Fallout4(フォールアウト4)パトロール編 第10話 支援活動は1日にしてならず | TES&fallout forever

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 僕達はVault118を後にした。またコモンウェルスに戻って居住地支援を行うつもりだからだ。その前にやり残した事をやってから帰ろうと思う。

 

業魔怪人、番犬を買う

 僕達は水平線飛行1207に向かった。エリクソンのところの番犬達を買ってサンクチュアリヒルズで飼おうと考えたからだ。ジャンクヤードドッグのデューク、ウルフのミシカ、ミュータントハウンドのグレイシーという名前の番犬達を買った。

 それを見ていたストロングはエリクソンの番犬達を賢いから大丈夫だと褒めた。初対面でのギスギスしたやり取りでマズかったと内心反省したのだと僕は思った。それを聞いた彼は笑ってそれを許した。何はともあれ、これで仲良くなれた事は喜ばしい事である。

 

 エリクソン「ふふ、ストロングは何か成長したように感じる。彼を変える何かを経験したんだろうな」

 ストロング「そうとも!人間の優しさのミルクをこのリーダー、パーマーから学んだんだ!」

 パーマー「よしてくれよストロング。僕はそんな大層な事はしてないからさ!」

 

 

ファー・ハーバーを発つ2人

 その後、僕達はロングフェローの山小屋で休み、明日に備える事にした。

 ニュークリアスはそもそも教義的にストロングは受け入れないだろうし、アカディアは僕がインスティチュートに加担しているので何度も行くわけにはいかない。知られてないけどリスクになりかねないからね...。ファー・ハーバーで休むことも考えたが、ストロングを見かけた時の騒ぎをもう一度起こすような事はしたくなかったので、消去法でロングフェローの山小屋となった。

 僕はお詫びを入れつつロングフェローにその事を話すと、気にしなくていいと言ってくれた。ありがたい。彼にも何度も助けられた。せめて美味しい料理を作って振る舞わないとね。

 早速僕はクッキングステーションを使用して料理を作り始めた。

 最初にチキンの腿やニンジン、ブラックブラッドリーフや汚れた水を使ってチキンヌードルスープ。次にウルフの肉やルアー・ウィードを使ってウルフリブ。その次はオイルと生のフォグ・クロウラーの肉を使って揚げたフォグ・クロウラー。ハーミット・クラブの肉を使って焼いたハーミット・クラブを調理した。

 デュークやミシカ、グレイシーにはデスクローステーキを振る舞った。ちょっとしたパーティのような雰囲気で皆は楽しんだ。

 そして、翌日にはファー・ハーバーを発つのだった。コモンウェルスでの仕事もまだまだあるからね。

 

 ロングフェロー「こんなに大所帯で美味しい料理が食えるなんてまるでパーティーだな」

 ストロング「ストロングはパーティーは好きだ。何故なら沢山食べられるからだ!」

 デューク&ミシカ&グレイシー「「「アグアグ!モグモグ!」」」

 パーマー「喜んでくれて何よりだよ。作り甲斐があるってもんさ」

 

 

サンクチュアリヒルズ改装

 僕達はコモンウェルスに帰還し、サンクチュアリヒルズに帰ってきた。デュークやミシカ、グレイシーにストロングもここで暮していく事になる。なので、手を付けていなかった改装工事もしっかりやろうと思う。

 電力は以前作ったVault‐Tecスーパーリアクターをそのままに、インフラ整備や防衛力強化を行った。

 インフラ整備では浄水器の工業用を設置したりパワー・パイロン大を何本も設置しつつ、それを電線管を設置してそれぞれの家に電力がきちんと行き渡るようにしてランプや街灯が機能するようにした。その他には人も動物も増えたので、ゴートやスイカ、ニンジンやマットフルーツを大量に植えて食糧がしっかり採れるようにした。

 廃材の撤去等は車やタイヤ、カエデの幹や廃屋等を解体していった。コモンウェルスを旅している時には放置していたので今日で全て解体したのだ。少しは綺麗になったと思う。

 防御力の強化は改良型アサルトロン・レーザータレットを4門をサンクチュアリヒルズ入り口に設置した。他にも全体的に設置していく必要があるが今はこれ位でいいだろう。

 一通りの改装工事が終了後、X6がテレポートして現れた。彼は僕が目指している居住地支援のために目ぼしい場所を15カ所程、安全保持局の諜報作業の傍ら見つけたのだという。ありがたい事だ。

 僕はストロングをサンクチュアリヒルズに残し、再びX6と居住地支援の旅を始めるのだった。

 

サンシャイン・タンディングスCo-opを攻略せよ!

 1番目はアバナシー・ファームより南下してサンシャイン・タンディングスCo-opに向かった。

 かつてここは農業協同組合もある村だった。しかし、現在は安全保持局の情報では入植者が住んでいたはずだが、フェラル・グールやフェラル・グール・ローマ、ラッドローチの住処となっていた。

 僕はアクセラレーター、X6はヴェノムガンで返り討ちしていきった。入植者の生存者はゼロだった。いたのはグッドフィールズ教授という名前のMr.ハンディーだけだった。その彼は故障しているのか「かっこいい」や「しびれるぅ」という言葉しか繰り返さなかった。

 もう少し早く来ていれば助けられたかもしれないと思うと、とても悲しかった。他の場所は大丈夫だろうか?ここも再建するのは調べてからでも遅くないと思い、サンシャイン・タンディングスCo-opを後にするのだった。

 

ポンプ修理に協力せよ!

 居住地支援と別件だがサンクチュアリヒルズからみて東にあるシケット・エクスカーベーションに向かう事にした。そこに怪しげな集団が出入りしていると安全保持局から情報を得たとX6は言った。

 そこは戦前には大きな採掘場だったのだが、完全に水没していた。怪しげな集団は見えなかったが、サリー・マティスという名前の男性が声を掛けてきた。キャップを稼ぐ気はあるかと聞いてきたのだ。僕達がネオ・インスティチュートである事を知らないのかフランクに話し掛けてきた。

 混乱させるのも悪いので僕は作業の内容を聞いてから引き受けると答えた。サリーはそれを聞いて仕事内容を話した。どうやらポンプの調子が悪く、連結部で漏れが発生しているようだ。それは3カ所あり、場所は気泡の位置で分かるはずだからそこのバルブを回すようにと言った。それならお安い御用だ。

 

 サリー「おお!じゃあよろしく頼む!」

 パーマー「任せて下さい!きちんとやり遂げますよ」

 

 僕はその仕事を引き受け、気泡が出ている3カ所に潜ってバルブを回した。それ等を終了した事をサリーさんに伝えると、彼はポンプの端のスイッチを入れるように指示を出した。僕は端にあるスイッチを入れた。

 だがスイッチを入れた後、マイアラークが4,5体現れた。僕とサリーさん、X6は連携して返り討ちにした。

 サリーさんはポンプの機動でマイアラークを起こしてしまったと推測し確かに振動で起きる可能性は十分にある。だがマイアラークを退治したから他にも修理する必要はあるが、そこまで大変ではないと彼は言った。報酬として50キャップを僕に渡してくれた。僕はそのお礼を言ってシケット・エクスカーベーションを後にするのだった。

 

ジモンヤ前哨基地を攻略せよ!

 2番目はクアナポウィット湖から見て北西にあるジモンヤ前哨基地と呼ばれる場所に向かった。そこはレイダー達が占領しており、初手でヌカ・ランチャーを撃ってきたのだ。高機動戦闘システムで何とか回避したが、レイダー用に改造したパワーアーマーを着込んだレイダーのボスがヌカ・ランチャーを持っていたのだ。だが遠距離でしか撃つことは出来ないのは向こうも同じだ。近距離だと仲間ごと殺してしまうからだ。代わりに近距離では44ピストルで攻撃してきた。

 X6には部下のレイダー達を殺すように指示を出した。僕はボスの44ピストルの攻撃を避けつつアクセラレーターで集中砲火を浴びせて殺した。殺した後、僕はそのリーダーを調べるとブーマーという名前の男性レイダーだと分かった。全滅させたのでしばらくは大丈夫だと思う。入植者が先に住んでいた形跡はないので、犠牲者はいなかったのは良かった事だと思う。

 

テンパインズの断崖を支援せよ!

 3番目はジモンヤ前哨基地の南西にあるテンパインズの断崖と呼ばれる居住地に向かった。そこでは入植者たちの夫婦がいた。僕は彼等に居住地支援を申し出たが、やんわりと断られた。『インスティチュートを信じるのはレイダーを信じるようなもの』という格言が今も健在であり、今も信用がない事に変わりはなかったのだ。

 僕達は居住地の端に潜んでいるラッドローチを駆除した後、その場を去る他なかった。本当に、贖罪するのって大変だなぁ...。

 

 入植者「気持ちはありがたいが...やはりインスティチュートを信用することは出来んな。他を当たってくれ」

 パーマー「...分かりました。失礼します」

 X6「...ご主人様」

 

 この前のビリーへの失言を叱った事への反省なのかX6は入植者へ失言をしなかった。彼も成長しているのだろうと内心思った。僕も頑張らねば。 

 

スターライト・ドライブインを攻略せよ!

 4番目はドラムイン・ダイナーから東にあるスターライト・ドライブインに向かった。毎回ではなかったが僕もここのドライブインシアターを見て楽しんだ思い出がある。だがそこはモールラットの住処になっていた。

 僕達は奇襲を仕掛けた。噛み付き攻撃が厄介なので車を爆発させつつ殺していった。全滅を確認後、ここも居住地として使えるように確保した。残りも確認したら改装工事をしようと思う。

 

オバーランド駅を支援せよ!

 5番目はビーンタウン醸造所から南西にあるオバーランド駅に向かった。戦前は小さな駅だったが今は居住地として姉妹が住んでいた。居住地支援を申し出たが、ここでも断られてしまった。インスティチュートを信用することは出来ないと前置きして。やはりそうなるよねぇ...。ここでも僕達は立ち去るほかなかった。

 

 入植者「ミニッツメンならばともかく、インスティチュートの支援を受ける気なんてないわよ」

 パーマー「...そうですよね。分かりました。失礼します」

 

 

グレイガーデンを支援せよ!

 一旦僕達はネオ・インスティチュートにテレポーテーションで戻り、休んだ。通しでやるのはそれはそれでキツイからね。翌朝から再び行動開始だ。

 6番目はオバーランド駅から見て北にあるグレイガーデンと呼ばれる農場に向かった。安全保持局の情報通りならそこはロボットだけで構成された農場だ。実際にそこに行ってみるとその通りで、的確に農業をこなしていた。

 僕は畑でマットフルーツを育てているMr.ハンディーに話し掛けた。彼は管理者グリーンという名前らしい。口調が何となくゲーム司会者のようだ。ゲームの参加すれば素敵な賞品を1つ選べるのだとか。その他に取引も行っているらしい。面白いタイプのMr.ハンディーだと思う。

 賞品は何かなと期待しつつ、管理者グリーンと共にグレイガーデンの端に向かうと、それは錆びた原子力自動車だった。戦前当時は人気の商品だったが製造ノウハウは僕は知らないので修理出来そうにない。

 原子力自動車の魅力を伝えつつ、管理者グリーンは賞金の形で賞品を受け取る事も出来ると言った。100キャップでどうかと提案された。僕はそれに応じた。その方が実用的だからね。

 それを聞いた管理者グリーンは快く賞金の100キャップをくれた。この一連のゲームが本当に楽しかったようで、とても気分良さげだった。僕も何だかんだ楽しかったと思う。僕はそのお礼を言ってグレイガーデンの温室に向かうのだった。

 

 管理者グリーン「ふう、本当に楽しかった。遊んでくれてありがとう!」

 パーマー「ありがとうございます。僕も楽しかったですよ!」

 

 温室に入ると、そこはスイカやテイト、マットフルーツ等を栽培していた。そこで栽培中のMr.ハンディーに声を掛けた。彼は管理者ブラウンという名前でマットフルーツの取引を行っているらしい。1つにつき2キャップだと言った。僕は2つ持っているので4キャップ受け取った。

 

 管理者ブラウン「また頼むよ!」

 パーマー「はい!また会ったら持ってきます!」

 

 そして、僕はグレイガーデンを運営しているリーダーと思われるMs.ナニーに話し掛けた。彼女は管理者ホワイトという名前だと自己紹介した。彼女はグレイガーデンはコモンウェルス初の、コモンウェルス唯一のロボットだけで運営されている水栽培施設だと紹介された。完全に自立型で、人間の指示を必要としないと言った。安全保持局の情報通りだ。

 管理者ホワイトは更に詳しい説明を続ける。ここには2種類のロボットがおり、作業用ドローンとされるMr.ハンディーは労働とメンテナンスを行い、管理者である彼女とグリーンとブラウンは優れた認識プロセッサーを持っていると言った。それにより複雑な分析と意思決定が出来ると誇りを持って言った。製作者であるDr.エドワード・グレイという名前の人物が天才だったおかげだとも言った。

 僕はその人はかなりの天才だと思うと評価した。管理者ホワイトは自分ではそんなに良い言い方をした事がないと言った。ロボット工学と人工知能は大きく情熱を注いだ分野だったが、その他に情熱を注いだのはテレビに対する情熱だけだったらしい。変人の部類だったのだろうか?それにしても凄いとは思うけどね。 

 次に管理者ホワイトは自分は変わったパーソナリティを持っていると言った。僕はかなり独特で気付かない事はないと思うと答えた。彼女は誉め言葉として受け取っておくと言った。それと女が一番嫌だと思うのは普通だと思われる事だと持論を述べた。なるほどね。しっかりその辺はデリカシーを持つようにしようと内心僕は思った。これでも日頃から注意はしてるつもりだけどね。

 

 パーマー「そうですね。かなり独特。気付かない事はないと思いますよ」

 管理者ホワイト「誉め言葉として受け取っておくね。とりあえず、女が一番嫌な事は普通と思われる事なの」

 

 その他に管理者グリーンは補給品を提供するし、管理者ブラウンはキャップが欲しい時には雑用をくれると言った。だが管理者ホワイトも何か頼みたい事があるようだ。 

 

ウェストン・水処理場を攻略せよ!

 管理者ホワイトは僕達にある悩みを打ち明けた。グレイガーデンでは供給するための水が水質汚染されていると言った。それに僕達がネオ・インスティチュートである事も起因してお願いしていいのか判断を迷っていたようだ。

 僕は居住地支援が無理な場合でも依頼をこなして、ネオ・インスティチュートが自浄効果のある組織であると宣伝効果を得られれば良いのではないかと考えた。無理やりやればレイダーと変わらないからね...。

 僕は祖の悩みの解決に乗り出す事にした。管理者ホワイトから水質汚染の場所であるウェストン・水処理場という場所に行ってほしいとお願いされた。グレイガーデンから見て南西にあるようだ。早速行ってみよう。

 道中、オバーランド駅を横切ろうとしたらレイダー達がそこを襲おうとしているのを目撃した。僕達は素早く返り討ちにして犠牲者を出さずに勝った。戦闘後に入植者の女性から声を掛けられた。この間の非礼を詫びて、居住地支援を受け入れると言ったのだ。

 こんな事になるとは思ってもみなかった。お礼を言うのは僕の方だと思う。インスティチュートの所業を考えればこの前の対応は普通だと思うからだ。だが彼女は僕達の誠意を信じる事にしたようだった。ならば僕達はその信用に応えるために頑張ろうと思う。

 

 入植者「この前はごめんなさい。今のインスティチュートは、かつてのような組織じゃないのは本当だったのね...。助けてくれてありがとう」

 パーマー「いいえ。あの対応は何も間違ってはいませんよ。インスティチュートの所業を考えれば当然の反応です。それでも僕達はコモンウェルスに尽くしていく所存です」

 

 僕はワークショップを呼び出し、インフラ整備と防衛力強化を行った。

 インフラ整備では食料は充実しているので、電力はジェネレーター核融合と電動ウォーターポンプを設置した。 防衛力強化では改良型アサルトロン・レーザータレットを7門設置した。

 僕達はウェストン・水処理場に向かうので彼女達に挨拶してその場を後にした。ネオ・インスティチュートも信用に足る組織になるのは時間が掛かるが、地道な積み重ねが今みたいな効果を生み出したのだと思う。時間が掛かっても成し遂げる意味はやはりあると実感するのだった。

 ウェストン・水処理場に到着するとそこはスーパーミュータント達が占領していた。僕はいつものようにアクセラレーターで、X6はヴェノムガンで攻撃したがそこへB.O.Sが介入してきた。

 一時的に連携という形になったがこの間みたいないざこざに発展する事がないように、早急にウェストン・水処理内部に駆け込むのだった。

 内部に入ってから営業事務所ターミナルを見つけた。それを覗くと、ウェストン報道イベントの項目と事務用品注文の項目があった。

 最初はウェストン報道のイベントだ。10月26日火曜日にウェストンヘルスキャンペーンの一環で、地元及び報道関係者による施設見学イベントの事前連絡だ。従業員は礼儀正しくし、失礼のないように慎重に振る舞うようにと指示されてある。

 質問がある場合、特にコレラ流行に関しては広報担当に回すようにと念押しされてある。そのウェストン・ウォーターを完璧な味と称して報道関係者に振る舞うのはどうなのよ?この部分を読んでいて、最終戦争前にそんな話があったと思い出した。あの時はヌカ・コーラで喉の渇きを癒していたっけ。あまりニュースは見ない方だったけど、ウェストン・水処理場で出ていたとはね...。

 それで火曜日がイベントで業務が回らなかった分は、水曜日に2日分の働きをしてもらうとサウルという名前の人物から指示があったようだ。従業員を酷使するのはどうかと思うよ...。

 次は事務用品注文の項目だ。10月17日から23日までの間の事務用品の注文の流れだった。ウェストンヘルス文房具やウェストンのロゴ入り記念ペン、ウェストン・ウォーターのパック(空)等だ。これ等は戦前ではそれなりに見かけた事はあると思う。商魂逞しいけど、コレラを起こすようなことをするのはどうかと思うよ...。その対策もしてなかったようだし。まぁインスティチュートに加担した僕が言っていい事じゃないけどさ...。

 僕達は配置されてあるレーザータレットを破壊しつつ進むと、管理職のターミナルを見つけた。それを覗くと先程のイベントの項目の他にメモ:運営予算の項目があった。

 それは先程のターミナルでも出てきたサウルが運営主任であった事が分かった。正確にはサウル・アレンソンという名前らしい。

 第2四半期ではマサチューセッツ地域で記録的な赤字が出た事、運営費の高騰や規制環境が最悪の経営状況に繋がったようだ。住民と自治体を対象に公共事業市場でリーダーとして地位を保つには、斬新な解決策が強く求められているとあった。それがサウルであり、廃水再利用という大胆な試みとその仕事ぶりから高評価を得たらしい。

 公共衛生におけるリスクは低いと確信し、処理費用の削減の見通しに多大なる影響を与えるはずだと締めくくってある。これか!コレラの原因は!飲み水なのに廃水を再利用って全然ダメでしょ!いやまぁインスティチュートに加担した僕が言っちゃいけない事だと理解はしてるけどね! 

 念のために脇道を探索してみるとマシンガンタレットがあったので返り討ちにした。その近くには施設ターミナルがあった。それを覗くと共通するイベントの項目とタレットのコントロールの項目以外に、施設ログの項目があった。その中には4日分あり、10月18日と19日、21日と22日の項目だ。書き込んだ人物はセオドア・マークスという名前らしい。
 最初は10月18日の項目だ。タレット防衛システムの防水加工が完了し、初期テストは上手くいったらしい。また心酔したら、新しいセンサーが感知してくれるはずとある。毎週毎週停止しない事を祈るとあった。防水対策は確かに大変だなと思う。
 次は10月19日の項目だ。エミスという名前の人物が沈殿タンクを掃除中に、また内部タンクのバルブを閉め忘れたおかげで大量に水が溢れ出たとある。第4砲塔は被害が出る前に停止し、バルブを閉めたらすぐに動き出してまるで新品のような動きだったとある。だがエミスが犠牲になったようだ。う~ん、労災案件だ...。

 その次は10月21日の項目だ。洪水調節ポンプの定期メンテナンス。必要ではないが中央のお偉いさんが倹約に勤しむ中でも、やっておく事で永久に使えるようにしようという考えだったらしい。その職人魂は素晴らしいと思う。

 最後は10月22日の項目だ。火曜日にサウルが合同記者会見を行うらしいので、その準備の為に全員が月曜日に残業する事となった。来客を攻撃しないようにタレットシステムのプログラムを修正するのに、1日必要だと伝えたらしい。その作業は10分で終わらせて、後は有益な時間にしようと考えたらしい。ゲームのレッドメナスをプレイする気でいたようだ。まぁ激務ならそれ位のサボりは許されるんじゃないかな?

 そして、ボタンを押して進もうとしたが無理だった。回り道するしかないか。

 回り道して進むと、廃水調節ステーションを発見した。覗いてみると項目が3つあり、システム診断の項目と操作ガイドの項目、洪水調整ポンプ捜査の項目があった。

 最初はシステム診断の項目だ。第1から第4までの洪水調節ポンプが全てエラー表示だった。

 次は操作ガイドの項目だ。緊急時はポンプの傍にあるポンプコントロールスイッチを探し、手動で再起動するようにとあった。

 最後の洪水調節操作の項目だ。これを押してもエラーとなった。やはりポンプコントロールスイッチを起動させるしかないようだ。僕は近くにあるそれを起動させた。すると、これから進もうと思う浸水部分が引いてきた。見つけ次第ポンプコントロールスイッチを起動させて完全に水を引かせよう。

 僕達は水が引いた後に起きたマイアラークやソフトシェル・マイアラーク、再起動したレーザータレットやマシンガンタレットを返り討ちにしつつ、ポンピコントロールスイッチを起動させて進んだ。そして、最初を除いた後の4つのポンプコントロールスイッチを起動させた。

 僕達はウェストン・水処理場の水質汚染を解決したので、グレイガーデンに戻り管理者ホワイトにその件を報告した。彼女はとても喜び、ネオ・インスティチュートの宣伝もしてくれると言ってくれた。本当にありがたい。

 

 管理者ホワイト「本当に助かったわ!私達は貴方達ネオ・インスティチュートの宣伝をお手伝いすることに決めたの。それだけの事をしてくれたんだもの。力を貸すわ!」

 パーマー「ありがとうございます!感謝します!」

 X6「良かったですねご主人様」

 

 僕達はそのお礼を言ってグレイガーデンを後にするのだった。