いよいよ明日は2月1日です。
何を書こうか迷いました。2022組の皆様や読者の皆様への感謝で締めくくろうとも思いましたが、それは試験終了後かなと思いました。
色々と考えたのですが、私の今の偽らざる心境について書こうと思います。
今、私には息子に感謝する気持ちがあります。
そのことについてここに書き記し、明日を迎えたいと思います。
息子の勉強をきちんと見始めた新4年生から、今日まで3年間です。この間、私にとってとても幸せな日々でした。
この3年間、息子は私の期待以上に、どこまでも成長していきました。もちろんうまく行かないことも少しはありました。ケアレスミスが減らない、国語の記述がいまひとつなどなど。でもそれらについても一緒に考え、乗り越えてきた日々がありました。
試験で一喜一憂するな、とはよく言われることですが、一喜一憂もいいのではないでしょうか。結果が良かった時は一緒に喜び、良くなかった時は一緒に反省する、そのような時間を何度も何度も共有できたのは、今にして思えば貴重な思い出です。
小学校高学年にもなると、普通であれば子供の成長にこれほど深く関与できることはなかなかありません。日々成長していく息子の姿を見守っていくこと、親としてこれ程幸せなことがあるでしょうか。我が家では中学受験はそのような機会を提供してくれるとても大切なものでした。
息子が中学受験を通して、私にそのような思い出をくれたことにまずは感謝したいです。
そして、成長させてもらったのはむしろ私なのです。
学習面でも、人間的な部分でも、息子に成長してほしい、息子の成長を促すにはどうすればいいだろう、という思いを持って息子に接してきました。そして気付いたのは、そのように息子に接していくと、翻って自分自身の能力、人間性をより高めなければ、という気持ちに通じるのです。
決して押し付けたりはしませんが、息子にこうなって欲しい、という理想像が私にはあります。学歴とか職業とかそういうものではなく、人格的、人間的な面です。ではそのような人物に自分はなれているのだろうか?この3年間、そう自問することがしばしばありました。息子に努力を求めるのであれば、自分も努力し、自らを高めなければなりません。息子が一生懸命目標に向け努力している姿を見て、私も息子以上に努力しなければと思い続ける3年間でした。
そのようにして、息子は自分自身の成長のみならず、私のことも成長させてくれたように思います。私自身、息子に尊敬されるような人物、私が息子に求めているような人物になれているかと言えば、まだまだ足りません。しかし、私をそうした気持ちにさせてくれた息子に感謝したいのです。
今は、息子にはこのようなことを直接言いませんし、言っても引くだけでしょう(笑)。が、いつの日か、この中学受験の日々を振り返って、「貴重な思い出をありがとう、そしてお父さんを成長させてくれてありがとう」そう息子には伝えたいです。そして、「もし少しでもお父さんのしたことが息子君自身の役に立ったと思ってくれるのであれば、いつか息子君の子供たちにも同じようにしてあげて欲しい」そう伝えたいと思います。
ここまでは、今は息子には秘している私の気持ちの備忘です。正直ちょっと感傷的になりすぎているかも知れませんが、まあ今日は許して下さい(笑)。いつか直接息子に伝えればよく、わざわざブログで書くような内容でもないのですが、自分の今の気持ちを整理するプロセスとしてここに書き留めさせて頂きました。
さて、明日に向けては、息子にこう伝えます。
「お父さんはもう息子君にこれ以上望むものはないよ。長い間の努力、それは決して裏切らないから、あとは自分を信じて、自分の力を全力でぶつけてくるだけ。結果はついてくる!絶対大丈夫!!」