【ゼネコン社員物語:就職活動】
子供の頃から警察官にあこがれており、大学4年生の時に、採用試験を受験しましたが、2月末に不採用になってしまいました。
武道系大学の柔道部だった為、不採用など考えておらず、就職活動などしておりませんでしたので、どうしたものかと思っていると、父親から今年卒業して就職浪人で中途採用になるより、留年し新卒採用された方が良い条件で就職出来るとアドバイスを受け、卒業単位も2教科程不足していたので、留年する事にしました。
柔道部で4年間学生らしい生活もしていなかったので、留年し御徒町にあるデパートで時折、アルバイトなどしながらお気軽な学生生活を送っていました。(相変わらず講義には、出ておりません)
9月下旬にそろそろ就職活動をしようと、就職課に顔を出し、企業の紹介をお願いしたら、担当職員(OBの先輩)から遅すぎると、厳しく怒られた後、とある中堅ゼネコンを紹介されました。
北海道から創業し、全国展開している企業で、先代の社長は、政治家になり一度大臣になったこともあるそうです。
スキージャンプにも力を入れており、オリンピック選手で現在では、レジェンドと言われている選手も若い時期に所属しており、長野オリンピックには、会社で壮行会を行いました。
就職課から紹介され、挨拶に行ったつもりでしたが、人事部長などと雑談を30分程した後、その場で採用を言い渡され、日当と交通費までいただきました。(帰りに焼き肉食べました)
あまり簡単に就職が決まったので、拍子抜けしてしまい、卒業までアルバイトなどして楽しい学生生活を過ごし、相変わらず講義には、出ない日々を過ごしておりました。
卒業時に必修科目が1個足らなかったのですが、卒業単位を満たしていた為、卒業救済処置というものがあり、無事に1年遅れで卒業することが出来、4月から新入社員です。
建設会社という事も有り、現場で土木作業員達の親方みたいなことを10年程していれば現場監督にでもなれると思って、入社しましたが技術関係(土木・建築)の学科ではなかったので、文系出身の私は、事務関係の仕事という事を、入社してから知る事となりました。
4月1日にホテルに集合し、3日程、研修を行った後、都内の下水道工事現場(都市土木)に配属されました。
無事に社会人となる事が出来、これから、12年間のゼネコン人生がはじまり、様々なことを経験してゆきますので、そのお話は、次回のお楽しみと致しましょう。

