選択肢
「頑固なんですね」
信用できると思った
信玄さんの屋敷にお世話になって数日が経った。
足の赤みも消え、痛みもだいぶ和らいでいる。
いつものようにぼんやりと庭を眺めていると、信玄さんがお日様のような笑顔で部屋に入ってきた。
「よ。調子はどう?」
「もう大丈夫だと思います‥」
「そっか。でも飯はあまり食べてないんだろ?」
「‥‥食が進まなくって」
世話になってるのに失礼なやっちゃな;;
「しっかり食わねえと元気にならねえぞ」
そう言ってじっと主人公の顔を覗き込み、ちょっと困ったような顔をした。
「‥なあ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃね?俺、キミのこともっと知りてーんだよ」
「‥‥」
その芝居がかった仕草に、主人公は口をつぐんだ。
決して悪い人じゃないけど、なんとなく信用できない。
「あーあ、ほんと強情なお嬢さんだぜ。まあ、いい」
案の定、殊勝な表情をすぐに収めた信玄さんは、主人公の手を取り気分転換に市場でも行こうってことに。
半ば無理やり市場に連れて来られると、町の人はみんな気軽に信玄さんに話しかけてくる。
本当に好かれてるんだな‥と思ってると、魚屋の前で人だかりができていた。
どうやら喧嘩らしく、落とし物を拾った人が落とし主に声をかけたところ、落とし主はいらないから拾った人にあげると言った。
でも拾った人は落とし物なんていらねーよ!的な感じになり‥喧嘩勃発と。
平和だなあw( ̄▽ ̄)
思わず笑うと、やっと笑ったなって信玄さん。
「笑った方が断然可愛いぜ」
さらっといいやがってこのぅww
信玄さんは喧嘩を収めるために人ごみの中に入って行った。
落とした中身はお金、銀三枚、そんなはした金要らねえだって。
・・・・おいこら、一円を笑う者は一円に泣くんだぞ、お金を大事にしなさい。←
信玄さんが銀一枚を取り出し、三枚の中に加えて四枚。
それを二人にふたつずつ上げた。
山分けってこと?
でも二人ともいらないって納得いかないと。
「黙って人の話聞けよ。いいか?お前に二枚、そしてお前に二枚だ」
「‥ああ、それが?」
「本当は三枚だから、一枚損してるだろ?で、俺も一枚損した。つまり、三人とも銀一枚ずつ損したってことだ。これで丸く収めろ!」
信玄さんの提案に、二人はあっけにとられてぽかーん。
周りの人たちがどっと喝采を叫んだ。
喧嘩の当事者たちは恥ずかしそうにお金をしまって仲直りを始めてる。
魚屋さんは見事な裁きのついでにアワビをごちそうしてくれた。
アワビか~‥私はてっさや伊勢海老の方が好きw(
養殖のアワビ一回食べたことあるけど‥一切れ食べただけでなぜかお腹がいっぱいになった。
なぜ?
その後、信玄さんに連れられ甘いものをごちそうに。
おいしそうに食べてると、店主が突然大事なきなこ餅に黒蜜かけやがって!って怒鳴りつけてた‥‥
え、きなこと黒蜜って相性最高じゃないか!
アイスのきなこ黒蜜最高に好きなんですけどww
子供はしゅんとなって目に涙を浮かべている。
信玄さんが仲裁役に入って、それ全部買い取るというと店主はご機嫌になった。
男の子はぺこっとお辞儀をして店の奥に入っていく。
「でも、このお餅どうするんですか?なんなら、私の所で処分しておきましょうか」
「いや、食うよ。だって黒蜜だろ?案外うまいかもしれないし」
そう言って、蜜を零したおもちを口に入れた。
「‥ん?うまいぞ、これ!ほら、食べてみな!」
ほらねww
楊枝を刺したお餅を私の口元へと持ってくる。
「食べさせてやるから口開けよ。ほら、あーん‥」
(え‥‥そんな‥!)
戸惑ってると、信玄さんはにやりと笑った。
(うっ嫌な予感‥)
「ここでも口を割らない気だろうが、そはいかねーな」
言うが早いか、主人公の鼻をつまみそのまま口に放り込んだ。
いたずらが成功したみたいな信玄さんがなんだか眩しくて、怒るに怒れない。
「あ‥‥本当においしい」
「だろ!やっぱりこれ店の品書に加えなって。なあ、さっきの坊主!」
奥に向かって叫ぶと、おどおどしながらさっきの男の子が顔をのぞかせる。
「この餅、すっげーうまいぜ。お前、これになんか名前つけてみろ」
信玄さんの笑顔に、今にも泣きだしそうだった男の子の顔が綻んだ。
「武田餅‥」
呼び捨て!?Σ( ̄□ ̄;)
せめて信玄餅にしようよ。(´・ω・`)←
「おいおい、俺の名前つけたってしょうがねーだろ。お前の名前にしろって」
「ううん、武田餅がいい!」
(●´∀`●)+*はにゃーんて感じw
「しょうがないな。貸してやるよ、俺の名前。そういうことだから、俺に免じて叱らんないでやんな」
そう言っても、なぜか店主は眉間にしわを寄せたまま。
どうやらその男の子は親せきの子供らしく、夜逃げしたから預かってるらしい。
でも本人は夜逃げじゃなくてさらわれたんだって言い張ってるらしく‥話をよく聞くと、主人公がさらわれそうになった状況と全く同じだった。
「おい坊主、安心しな。俺がちゃんとお前の父ちゃん母ちゃんを取り返してやる」
涙をぽろぽろ流す男の子の頭を優しく撫でた。
その光景を見ながら主人公はひとつの決意を固めていた。
その日の夜、主人公は信玄さんの部屋に夜ば(ry訪れていた。
主人公がさらわれそうになった日のことを話そうと決めたみたい。
そしてその主犯は今川義元。
それを言うと、難しそうな顔をしたけど今までのことが納得いったらしく、だから言えなかったんだなって。
前々から領内で人がいきなり消える事件が起きていたけど、実際に逃げ延びた人は主人公が初めてだったらしい。
今までずっと黙っていたことを謝ると、いいって許してくれた。
「これだけはキミに信じてもらわなきゃいけねーな。同盟があろうがなかろうがそんなの関係ない。義元のやってることが真実なら、同じ人間として許せねえ。場合によっちゃ、直接抗議しに行く。」
このゲームでほんと久しぶりにいい台詞を聞いた気がするw←
「‥ありがとうございます!」
「当然だろ?現に俺の領民だってさらわれてるわけだしな。」
信玄さんがじっと見つめてきた。
「そこでだ、頼みがある。‥‥義元のところへ一緒に来てもらえないか」
「‥私がですか?」
主人公は実際にさらわれた張本人だから、証人がいれば義元もとぼけられないだろうって。
「キミがどれほど怖い思いをするか、俺にだってわかる。でも、それでもお願いしたいんだ」
その真剣な物言いに、主人公も頷いた。
すると子供みたいににこっと笑って、私の両手をぎゅっと掴んだ。
スチル‥‥ほんとにいい笑顔だねw≧(´▽`)≦
「危険な旅になる。ま、でも心配することはないな。何があっても、俺が絶対○○を守ってやるから」
私の肩を優しく抱いた。
その晩、主人公は人浚いにあってから初めてぐっすり眠ることができた。
「頑固なんですね」
信用できると思った
信玄さんの屋敷にお世話になって数日が経った。
足の赤みも消え、痛みもだいぶ和らいでいる。
いつものようにぼんやりと庭を眺めていると、信玄さんがお日様のような笑顔で部屋に入ってきた。
「よ。調子はどう?」
「もう大丈夫だと思います‥」
「そっか。でも飯はあまり食べてないんだろ?」
「‥‥食が進まなくって」
世話になってるのに失礼なやっちゃな;;
「しっかり食わねえと元気にならねえぞ」
そう言ってじっと主人公の顔を覗き込み、ちょっと困ったような顔をした。
「‥なあ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃね?俺、キミのこともっと知りてーんだよ」
「‥‥」
その芝居がかった仕草に、主人公は口をつぐんだ。
決して悪い人じゃないけど、なんとなく信用できない。
「あーあ、ほんと強情なお嬢さんだぜ。まあ、いい」
案の定、殊勝な表情をすぐに収めた信玄さんは、主人公の手を取り気分転換に市場でも行こうってことに。
半ば無理やり市場に連れて来られると、町の人はみんな気軽に信玄さんに話しかけてくる。
本当に好かれてるんだな‥と思ってると、魚屋の前で人だかりができていた。
どうやら喧嘩らしく、落とし物を拾った人が落とし主に声をかけたところ、落とし主はいらないから拾った人にあげると言った。
でも拾った人は落とし物なんていらねーよ!的な感じになり‥喧嘩勃発と。
平和だなあw( ̄▽ ̄)
思わず笑うと、やっと笑ったなって信玄さん。
「笑った方が断然可愛いぜ」
さらっといいやがってこのぅww
信玄さんは喧嘩を収めるために人ごみの中に入って行った。
落とした中身はお金、銀三枚、そんなはした金要らねえだって。
・・・・おいこら、一円を笑う者は一円に泣くんだぞ、お金を大事にしなさい。←
信玄さんが銀一枚を取り出し、三枚の中に加えて四枚。
それを二人にふたつずつ上げた。
山分けってこと?
でも二人ともいらないって納得いかないと。
「黙って人の話聞けよ。いいか?お前に二枚、そしてお前に二枚だ」
「‥ああ、それが?」
「本当は三枚だから、一枚損してるだろ?で、俺も一枚損した。つまり、三人とも銀一枚ずつ損したってことだ。これで丸く収めろ!」
信玄さんの提案に、二人はあっけにとられてぽかーん。
周りの人たちがどっと喝采を叫んだ。
喧嘩の当事者たちは恥ずかしそうにお金をしまって仲直りを始めてる。
魚屋さんは見事な裁きのついでにアワビをごちそうしてくれた。
アワビか~‥私はてっさや伊勢海老の方が好きw(
養殖のアワビ一回食べたことあるけど‥一切れ食べただけでなぜかお腹がいっぱいになった。
なぜ?
その後、信玄さんに連れられ甘いものをごちそうに。
おいしそうに食べてると、店主が突然大事なきなこ餅に黒蜜かけやがって!って怒鳴りつけてた‥‥
え、きなこと黒蜜って相性最高じゃないか!
アイスのきなこ黒蜜最高に好きなんですけどww
子供はしゅんとなって目に涙を浮かべている。
信玄さんが仲裁役に入って、それ全部買い取るというと店主はご機嫌になった。
男の子はぺこっとお辞儀をして店の奥に入っていく。
「でも、このお餅どうするんですか?なんなら、私の所で処分しておきましょうか」
「いや、食うよ。だって黒蜜だろ?案外うまいかもしれないし」
そう言って、蜜を零したおもちを口に入れた。
「‥ん?うまいぞ、これ!ほら、食べてみな!」
ほらねww
楊枝を刺したお餅を私の口元へと持ってくる。
「食べさせてやるから口開けよ。ほら、あーん‥」
(え‥‥そんな‥!)
戸惑ってると、信玄さんはにやりと笑った。
(うっ嫌な予感‥)
「ここでも口を割らない気だろうが、そはいかねーな」
言うが早いか、主人公の鼻をつまみそのまま口に放り込んだ。
いたずらが成功したみたいな信玄さんがなんだか眩しくて、怒るに怒れない。
「あ‥‥本当においしい」
「だろ!やっぱりこれ店の品書に加えなって。なあ、さっきの坊主!」
奥に向かって叫ぶと、おどおどしながらさっきの男の子が顔をのぞかせる。
「この餅、すっげーうまいぜ。お前、これになんか名前つけてみろ」
信玄さんの笑顔に、今にも泣きだしそうだった男の子の顔が綻んだ。
「武田餅‥」
呼び捨て!?Σ( ̄□ ̄;)
せめて信玄餅にしようよ。(´・ω・`)←
「おいおい、俺の名前つけたってしょうがねーだろ。お前の名前にしろって」
「ううん、武田餅がいい!」
(●´∀`●)+*はにゃーんて感じw
「しょうがないな。貸してやるよ、俺の名前。そういうことだから、俺に免じて叱らんないでやんな」
そう言っても、なぜか店主は眉間にしわを寄せたまま。
どうやらその男の子は親せきの子供らしく、夜逃げしたから預かってるらしい。
でも本人は夜逃げじゃなくてさらわれたんだって言い張ってるらしく‥話をよく聞くと、主人公がさらわれそうになった状況と全く同じだった。
「おい坊主、安心しな。俺がちゃんとお前の父ちゃん母ちゃんを取り返してやる」
涙をぽろぽろ流す男の子の頭を優しく撫でた。
その光景を見ながら主人公はひとつの決意を固めていた。
その日の夜、主人公は信玄さんの部屋に夜ば(ry訪れていた。
主人公がさらわれそうになった日のことを話そうと決めたみたい。
そしてその主犯は今川義元。
それを言うと、難しそうな顔をしたけど今までのことが納得いったらしく、だから言えなかったんだなって。
前々から領内で人がいきなり消える事件が起きていたけど、実際に逃げ延びた人は主人公が初めてだったらしい。
今までずっと黙っていたことを謝ると、いいって許してくれた。
「これだけはキミに信じてもらわなきゃいけねーな。同盟があろうがなかろうがそんなの関係ない。義元のやってることが真実なら、同じ人間として許せねえ。場合によっちゃ、直接抗議しに行く。」
このゲームでほんと久しぶりにいい台詞を聞いた気がするw←
「‥ありがとうございます!」
「当然だろ?現に俺の領民だってさらわれてるわけだしな。」
信玄さんがじっと見つめてきた。
「そこでだ、頼みがある。‥‥義元のところへ一緒に来てもらえないか」
「‥私がですか?」
主人公は実際にさらわれた張本人だから、証人がいれば義元もとぼけられないだろうって。
「キミがどれほど怖い思いをするか、俺にだってわかる。でも、それでもお願いしたいんだ」
その真剣な物言いに、主人公も頷いた。
すると子供みたいににこっと笑って、私の両手をぎゅっと掴んだ。
スチル‥‥ほんとにいい笑顔だねw≧(´▽`)≦
「危険な旅になる。ま、でも心配することはないな。何があっても、俺が絶対○○を守ってやるから」
私の肩を優しく抱いた。
その晩、主人公は人浚いにあってから初めてぐっすり眠ることができた。