2020年灘中入試問題の算数(1日目)を解いてみた | 2022中学受験(息子)と2027中学受験(姪) -A stitch in time saves nine-

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2022中学受験を終了した男子を持つ父のブログ
淡々と息子の学習(主にテスト)の記録をつけていたブログです。
息子は開成・筑駒をはじめ受験校全てに合格しました。
現在は2027年組の姪っこの中学受験アドバイザーです。

最初に、灘中受験生のお子さん、保護者の皆さんは大変お疲れ様でした。

結果がどうあれ、次に向けてまた頑張って下さい。

 

 

 

さて、私は大学生の頃に難関校の中学受験生の家庭教師をやっていた経験があり、それなりに難関校の算数は解け、教えられていたと自負している。しかし、それももうかなり昔の話で、最近の中学受験算数を解けるかはあまり自信がない。

 

ただ、息子の入試を2年後に控え、来年の過去問演習時には必要に応じ息子に教えられるよう、最難関と言われる中学の算数入試問題くらいは解けるようになっておこうと思っている。

 

正直ブランクは大きいし、私が教えていた時よりも難度は上がっていると思うのだが、息子の算数の進度に合わせて往年の勘を少しずつ取り戻してきていると思う(実際上息子にはほとんど算数を教えることはないのだが、テキストを見ていると思い出してくるものだ)。少なくとも1年前よりは向上しているはずだ。

 

そこで、ちょうど今年の灘中の入試が終わり、ウェブで入試問題がアップされているので、算数の難度が極めて高いとされる灘中の入試問題をやってみようと思う。

 

さて灘中の入試はご案内のとおり1日目・2日目と分かれている。2日分はさすがにボリュームがありすぎるので、ひとまず1日目の算数を時間を計って解いてみた。私の感じた難度(3段階評価)を付している。

 

第1問:計算問題

これは正確に素早く解けるかがすべて。

難度:★

 

第2問:文章題

不等式を用いれば比較的容易に出せる。

難度:★

 

第3問:旅人算

割と解きやすい問題。現段階の息子でもできそう。

難度:★

 

第4問:カレンダーの問題

最初に6月の土日の日数と9月の土日の日数との関係を調べる必要があるが、ここで時間をいかにかけないかがポイントだろう。地道に調べれば息子にも解けそうだが、素早く解くのは習熟が必要か。

難度:★★

 

第5問:規則性

これもある程度時間をかければ正解に至れると思うが、計算方法を素早く思い当たることができるかがポイントか。

難度:★★

 

第6問:時計算と数の性質

これも時間をかければ正解に至れる問題だが、素早く解くには工夫が必要か。

難度:★★

 

第7問:平面図形と比

これは比較的容易な問題。相似に気づけばすぐできる。今の息子でもできるかも知れない。

難度:★

 

第8問:平面図形と相似

正方形に含まれない三角形が相似になっていることに気づけば、すいすい解けそう。(2)の方は面積比に気づけるかどうかで、スピードに差がつく。

難度:★★

 

第9問:平面図形

これは恥ずかしながら解法が時間内に思いつかなかった。脱帽。平面図形の補助線感覚はまだ忘却の彼方のようだ。

難度:★★★

 

第10問:回転体

これも相似に気づけるかがポイントか。気づければ比較的容易。

難度:★★

 

第11問:展開図

展開図から立体をイメージするのはあまり難しくないが、体積をどのように求めるかが問題か。そこで工夫できないと時間がかかる。

難度:★★

 

全体

正解に至ったのは10/11問。我ながらまだまだ捨てたものではないとちょっと満足だ。

 

昨年の灘の問題は解いていないので、例年との比較はできないのだが、さすが灘という印象で、難易度としては全般的に難しいものが多い。特に図形問題に難問が多いのは昔からの特徴か。全体に問題量が多いので、いかにして工夫してスピードアップを図るかがポイントだと思う。力技でも解ける問題はあるが、それを短時間で解くスキルが必要だろう。

 

さて、はっきりいって今回私自身かなり消耗した。2日目の算数をやるのはしばらく後になりそうだ。こんなのを2日連続でやる(しかも国語・理科もある)灘中受験生には最大限の敬意を表したい。

 

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