前回からの続きです。
私が実家にいた頃、隣の新築建売物件を、「山本さん一家」が購入しました。
とーっても感じのいい方たちで
私と同じくらいの社会人の娘さんと、中学生くらいの息子さんがいらっしゃる4人家族でした。
ちょっと、ここからややこしいのですが、
我が家も山本家も、1階が道路より低い位置にある土地に家が建っていました。
我が家は道路から階段を下りて、1階(玄関、リビング)から入るスタイルでしたが、
山本家の場合は、道路に面した二階に玄関とリビングがあり、家族の個室は1階にありました。
(たぶん食料品とかの買い物を家に持ち込むのにすごい楽。あとリビングの採光がよい)
また我が家周辺は勾配がきつく、
住んでいる人以外は、全く通らない道
に面していました。
(車も行き止まりなので、通り抜けにすら使われないし、どこの近道でもない)
もともと社宅暮らしであった山本家に、雨戸の習慣はありませんでした。
お子さんたちは
「は? 雨戸ってこんなにめんどいもんなの?」
「てかわざわざ公道から階段を下りて、人が侵入してくるのむずくない?」
という気持ちが強く、夜になっても雨戸は閉めず、レースカーテンを閉めるだけのことが多かったそうです。
基本的には、各家庭あるある「お母さんに怒られたらやる」という方式
ある日の夕方、山本家のお母さんはリビングから、1階に下りてきました。
「どうせまた雨戸閉めるのサボるだろうから、みんなが帰る前に、個室の雨戸閉めておこう」
そう思い、まず娘さんの部屋に入っていき、カーテンを勢いよく開いた、その時でした。
そこには、知らない男が窓の目の前に立っていました。
驚きと恐怖で、お母さんは声も出すことができずにフリーズしてしまったそうです。
すると、なにも言わず、その不審者は一瞬でどこかへ走って逃げていったそうです
いやほんとに
娘さんの部屋、ピンポイントで男が立っていたっていうのが、怖すぎる
あとアグレッシブすぎる
こんな住民しか使わない道に入ってきて、人んちの庭に下りてくる危険まで犯して、窓の前にスタンバイするのが強すぎる
そんなわけで、それから山本家は
「雨戸絶対閉メル、コレ鉄ノ掟」
が刻まれて、セコム教に入信することになってしまったそうです……
↑セコムは玄関に貼れるシールが非売品なんですが、ALSOKは売ってるんですね?
効果あるのかな
窓の端っこまで泥棒がよく見てくれるかは分からんが、ないよりはいいですね。
この話を聞いてから、震え上がった私も雨戸を絶対に毎日閉めることにしました。
そんなわけで山本家(と私の)防災意識が強化されたわけなのですが、
実は山本さんのお宅は、
彼らが越してくる前から、すでに不審者から狙われていたのです……!!!
続きます!
https://ameblo.jp/2023umare/entry-12810508347.html