百貨店で買ったアクセサリーが、偽物だと知って憤慨する貴婦人。
鑑定した私もびっくりの、まさかの
「某大手百貨店の保証書」がついていました。
すると、貴婦人は覚悟を決めたようで
「私、今から○○百貨店に乗り込みに行くわ!!」
と言いました。
えええ~!!!
何それ、ちょっと面白そうだな(オイ)
「ねえあなた、申し訳ないけど○○百貨店にはここからどうやって行けばいいのか教えてくれない?」
貴婦人に聞かれましたが、そんなものはお安い御用です。
パソコンから打ち出した地図をお渡しすると
「ありがとう!!!今からタクシーで行ってくるわ!!!」
と貴婦人は勇ましくお店をあとにしました……。
さて気になるのはこの後のお話しですが。
残念ながら貴婦人はもうお戻りにならなかったので、一体どうなったかは知ることができません。
ここからは私の予想です。
おそらくですが、このネックレスを販売した◼️◼️宝石店はもう存在しないのではないかと思います
こんなインチキ保証書を勝手に作るくらいだから、まともな店ではありません💦
また30年も前のことなのでレシートも存在しません。
いつ販売した商品なのかすら、正確な記録は残っていないものと思われます。
詐欺罪もとっくに時効を迎えています。
ただ問題は、この百貨店が保証したというカード。
これを持ってこられると、百貨店的には非常に厄介ではないかなと思いました💦
おそらく貴婦人がクレームを入れた際に、すぐに百貨店のバイヤーが、ネックレスの刻印の有無を確認したのではないかと思います。
「買取店で、X線装置を使って見てもらったら、金が含有していなかった!」
と聞けば、社内でもなかなかのざわめきが起こったのではないでしょうか……
宝石店の出店履歴があったことは、おそらくすぐに分かることだと思います。
すでに詐欺罪の時効を迎えているとはいえ、百貨店の信用に関わる問題。
貴婦人の悲しみや怒りがすこしでも収まるような対応があったことを信じています
↓以前こんなニュースもありましたね
ちなみにですが……
結婚指輪の内側にも、刻印は入っています
PT950:プラチナ95%
PT900:プラチナ90%