そういえばやっと治ったのですが、全治6ヶ月かかった怪我を去年の12月に負いました。
原因は、椅子の張り替えです。
今日はすこし痛い描写があるので、苦手な方はお戻りください。
右手の親指の皮がべろんとめくれてしまいました。
第一関節から、上に2センチ、幅1.5センチくらいの皮が根こそぎ失われました。
原因は、古い椅子の革に打ち付けられた無数のタッカーを、工具で延々と抜いていたら、力加減がわからず親指の豆がつぶれてしまい、気づかず夢中で作業していたら、べろんといった
とりあえず痛いし作業どころでなくなった為、皮膚科に行くことにしました。
1時間くらい待って、とにかくロバート秋山に似ている先生から問診。
医「今日はどうしたんです」
私「実は先生にお見せするほどの怪我かわからないのですが、日曜大工で親指の皮がめくれてしまって……」
医「ほうほう、見せてごらん。あ~こりゃ痛いわ。こりゃ医者に見せるやつ」
というわけで、秋山院長(仮名)が、残った残骸のような皮をはさみで切り取り、看護師さんを呼びました。
医「君、患者さんに毎日のケア方法についてレクチャーして!」
そこで看護師さんが下記について教えてくれました。
毎日汚れたら(お風呂に入ったら)次の処置をする
①綿棒で消毒する
②抗生物質入りの軟膏を患部に塗布
③傷あてパッドを当てる
※絆創膏不可
④テープで上から固定する
というわけで、消毒に悶絶した後に、テープを最後巻いてもらいました。
そこで隣で様子を見守っていた秋山院長(仮)が
医「おいおい、君! その巻き方はないんじゃないのか?!」
と突然のダメ出し。
まごつく看護師さんに、お手本を見せる為、全部取ってから再び消毒されるところから始まり、悶絶パート2。
それなら最初から秋山院長()に手本を見せてほしかったと心から思った。
医「ごめんなさいね。これでおわりだよ」
確かに看護師さんがやるより、格段に安定感のある巻きでした。
院長の巻きって、すごいな……。
ここでひとつ質問をしました。
「家事で洗い物をして濡れたら、変えた方がいいですよね?」
すると……
医「もう今後、皿洗いは、全部旦那さんにやってもらいなさい」
突然実現不可な解決案を出してくれる秋山院長でしたが、その大胆さが風貌と相まってなんかよかったです。
その後いかんせん利き手の親指ということで、とにかく日常ではこの怪我で困りまくりました。
1か月後に再び皮膚科を訪れると
医「治ってきてるから、もう何も覆わなくていいよ。メリークリスマス」
と太鼓判を押されました。※クリスマス時期だった。
怪我したところが、うすーくセロファンくらいの薄い皮が覆われ始めていて、それが治ってきた証らしい。
そんなわけで秋山さんを無事に卒業したのでした。
しかし、そのセロファンみたいなのはとても脆く……。
再生途中の皮膚は非常に脆く、火傷しやすかったり、切り傷がつきやすかったので、いつもワセリンを塗って保護していました。
もう治ったかな、と思うまでになんと6ヶ月もかかってしまいました
まだ一部は指紋が復活していませんが、痛いことはもう無くなり、ほっとしています。
みなさんも突発的な日曜大工の際には、専用のグローブや軍手をぜひお使いください
椅子の張り替えはこれを使いました。
慣れると夫婦で1脚1.5時間で仕上がります。
新品同様によみがえります。
でももう二度とやらないと心に決めている。