中学受験は、親子の伴走です。ですが、熱意が高まるあまり、お子様との関わり方で知らず知らずのうちに「後悔の種」をまいてしまう保護者様が多いのも事実です。


アラフィフ世代の親御さんが、受験後に特に「もっとこうすればよかった」と悔やみがちな関わり方を、私見ですが、5位からランキング形式でご紹介します。


​受験後に「後悔しがちな関わり方」ランキング


​第5位:勉強以外の「好きなこと」を排除してしまった 🎮


「受験生だから遊んでいる時間はない」と、子どもの趣味や楽しみの時間をすべて取り上げてしまうと、こどものストレスは蓄積し、かえって集中力が低下することがあります。親子の会話のきっかけも失われがちです。



  • 後悔の言葉: 「息抜きを奪いすぎて、かえって勉強の効率が落ちた」「受験が終わったら、親子で話すことがなくなってしまった」

  • 関わり方: メリハリを大切にしましょう。「この単元が終わったら30分だけ好きなことをしていい」など、親子で決めたルールの中で、リフレッシュの時間の必要です。


​第4位:褒めずに「ダメ出し」ばかりしてしまった 🗣️


お子様が頑張っていても、親はついできていない部分(ミスや失点)ばかりに目が行き、「なぜこんな間違いをするの」と責めてしまいがちです。できていない点ばかりを指摘すると、子どもの自己肯定感が下がってしまいます。



  • 後悔の言葉: 「いつも怒ってばかりで、親子で笑顔の時間が少なかった」「子どもの自信を失わせてしまったかもしれない」

  • 関わり方: 「できたこと」を具体的に褒める習慣をつけましょう。努力の過程を承認する言葉が、お子様のやる気を支えます。✨

我が家もついついできないことに目が行きがちです。

​第3位:「どうして?」ではなく「こうしなさい」と指示ばかりした 💡


親が先回りしてすべてを管理し、「これをやりなさい」と指示を出しすぎると、子どもは「やらされ感」を抱き、自分で考えて行動する力を失います。この自立心は、中高での学習において非常に重要になります。



  • 後悔の言葉: 「受験後、自分で何も決められない子になってしまった」「もっと自分で計画を立てる練習をさせればよかった」

  • 関わり方: 「問いかけ」を意識しましょう。「今日の勉強はどこまで進めたい?」「この復習、どういうやり方が一番効果的かな?」と、子どもに決断させる機会を与え、主体性を尊重する必要があります。

とはいっても、入試日まで100日を切り焦ってしまいますね(^_^;)

​第2位:他の子(友達や兄弟)と「比較」してしまった 💔


​「〇〇ちゃんはもうこんなにできる」「兄(姉)はもっと要領がよかった」など、他の子どもと比較する言葉は、お子様の心に深く傷を残します。比較は、親子の信頼関係を損なう原因となります。



  • 後悔の言葉: 「子どもが親に心を開かなくなり、不安を打ち明けてくれなかった」「いつまでも自分を責める子にしてしまった」

  • 関わり方: 「過去のお子様自身」と比較しましょう。お子様自身の成長だけを見てあげることが大切です。😊


​第1位:子どもと心ゆくまで「遊んだり話したり」しなかった 😢⏰


​受験期は勉強が最優先になりがちですが、ふとした瞬間に「この子と心から向き合う時間があまりなかった」と痛感する保護者様が最も多い後悔です。


​特に小学生の間、親が子どもと密接に関われる時間は、限られています。

一説によると、

母親は「約7年6ヶ月」、父親は「約3年4ヶ月」。


ともいわれています。

子供と一緒に過ごせる時間


受験後に「もっと心の交流をしておけばよかった」と後悔する最大のポイントは、二度と戻らない貴重な時間を失うことにあります。😭



  • 後悔の言葉: 「合格したけれど、親子の間にわだかまりが残った気がする」「子どもと遊ぶ時間はもう戻ってこないと痛感した」

  • 関わり方: 「質の高い時間」を優先しましょう。たとえ15分でも、スマートフォンから離れ、子どもの目を見て話を聞く時間、一緒に笑う時間を作ってください。その心の繋がりと精神的な安定こそが、受験を乗り切るための最大のエネルギーになります。💪💖


​中学受験は親子で共に成長する機会です。後悔のないよう、結果だけでなく、お子様との「心の繋がり」を何よりも大切にして伴走しましょう。🌸