無痛分娩で炎上
インスタグラムのストーリーズで、「出産こわいよー」と不安を訴えた女性に、「旦那様に無痛おねだりするか」と返した生田さんが、炎上したという話を見かけて。
無痛分娩できなかった
東京都内の2023年の慶應義塾大学病院での出産でした。
私は体外受精したときから無痛分娩を希望していましたが、妊娠9週で分娩予約をした時には、すでにキャンセル待ちの状態でした。
繰り上げるのを祈るように待っていましたが、予定日の1か月前に「無痛分娩予約は取れませんでした」と言い渡されました。
今は分かりませんが、慶應義塾大学病院の産科には当時、麻酔医が一人しかおらず、私の出産予定日はその先生の連続休暇と重なってしまったからだと後から言われました。
その為、私と同じ入院予定日の方はその週、全員が無痛分娩は不可となりました。
私は予定日の1週間前に計画入院で陣痛促進剤を2日間に渡って投与されましたが、陣痛が来ませんでした。
陣痛が来たのは1週間後で、その時すでに麻酔医の先生はおそらく出勤されていましたが、私は当初の計画分娩の予約から外れていた為、無痛陣痛を受けられませんでした。
無痛分娩を可能とするのは経験ある麻酔医の先生の存在で、私はその先生が自由にお休みがとれること、突発的に休みがとれることを全面的に支持しています。
なので、無痛分娩ができなかったことはとても残念でしたが……まあそういうこともある。
24時間麻酔分娩可能な病院もあるし、それを選ばなかったのは自分なので、仕方ないことです。
交通の便や家からの近さ、医療水準の高さなど、なんやかんや私にとってはやはり慶應で良かったと思う。
というわけで、生田斗真さんのニュースを見た最初の感想は
妊娠9ヶ月で勧めたところで、そんな簡単に無痛分娩できませんぜ
ということでした。
出産当日に「やっぱり無痛分娩にして~」って言えて、それが叶うなら最高ですねどね
でも妊娠前なら自分も言いそう
無痛分娩について詳しく調べ始めたのなんて、私も妊娠してからなんですわ。
なので、妊娠前に友達から
「出産怖いな~痛いのやだなー」
って相談されたら
「無痛分娩とかはできなさそうなの?」
と普通に聞いちゃうなと思ってしまいました……
早めに予約しないといけないとか、病院によっては夜間に急にやってきたらできないとか、そういう細かいことって結局自分事になって初めて頭に入ってくるんですよね。
無痛分娩は安くない
ちなみに私は無痛分娩してないですが、個室料や入院が二回になったことにより、手出しが100万円だったんです
無痛分娩費用は20万円弱だったので、もし無痛分娩ができていたら、更に手出しは120万円になっていたことになります
無痛分娩にするかの選択は、産む側である妻の希望が優先されるべきです。
しかし決して安くない費用。
「無痛分娩にお金を出すかどうか」
を家族間で話し合うのは、ごくごく自然な流れではないかと思います。
なので、例えば生田斗真さんが
「そうだよね、怖いし、不安だよね。無痛分娩については、ご家族とはお話しした?」
という言い方であれば、おそらくここまで炎上しなかったのかな……?と思う。
旦那様、おねだり、無痛分娩。
この3つのキーワードが重なったのがやはり良くなかったのかな
文章になってなくても不穏よな、この並び。
沈黙は金である
最初に「出産怖いよー」とコメントしたのは、おそらく生田斗真さんのファンの方。
外野が騒いだところで、きっと本人は推しからのコメントに歓喜したんだろうな~と思います
でも、自身に経験がなく、またそれにまつわる現状についての知識やない場合は、触れない方が良かったですね。
これどんなジャンルでもそう。
例えば「今療育に通ってて~」など、自分の知らないジャンルや苦労の話を聞いたら、同じ土俵に立とうととか、無理やりコメントをひねり出す必要はないのです。
何故なら、不用意な知識で適当にコメントすると、事故る!!!(自戒の意もこめて……)
なので、生田斗真さんの場合は
「大変なときだね。でも体を労ってゆっくり過ごしてね」
くらいのゆる~い返しで良かったんでしょうね。
まあ後の祭りですがそんなことを思いました