​秋特訓が終わり、塾から帰ってきた息子は、いつもと少し様子が違いました。

思いかえすと、​塾に向かう朝、「行きたくない…」と甘えるような声。頭では行かなければならないと分かっているのは伝わってきましたが、親としては胸が締め付けられます。

​「行かないとお弁当食べられないよ🍱」。ついそんな言葉が出てしまい、言った後すぐに後悔しました。もっと寄り添う言葉をかけてあげればよかったなと反省です。それでも息子は、何も言わずに出かけていきました。




​惜しかった!その一言がくれた、静かな覚悟

昨日の特訓のテストでは、息子なりに手応えを感じていたようです。

昨日は私に、「五分五分かな」という言葉。

今日授業後に、お迎えに行ったとき、結果を聞く前に「多分ダメだった」と落ち込んでいるのが分かり、あえて話題にはしませんでした。しかし、帰り道で痺れを切らして聞いてみると、「合格に惜しかった」とのこと。

​帰宅後に成績表を見ると、本当にあと数点…!その悔しさを表に出すタイプではない息子ですが、珍しく、机に座ったまま何も手につかない様子でした。しばらくして、静かに席を立つと、本棚からテキストを引っ張り出してきて、「もっと勉強頑張る」とつぶやきました。その言葉と、いつもより強く握りしめた鉛筆に、親として胸が熱くなりました🥺。悔しさを外に出すのではなく、静かに受け止め、次の行動へと移した息子の姿に、ひとつの覚悟を見た気がします。

​苦手な算数、ここからが本番

​今回の特訓でも、やはり息子の足を引っ張ったのは算数でした。特に難関校の複雑な問題になると、太刀打ちできずに苦戦します。同じ校舎の算数が得意な子が合格を勝ち取ったと聞き、本人もきっと悔しかったことでしょう。

​秋からの追い込みシーズン、我が家では算数を第一に頑張ることを決めました。具体的な対策として、息子と相談してまずは以下のことに取り組んでいきます。

  • 過去問の徹底的な見直し:解けなかった問題や間違えた問題に、なぜ間違えたのか、どうすれば正解できたのかをノートにまとめていきます📝。
  • 計算問題の反復演習:複雑な問題でも基礎となる計算力は不可欠です。毎日決まった時間、計算問題に取り組み、ミスをなくすことに集中します。


 

 



 

 


現実と向き合うということ

​中学受験で第一志望校に合格できるのは、わずか3割程度と聞きます。どれだけ頑張っても、厳しい結果を突きつけられることがある。それは親も子も受け止めるしかない現実です。

​しかし、悔しいという気持ちは、きっと彼をさらに強くしてくれるはず💪。この受験生活を通して、息子には「もう頑張れない」と思った時、その気持ちをバネにして乗り越えるたくましさを身につけてほしいと願っています。

夏期特訓の時よりは少し順位が上がっています。もう少し!

​さあ、10月の特訓に向けて、親子で力を合わせて頑張るぞー!✨