【スペイン・サラマンカへの旅①・出発準備】
30年以上前、沖縄に赴任していた時、縁あって、琉球王家に伝わる古武術の稽古に参加させていただいていた時期（10か月程）があり、福岡へ戻った後も、沖縄方面を担当しておりましたので、毎月巡回時に稽古に参加させてもらい、東京に帰ってからも、定期的に連絡を取り親交を深めておりました。
ある日、沖縄の兄弟子から、スペイン人のお弟子さんが、先生と兄弟子さん達をスペインへ招待し、スペインのサラマンカという所で、琉球王家に伝わる古武術の指導と演武会を開催するので、私にも同行のお誘いがありました。
当時、ゼネコンの海外事業部に勤務していた為、早速、上司に「スペインで文化交流を行う」という嘘の名目で休暇申請し、快く快諾してもらい、スペインへの同行が決まり、10日程休暇をもらいました。
会社経費でパスポートを作ってもらっていましたので、いつでも渡航出来る状態でしたので、沖縄と連絡を取り会い日程等の調整を行う事となりました。
先生と奥様、兄弟子と希望する家族の総勢20名程の団体で、日程も決まり、準備期間となりましたが、私を含めてほとんどの人が、海外旅行が初めてでしたので、海外事業部勤務である私が、海外旅行保険や羽田から成田空港までの移動をサポートする事にして、着々と渡航準備を進めてゆきました。
当時、会社で利用していた、旅行社に相談し、成田で宿泊するホテルの手配をし、ついでに、羽田から成田までの移動バスもホテル側から出してもらうことにして、移動の確保をし、帰りも成田空港から羽田までおねがいしました。（ホテル側の好意で無料送迎でした）
出発までの間、海外旅行保険の手配や各自のパスポートの確認等、旅行会社の協力を得て、スムーズに進めることが出来ました。（餅は、餅屋ですね）
スペインまでのチケットは、スペイン側で手配をしてくれましたので、まとめて料金を送金し、滞在時の費用（移動・宿泊費・食事代等）は、スペイン側で負担してくれる事となりましたので、意外と費用は、掛かりませんでした。
スペインへ出発する前日に、羽田空港で沖縄側と合流し、ホテル側が用意してくれた、大型バスで成田空港近くのホテルへ移動し、1泊した後、再び送迎バスで、成田空港へ向かいました。
成田空港に到着し、搭乗手続きの為、航空会社の窓口に行くと、埼玉県で同じ流派を指導されている男性と、通訳兼旅行をサポートしてくれる女性が待ておりましたので、合流して、パスポートの確認と、搭乗手続きを行った後、搭乗ゲートに向かい、無事に飛行機に乗り込むことができました。
さてさて、これからスペイン・サラマンカへの陳道中の始まりです、しばしお付き合い願います。
