それから三日ほど経った夜。
お風呂から上がって、ベッドに入りながらスマホを眺めていました。
無駄に思えるかもしれないこのスマホを触る時間が何気に癒しタイムなんです。
LINEを開いて、トーク一覧をぼんやり見ていました。
最近やり取りした人。
仕事関係の人。
友達。
少し前に頻繁に連絡を取っていた人。
指で下へ下へとスクロールしていきます。
すると、ふと目に留まりました。
「……あれ?」
そこにあったのは、
『メンバーがいません』
という表示。
アイコンも最初の設定のものです。
「誰だっけ……?」
一瞬、誰のトークだったのか分かりませんでした。
開いてみると、過去のやり取りが残っています。
やり取りを見てすぐにわかりました。
「……美咲さん」
最後にやり取りしたのは、少し前です。
わたしと美咲さんが知り合ったきっかけは、決して普通ではありませんでした。
そもそも、わたしたちが知り合ったのは――
裕太がいたからです。
美咲さんとの初対面はこんな感じでした。
裕太とわたし。
そして、美咲さん、真由さん。
一時期、裕太を中心にして、わたしたちは少し複雑な関係になりました。
同時期に裕太と付き合っていた三人の女。
普通だったら、絶対に知り合うこともなかった人。
住んでいる場所も違えば、生活も違う。
年齢も違う。
趣味も違う。
それなのに、たまたま一人の男性をきっかけに知り合った。
考えてみれば、不思議な縁でした。
そして、その縁を繋いでいたのがLINEでした。
何かあればLINEする。
聞きたいことがあればLINEする。
近況を報告したり、愚痴を聞いてもらったりもした。
そうやって少しずつ距離が近くなっていった。
次回へ続きます。
⬆
これめっちゃ可愛い!!
