくない!?

と思ったら‥‥いつの間にか二人で姿消してるし!!!

・・・ちょっとぉおぉお‥!?

主人公はこの一大事に気付かず、かずさちゃんがトイレでぶっ倒れてたんで、睦くんと晃くんと一緒にかずさちゃんを家まで送ることに。



その帰り道。


「いやあ‥すごかったな。岩崎んち」


「うん‥。お母さんも弟も妹も‥みんな、かずさに顔がそっくりだったね」


私の家もそんな感じw


「あんなに似ている家族も、そうそうないよな」


「すごいね。DNAの力って」


「いいじゃない。いかもにも家族って感じで」


「マコ‥」


・・・ん?


「そうだ。○○ちゃん、これ」


睦くんがこの前貸した遼一さんの架空恋愛を返してくれた。

いい機会だから最近の遼一さんの小説も読んでみようかなって。


「だったら、私が貸すよ。だいたい持ってるから。週明けに持っていくね」


「分かった。楽しみにしてる。じゃあ、俺、地下鉄で帰るから」


「おう」


「気をつけてね」


迷子にならないよーに!!

それから晃くんと貸した小説の話に。

いい機会だから晃くんもどうぞww


「でも、タイトルが『架空恋愛』ってことはこれ、恋愛小説だよな?俺、最後まで読めるかな‥」


晃くんはどっちかっていうとスラム○ンクとかそういうスポーツ系のしか読まなそうだもんねw

小説って読み始め字ばっかで頭痛くなるし‥‥え、これ私だけ?←

晃くんも小説自体あまり読まないみたい。

ツーピースっていう漫画の話で盛り上がってるんだけど・・・・・・それ、どういう漫画?


「でも、この小説も面白いから、絶対読んでね。私と睦くんのお勧めだから」


「○○とマコの‥か‥」


「うん」


「‥‥なあ、○○。○○ってその‥マコのこと、好きだったりするのか?」


「え?」


一瞬、どきっとする。


「そ、そんなことないよ」


「でも、今日マコに寄りかかってただろ?」


補足:酔いが回ってきたので少し睦くんの肩を頂戴いたしました(・∀・)


「あれは‥ちょっと酔ってて、眠たかったから‥」


「‥‥」


「ホント、全然そんなんじゃないよ?」


え、晃くんって美久ちゃんじゃなくて主人公に興味あり?w

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!!←←


「だいたい睦くんみたいに誰にでも優しい人って、友達としてはいいけど、彼氏としてはダメだもん」


はっきり言ったw


「そうなの?」


「うん。だって‥好きな人には、自分にだけ優しくしてほしいもん」


「‥‥」


「でも、睦くんは‥そうじゃないから」


「‥‥じゃあ、もしマコが、○○にだけ優しくしてくれるとしたら?」


「え?」


「○○のことだけ、特別扱いしてくれるとしたら?○○は、アイツの『たった一人』になりたいと思わない?」


(睦くんの、たった一人‥)


ふと、脳裏にこの間見かけた年上の女性がよぎる。


「‥ねえ。睦くんって、本当に今、付き合ってる人いないのかな」


「いないはずだけど」


「でも‥」


言いかけて、口ごもる。


(もしかしたら、阿佐ヶ谷くんにもヒミツにしているのかも‥)


「‥ごめん。やっぱり、なんでもない」


「‥‥うん」



週が明けて、月曜日。


「ええっ?かずさっち、そんなことになってたん?」


「うん‥」


「たしかに‥あの子、ガバガバ飲んでたもんなあ」


「美久は?」


「カラオケ行った!ホッケー部の三年、ええやつ多いなぁ」


「そっかぁ。‥まどかは?」


「そや!まどか、いつの間にか消えてたやろ。あれからどうしたん?」


「‥‥」


・・・・嫌な、予感、が‥


「‥まどか?」


「私、やっちゃった‥かも‥」


・・・・・・・・・・う、わぁあぁあ・・・・!(´Д`;)


「は?」


「やった‥って、まさか‥」


こくん、とまどかが頷く。


「誰と!?」


「北条先輩と‥」


「「ええっ!?」」


こういう修羅場いりませーん!!!!(。>0<。)

ていうか、公式のキャラ紹介で北条のとこでパーフェクトガイだが‥?っていうちょっと意味深げなこと書いてて、もしかしてこいつ‥とか思ってたら当たっちゃったよ‥;;

最悪だ‥北条、そんな目立ってないくせにこんなところ目立つなよー‥後でちゃんと締めてくれるんだろうなああ!!!!?←