20240801

目次


1 双剣概説


2 装備とクリスタ


3 ステータスポイントとレジスタレット


コラム:リパルナ双剣



 1 双剣概説



まずこの記事は双剣を網羅するようなものではなく、また"個人的なゲーム解釈による"パラメーター紹介なので自分でパラ構築する際の参考程度のつもりで読み進めてもらいたい。

またここで話に触れる双剣は「エアスライサー」をメイン火力として採用した型のことである。


構築コンセプトについてはソロでプレイすることを目的としていて、やられにくいように調整している。

ASPDに関してはハルバードスキルの「クイックオーラ」でカンストし、またモノノフスキルの「怪力乱神」無しでもMP回復量が多くなるように調整した。


双剣は機動性、耐久性を他の職種と同等かそれ以上に持っているにも関わらず、一概に言って行動速度や火力面では他の職より秀でていて更に妨害三種確定持ちの万能型の強い職種だと思う。

この辺の事情は手甲と似ているが、手甲の場合は基本的には火力は控えめで攻撃射程は短めに調整されているように思う。(拳魔を除く)


では双剣パラを使うデメリットは何であろうか?

まずスキルの習得レベルが他の職種に比べて高く設定されていて育成しにくいこと。

また当然のことであるがサブ装備が片手剣に限られ、また双剣はサブ装備によって攻撃に属性を付与するため、6属性分の片手剣を準備しなければならず、そのため精錬作業も多くなりまた倉庫や鞄を圧迫する原因にもなること。

更にサブATKやサブ安定率など双剣にしかないパラメーターもありステータスの計算はかなり煩雑で気を使うものになっている。

以上の3点が上げられると思う。


サブハンドに装備した片手剣は武器ATKと精錬値、武器固有の安定率と属性のみパラメーターの攻撃に反映される。双剣のサブ装備についてはデメリットもあるが、攻撃に属性を反映できる点やイベントなどで強力な片手剣を手に入れた際に火力をアップデートできる点は双剣の強みでもある。



そこで一旦双剣特有のステータスであるサブATKとサブ安定率について簡単に説明しようと思う。


サブATKというのは双剣の隠しステータスで基本的には[AGIやSTRでの増加分]と[サブハンドの武器ATK]の総和で構成されていて、ダメージ計算の際にサブ安定率と掛け算される。

そのためサブATKを十分にダメージ計算に反映させるにはサブ安定率100%を目指さなければならない。


またサブ安定率とは[AGI,STRによる増加分]と[サブ武器固有の安定率の1/2]、そして[装備プロパティの安定率]との総和からなっていて、上記の通りその性質はメインATKに対するATK+%とほぼ同じで本来の安定率とは全く違うものである。


つまり双剣の場合は、装備プロパティの安定率によって本来の働きとは別に攻撃力も上げることができるので装備構成の際に安定率が重要視される理由になっている。





 2 装備とクリスタ



装備について概観する。

まず武器・防具に関してだが、筆者の場合は他の職種と同じでやはりクリティカル率とクリティカルダメージを盛るようにしているが、このパラメーターはA極Sにステ振りされているためクリティカルダメージについては仕様上ステータスの配分の面で効率が悪くなっている。

そのためこのステ振りのパラメーターもしくはS極Aのステ振りのパラメーターは、武器・防具に関してはATK+%や属性ダメージ+%などが重視される傾向にあるが、筆者の場合は懐事情や手間などを考えて他のパラメーターと同様にクリティカルダメージにプロパティの数字を割いている。


追加装備に関しては「トーメントヘルム」を採用していて、その理由は安定率を盛れる装備の中で「トーメントヘルム」はドロップ品のため比較的安くダブスロの装備が手に入るからだ。


特殊装備は「竜落子の腕輪」を採用していてその理由は高難易度の高いクリ耐性持ちのボス達にも対応できる構築にしたかったのと、+MP400があるとクリスタ選びやジェムカート、スキル振りの際に便利で選択肢を増やせるからだ。


サブハンドに関しては先の画像通り。




次にクリスタについて見ていく。


「マダンゴ」は物理貫通+20%が強く、ここでこのステータスを盛らないと他ではなかなか盛れないので採用している。

「デラックスファイターⅡ」はHPの確保、「アルタダール」は近距離威力+%と不足しがちな安定率を盛れるので採用している。

「ヴェランレフィーナ」は物理貫通とクリティカル率という通常は盛りにくいステータスを盛れるので採用している。

「ゴード」はASPDカンストに無くてはならない重要な要素になっている。

「エトワーズ」も行動速度はここで盛るのが効率がいいので採用している。

「シカノカーミ」は攻撃MP回復が20も増やせるのと火力の上がるプロパティが付いていて強いので採用している。






代替装備に関して、武器クリスタの「マダンゴ」については代替できるクリスタはないので手の届く範囲でATKが盛れるものを選ぶしかない。


防具については単スロしか手に入らない場合は、近接職は敵の攻撃の被弾が多くなるのでHPを盛れる「デラックスファイター」系のやつか「バウガイ」を採用した方がいい。

双剣にはいくつか無敵回避の手段があるがそれを標準に考えると、結局力尽きることを繰り返す結果となって周回などの効率が悪くなるのでその手段を当てにするのは筆者はおすすめしない。


追加装備に関しては単スロならば、「トーメントヘルム」、「キャットテイル」、または「サイドポニー」、ダブスロならば「怪しいフード」、「サイドポニー」辺りは使えると思う。

クリスタに関してはASPDを「クイックオーラ」でカンスト出来ないと使用スキルとコンボが変わるため「ゴード」を優先した方がいいと思う。


特殊装備に関しては単スロならば自分の足りないステータスを補えるものを、ダブスロならば「マキナリング」が使えるはずだ。

クリスタは「エトワーズ」を優先して「シカノカーミ」に関してはモノノフスキルの「怪力乱神」の単発使用とジェムカートの「燃える闘志」を組み合わせて使うといいと思うが、HPが一時的にでも減るため耐久力が下がることには注意して欲しい。

もしスロットが余っているならば「オルグノヴァⅡ」は比較的安くて強いと思うので選択肢として持っておいてもいい。

プロパティは上の「マダンゴ」の隣に載せておいた。


オシャレ装備に関しては筆者は主に物理貫通が+11%、攻撃MP回復が+9だ。



 3 ステータスとレジスタレット



ステ振りについては双剣ではいくつかの種類があるが筆者の場合は「クイックオーラ」のみでASPDをカンストしたいのでA極Sにしてある。
S極Aの場合はブレードスキルの「バーサーク」を使用しないとASPDをカンストできず、その際にDEF/MDEFの数値も落ちて耐久力が低下する。
また「バーサーク」はバフの効果時間が30秒で長期戦になるとそのバフのかけ直しに手間がかかるため、筆者は場合は「クイックオーラ」のみでASPDをカンストできるA極Sのステ振りにした。
ちなみにA極Dのステ振りは「ルーナディザスター」をメイン火力としたステ振りでここで紹介しているものとは型が異なるので注意しよう。

他には前述の装備などによって物理貫通は41%、クリティカル率は140、クリティカルダメージは315、攻撃MP回復は59、安定率は100%、サブ安定率は99%になっている。
またATKとサブATKの和は9700を超える。
この上に料理のバフが乗る。

料理はこれらに加えて物理耐性が上がるものをつまみ食いしている。


双剣のレジスタレットについて使えるものを以下に示す。


【Lv10 エアスライド・圧縮
・スキル「エアスライド」の効果範囲が減少し、ノックバックも削除されるが、威力を50%増加
スラスラ型双剣なら必須。「エアスライサー」の一段目の火力が上がる。

【Lv1 バインドストライク・変化
・スキル「バインドストライク」の停止効果を削除し、ターゲットに対してのみの気絶付与に変更します
気絶付与を確定でできるようになる。

【Lv100 最大MPアップ
・最大MPを100増加

何かと使う。



以下は筆者の他のレジスタレットの使用状況。


残り一つは「ひなたぼっこ」だ。レジスタレットは必須のもの以外は割といい加減に決めている。面倒臭い。


次回はスキルとコンボを見ていく。



 コラム:リパルナ双剣



デュアルソードスキルの「ルーナディザスター」は8m以上から発動した場合は自身のステータスのDEXに依存して威力が上がるようになっていたが、今はDEXの補正値を下方修正する代わりに発動距離に関係無く威力が上がるようになっている。
ところでDEXにステータスを振る構築も存在する訳だがそれだけの価値が今の時代でもあるのだろうか?

そもそも双剣の場合はDEXでも攻撃力が伸びまた「エアスライサー」や「ツインバスターブレード」もDEXによって補正がかかるため、ATKに加えてクリティカルダメージの伸びるSTRや、ATKとASPDの伸びるAGIに比べて別段見劣りするステータスではない。
しかしそれに加えて「ルーナディザスター」自身に

①抜刀攻撃+%が乗る
②「シュツルムリーパー」のバフを利用できる

というバグに近い仕様があり、それによって火力スキルとして重要視されD振りされる大きな理由になっているようだ。

抜刀攻撃+%については大抵のスキルでは利用できないものらしく、そのせいか「オルグノヴァⅡ」のように他のプロパティのついでに付いていることが多いため、その分「ルーナディザスター」は他のスキルに比べてアドバテージを得やすくなっており、また「リリカロラ」というクリスタによって抜刀攻撃を+18%も上げられ、これはATK+%やステータス+%のプロパティが+9%程度数値の時代の中で異常な数字であったため「ルーナディザスター」の火力を伸ばす大きな原因になった。

また「シュツルムリーパー」は自身の火力も然ることながら次に使用するスキルに近接威力+100%のバフを付与することができ、それが8m以上から発動した「ルーナディザスター」にも乗っかる仕様になっていたため異常な出力になる原因になっていた。

その結果デュアルソードスキルは幾度となく下方修正され、その中で何故か「エアスライサー」も下方修正される"悲しい事故"も起きるが、2024年4/18のバランス調整でやっと「ルーナディザスター」に直接下方修正が行われることとなった。

これによって「ルーナディザスター」を特別重要視する理由がなくなったため、A極Dのステ振りをする理由も別段なくなったと言える。