選択肢
兼続様
飛び込んで助ける
清正さんと言い争いになって以来、三成さんはすっかり落ち込んでしまっていた。
なんとかできないかな‥と思っていると、梅一さんがどこからともなくやってくる。
相談すると、三成さんが他に相談できる人はいないのかって。
これは家全体に大きく関わる問題、主人公がひとりで背負うことじゃないという話になり、兼続さんに文を書いてきてもらうことに。
したんだけど‥‥梅一さんかこれから別件で南の方に行かないといけないから兼続さんのところへには行けないって。
でも他の人に届けてもらって内容を見られたりしたら恐いな‥と主人公が悩んでると、梅一さんが手を叩いた。
「いいこと思いついた!三成様がご病気で寝込んでいるって書きなさいよ」
「ええっ?」
「そう書けば、優しい兼続様のことだもの。きっとお見舞いに駆けつけてくれるわ」
それだったら見られても大丈夫だしね。
兼続さんに文を書いてしばらく経ったある日。
三成さんに茶を持って行ったときに兼続さんが慌ただしく入ってきた。
「三成殿、身体は大丈夫なのか?」
三成さんは突然の来訪に驚いている。
「えっと‥私はこの通りピンピンしておりますが‥‥」
「いや、でも身体の調子が悪くて寝込んでいると聞きましたが‥」
二人が一斉にこちらをみた。
謝りながら訳を話すとそういうことですかって許してくれたw
三成さんが豊臣と徳川の戦に賛成していて、でも私はすべきじゃないと思っていること、でも家中の空気がそれを許さないことを話す。
すると兼続さんも戦には反対だって。
でも話し合いで戦を避けようとすれば、豊臣の衰退は避けられないって。
話し合いが終わり、兼続さんがこちらを見た。
「偽りの文をしたためるなんて、○○さんもなかなかの策士ですね。奥方が名参謀というのは、武士にとって心強いものですよ。」
「お、奥方なんて‥!」
「そ、そうですよ。第一、私たちはまだ夫婦じゃありません」
「おっと゛まだ゛でしたね。失礼しました」
エピローグの結婚式は、兼続さんが頑張ってくれそうな気がしてきたww
それからしばらくして、兼続さんは越後に帰って行った。
主人公も部屋を後にしようとすると、三成さんに呼び止められた。
出すぎた真似をしてしまってすみません!と謝ると、逆にお礼を言われる。
「ですが‥‥○○さんは私の肝心なところを何も分かっていない‥」
そう言い、繋がれてる手にぎゅっと力がこもった。
「私がどれだけ○○さんの存在に勇気づけられているか。支えられているか、あなたはご存じない」
「えっ?」
それからそっと主人公を抱き寄せた。
「自分を過小評価しすぎです。私じゃ頼りないですか?」
と言われ否定すると、その言葉が聞きたかったって強い決意が満ち溢れている顔をした。
徳川と和平交渉をする、と。
その前に清正さんの説得にかかることに。
琵琶湖で釣りw
清正さんはまさかお前と釣りをするはめにはるとはな‥ってぼやいてる。
釣りをしながら三成さんが徳川との和平交渉を考えてることを話すと、案の定一蹴されちゃった。
でもなぜ戦にこだわるのか、話し合いでお互いを尊重すること、それから打開策を探せばいいって話をするとおとなしくなった。
その時、大きな魚を清正さんの方にかかる。
三成さんも手伝い、ふたりで竿をあげようとするんだけど、全然びくともしな‥‥って落ちた!?
清正さんが勢い余って湖に転倒。
泳げないみたいで、溺れていく。
主人公が助けようとするが、三成さんに止められ、三成さんが湖に潜った。
なんとか救出し、岸に向かい息を落ち着かせた後、
「‥なんで助けた。俺をそのままにしとけばお前に文句を言う奴が消えたぜ?」
って。
その言葉に三成さんがキレて、私は誰かが死んだり傷つけ合うのを見たくないんです!というと徳川との和平交渉、本気でやるつもりか?と聞いてきた。
お?
「はい。清正殿のお力添えがあれば千人力です!」
「‥言ったな。嘘をつきやがったら、同じ千でも針千本飲ますぜ」
そう言ってお前の好きなようにしろとにっと笑った。