家庭教育についてちょっとマジメに考えてみた。

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17May
- No.29 不登校の本質一不登校問題で悩める保護者の皆さんのために一
  不登校の本質一不登校問題で悩める保護者の皆さんのために一小野昌彦　著はじめにより不登校の子どもを抱える保護者には、3つのタイプがあると思う。　著者と日程を調整して、面接の時間を決定したとする。当然保護者の都合も聞いて日時を決定している。　１つ目のタイプは、約束した時間の前に著者に電話をして、「これから行ってもいいですか」と尋ねる方である。特に子どもに何かあったわけでもない。　２つ目のタイプは、やはり約束した時間の前に著者に電話してきて、「子どもが動かないのですが、どうしたらいいでしょうか」と尋ねる方である。　３つ目のタイプは、約束した時間にあらわれず、約束の時間から30分くらい経過してから、「遅れました。今から伺います」と電話をしてくる保護者である。この時、「ごめんなさい」と私に言わない。　この3つのタイプに再登校支援を実施したとする。１、２番目のタイプは、再登校するが、３番目のタイプは再登校が困難を極める。　なぜならば、３番目のタイプは、契約という考え方が薄いからである。３番目のタイプの保護者でも、著者が「こちらもあなたのために時間を取っているのです」と伝えて、はっと気が付いた表情をする保護者の場合は、再登校する可能性が高い。　どうして、そうなのか、これは本書を読み終わった時におわかりいただけると思う。どうして、そうなのか？気になる方は、どうぞ読んでいただきたい。３タイプを、見て思わず笑ってしまった。自分がそのようにカテゴライズされていたのかと知ったからと、３番目のタイプのように注意された心当たりがあったからだ。不登校のお子さんをお持ちのかたは、とりあえず、このカテゴリーに入らないように気を付ければ良いと言うわけだ(笑)。３タイプとも、社会人というか大人がするべき対応ではないというところに当てはまる。そういうことなのだろうな。グッときたポイント著書が届いて早速にパラパラと斜め読みをしていて目に止まったお名前があった。林礼子さん　だった。不登校のお子さんを復学させ再登校を支援する親の会を主催されていた方だ。著書を２冊購入し、拝読させていただいてとても印象に残っていたため、お名前の活字を見てすぐにハッとした。この方のお名前が見られただけでも、この著書購入してみてよかった～と思えた。こんな人におすすめ興味関心のあるかた不登校の本質不登校問題で悩める保護者の皆さんのために [ 小野昌彦 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}不登校の本質:不登校問題で悩める保護者の皆さんのためにAmazon（アマゾン）
16May
- No.28 「叱らない」が子どもを苦しめる
  「叱らない」が子どもを苦しめる藪下遊／髙坂康雅　著帯裏よりカウンセリングで多くの家庭を見る中で「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。(第3章より)背表紙より現在、不登校状態の子どもは小中学生合わせて約30万人。これまで「無理させずに休ませる」支援が主流だったがそれだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らす。「叱る」こと「押し返す」ことの意義をいまいちど取り戻す。「無理させずに休ませる」支援が主流だったがそれだけでは改善しない事例が増えてきていると、→増えてきている　ではなく、それでは改善しないからこれだけ増えたのだろう。今までこれで成功した試しはあったのか？と疑いたくなるような数字だが？8050問題は不登校引きこもりの　成れの果て、変な主流が流行った弊害ではないのか？と思っている。グッときたポイント叱るべき時はしっかり叱ることで信頼関係もうまれる。共感する、寄り添うことはもちろん必要だし大切なことである。ただ、それらの解釈を間違えたり、自分勝手に都合良く理解してはダメである。叱らない方が断然楽である。楽な方に流されていては本当の愛情は伝わらない。このように感じられる著書に出会えたことに喜びを感じる。こんな人におすすめ2024年2月10日初版第一刷発行　のほやほや　最新の　不登校の見解が見られます。誉めるだけじゃ　子どもは健全に育たない誉められることを求めるようでは　社会でやっていけない。社会で生きて行ける子どもに育てることが、親の大人の社会の責任でしょう。そんな生ぬるい世界なんてないよ。「誉めて育てる」が行き過ぎた社会が健全性を取り戻されるように　願うばかり。「叱らない」が子どもを苦しめる（ちくまプリマー新書　449） [ 藪下遊 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書４４９)Amazon（アマゾン）
23Feb
- No.27　子どもを攻撃せずにはいられない親
  子どもを攻撃せずにはいられない親片田珠美著はじめに　より子どもを自分の所有物とみなしているからこそ、自分の好きなように扱ってもいいと思い込むわけで、こうした傾向は、子どもを虐待する親に共通して認められる。　所有意識が強いのは、子どもに暴力を振るう親だけではない。子供を罵倒・侮辱・脅迫する親、子どもを自分の思い通りに支配しようとする親、兄弟姉妹の間で格差をつける親などにも、強い所有意識が認められる。　この手の心理的虐待は、子どもの心をひどく傷つける。ときには、頭痛や腹痛などの身体症状が出現することもあるが、ほとんどの親には、自分が子どもが心身の不調の原因になっているという認識がない。子ども自身も、まさか、親の対応が自分の身体症状の原因だとはつゆにも思わない。か弱くて申し訳なく感じていたり、いつも心配かけていることに悲しくなったり、またはしんどい時だけは優しくしてもらえる　と感じている。これが、怖いかな共依存のはじまりか。私の抜毛症も親のせいか。良くなかったと思うのが、私自身に「うるせえくそばばあ」「うざい」と言って親から自分から離れる気質が無かったことだ。その気質があれば不登校なんかにはならなかっただろう。私自身に依存気質が芽生えてしまっていたのだろう。むしろ、子どものためによかれと思ってやっていると思い込んでいる親が多い。とくに子どもを支配しようとする親は、このような思い込みが強く、親自身の価値観を子どもにも押しつける。それもよくわかる。自分の価値観が全てであり、絶対正しいと思い込んでいる。時代とともに価値観なんて簡単に変わってしまうという事も知ってはいるのに。こうした価値観の押しつけの根底には、子どもは「自分をよく見せるための付属物」という親の価値観が潜んでいることが多い。もっとも、この認識を親が自覚していることはほとんどない。むしろ、親自身が正しいと信じる価値観が子どものためになると思っているからこそ、それを押しつける。どこかで、子どもを「付属物」と思っているのかもしれない。ただ、家族というのは最小単位の集団で家族の誰かが犯罪者になったら、同じ家族は被害被るし、共同体といってもいい組織だから、ある程度は仕方ないかとも思う。ただ、「家族」から「付属物」として物扱いとなってしまわないように注意は必要かな。それぞれの人格、人権があるのだから。親の価値観は親の時代だからこそ通用するのであって、子どもの時代には通用しないことが様々ある。安芸高田市の石丸市長と議会の対立、混迷を見ても、ご高齢者の価値観には私もビックリする。もちろん石丸市長派です。たとえば、子どもが「いい学校」「いい会社」に入ることを親が願うのは、子どもの幸福のためだと親は思っている。だが、実際には、子どもが「いい学校」「いい会社」に入れば、親自身をよく見せることができ、自慢できるという思惑や打算が潜んでいることが少なくない。　このような思惑や打算を親が自覚していることはごくまれだ。だからこそ、親の価値感を子どもに押しつけ、自分の思い通りに支配しようとするのだろうが、その結果心身に不調をきたした方を精神科医として数多く診察してきた。とりあえず、自覚してみよう。自身の言動が思惑と打算だらけであることを。自覚することがスタートラインだろう。思惑と打算を内にひそめているから、それが伝わってしまうんだろうな。結局、一番が思惑と打算だから、本当に子どものためではないのだから、子どもにもそれが伝わっちゃうんだろうな。本心から子供のためのことなら、子どもも納得して聞くかもしれない。それに、本当に子どものためを思うなら、押しつけるような言動にはならないのでは？どのような事が「子どもを攻撃する親」と定義されるのか　目次から見ていくと理解しやすい。ともすれば、耳が痛いと感じる親もいるのではないかと思う目次第一章・子どもを支配しようとする親・ルールをつくって従わせようとする親・子どもの領域を平気で侵害する親・子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先する親・世間体を気にして結婚式にこだわる親・結婚を迫って頭痛を起こさせる親・お金で支配しようとする親・子どもを罵倒する親・子どもに必要なものを与えない親・兄弟姉妹で格差をつける親・“愛玩子”をすぐ変える親・“愛玩子”を援助するよう“搾取子”に頼む親グッときたポイント目次第二章　なぜ子どもを攻撃するのか第三章　攻撃的な親が子どもに与える影響第四章　処方箋―無理に許さなくてもいい第五章　子どもを殺す親著書の題名も結構強めですが、目次もかなり強めです。著者の経験談も多く読みやすいし、当事者自身の目線での文章は説得力が違う。過保護・過干渉も子どもへの攻撃であることをしっかり理解して、肝に銘じて親が変わることによって子どもの成長を妨げないでいたいものです。こんな人におすすめ興味のある方子どもを攻撃せずにはいられない親 (PHP新書)Amazon（アマゾン）子どもを攻撃せずにはいられない親【電子書籍】[ 片田珠美 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}子どもを攻撃せずにはいられない親（PHP新書） [ 片田珠美 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
22Feb
- No.26　HELPING CHILDREN SUCCEED
  私たちは子どもに何ができるのか非認知能力を育み、格差に挑むHELPING CHILDREN SUCCEED著者ポール・タフ高山真由美[訳]まえがき　より　非認知能力を育まれる機会を逃した子どもは、大人になった後に仕事や生活面でより多くの機会を失う可能性が高い。結果として、自身も貧困に陥ってしまう。　これが貧困の連鎖を生むのだ。　貧困に冷たい我が国は、貧困は自己責任だと突き放し、そして結果として、自己責任なんて持ちようがない子どもたちの間に貧困が広がることを、放置してしまっている。日々のニュースを見ていても、家庭内暴力、ネグレクト、親による乳幼児の殺害、学校内でのイジメ　全くなくなる気配はない。結局、ほとんどのところ自己責任で自分達で何とかするしかない。何とかする術を持たない子どもは犠牲者だ。親が我が子を守るしかないのだ。親がまっとうに育てるしかないのだ。親が子どもを自律させるしかないのだ。我が子なのだから。グッときたポイントP54　人生を不安定にする貧困などのせいで多くのストレスにさらされている親は、ストレスのない親の場合よりも、子どもに対して配慮の行き届いた、落ち着いた反応をすること、つまり安定したアタッチメントを育むことがむずかしい。しかし近年、親が望ましい行動を学習することは可能であるとの理解が進み、研究者の関心を集めている。親が行動を学習しなおすことで、子どもの発達や貧困から守れるなら、たやすいものだろう。子どもの将来が未来がかかっているのに飛び込まない親がどこにいる？P88　私たちは多くの場合、自分の行動が生む表面的な結果ではなく、その行動によってもたらされる内面的な楽しみや意義を行動の動機として決断を下す。この現象を「内発的動機づけ」という。「有能感」「自律性」「関係性（人とのつながり）」この３つが満たされるときにかぎり、人は内発的動機づけを維持できるこういった内面の動きや感情を理解しようとせず、親の「あなたのため」ほど　子どもの内的動機づけを阻むものはないだろうな。わかっていても止められない程に心が不安と心配性に支配されているならば、専門家の手助けが必要だと思う。P90人間は生まれながらの学習者で、子どもは生まれつき創造力と好奇心を持っており、「学習と発達を促進する行動を取るよう、内発的動機づけがなされている」これが正しいのなら、救われる。やりようによってはいつからでも遅くない。これをマインドセットしてみよう。こんな人におすすめ興味あるひと私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑むAmazon（アマゾン）私たちは子どもに何ができるのか非認知能力を育み、格差に挑む[本/雑誌] (原タイトル:HELPING CHILDREN SUCCEED) / ポール・タフ/著高山真由美/訳楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
21Feb
- No.25　モラル・ハラスメントの心理構造
  モラル・ハラスメントの心理構造加藤諦三　著はしがき　よりモラル・ハラスメントをする人は、「あなたのため」というモラルにしがみつく。「家族のため」というモラルにしがみつくサディストの親がいる。同じように「あなたのため」というモラルにしがみつく多くの人々が、職場にも学校にも公共の場にもいる。モラル・ハラスメントをする人は、自分は素晴らしいことをしているつもりで、実は相手の心を引き裂いている。自分の中のサディズム的行動を満足させつつ、自分は聖人だと思っている。モラル・ハラスメントをする人は、自分が「愛」だと思い込んでいたのは、サディズムが変装した姿であると理解できない。自分は相手を愛していないのではなく、相手をサディズムで支配していたのだということが理解できない。グッときたポイントいわゆる毒親と言われそうな親を例に挙げ、心理的に大人になれない親が会話の中でどのような言葉を使い子どもをコントロールしようとしているかを事細かにあらわされている。また、そのような言動が子どもに与える影響を見てみてもかなりショッキングだが、納得がいく。真正面から受け止めて、自分の中の毒の理解と、抑止力につなげたい。こんな人におすすめ自分がモラル・ハラスメントに値する対応をしないように気をつけたいものだ。もし自分のサディズムに気が付くことができてならば、そのサディズムを克服することもできるはずだ。自己の気付きと理解を求めて、または、自身がサディストの餌食にならないようモラル・ハラスメントの理解が少しでもすすむように。モラル・ハラスメントの心理構造Amazon（アマゾン）モラル・ハラスメントの心理構造見せかけの愛で相手を苦しめる人 [ 加藤諦三 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
20Feb
- No.24 登校拒否
  母親と教師がなおす登校拒否東山紘久著あらすじ母親こそが最良の治療者として考え、母親の不安を解消し、親子関係を変えてゆくことによって、大きな治療効果をあげている。子どもにとって最大の影響力をもつ母親に『母親ノート法』という具体的なカリキュラムをこなしてもらい、母と子のコミュニケーションを良いものに変えていく。はじめに　より登校拒否の中には、簡単に治るものが無いではないが、一般的に、登校拒否は、軽い、治りやすい症状とは言えない。理由は、症状をおこしている本人の問題と本人を超えた問題が複雑に絡み合っていることが多いからである。治りにくい、あるいは、一度よくなっても再発する登校拒否の中には、必ずといっていいほど、家の問題、家族の問題が存在しているといっても過言ではない。母親に対して、母親自身の問題をカウンセリングするのではなく、子どもを良くしようとする母親の気持ちを大切にし、具体的にその指導法を教えていく方が、子どもが早く良くなり、母親の苦しみも少ないのである。母親が子どもをケアするために、母親ノート法を用いて対応方法を変えていくのであるが、母親のケアの欠点は、母親であるが故に、心配し過ぎる点にある。心配し過ぎると、過保護になったり、誤ったり、矛盾したことをし、治療とは逆のことをしてしまいがちになる。これをチェックし、修正し、母親に安心感を与え、いつでもよいケアができるようにする。復学支援・家庭教育支援で用いられている技術に類似するようですが、上記を読んでもかなり難しいですよね。母親である故に心配性が治療とは逆のことをしてしまうと。なんなんでしょうね？子供の心配をしながら、子どもの足を引っ張ることになってしまうなんて、ムリゲーじゃないですか？母子の距離の近さに自分でイヤになってしまいます。不登校問題は家内で抱え込まずに早めに第三者に相談されることを強くお勧めしたい。こんな人におすすめ初版１９８４年７月１日とほぼ４０年前の著書ですが、色あせることの無い内容と感じました。４０年前から母子の問題に対しての対応方法を享受することができたのです。不登校が増加する一方ですが、諦めず、学びを深めたい方へ。母親と教師がなおす登校拒否Amazon（アマゾン）母親と教師がなおす登校拒否【電子書籍】[ 東山紘久 ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】母親と教師がなおす登校拒否母親ノート法のすすめ / 東山紘久 / 創元社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
05Nov
- No.23　愛ある叱り方とは
  叱りの達人河村晴美さん叱りの達人 | 叱りの達人｜河村晴美オフィシャルサイト『叱るとは磨き合うこと』そして、叱るとはコミュニケーションのたったの１％が目安です。ほめる・認める・ねぎらう・感謝する・称賛する・尊敬するなど、普段の関わり99％で信頼構築しておかないとパワハラになってしまうリスクがあるのです。パワハラと適切な指導は何がちがうの？明暗を分けるのが『リスペクト』。敬意がないとパワハラになります。敬意があると適切な指導になるの…shikarinotatsujin.com【叱られたい願望】成長のために必要？理不尽な説教でも？人を伸ばす指導方法とは？叱りの達人協会代表＆EXITと議論｜アベプラ.◆続きをノーカットで視聴▷https://abe.ma/3Sq0fq7　◆過去の放送回はこちら【残酷介護】胸を触らせておいて仕事を済ます？職員へのセクハラや暴力はなぜスルー？給与や働く環境はなぜ劣悪？｜アベプラ▷https://youtu.be/di-3SIqB4mI　【オイルショック】パレスチナ危機で再び？台...youtu.beAbemaprimeに出演されておりました。ホームページ冒頭より引用パワハラとはストレスと不機嫌と他者攻撃で引き起こされる玉突き連鎖です。この悪循環を断ち切るためには、何をすれば良いのでしょうか？パワハラにならない叱り方とは？「良くしたい！」気持ちはあるのに、伝え方がわからない…言葉をまちがえると、反論・反発・反抗の引き金になってしまいます。一方で、言葉を味方にすると、厳しいフィードバックなのに『愛あるお叱り』として相手の心にグッとくるメッセージに変わります。怒るは感情。叱るは思考力。『敬意と厳しさを両立させて感謝される叱り方』あなたも身につけてみませんか？グッときたポイント「叱り」の魅力、効力、利点、方法、理論、使い方、探しておりました！やっと見つけました。これか！って感じです。こんな人におすすめ○正しい叱り方を身に付けたいかた○「怒る」と「叱る」を混合しない　方法を学びたいかた
12Jul
- No.22　粋塾ch
  追記:2024/5　粋塾さんが労基法違反で逮捕されるとの報道がありました。とても残念です。　元々、運営方法や内容に関して賛否両論あったのだと推察しますが、それでも、引きこもりの実態をYouTube上において明らかにされ、閉ざされた家庭内での引きこもりの現状を世に広く知らせてくれたことに驚きと共に、現実を知る機会を多くの人々が得られたのではないかと思ってました。　その中で救われた家族、救われた当事者が多くいたはずです。なかなか、家庭の中の悲惨な状態、危機的状態は外からは見えません。当事者以外が外野から色々言うことは簡単ですが、一歩中に入って、問題解決に向けて援助することは並大抵の事ではないです。　介護の現場も同じです。メディアやその多くの人は介護の困難さ現状を知らないと感じます。知る機会もないです。個人情報保護の観点からも公にすることは難しく、サービス関係者、家族とで共有しながら問題に取り組んでいます。　　公的サービスでは手の届かない部分は民間サービスに頼る他ありません。民間だからこそできる個別に対応したサービスがあるのだと思います。　そこには大きな責任があります。関係者スタッフ、家族、利用者多くの人の期待を希望を背負ってられるのにも関わらず、労基法違反などとは、本当にガッカリです。周りにそれを止められる人はいなかったのかと、呆れてしまいます。　注目されているからこそ、責任ある仕事をしているからこそ、コンプライアンス、ガバナンス、社会的通念、倫理観など全てにおいて無責任無関心ではならないと考えます。　しょーもないことで、周りをガッカリさせるな。労基法って経営者なら初歩やろ。追記の追記:5月25日12歳に散弾銃撃たせた…？未成年の飲酒や喫煙を許容…？うそやん。。。まさか、粋塾のニュースとは思わんかったわ…別件かと…もう、しんじられへん。。。。。真面目に真剣に引きこもり支援とか不登校支援してる所の印象悪くなるから、本当にいい加減にして欲しい。YouTube見てたら、元校長先生っておっしゃる方も居たよね。それでもこうなの？もう、子どもを預ける系の支援先、信じられへんってなってしもうたやん。今までも子ども預ける系って色々ニュースあったけど、やっぱりここも一緒かって思ってしまうやん。これだけYouTubeで有名になって顔も出して、家族も晒してて、それだけ責任大きいと思うから　しっかりしてるのかと思ってたのに…違うんやなぁ。そうじゃないのだなぁ。預かった小学生のお子さんが学校に行っていない姿に「？」とは、思ってたけど。。。その頃から私とは考えが合わないなぁと思い、動画も見なくなりましたが…成年相手の引きこもり支援だけが良かったのかもね。。。。。こういう事があればあるほど、支援者の教養とか、資格とかやっぱり見てしまうよなぁ。判断材料として見られるよなぁ。どうしても。。。。。先週から驚くことの連続だわ。。。。。過去にあった支援先の過失とかさ、ちょっとは知ってたけど、まさかタイムリーに今、そのような事件に遭遇するって、ショックの度合いが違うわ。ていうか、先人の過ちを見て学びはあっただろうに。今、こんな事件起こるのか？って不思議でならないわ。モラルとかコンプライアンス、ガバナンスなんて事でなくて、単に常識の感覚が、ずれてる。そんな気がする。粋塾すごいなぁって見てた自分の見る目の無さにガッカリさせられた。　　　　本日の読書感想文ならぬYouTube視聴感想文今、大注目を集めておられる粋塾さん生き方を見直すところ数日前にYouTubeのお勧めに出てきて「なんやこれは？？？！！！」と、色んな意味で(いい意味の方)衝撃でした。やっと、全作見終わりましたのでちょっと感想文です。第三話秋田篇前編『引きこもりの小学５年生を引き取りに秋田へ』【1年密着ドキュメンタリー】今回は小学５年生の引きこもりの子「レンオウ」君を引き取りに秋田へ。秋田に着き、まずはレンオウ君の母親とお姉さんにお話を伺いました。塾頭の氷室さんがご家族と話す中で、レンオウ君だけでなく、母親とお姉さんに対しても感じたことを伝えます。==============================まずは相談からでもかま...youtu.be第四話秋田篇後編『引きこもりの子を連れ出すリアルな一部始終』【1年密着ドキュメンタリー】前回から一夜明け、いよいよ引きこもりの小学5年生「レンオウ君」を連れ出しにいきます。粋塾スタッフとレンオウ君が話す中で見えてくる母親とのすれ違い。無理やり連れ出すことは簡単ですが、それではまったく意味がありません。レンオウ君自身に決めさせる“粋塾流の連れ出し方”をご覧ください。【秋田篇前編はこちら】https...youtu.be第五話『引きこもりだったレンオウ君の粋塾研修生としての一歩目』【1年密着ドキュメンタリー】秋田の親元を離れ、粋塾に来たレンオウ君。秋田では見せなかった笑顔を初日から見せ、研修生やスタッフと会話をしていた。また、今回の連れ出しについて粋塾スタッフのお二人にもお話を伺った。==============================まずは相談からでもかまいません。困ってる方がいたら教えてあげて下さい。生き...youtu.beお勧めです。ぜひ、見に行って下さい。とにかく粋塾さんが配信されているYouTubeの全てどれも、これも印象的ですが一番泣いたのが上記張り付けの第４話不登校で家で暴れて、　お母さんの手に負えなくて粋塾さんにお子さん(れんおう君)お預けお願いするんだけどもう、行きたくなくて泣いてるれんおう君の気持ちに感情移入して私もれんおう君と一緒になって涙と鼻水でティッシュ山盛りだよ。隣も部屋で泣いてるれんおう君の声聞きながらうなだれてるちょうどサムネのお母さんの姿見てお母さんの気持ちになってまた更に涙と鼻水で…ここ十数年で一番泣いたれんおう君に感情移入したりお母さんに感情移入したり辛いわ…悲しいわ…応援したいわ…愛感じるわ…感動するわ…私の内面　忙しいわ…またまた、粋塾さんの優しく根気強い傾聴、対応に涙涙…最後には、れんおう君が自ら行くことを決めて…その姿に…５年生なのに…まだ子供なのに…スッゴい　しっかりしててれんおう君の勇気に決意にもー、嗚咽して泣いたわ！そんで、お母さんもよう決心したなって頑張ったなって…お母さんの気持ち想像してまた、涙止まらんやんか！粋塾の研修生になって笑顔のれん君見てまた、涙です。粋塾さんに出会えてよかったねって思えて涙です。なんでしょうとにかく、配信されてるYouTube全てが衝撃的なドキュメンタリーでした。不登校、ひきこもりの引き出しやさんとか施設とか聞いたことあったけど、こんなにもオープンにYouTube配信されてるのを初めて見ました粋塾の方々の勇気に研修生の方々の勇気に保護者の方々の勇気に敬意と感謝を、申し上げます。本当に勉強になりますし、改めて自分自身を見つめ直す事ができます。こんな人におすすめ不登校ひきこもりの家族不登校ひきこもりの本人学校の先生支援者
21Jun
- No. 21 「自傷的自己愛」の精神分析
  「自傷的自己愛」の精神分析斎藤環著あらすじ戦後精神史の移り変わりから、それぞれの症状、状態の理解、フロイトやラカン、コフート、エリクソンらの思想や、ひきこもり、不登校の理解が深まります。最近の若者の説明書を得たような気持ちになりました。また、自分自身の説明書でもあるかのようです。不登校、ひきこもりになる人達では明らかに、昭和生まれの私と平成、令和生まれの若者とでは価値観や物事、言葉の受け取りかたが大きく異なるようです。グッときたポイント読んでみて、とにかく面白い。自分自身の新しい説明書を得た気分です。気持ちや状態を言語化するのって難しくて、いつもモヤッとしてますが本書はさらりとそれをやってくれてます。「自己愛」というものの見方が変わりました。否定的な意味合いでとらえておりましたが、人間には必要なものだそうで、納得です。微毒親(ナチュラルコミュニケーションがすでに否定的で、親自身が自信なく育ち、自己否定ややっぱり他者否定も多く、口から出てくる言葉が基本的にネガティブ)を、微毒と感じないぐらいナチュラルにネガティブな家庭で育ちましたが家庭が『普通』という基準になってしまう恐ろしさ…親は、親。私は、私。親の心配はもう止めて、自分の事を大切に娘の事を大切に生きていこうと思えました。ナチュラルなネガティブコミュニケーションだけは、子どもに伝えないようにとにかく、ポジティブにいこうと余計な価値観の刷り込みはしないに限る親の価値観では、新たな時代には合わないでしょ。小言が子どものやる気を削いでた(私も削がれてたのに…親と同じ事をしているなんて…怖いわ～)と、より一層思いました。こんな人におすすめ不登校、ひきこもり当事者その家族カウンセラー教育者心理学に興味ある人「自傷的自己愛」の精神分析 (角川新書)Amazon（アマゾン）911円「自傷的自己愛」の精神分析（角川新書） [ 斎藤　環 ]楽天市場1,012円
14Jun
- No.20 「叱り方」の教科書
  学級・学年の“荒れ”を防ぐ叱り方「叱り方」の教科書吉田順著はじめにより※黒字は著書より、抜粋させていただきました。2020年6月1日初版第一刷発行2023年3月31日新装版第一刷発行この度、新装版が発刊されました。本書にもありますが、人が人を教育するにあたり、「注意する」「諭す」「説諭るす」「説教する」「戒める」「咎める」「叱咤する」こと無くして育つということは無いのではないだろうかと思います。子育てとて同じことであろうと思います。教育界では一般的に「叱る」より「褒める」ことのほうが優れた教育方法であり、「叱る」は劣るものと思われています。しかし、わが子を叱ることなく、褒めちぎって育てたという親は稀であるように、幼児期ならまだしも小学生高学年や中学生の子供たちを担任が褒めてばかりで指導するのは、非現実的な話ではないでしょうか。「叱る」ことは指導の入り口であり、立派な教育方法の一つです。「叱る」と言っても、色々あります。「注意する」「諭す」「説諭るす」「説教する」「戒める」「咎める」「叱咤する」これらを、使いこなすこと、子供に合わせて、タイミングを見て使いこなすことは「褒めて育てる」より、よほどテクニックが必要なのではと思います。行きすぎた「褒めて育てる」がここまで流行ったのは、安易な方法であったことも一つの要因ではないだろうかとも思います。人が取り入れやすかった、褒めてれば褒める側も気分がよろしい。「あれっ？」って思うことも、注意するより褒めてるほうが楽だし、世の中、子育ては褒める方が良いとの風潮もあれば、人は楽な方に流される。こんなところでしょうか？私も褒めれば良いと思い込んでました。うまく叱ることなんて想定してなかった…ただ、いらん小言だけはイッチョ前に言ってました…(ええ、母親失格です。子どもが親の言うこと聞かなくなるわけです。)難しい生徒に難しい親がいれば、叱りづらくもなります。モンスターはモンスターのまま…周りが忖度してモンスターが、卒業していくのを心待にされている現実。学級が落ち着いているときには、叱る必要もないけれど、荒れに向かっているときは叱ることが必要と言われています。家庭でも同じですね。今は叱れない親が問題視されています。叱り方にも問題があります。信頼関係を築けない叱り方をしても問題はこじれるだけ。親子の信頼関係や子どもの気持ちを削ぐことのない「叱り方」を学ぶ必要があると思っています。「褒めて育てる」より「うまく叱って育てる」です。この「うまく」がミソです。上手に叱れなければ、学級崩壊、家庭崩壊でしょう…叱られた子どもは反発するでしょうから…「叱り方」「言い方」「タイミング」ですよね。迷うことなく勇気をもって叱ることができるようになることは、荒れを防ぐために大切なことの一つですから、本書がその役に立つことを願っています。グッときたポイント「叱る」ことは指導の入り口であり、立派な教育方法の一つです。叱ることの必要性、重要性がしっかり書かれており、どこを読んでも納得。叱ることの強弱、優先順位、学校教育の場面でのことを書かれていますが、考え方や対応方法が家庭教育にもとても役立ちます。問題行動を起こす子どもの見方の学びにもなります。子どもの問題行動は教師の見ている所でする。家庭でも同じ…親の目の前で問題行動する。親居なくなったら落ち着いてる…これか。様々な問題に対して対応方法、考え方が具体的に書かれています。昨今の風潮は、どちらかと言うと学校の中には「怖い人」役の父親がいなくなってきたことを既に述べました。厳しければ、生徒との対立も増え、親とのトラブルに発展することも多いですが、やさしくしておけば、とりあえず生徒との摩擦も親からのクレームも少ないからです。この、「とりあえず」の対応、「やさしくしておけば」の対応…不登校問題も同じですよね。「とりあえず休ませましょう」「無理しなくていいよ」「行きたい授業だけ出たらいいよ」「保健室だけでも」親との摩擦をさけて、やさしく波風立てない対応のお陰で不登校25万人ですか。いつまでも待てばいいのか教えてもらえず、解決方法を、持たない人の摩擦を避けた「とりあえず」の常套文句。とりあえず休ませてみた→家庭の責任、親の責任、子ども自身の責任で結局家庭内でどうにかするしかない。学校生活では都合悪いのでフリースクール、通信制高校と別の居場所を作り結果8050問題が社会問題になってる政府も教育機関も「とりあえず」対応ですね。誰が子どもを守ります？親しかいませんよ。政府の方針信じて流行りの方針信じて気がつけば、自分も8050問題真っ只中ですよね。時間はあっという間に過ぎます。話が脱線しましたが、大切なことだと思います。尊敬されていないと指導は入らないどんなにうまい叱り方であっても、普段の“心構え”がきちんとしていないと子どもの心には響きませんから、指導は入らずうまくいきません。ここにもありました。普段からの親の姿勢が問われているということです。子どもにとって尊敬も出来ない親や大人の言うことなんか聞けないと言うことです。「叱る」事より「褒める」が流行った理由が、解った気がします。尊敬してもらえてなくても「褒める」は大きな摩擦をうまずにできますもんね。反発をかって事を荒立てることにはならないですもんね。「叱る」ためには土台造りからですね。これは難しいはずです…。でも、やらなきゃです。「叱れる」ようになるんです。こんな人におすすめ保護者教育者教員家庭教師子供に携わる大人不登校の親新装版「叱り方」の教科書　学級・学年の“荒れ"を防ぐ叱り方 (教科書シリーズ)Amazon（アマゾン）2,310〜3,850円「叱り方」の教科書学級・学年の“荒れ”を防ぐ叱り方 [ 吉田順 ]楽天市場2,310円
07Jun
- No.19 道は開ける
  道は開けるD・カーネギー香山晶【訳】訳者まえがきより【※黒字は本書より抜粋です。】前略たいていの人は「悩み」を克服したいと思いながら、これに引きずりまわされ、エネルギーを消耗し、思考力を失い、ついには人生に対して絶望感を抱くに至る。「悩み」とはまことに恐ろしいものである。人間が物質的に貧しかった時は、悩みは物質にむけられその解決はまだ比較的簡単であった。しかし経済的に人間が満たされた時、いよいよ人間本来の悩みが、大きくクローズアップされてきたように感じる。現代がまさにその時代ではないだろうか。中略この悩みを止め、そのエネルギーを人間本来の「幸福」な生活をはじめるために使うことの絶好の伴侶として、本書は今後とも読みつがれていくことを信じて疑わない。 1978年10月D・カーネギーさん、お名前は耳にしたことありましたが、今回、初めて著書を手に取る事になりました。道は開けて、悩みは無くなると言うなら…読んでみようかなぁ～と。世界各国で翻訳され、いずれの国でもベストセラーになっていて、日本でも全国の書店のロングセラーのリストに必ず出てくるそう。生きることは悩むことでもあるんだなぁ。世界中の人が悩みへの対応方法を、欲しているのだなぁと思いました。グッときたポイント【※黒字は本書より抜粋です。】多くの著書でも書かれていることですが、ここにもありました。○悩みすぎない、○不安に振り回されない、○マイナスに考えすぎない、○人がどう思おうか等と解るはずもないことに考えを持っていかないetc.沢山の困難や不安や深刻な悩みから克服事例もたくさん書かれています。多くの物語が私を勇気づけてくれました。✨起こり得る最悪の事態を予測し、その結果に従う覚悟ができると、とたんに重大なことが起こりました。私の気分は落ち着き、何日ぶりかで平安を味わったのです。✨「真の心の平和は、最悪の事柄をそのまま受け入れることによって得られる。心理学的に考えれば、エネルギーを解放することになるからであろう」まさに、そのとおりだ！心理学的に見て、エネルギーを解放することなのだ！私たちが最悪の事柄を受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなる。裏を返して言えば、どう転んでも儲けものなのだ！中略事態を改善しようとせず、破滅に瀕しても、できる範囲内での救出作業すらしなかったのだ。運命を建て直そうとせずに、「経験と悪戦苦闘」したあげく、最後にはうつ病という心のしこりの犠牲者となってしまったのである。こんな人におすすめ悩める人道は開ける文庫版Amazon（アマゾン）732円新訳　道は開けるAmazon（アマゾン）718円道は開ける文庫版 [ デール・カーネギー ]楽天市場770円D・カーネギー　マンガで読み解く道は開ける [ デール・カーネギー ]楽天市場1,100円齋藤孝が読む　カーネギー『道は開ける』（22歳からの社会人になる教室2） [ 齋藤孝 ]楽天市場1,540円まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 [ nev ]楽天市場1,100円マンガでわかる　新訳　道は開ける　（角川ebook　nf） (角川ebook nf)Amazon（アマゾン）693円コミックと図解でわかる　道は開ける (中経☆コミックス)Amazon（アマゾン）990円まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)Amazon（アマゾン）174〜4,605円齋藤孝が読む　カーネギー『道は開ける』 22歳からの社会人になる教室Amazon（アマゾン）1,463円マンガで読み解く道は開けるAmazon（アマゾン）1,045円
31May
- No.18 英語で楽しむ「アドラー心理学」
  英語で楽しむアドラー心理学その著作が語りかける、勇気と信念の言葉小池直己著第４章叱ってはいけない、褒めてもいけない23甘やかされて育てられた子供は、自分が世界の中心で、自分の願望が法律になると思い込む甘やかされた子供たちが大人なると、多分、我々の共同体のなかで、最も危険な種類の人間になるだろう。自分たちには善意があると明言する人もいるかもしれない。(中略)彼らは人生の意味とは、自分が一番になること、自分が最も重要な人間であると他者から認められること、〝自分が欲しいものは何でも手に入れること〟であると感じている。28叱られたり、褒められたりして育った人は、叱られたり、褒められたりしないと行動しなくなる他者から称賛され、評価される時にだけ、決して勉強する子供がいる。多くの甘やかされた子供たちは、教師の注目を得られる限りは宿題をちゃんとやるが、特別に考慮してもらえないという立場を失えば、トラブルを起こす。彼らは聴衆がいなければ何もできないのである。解説より抜粋前略他者は自分の欲求を満たすために生きているのではなく、自分もまた他者の期待に応えるために生きているわけではないことを、しっかりと認識することが必要です。嫌われるのを恐れて、他者の期待に応えようとする人、つまり、他者から承認されたいがために、不本意な行動をとってしまう人は、自分の人生ではなく、他人の人生を生きることになっています。自分の人生を生きようとすれば、必然的に他者との摩擦が起こり、他者から嫌われることもありますが、「私には私の生き方がある。他人がどう思おうが、他人の目を気にせずに、前向きに自分のための人生を信じて生きていこう」と考えれば、他者からの承認など全く必要なくなります。他者からの承認に依存するような生き方をしなくてすむようになるのです。「たった１度しかない、自分のための人生を自由に生きることが、何と素晴らしいことか！」後略こんな人におすすめアドラー心理学に興味ある方全ての方英語でたのしむ「アドラー心理学」その著作が語りかける、勇気と信念の言葉 (PHP文庫)Amazon（アマゾン）167〜2,112円
24May
- NO.17 不登校ってこんなきもち。不登校の子が親にしてほしいこと
  不登校ってこんな気持ち。不登校の子が親にしてほしいこときよか著あらすじ元不登校で現在は大学生になられた方が書かれている著書です。子ども目線で、不登校当時の子どもの気持ちはどのようであったかを綴られています。グッときたポイント元不登校当事者として、不登校の気持ちを書いて頂けるのは、親にとっては今後どのように関われば良いのか、どのような方向を目指せばいいのかのありがたい手がかりにもなります。子ども自身は、ほとんどの場合、的確に自分の気持ちを表現表出できません。その時々で「言った言葉」は決して嘘ではありませんが、根っこの部分の本心でもないことが多くあります。自分自身の本当の気持ちに気づけることもとても難しいことですから。暴言も、なげやりな言葉も、暴力も、その言葉や行動、態度に隠れている本心を少しでも多くの親に知ってほしいです。「学校に行きたくても行けない」「本当は学校行きたい」「本当はみんなと一緒がいい」「本当は自己嫌悪で一杯だ」「本当は…」子どもの「本当」は、あまり表面に出てこずにチック症状や、時には暴言、暴力として現れます。「本心」が言えずに「本心」にそった行動ができずに、苦しんでいるのが子どもです。不登校は、子どものＳＯＳです。子どもの「本当は学校に行きたい」気持ちを理解して対応を考えることが大切なのだと思います。学校に行ける援助を手助けを親や大人が出来るといいなと思います。安易に「学校なんていかなくていい」なんて、言わないでほしい。「他に居場所」を探すより、学校に社会に戻れるようにしてほしい。そう思います。こんな人におすすめ不登校の親教育者不登校に携わる方不登校ってこんな気持ち: 不登校の子が親にしてほしいことAmazon（アマゾン）500円
17May
- NO.16 叱られる力ー聞く力②
  叱られる力聞く力2阿川佐和子著著書紹介文よりいま打たれ弱い若者、部下を叱れない上司、子供を怒れない親が増えているという。そんな時代に、親に上司に怒鳴られ続けて60年のアガワが贈る、叱られても凹まない心得。「叱られることから人間関係は始まる」(アガワより。)グッときたポイントスマートな叱り方のとは？街中でマナーの悪い若者を叱る大人がいなくなりました。以前には若者に注意したサラリーマンが逆に暴行を受け死亡するというニュースもあり、叱ってくれる、注意してくれる大人はドンドンいなくなっています。「誉めて育てよう」が流行りすぎて？過熱しすぎて？ゆきすぎて？叱れない大人や親が増えています。叱り方の難しさ、叱り慣れていないと叱れない、注意出来ないですね。価値観も多様化していて、叱ることに悩むことも多くあります。それで良いのか！？見直す、考え直すきっかけになる著書です。「雑誌で『誉め方特集』が組まれたりして、今は誉める技術の方の話が盛んに取り上げられるけど、私は、誉める前にまず叱り方が問題だろうと思うんですよ」「叱るのは一回だけ。何度もしつこく叱らない」「遅刻したらダメでしょ」「もっと元気よく挨拶をしなさい」と言っただけで出社しなくなる新人がいるとか。本当に「誉めて育てる」が流行りすぎた弊害としか思えません。仕事してて、叱られることはあれども、誉められる事なんてないですよね！？誉められないから、認められないからって優しく声かけしてくれないからと言って病んでいる人、かまってちゃんな人多いです。(あ、私もか…だいぶんとマシになりましたよ。お陰さまで。)私を含めた世の中の誰もが「誉めて育てる」方向に偏り過ぎて、上手な叱り方と上手な叱られ方を忘れてしまったのかもしれません。部下の叱り方①ーーー借りてきた猫の法則家庭でも学校でも大事に育てられ、傷つく経験をあまり重ねてきていないので、一度、傷つくと衝撃が大きい。立ち直れなくなる。大手銀行ウーマンは、部下が営業先で恥をかかないよう、先方に叱られないようにと願うあまり、部下が出掛ける前に、こと細かく優しく声をかけてあげるそうです。「ちゃんと準備した？○○について聞いてくるのよ。大丈夫？じゃ、しっかりね。行ってらっしゃい」そう声をかけて送り出す自分は、まるで「ハンカチ持った？宿題やった？怪我しないようにね」と言ってランドセルの背中を叩く小学生の母親になった気分なんですと、彼女は力なく笑いました。なんてことでしょう？立派に社会に出て大手に就職したお子さんでもこのような事があるのですね？！ビックリしてしまいます。これで社会人が、勤まるのか？不安しかないですけども……。家庭教育て大事ですね。これでは仕事が続けられない大人や精神科に通う大人が増えることにも納得してしまいます。とても読みやすい著書でした。ざっくばらんといいますか、とてもユーモアがある文体です。アガワさんのエピソードを交えて書かれており、叱られること注意してくれることの大切さ、言ってくれる人がいるからこそ気づきにつながる。その事の大切さと必要性が柔らかく伝わってきます。また、叱ることは手が震えるほど緊張することであり、言うタイミングや言葉選びや相手の性格まで考慮して言わないと、伝えたいことが伝わらないことも書かれており、改めて叱ってくれる人の有り難みを感じました。叱ることも勉強ですね。叱ることもチャレンジして経験を積まないと、上手な叱り方を身に付けることはできないと書かれております。叱り方にもテクニックが必要で、今は叱る根拠といいますか、理由を求めている理由を言わなければわからない若者が増えていると、これもどうなんでしょう？理由を与えられて身に付くのでしょうか？自分で考える力は養われるとは到底思えません。注意を受けるとき、言葉多く理屈をのべられてうんざりすることがあります。ネチネチネチネチ結局この人何が言いたいん？あれこれ言われ過ぎて結局どこがいけなかったかのも見えてこない。出発点はどこだったのか？地雷の導火線はどこだったのか？それすら、さっぱりわからなくなる。言葉だけを追うように頭がなってしまっている自分を感じます。しまいに私の思考は停止…「この人、なに言うてるかわからん」って感じた瞬間眠気が襲ってきて耳も頭もどっか行っちゃってます。(勉強になります) 反対にガツンと一発怒られたほうが、心地よい衝撃と共に自分でいろいろ考えます。これが上手な叱り方というものか…と勉強になります。身近に上手に叱れる大人や親がいないことは、若者や子どもにって残念な事だと思います。叱られ上手は成長していく上でも社会人としても大切なスキルだなぁと著書を通じて改めて感じました。叱られた事をポジティブにプラスにとらえる力が必要かと思います。叱られたぐらいで、仕事辞めるようなのでは…困りませんか？やっぱり、家庭教育からだと思います。過保護・過干渉よりも精神的・社会的・経済的自立を。テレビで拝見する笑顔がステキなアガワさんのそのお人柄を想像しながら読んでいて、何度も笑顔になりました。ステキな著書をありがとうございます。こんな人におすすめ社会人大学生親叱られる力聞く力 2 (文春新書)Amazon（アマゾン）1〜20,965円叱られる力聞く力 2 （文春新書） [ 阿川佐和子 ]楽天市場880円
10May
- No.15 なぜ不登校児童に好きなことだけさせてはいけないのか
  子どものこころ専門医が教える不登校児童の笑顔を引き出す方法なぜ不登校児童に好きなことだけさせてはいけないのか渡邉恵里著哲学者スピノザから学んだ子どもが自分らしさを取り戻すコツ。「子どもの気持ちがわからない」あなたの疑問に答えます。参考にさせていただいたブログ『【不登校本・レビュー】なぜ不登校児童に好きなことだけさせてはいけないのか: 子どものこころ専門医』本書「なぜ不登校児童に好きなことだけさせてはいけないのか: 子どものこころ専門医が教える不登校児童の笑顔を引き出す方法」は、小児科医である渡邉恵里氏が…ameblo.jp不登校関連の本を多数ご紹介されており、いつも勉強させていただいております。気になり、興味そそられ、ポチっとしたのがこちらの著書。初めての聞いた哲学者スピノザに興味津々になってしまいました。グッときたポイントスピノザの方法を用いることにより、子どもが自分の気持ちと向き合いやすくなり、イキイキするようになってきたとのこと。新たな思想や価値観を自分の中の取り入れることは、自身の理解だけでなく、周囲の理解にも役立ちます。理解することで、受け入れられるようになることも多くあります。言いたいこと、伝えたいことは、同じでも、言う人が違ったり、アプローチが違ったりタイミングだったりちょっとしたことで伝わりかたも響き方も違ってきますよね。スピノザの死後100年経ってから、スピノザの、思想はヨーロッパで復興し広まったそう。18世紀のヨーロッパは、市民革命を経て、市民社会、国民国家が成立した時代だそうで…これまでの価値が崩れ、人々があたらしい生き方を模索する時代をスピノザは支えたそうです。価値観が多様化し、情報が溢れた社会で情報の取捨選択を求められ、必要な情報は自己で選び抜かなければならない時代に必要な思想なのでは？と、スピノザに興味津々です。その人がその人らしく、イキイキとする方法が、『スピノザの方法』です。と、著者がスピノザを学ぶこと、臨床に取り入れることで、迷いが無くなったとのこと。こんな人におすすめ不登校のお子さんにお悩みのご家族なぜ不登校児童に好きなことだけさせてはいけないのか: 子どものこころ専門医が教える不登校児童の笑顔を引き出す方法Amazon（アマゾン）770円
03May
- No.14犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉
  犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉出口保行著あらすじ「よかれと思って」は親の自己満足？その子育て、一度点検してみましょう！第1章「みんなと仲良く」が個性を破壊する第2章「早くしなさい」が先を読む力を破壊する第3章「頑張りなさい」が意欲を破壊する第4章「何度言ったらわかるの」が自己肯定感を破壊する第5章「勉強しなさい」が信頼関係を破壊する第6章「気をつけて！」が共感性を破壊する裏表紙の帯に書かれた言葉。パンチありすぎでしょう。さらに、裏表紙の言葉は続きます。「うちの子にかぎって大丈夫！」という家庭でこそ読んでほしい一万人の犯罪者・非行少年を心理分析してわかったこと。それは、虐待や育児放棄、貧困といったわかりやすい問題だけが、犯罪や非行につながるものではない、ということ。実は親がよかれと思って投げかけた言葉が「呪い」となって子どもを思わぬ方向に導いてしまう。子どもの可能性を潰さずに伸ばす子育ては、どのように実現できるのか。犯罪心理学者が解説する新・子育て論。犯罪者・非行少年の事例とともに紹介する。本文の序章には『「よかれと思って」は親の自己満足』と、書かれています。興味深いのが、法務教官が感じる保護者の問題です。子どもの事に無責任、子どものいいなり、子供の行動に無関心、子供の問題を他のせいにするの順に問題だとされていますが、続いて子供に過干渉的、親の考えを一方的に押し付ける、子供に期待過剰という問題点も出ています。親が良いと信じていることでも、子ども自身にとってはいい迷惑という場合は多いのです。そして、最初は小さなボタンのかけ違いだったものが、次第に取り返しのつかない事態になっていく……。そうならないための考え方や、親がおちいりやすい問題への対処法、子どもとの信頼関係の構築方法、対応方法が丁寧に優しくわかりやすく書かれています。なぜ「頑張りなさい」が子供の意欲を破壊するのか事例を示しながら、詳しく書かれており勉強になります。励ましや応援はお互いの信頼関係の上で成り立ちます。本当の信頼関係が築けていない場合、親子間でもポジティブな言葉として子どもは受け取れないようです。親子関係や子どもの反応などを観察しながら、親が発した言葉を子どもがどう受け止めるかをしっかり見極めてから子どもの心境に配慮した言葉を選ぶ必要があるようです。不登校や問題行動がみられる子どもには、子どもからすると親の不理解を感じているのかもしれません。どの言葉を使うか配慮して声かけするよりも、信頼関係が壊れてしまっているような場合は、親からの発信は極限まで控える方が良いと思われます。言葉なんて実態のない、あやふやなものです。受け取りかた次第でいくらでもネガティブにも否定的にも受け取ります。お互いに聴く気持ちがあって初めての言葉が気持ちが通じるのだと思います。まずは、親子の信頼関係の再構築からです。グッときたポイント原因追求よりも希望の光を示す声かけを原因を追求することには意味がありません。原因に意識が向いてクヨクヨしてそこへ大人も一緒になって原因追求すればなかなか立ち直れません。そのうえ、大人が「こうだから失敗した」と解説すれば、子どもは学習することができません。本人が考えることが大事です。心に届く褒め方のベースにあるのは観察肯定するというのは、褒めちぎることではありません。「気をつけて！」が共感性を破壊する同年代の子どもたちと関わる体験が圧倒的に不足し、心配性の祖母が何でも先回りして失敗させないように動き、子どもだけで遊ぶことを禁じていた。いわゆる過保護・過干渉によって共感性が育つ機会が奪われていたと言えます。うまくいかないことがあっても、愛情を持って真剣に向き合っていればなんとかなります。修正をおそれずにいきましょう。これが本書で一番にお伝えしたかったことです。人生さまざまなことがありますが、腐らず、あきらめずに生きていれば、必ずいいことがあります。未来はいつも明るいと信じています。きっと。一万人の犯罪者・非行少年の心理分析をしてこられた著者の子育て論。子どもの可能性を潰さずに伸ばす子育てをどのように実現していけばいいのか、親のための指南書となるのではないでしょうか。こんな人におすすめ子育てで悩む全ての人教育者犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書)Amazon（アマゾン）891円犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉（SB新書） [ 出口保行 ]楽天市場990円
26Apr
- No.13 子どもを幸せにする親ダメにする親
  子どもを幸せにする親、ダメにする親桜井章一著おわりにより本書を読まれた方の中には、常識的な教育観とはずいぶん違う考え方だなと感じた人もいるかもしれません。世のたいがいの教育は足し算の発想でなされています。能力をつけるとか、社会性を身につけるとかプラスのものを重ねていくことにひたすら主眼がおかれています。片や私の教育観は、引き算を重ねていくことで大事なものに気づいたり、学んでいくということを基本にしています。『常識的な教育観とはずいぶん違う考え方だなと…』とありますが、拝読する限り、とても常識的だと感じたというか、どの言葉も胸を打つものでした。「本当にそうだな」と、ハッとさせられることを書いてくださっております。もっと子どもの目線を意識しなければなと考えさせられました。教育は足し算と…確かに足して足して足して…それが、私の場合は不必要な小言でした。私の枠に私の生活パターンに、私の考えに子どもをはめ込もうとして…小言がどんどん増え、ますます苛立ち、良くない子育てしてしまった…教育は引き算が大切ですね。究極までに引き算すると、子どもは自主性を持ちます。究極までの引き算は、命に関わる問題かどうかですね。あとは、どうでもいいんです。あとは、学校行ってさえいれば学んできますね。人とのコミュニケーションも常識も、親は、ご飯作って洗濯掃除しとけば、あとは、自分のことすればいいのです。観葉植物に水やり過ぎて根腐れさせてしまいました。親の過保護・過干渉は、この観葉植物の水のやり過ぎににてますね。水のやり過ぎのために、精神が腐ってきてます。精神は人間の根っこだと思います。全ての活力、行動の源。水は足りないぐらいの方が良いみたいです。グッときたポイントグッときたポイントもありすぎて困っちゃいます。○「社会の提供する価値観そのものが本当に善いものなのか？」善いとされることに従ってさえいれば善くなるのかという疑問があります。中略自分の生き方を決めるような本当に大事なことは、物事を立体的にいろんな方面から見る必要があると思います。○「社会の価値観に頼り切っているとき、それがもし正しくなくて梯子を外されたらどうするんだい？」という思いがあるのです。だから、世の中を渡るには、世間の常識や善いとされる価値観を疑うくらいでちょうどいい。○私は「育てる」ことより、人と接する中で生まれる「導き」がありさえすればいいと思っています。「導き」とは言葉を変えれば、はっと気づかされる「気づき」の体験です。○教えよう、育てようと上から一方的に与えられたものは、簡単に子どもにしみこみませんが子どもが感じた「気づき」は体の深いところで理解され、血や肉になるものです。○親がしなければならないことは何かといえば、なるべくそのままその子が育つような環境をつくることくらいのことでいいと思います。○諦めることは、開き直ることではありません。私は道場でよく「開き直りは弱者の理論」と言っています。開き直りとは、自分の弱さに居直っているだけのことです。しかし諦めは今の自分の弱さを認め、そこに気持ちを残さないことなのです。子育ても諦めが大事です。○親が力で押さえ付けようとするのは、自分にどこか自信がないからです。作為的に親が圧力をかけるのと、親の存在感が自然と子供への圧力となるのとでは、まったく違います。人工的な圧力は子どもの心に不自然な負荷をかけ、それが強すぎると心をいびつにします。○放任しない放り方が大事なんです。「放る」というのは、放っても子どもの目に見えない大きな囲みを周りにつくっておいてあげることです。そうすると成長していろいろ悩んだり、辛い思いをしても、「戻れる場所がある」という感覚を持つことができます。子どもが「ここにいれば安心だ」と思えるのは、あれこれ口を出さないけど、ちゃんと見てる人がいることを知っていればこそです。それにはまず子どものやっていることを無視せず、しかも止めたりせず、ずっと目を離さずに放っておくことです。第２章の前半までだけでグッと来るポイントが溢れております。まだまだご紹介したいのですが…長くなりましたので、あとはぜひ本書をお手にとられてみてください。こんな人におすすめ子育て中の親御さん教育者子どもを幸せにする親、ダメにする親 (成美文庫)Amazon（アマゾン）348〜5,858円子どもを幸せにする親、ダメにする親（成美文庫） [ 桜井章一 ]楽天市場534円
24Apr
- No.12 子供の自己肯定感や親子の信頼関係に影響するダブルバインド
  読書感想文ならぬ…YouTube視聴感想文YouTuber子供の自己肯定感や親子の信頼関係に影響するダブルバインド子どもの自己肯定感や親子関係に影響を与えるダブルバインドとは？■関連動画【お片付けに関する動画】片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本｜整理整頓で非認知能力を鍛える方法https://youtu.be/NbzcBn0FcOo 【共感に関する動画】①小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て｜現代の学...youtu.be説明より子育てサロンニュートラルさんのYouTubeに表示されている『説明』を下記にコピペさせていただきます。毎回、とても勉強になる育児書等のご紹介があります(^-^)グッときたポイントYouTubeよりコピペ画像です。最近なにかとよく耳にする『ダブルバインド』上記の表題にそって『ダブルバインド』とはなにかを詳しく丁寧に説明してくれてます。私もダブルバインドは良くないイメージが強かったのですが、ダブルバインドを効果的に使う事によって、より良い効果を生み出すことも可能だというのです。その利用方法も紹介してくれています。私…やっちゃってました(^_^;)子どもを混乱させる、やる気を失わせる自己操縦感を失わせる子どもの意思を無くさせるそんな『ダブルバインド』の使い方…しっかりやっちゃってました。親としては、耳も胸も痛いお話ですが、それは、仕方ないこと。なぜなら、私たちも負のダブルバインドの中で育って来ているのです。むしろ、社会的に混乱させるダブルバインドの使い方が主流になってるんじゃないのかな？日本のナチュラルコミュニケーションがすでに負のダブルバインド…だから仕方ない。ここから学んでいこう～負の連鎖を今の時代の親が絶ちきっていこう～このように、親の気持ちもフォローしてくれてます♪じゃあ、どうすればよいのか？ポジティブな『ダブルバインド』の使い方ぜひ、これを身に付けたい！こちらも丁寧に説明してくれてます♪YouTubeって画面見てなきゃいけないでしょ？そんな時間ないよ～な方でも大丈夫！聞くだけでも大丈夫なように構成されてます(^-^)なので、私も家事のかたわらながら聞きさせてもらっております。勉強無しで経験だけで育児する時代は終わりました (^_^;)教育、教養は学ぶこと無しには難しいようです。まずは、家庭教育です。学校、社会に出て子どもが混乱しないように社会に適応出来るようにどう育てるか、育てられるか親のあり方が問われています。こんな人におすすめ子育て中のパパママ育児書読みたいけど、読書苦手な人忙しい人も、ながら聞きが出来るのでぜひ！
13Apr
- No.11 親が変われば、子どもが変わる
  親が変われば、子どもが変わるアスリートの親に学ぶ「子どもを伸ばすスゴイ言葉」鈴木颯人著はじめによりはじめに－親を見れば、子どもがわかる子育てにおいて親の存在は非常に重要な意味を持ちます。親御さんの言葉には、子どもの人生を決定づけるようなパワーが備わっているのです。「子どもを伸ばす」親にはある傾向が見えてきたのです。それは、「3つの力」に集約されます。・愛情を注ぐ力・子どもを信じる力・子どもと成長していく力これらがどんなものなのか、本書中で解説していきたいと思います。では、この3つの力をひっくり返すとどうなるでしょう。・誤った愛情表現をする・子どもの可能性を否定する・自分のことは棚上げする…もし、これらのうち、一つでも心当たりがあるようなら、ぜひ本書を参考に、これまでの子どもとの接し方を変えてみていただきたいと願います。・誤った愛情表現をする・子どもの可能性を否定する・自分のことは棚上げするう～ん。心当たりがあります…間違っていました…子育て………グッときたポイントグッときたポイントなんて…ありすぎて、書ききれません！全てです。今、「教育虐待」という言葉をよく耳にしますが…、結果を出さなければ自分を価値のない人間に感じてしまうと。そう思わせてしまっているのはやはり、親の対応が大きいようです。一流アスリートの親御さんの言葉や、多くの研究結果を示しながら書かれているので全てにおいて納得。でした。とても丁寧に言葉を紡いでおられ、最後にスポーツ『愛』、ファンからの『愛』、家族『愛』、について書かれているのをみて、さらに本書全体に著者の『愛』が感じられました。精神科で、「うつ病」と診断を受け多くの困難を乗り越えられた方だからこその言葉だと感じました。「脅すコミュニケーション」と「諭すコミュニケーション」「脅し」による指示は持続力がなく、「諭し」による指示には一定の持続力があることを示しています。子どもにとって大事なのは、自分で気づくことです。いくら言葉で命令しても、人は思ったとおりに変わりません。ましてや、いくら怒ったところで、真意が伝わらなければ、子どもにとっても、親にとってもストレスになるだけです。子どもに私のルールを押し付けない、感情で怒らない、イライラをぶつけない、イライラを家に持ち込まない。まず、親が自分の感情のコントロールですね。アンガーマネジメントですね。子どもの自信を育てる方法子どもより多くの経験がある親は、子どもの答えを聞くよりも先に答えを思いついてしまうものです。そして、少しでも安全な道を歩いてほしいという思いから、答えを与えたくなってしまうものです。しかし、子どもの側に立って考えていただきたいと思います。親から次々に答えを与えられ続けた子どもに自尊心は芽生えるでしょうか？親が手を差し伸べ過ぎることによって生まれる弊害があります。それは、自分で考えることが苦手になってしまうことです。私たちの脳は適切な刺激によって、新たな脳内回路を作り出します。自分で考え、試行錯誤しながら答えを出す作業は脳の成長にとっても必要な過程なのです。さらに、仮説を立てて行動に移して、失敗しながら自分の道を見つけていくことは、チャレンジ精神にもつながります。親がすぐに答えを与えてしまうことは、子どもの可能性を閉ざすことにもなりかねないのです。うー、気がつけば…先回りの言葉が出てしまっています。これが子どもの成長や、発達、自尊心を傷つけていますね。直さねば。必要以上に心配しないそもそも私たちは他人の心も行動もコントロールできません。それは、わが子だって同様です。〈中略〉どんな子どももいずれは自分の元から離れる日が来ます。失敗しても自分の力で乗り越えなくてはいけない環境がいずれやってくるわけです。どんな子どもも最終的には大人の手を借りなくても一人で歩んでいく力が求められます。そのときに必要とされるのが「自主性」であり、「自尊心」です。あ～、やっぱり子どもの自立のために親は、あるべきなんですね。心配性です…子どもを信じて、ドンと構えていられるように鍛えます。(たとえ、ふりでも…)失敗は成長のチャンスレジリエンス(精神的回復力)を、磨き上げていくには、子どものうちに挫折や失敗を経験することが不可欠なのです。自分自身に問いかける(前略)私のメンタルコーチとしての心構えを述べましたが、親御さんにも同じことが言えるのではないでしょうか。「子どもが結果を出すのにふさわしい行動をとっていますか？」「子どもの未来がよくなるためにふさわしいふるまいができていますか？」「子どもの結果を出すのにふさわしいメンタルを持っていますか？」いたたたたたたた…痛い所つかれた。このままでは、ヤバイですね。ふさわしい行動、ふるまい出来てません。ふさわしいメンタル…ごめんなさい。早急に改めたいと思います。自分の感情の見たくない部分に目を向けてみることは、「子どもが結果を出すのにふさわしい行動」の一つです。子どもがチャレンジしていくことと同じく、親にとってもチャレンジなのです。まだまだ、多量にグッときたポイントがありました。なるほど！と。もっともっと詳しくご紹介したいって思ってますが、長くなるのでやめておきます。優しい言葉で諭すように書かれたスポーツメンタルコーチからの愛あるメッセージです。ぜひ、お手にとられてみてください。こんな人におすすめ子育てされている全ての親御さん親が変われば、子どもが変わる――アスリートの親に学ぶ「子どもを伸ばすスゴイ言葉」Amazon（アマゾン）1,131〜6,124円${SHOP_LINKS}親が変われば、子どもが変わる [ 鈴木颯人 ]楽天市場1,430円${SHOP_LINKS}親が変われば、子どもが変わる【電子書籍】[ 鈴木颯人 ]楽天市場1,100円${SHOP_LINKS}
06Apr
- No.10 復学支援
  復学支援ある日、うちの子が学校に行かなくなったら②復学カウンセラー鈴木あや著興味ひかれた内容『No.8 ある日、うちの子が学校に行かなくなったら』ある日、うちの子が学校に行かなくなったら復学カウンセラー鈴木あや著はじめによりあっちこっちの壁に…ameblo.jpno.8で投稿した復学カウンセラー鈴木あやさんの書籍第２段です。著者の鈴木あやさんは、ご自身のお子さんが不登校になり、それをきっかけに、復学カウンセラーとなられたそうです。アメブロには、復学支援gotodayさんで支援を受けておられる方の投稿記事が沢山見られます。不登校のお子さんがいよいよ、復学！という投稿記事には、私も心震え感動しました。この著書にも多くの事例が書かれています。私の興味がひかれたのは事例にあわせて、書かれている子どもの対応方法、テクニックです。特に『一言メモ』に書かれている内容はまさに『親の対応のヒント』になります。サラッと書かれているので見逃しそうななります。○子育てというのは、実は、非常にシンプルなんです。親の対応は、「喜ぶ」か、「悲しい」か、のどちらかなんです。子どもを叱るよりも、小言を言うよりも、これだけの表現で「子どもに気づかせる」事が出来るとあります。表現方法やタイミングなどあると思いますが、とてもシンプルで子どもには解りやすい表現方法ではないかと思います。トップダウンの指示では、指示待ち族に育ってしまいます。「子どもに気づかせる」「自分で考えさせる」この対応こそが生き抜く力にもなり、自律心を養うことになると考えられます。ただ、親自身もそのような環境で育ってきてない人が多いのが現状。親自身が、そのような育ち方をしていないと、いざ子どもを育てようとしても、とても難しいのだと思います。著書を読む限り、こちらで指導受けられたお母さん方はこのテクニックを身に付けることができ、子どもの不登校を克服されています。自律に向かわせる子育てが出来るように親が教育を受けるようです。やはり、基本は家庭教育、親の対応のようです。○相手が求めていないのに、人の悩みに首を突っ込むのは、親といえどもマナー違反○ハラを据え、毅然とした態度を子どもに示すことが大切○子どもが暴れているとき、親は試されているのです。親の態度を貫けるかどうかを成長の過程で親を越えたい、自己主張したい、という自我の芽生えは大切な成長の過程ではありますが、それが、ただのワガママや甘えの表現である場合は、きちんと正さなければ、子ども自身が裸の王さまになりかねません。そんな子に育ってしまえば、困るのは子ども自身。協調性がない、わがまま、自己主張だけはしっかりする。我慢ができない。必要以上に他者を非難・攻撃する。はたまた、自分の意見を素直に相手に伝えられない、自分の意思を自己認識できない。相手の顔色を伺いすぎる。不満だけが自分の気がつかない間に増幅する。などなど…自律した精神が育まれないことになります。○「こんな子はもう育てられない」ではなく、そもそも親が子どもにしてあげることがないのです。特に中学生にもなれば、親は、ご飯を作るぐらいしかありません。それぐらいに、子離れ、親離れできている方が良いと、離れなければならないとのことでしょう。子どもを自立、自律させるためには、親から上手く離れてあげることが大切なようです。案外、親がいないところでは、しっかりしてるお子さん多いですもんね。そら、そうですよね。子どもは甘えたい、依存したい部分もあるでしょうから、親から上手く自立、自律への後押しをしてあげるぐらいの大人の対応をしたいものです。○自分は子育てにしばられていると思っていたけれど、本当は、「親が指示出ししなければ子どもはダメになってしまう」という思い込みが、自分たちをしばっていた思い込みや自分の価値観を解放し、新たな風を入れること。子どもを信じて任せるということでしょうか。いつまでも、3歳ぐらいの可愛い子どもであってほしいという母の欲求がありますよね。それでは、いつまでもたっても親も子も、幸せにはなれませんね。グッときたポイント紹介されている事例を拝読していて、驚くのが、子どもが復学カウンセラーさんに会って、本心を打ち明けている点です。ほとんどの場合、不登校の子どもは学校の先生や他の大人(ドクターやスクールカウンセラーにも)に会いたがらないから。子どもにすれば、大人が自分に会いに来て言う言葉はだいたい予想がつくから会いたがりません。大人を信用してないのです。親はもちろん、学校の先生をはじめ、ほとんどの大人には自分を学校に戻す力がないと諦めています。子ども自身が学校に戻ることを諦めています。例えば、クラスでイジメがあったとしても、それを先生に言いに行く子どもは居ません。なぜなら、先生には解決能力がないと諦めているからです。先生を信じて言いに来るのはせいぜい小学校低学年までです。そこで、学んでしまいます。言いに行ったら、自分が損する事を。クラスは何も変わらないことを。それが、人との距離感を掴むことや、コミュニケーション能力を養う事にもなるのですが。そんな子どもが、復学カウンセラーさんには会い、信じて本心を伝えると…ホームページ等を見る限り子どもと復学カウンセラーさんが何度も会う事は無いようですので、短期間で信頼関係を構築出来るのは…やはり、プロの技術、テクニックなのでしょう。子どもが、「この人は自分を学校に戻してくれるかも」と感じとるのでしょうか。そうかもしれません。こんな人におすすめ不登校のお子さんにお悩みのご家族復学支援Amazon（アマゾン）1,650〜4,455円${SHOP_LINKS}復学支援ある日、うちの子が学校に行かなくなったら2楽天市場1,650円${SHOP_LINKS}ある日、うちの子が学校に行かなくなったらAmazon（アマゾン）1,038〜4,785円${SHOP_LINKS}ある日、うちの子が学校に行かなくなったら [ 鈴木あや ]楽天市場1,650円${SHOP_LINKS}

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