財産分与の方法と注意点

 

相続における財産分与(遺産分割)にはさまざまな

方法があり、それぞれにメリット・デメリットが

あります。適切に分配しないと、相続トラブルに

発展することもあるため、事前に対策を考えておく

ことが重要です。 

 

1. 財産分与の主な方法

現物分割(げんぶつぶんかつ)

   ➡ 財産をそのままの形で分ける方法 

具体例

- 長男が自宅を相続し、次男が親の預貯金を

  相続する 

- Aさんが株式、Bさんが土地を相続する 

 

メリット

✅ 財産の形をそのまま維持できる 

✅ 売却の手間がかからない 

 

デメリット

❌ 不公平が生じやすい(不動産の価値が高く、

     預貯金とのバランスが悪いなど) 

❌ 不動産を複数人で共有するとトラブルの

     もとになる

 

注意点

→ 共有名義にすると売却時に全員の同意が

    必要になるため、できるだけ避けるべき

 

換価分割(かんかぶんかつ)

   ➡ 財産を売却し、得た現金を分配する方法 

具体例

  - 実家を売却し、売却代金を兄弟で分ける 

  - 株式を売却して現金化し、相続人に分配 

 

メリット

  ✅ 公平に分けやすい(金額で計算できる) 

  ✅ 分割が簡単(不動産や事業の共有を避け

       られる) 

 

デメリット

❌ 売却までに時間がかかる(市場価格に

     よってはすぐに売れない) 

❌ 不動産の思い出がある場合、売却に反対

     する相続人が出ることも** 

 

注意点

→ 換価分割をする場合、売却価格を巡るトラ

    ブルを防ぐため、事前に合意をとることが

    重要

 

代償分割(だいしょうぶんかつ)

   ➡ ある相続人が財産を受け取り、代わりに他

      の相続人に現金を支払う方法 

具体例

 - 長男が実家を相続し、次男に代償金(補償

   としての現金)を支払う

 - 会社を長男が引き継ぎ、次男に現金で支払

   いをする

 

メリット

  ✅ 不動産や事業を 売却せずに相続できる

  ✅ 公平性を確保できる(不動産を引き継ぐ

       人が現金を支払う) 

 

デメリット

 ❌ 代償金の準備が必要(不動産の評価額が高いと、

      相続人が代償金を払えないことがある) 

 ❌ 資金が足りない場合、ローンを組む必要がある

 

注意点

 → 代償金を用意できるかを事前に考え、不動産を

    相続する人に負担が大きくならないようにする

 

共有分割(きょうゆうぶんかつ)【推奨されない】 

   ➡ 財産を複数の相続人で共同所有する方法 

具体例

  - 兄弟2人で実家を共有名義にする

  - 土地を3人で共有名義にする

 

メリット

✅ すぐに売却せずに済む 

✅ どの相続人も所有権を持つことができる 

 

デメリット

 ❌ 共有者が増えると売却しづらい(全員の合意

      が必要) 

 ❌ 相続が進むと権利関係が複雑になる(次世代

      に引き継がれると、権利者が増えて問題が大

      きくなる) 

 ❌ 固定資産税の負担が不公平になりやすい

 

注意点

 → 共有すると後々の管理が面倒になるため、

     できるだけ避けるべき

 

2. 財産分与の注意点

相続税対策を考慮する

- 相続税の基礎控除額:「3,000万円 + 600万円

   × 法定相続人の数」 

- 不動産を多く相続すると、現金が不足し、相続税

   を払えないことがある 

 

対策

 → 生命保険を活用し、現金を確保しておく(生命

     保険金は「500万円 × 法定相続人の数」まで

     非課税) 

→ 生前贈与を活用し、少しずつ相続財産を減らす

 

認知症対策をする

- 認知症になると、遺言書が作成できなくなり、

  相続の意思表示ができなくなる 

- 財産管理ができなくなるため、口座凍結や不動産

  の売却ができなくなる 

 

対策

 → 家族信託を利用し、家族が財産を管理できる

    ようにしておく

 → 成年後見制度を利用し、代理人を決めておく

 

遺留分(いりゅうぶん)に注意する

 - 遺言書で「全財産を長男に相続させる」と書い

   ても、遺留分(最低限の取り分)を侵害している

   と、他の相続人が請求できる 

 

対策

 → 生前に兄弟間で話し合い、納得できる形にする

 → 生命保険金など、相続財産に含まれない形で

     配分を考える

 

不動産の評価を正しく行う

 - 遺産分割時に、不動産の評価額が不明確だと、

   兄弟間で揉めることがある 

 - 市場価格や固定資産税評価額、路線価などを

   基準に、適切な評価をする 

 

対策

 → 不動産鑑定士や税理士に相談し、適正な評価

     を行う

 

3. まとめ

  ✅ 不動産は現物分割より、換価分割や代償分割

       を検討する

 ✅ 共有名義は避ける(トラブルのもとになる)

 ✅ 相続税対策として、生命保険や生前贈与を

      活用する

 ✅ 認知症になる前に、家族信託や成年後見制度

      を検討する

 

相続は事前の準備が重要です。トラブルを防ぐために、

早めに家族で話し合いを進めましょう!

 

 

高齢者の相続問題や財産分与

高齢者の相続問題によくある悩み

財産分与の方法と注意点

 

 

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