前回のブログです。
わたしも早くこの場から逃げ出したかった。
彼に会って彼母と彼祖母からひどいことを言われたと伝えたかった。
「荷物をまとめるためのダンボールを買ってきます」
と言ってそそくさと家を出た。
後ろに二人の視線をずっと感じているのがとても怖かった。
彼の職場に行き、一番近くに居た人に声をかける。
休憩中だったが呼んできてくれるとのことで、店の外でしばらく待って居ると、彼がちょっと面倒くさそうに出てきてわたしに近づいた。
わたし「お母さんとおばあさんが家に来たの」
彼「そうなんだ」
わたし「彼くんが呼んだの?」
彼「いや、呼んでないよ」
わたし「じゃあなんで来たの!?」
彼「あのLINEのことは言ったから、それで心配して来たんじゃない?」
なんで自分の母親に言うの⋯大の大人が⋯自分の恋愛の決着も付けられずに母親に頼るの⋯。
わたし「帰るように言ってよ」
彼「なんで?」
わたし「なんでって⋯帰ってくれないとわたし怖くて家に入れないから⋯」
彼「二人が帰ったらまた何事もなかったように、これからも俺の家に居座るんでしょ」
わたし「⋯居たいよ、あの家に」
彼「ダメだよ、出て行ってほしい」
彼の目にはもう、わたしのことを大好きと言っていた時のあのわたしを見る時の慈しむような表情はなかった。
ガラス玉みたいな目だった。
