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前回のブログはこちらからです。


「裕太、あなた自分で何をしたか分かってるの?」
部屋が静まり返りました。 

裕太は何も答えません。


母親はそんな息子を見つめたまま続けます。 

「私はね」 

そこで一度言葉を切りました。 


「ななさんと揉めている時も、あなたの話しか聞いていなかった」 

わたしは思わず顔を上げました。
母親は苦笑いします。
「だから私は、ななさんに問題があるんだと思っていたの」
胸の奥がざわつきました。
まさかそんな言葉を聞くとは思っていなかったからです。

「でも今日分かった」
母親は真由さんと美咲さんにも目を向けました。
「同じような話が三人分出てくるなら、それは相手の問題じゃない」
誰も何も言いません。
裕太だけが俯いていました。

「裕太」
母親の声は静かでした。
でも今までで一番重かったんです。

「あなた、この人達に何て説明してたの?」
裕太はしばらく黙っていました。
やがて小さく口を開きます。
「ちゃんと説明しようと思ってた」
その瞬間。
真由さんが笑いました。

次回へ続きます。




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