恐怖と緊張MAXで来院


というわけで嫌じゃ嫌じゃと言いながらも、抜いてきました。

化粧はしません。

14時予約でしたので、13時50分に再診受付。

13時55分には口腔外科の椅子に寝かされて、麻酔を打たれ始めました。

大学病院で抜くと、もっと各所で待たされるんですよね。

麻酔前に
「少し緊張してますか?」
と先生が声掛けしてくれました。

「してますね不安」と答えると

歯科助手さんが
「そりゃそうですよね」と
相づちを打ってくれて、少し緊張が緩みまました。

そこで一個質問。

「先生、どのくらいかかりますか不安

「早いと15分くらいです」

そうであれ……!早く抜けろ……!と祈りました。


抜歯スタート


歯茎の表と裏に麻酔を打たれます。

表面麻酔的なものはなかったので、ちくっとしますがふつうに耐えられました。
しかし緊張で手が震えていた……。

それから、麻酔が効くまで5分ほどストップ。

時計を見ると14時3分くらいでした。

もう一度椅子が倒されて、本格的に抜歯がスタートしました。

「痛かったり口を開くのが辛くなったら手を挙げてくださいね」

と言われました。

先生に「これは痛いですか?」と歯をぐいっと引っ張られる感触。

早速暴力的な確認の仕方ですが、痛くはない。

「痛くなかったら麻酔は効いています。でも歯を砕くときなど、力を加えたりする時は顎に痛みはあると思います」

効いてるといいなと思っているうちに、すぐに焦げ臭いにおいがしてきて、歯茎を切っているのだとわかりました。

麻酔が効いてなかったらただの拷問なので、こりゃあ効いてるわ。とちょっと安心。

切開はすぐに終わり、今度は歯を削っているようでした。

たぶん、歯を割って頭の方はすぐに取れたっぽい。

問題は埋まっている方です。


この点線の左側←にある歯冠は、切開した歯茎から取り出せましたが、右側→の歯根が残っています。

先生が何度も引っ張りますが、我ながら
「これびくともしねえやつだな」
と思いました。

引っ張られることに対する歯の痛みはないですが、最初に喚起されたように強い力が加わるので、顎が痛い。

口腔外科の歯科医、腕力めっちゃ必要な職業じゃん……最後は力業じゃん……!と感心しました。

振動を感じていると、歯が分割されて、三個くらいになったのを取り出した様子。

患部をきれいにしてもらって、縫い合わせ。

ガーゼを奥に入れてもらって噛みます。

起き上がって時計を見ると14時23分だったので、18分ほどで抜歯は終了しました。

会計も早かったので、14時40分には病院前のバスで帰りました。

早い!!

大学病院で抜いたときは、2時間くらい病院にいたので本当にありがたかったです。


直後は輪郭が腫れたが収まった


部屋から出てスマホで顔をチェックすると、あめ玉を口に含んだくらいに腫れていました。

マスクを着けたら、触らなくてもわかるくらいに顎が膨らんでいる。

会計で処方箋を貰い、帰りがけに薬局で
・抗生物質
・痛み止め
を貰って帰りました。

そうそう、ウィダーインゼリーみたいなのもコンビニで購入。

家に帰ったら、治療が終わって1時間くらい経っていたので、そこで噛んでいたガーゼを除きました。

麻酔を打たれてから1時間半後の15時半に、ゼリーを飲んでからお茶とともに薬を飲もうとしましたが、麻酔が効いててゼリーが吸いにくい!

結局、皿にゼリーを出してスプーンで食べました。

後からネットで調べたら、抜歯後はストローなんかも吸わないほうがいいみたいですね。

ウィダーインゼリーは失敗だったかもしれません……ゲッソリ(まあ後日おやつになるからいいですが)

麻酔が切れてきたのは手術の2時間半後で、痛みはありましたが耐えられる範疇でした。

そうこうしているうちに、輪郭が戻りました。

ただ抱っこしている赤ちゃんが、へらへら笑いながら頬に触れてくるのがひたすら怖い。


薬を飲んで四時間後にズキスギしてきたので、再び飲む。
薬が効いている間はやはり楽ですね。

薬が切れている間は、「歯茎が痛い」という感覚にけっこう脳を支配されます。
夜間起きたくないな。

歯磨きはせず、患部に触れない程度にコンクールFを口に含んで吐き出しました。

 

 

でも血餅が取れないようによくよく注意します。


これで夏から憂鬱だった行事がひとつ終わり、気持ち良く年が越せそうです。