#学生時代の夏の思い出【柔道部物語:昭和の体育寮・あるある】 | 座って半畳、寝て一畳

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【柔道部物語:昭和の体育寮・あるある】

 大学の体育寮という所は、18歳~22歳の体力が有り余っている格闘技系の学生ばかりが集団生活をしていると、とても最高学部の学生とは、思えない小学生れレベルの、お馬鹿な事ばかりしていた、昭和の終わり頃の懐かしい、お話を今回はさせて頂きたいと思います。

 

 日々、血反吐を吐くような、厳しい稽古も終了し、風呂や夕食などを終えて、平和?な時間が訪れたと思いきや、テレビなどでカンフー映画やプロレス中継など放映された夜には、寮の何処からか、奇声と共に、後輩の悲鳴が響き渡ります。

 

 気持ちが盛り上がった上級生が下級生(特に1年生)をサンドバック代わりにし、プロレス技を掛け、まるで小学校の放課後のような、無法地帯でした。(大人なのにおバカな人ばかりです)

 

 部外者からすると、下級生に対する暴力行為(犯罪・リンチ?)に感じるかもしれませんが、当時の自分達は、上級生や下級生もお互い子犬がじゃれあっている程度ぐらいにしか、感じておらず、怪我などすることは、無いのですが、ご近所の一般家庭の方々には、日常的にリンチをしているように思われていた様です。

 

 昭和の時代、都内屈指の怖い大学として有名でしたので、武道系(柔道・剣道・空手・相撲・ボクシング・レスリングなど)の体育寮は、何かあると近隣の方々が警察へ通報される事も度々生じており、近くの警察署には、当校専用の課があり、数名の刑事さんが交代で担当していたようです。

 

 実際、過去に応援団ともめた時に、応援団員を寮の5階からロープで逆さ吊りにした事件もありました。現在、逆さ吊り事件を起こした先輩は、とある県警柔道部の監督をされおり、事件当時には、全国の高校柔道部に、あの大学に進学すると寮からロープで逆さ吊りされると噂になった様です。

 

 私の同級生は、気分が盛り上がると1年生の両足を柔道着の帯でしばり、モップ代わりに廊下を引きずり回したり、体中にガムテープを巻き、強制脱毛を行ったりと、無茶苦茶な事をしておりましたが、後輩達の面倒は人一倍見ている為、逆に慕われており、朝から晩まで仲良く行動を共にして、お互い笑いの絶えない楽しい寮生活を過ごしておりました。

 

 現代では、即日廃部になってもおかしくない様な事ばかりしていた寮生活でしたが、厳しい稽古の合間に小さい脳みそをフルに活用し、無い知恵を絞り出して、どんなに苦しくても、楽しさに変えてしまう、精神力や思考回路は、この時代に養われたように感じ、社会人になり、たいていの苦労も楽しみに変えてしまう技は、40年過ぎた現在でも生かされています。

学生時代の夏の思い出

 

 

 

 

 

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