Fallout4(フォールアウト4)メインクエスト編 第2話 遅すぎた到着 | TES&fallout forever

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 僕はコズワースからご飯を頂いて空腹を満たした。2世紀ぶりの食事は何だか感慨深いものを感じる。これが生きている幸せというものだろうか?今の幸運に感謝しなければ。

 食事を摂り終わったらコズワースは家族はただ隠れているだけかもしれないと言った。レッドメナス、つまり共産主義勢力からだ。この時代に中国やロシアが脅威になるとも思えないけどね。向こうも核を所有しているけどどっちが打ったか確証はない。サンクチュアリヒルズの惨状を見るに向こうもただでは済んでないだろうし。

 

家族を探せ!

 コズワースは2世紀の孤独を僕に吐露した。僕はネイトさんではないけれど彼の苦しみを聞こうと思ったのだ。最初の10年は床のワックスの手入れをしようとしたが核の降下物の除去に四苦八苦した事、倒壊した家のホコリの掃除がいかに無駄かという愚痴、車のサビを磨くにはどうしたらいいか分からないという嘆き等だ。苦労したんだなぁと思い彼の話を聞き入っていた。

 彼はネイトさんやノーラさん、ショーン君が亡くなったとばかり思っていたらしい。その不安は残念ながら当たっている。ネイトさんやノーラさんが亡くなった事を伝えるのは憚られた。孤独な上に残酷な真実を伝えることに何の意味がある?ロボットに心はあるかと言われれば明確な答えはないが僕はあると信じている。だから彼の心を踏み躙ることはせず黙っておく事にした。

 そしてコズワースはノーラさんがネイトさんに向けたプライベートホロテープを僕にくれた。これを聞くのは僕の役目ではなくネイトさんの役目だ。Pip-Boyで再生できるようだが聞かずに持っておくのがベストだろう。

 僕は家族の捜索を手伝うことにした。何かショーン君の手掛かりと掴めると思ったのだ。その過程でゴキブリ以外にも変異した蠅の怪物に遭遇した。放射能の影響だろうか?虫は小さいからあまり気にしなかったけどこうも大きくなると嫌だなぁ。襲ってくるし。
 コズワースは近辺に誰もいないことを確認した後にコンコードに行ってみてはどうかと提案した。まだ確認していないから行ってみるのもいいかもしれない。だがそこには暴力的な人間が住み着いているらしく、コズワースは数回棒で殴られてしまったらしい。

 もしかして、人間も暴力的になっているのか?嫌だなぁ。人間を殺すようなことはしたくない。殺すのは映画の演技ではしたことはあるけどあれはお芝居だからだ。役者はそれを分かって演技をするし観客は物語と分かっているからそれをポップコーンを頬張り、ヌカコーラを飲みながら楽しむものだ。リアルで起きていい事ではない。しかし、遭遇して殺し合いになったら僕も覚悟を決めるしかないのだろう。レッド・ロケットスレーションから向かうのが近いだろう。気が重いが行くしかない。

 

人懐っこい犬 ドッグミート登場!

 橋を渡り終えると人間の死体が転がっていた。ドラマや映画では見たことはあるが本物は親族の葬儀以外ではお目にかかった事はない。それも殺された死体だ。吐き気を催したが堪えた。これがこの世界の現実だと飲み込まなければいけないからだ。誰が殺したのだろう?コズワースかな?Mr.ガッツィーではないけど戦闘能力はあるとテレビのコマーシャルで見たことがあるから彼がやったのだろうか?装備や武器は失敬して頂くことにした。ジャンプスーツのみだとすぐに死にそうだからね。

 レッド・ロケット・ステーションに行くと犬が近づいてきた。どうも人懐っこいようだ。飼い主はいなかったのではぐれたか殺されてしまったのだろう。ほっておくのも気の毒なので同行させることにした。名前は勝手につけていいのだろうか?迷ったが名前がないのもいけないのでドッグミートと命名した。理由は特にない。何となくその名前が降ってきたのだ。神が授けてくれたのだろうか?

 コンコードの向かう途中で今度は蚊の怪物が襲い掛かってきた。虫の巨大化はもうやめてくれ~!と思いながら10㎜ピストルを撃った。退治し終えたらその血を吸っていたと思われる牛の死体を見つけた。首が2つある。放射能で変異したのが一般化すると今までの動物の姿も変わってしまうのだろう。怖いねぇ放射能は。

 

これが現実だ!初のレイダー戦!

 コンコードに到着した。人気がないように見えたが生きている人間を見かけたので声をかけようとしたら頬の横を何かがかすった。弾丸だ!コズワースの言っていたように狂暴化した人間だろうか?秩序は失われて久しいから暴力がものを言う時代になったという事なのだろう。20世紀のアメリカの映画や日本の漫画やアニメにも似たような状況の物があったと考えたがその考えは一瞬で払拭した。生き残るならこちらも戦う必要がある。つまり人を殺すという事だ。

 この人間達は人を殺すのに一切の躊躇いを感じなかった。狂っているのか時代に適応した結果なのかは分からないがこれが現実だと思い知らされる。打ち所が悪ければ死ぬ。そこでお終い。僕はまだ死にたくはない。映画の演技が役立つかは分からない。だが生き残るために僕も人殺しになる覚悟を持たねば!もうこの人間達は話し合うことは出来ない。敵と定めて殺すしかない!

 弾は装填されている。安全装置を映画の時のように素早く外して照準を撃ってくる敵に向けて撃った。バン!どうやら眉間に命中したようでその敵は血をドクドクと流しながら絶命した。今この瞬間に僕は人を殺してしまったのだ。罪悪感に苛まれながら僕は物陰から狙いを定めながら一人ずつ時間は掛かったが殺していった。もし僕が軍人ならばもっと早いのだろうが生憎元がスーツアクターでしかない。本物の銃の扱いも人を殺す経験も積んでいないのだ。今その経験を積むしかない!

 ドッグミートは人間相手でも容赦なく嚙み殺していた。味方以外には野獣の如き獰猛さを発揮するのだろう。味方で良かった。

 時間は掛かったが順当に殺すことに成功した。僕は心をすり減らしながらも何とか生き残り最後の一人を殺した。一息ついたら自由博物館の近くに襲ってきた敵とは別の死体があった。見たことのない装備だが民兵という奴だろうか?今の時代を生きるために必要になって生まれたのだろう。中に入ってその人達を助けよう。

 自由博物館は子供の頃に行って以来となる。そこは外にいた敵と同じように襲い掛かってきた。僕は自分の身を守るために10㎜ピストルを構えて一人ずつ順番に殺していった。徐々に殺しに慣れてくる自分に恐怖を感じつつも生き残るために行動した。ドッグミートも加勢してくれるおかげもあるのだろう。一人だとまず死んでいたからね。

 

間に合わなかった救助

 僕は博物館内部の敵を時間を掛けて一掃した後に周辺に民間人と思われる死体を見つけた。次に彼らを守っていたと思われる民兵の死体もあった。どうやら僕は救助に間に合わなかったようだ。遅すぎたのだ。後悔しながらも物色することにした。この時代に簡単に物が揃えることは出来そうにないからだ。

 失敬しながら彼らや敵から物色していると民間人の中の作業服の男性の死体には何からおかしな機械があった。何の部品だろうかと思いながらも入手した。貴重品かもしれないし。何かの役には立つだろう。

 女性の遺体からメモを発見した。これによると民兵はミニッツメンという組織の構成員の男性はプレストン・ガービー、作業服の男性はスタージェス、老婆はママ・マーフィー、半袖の男性はジュン・ロング、長袖の女性はマーシー・ロングという名前の人物のようだ。コンコードを脱出したら「ダイアモンド・シティー」という場所に避難する予定だったらしい。核戦争前には聞いたことがないなぁ。もしかしたら僕が寝ている間に生まれた町かもしれない。助けることは出来なかったが情報は得られた。とりあえずサンクチュアリヒルズに帰ろう。

 僕はコズワースに援助を見つけられなかったと報告した。ダイアモンドシティーという町があるのは分かったがショーン君の手がかりがあったとは言えないからだ。力になってくれそうな民兵は僕の下手な戦い方で遅れてしまい、犠牲になってしまいもう望めない。

 コズワースはMr.ガッツィーではないが戦えるからお供すると申し出てきた。ありがたいが僕は断ることにした。彼には申し訳ないがサンクチュアリヒルズを守る者が必要だ。彼にはその役目を担ってもらおうと思う。ショーン君捜索は僕とドッグミートで行うことにしようと思う。

 そうと決めたら時間も遅いから寝よう。明日からダイアモンドシティーに向けて出発だ。今日はとても精神的に来たから寝て落ち着こう。この世界で生きていくためにも。