不登校の本質
はじめにより
不登校の子どもを抱える保護者には、3つのタイプがあると思う。
著者と日程を調整して、面接の時間を決定したとする。当然保護者の都合も聞いて日時を決定している。
1つ目のタイプは、約束した時間の前に著者に電話をして、「これから行ってもいいですか」と尋ねる方である。特に子どもに何かあったわけでもない。
2つ目のタイプは、やはり約束した時間の前に著者に電話してきて、「子どもが動かないのですが、どうしたらいいでしょうか」と尋ねる方である。
3つ目のタイプは、約束した時間にあらわれず、約束の時間から30分くらい経過してから、「遅れました。今から伺います」と電話をしてくる保護者である。この時、「ごめんなさい」と私に言わない。
この3つのタイプに再登校支援を実施したとする。1、2番目のタイプは、再登校するが、3番目のタイプは再登校が困難を極める。
なぜならば、3番目のタイプは、契約という考え方が薄いからである。3番目のタイプの保護者でも、著者が「こちらもあなたのために時間を取っているのです」と伝えて、はっと気が付いた表情をする保護者の場合は、再登校する可能性が高い。
どうして、そうなのか、これは本書を読み終わった時におわかりいただけると思う。
どうして、そうなのか?
気になる方は、どうぞ読んでいただきたい。
3タイプを、見て思わず笑ってしまった。自分がそのようにカテゴライズされていたのかと知ったからと、3番目のタイプのように注意された心当たりがあったからだ。
不登校のお子さんをお持ちのかたは、とりあえず、このカテゴリーに入らないように気を付ければ良いと言うわけだ(笑)。
3タイプとも、社会人というか大人がするべき対応ではないというところに当てはまる。
そういうことなのだろうな。
グッときたポイント
著書が届いて早速にパラパラと斜め読みをしていて目に止まったお名前があった。
林礼子さん だった。
不登校のお子さんを復学させ
再登校を支援する親の会を主催されていた方だ。著書を2冊購入し、拝読させていただいてとても印象に残っていたため、お名前の活字を見てすぐにハッとした。
この方のお名前が見られただけでも、この著書購入してみてよかった~と思えた。
こんな人におすすめ
興味関心のあるかた