『HSP(繊細さん)』って聞いたことはありますか?
HSP(Highly Sensitive Person)
思慮深く、
人の気持ちや刺激に敏感な気質の人
のことを言います。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が
提唱した概念がベースになっていて、
5人に1人存在すると言われています。
こんにちわ。今日も遊びに来てくれてありがとうございます!
『HSP』 (Highly Sensitive Person)
またの名を『繊細さん』ともいいます。
私も全部ではないけど、
HSPにあてはまる部分はあるなぁ。
と感じています。
そして、子どもの中にも
『HSC(Highly Sensitive Child)』の気質があるなと
感じる子がいます。
『HSP』『HSC』について知ることは、
自分、そして悩みを抱えている子のことを
理解することに繋がると思い
何冊も本を読んだり、
ネットで調べたりしています。
まだ勉強中、模索中ですが
本で読んだことなどを
整理したいと思います。
目次
1.『HSP』こんなあなたは繊細さん
2.外向的なタイプもいる
3.レッテル貼り? ラベリング?
4.繊細さは克服するべき課題?
5.『繊細さん』でよかったと思うのはどんなところ?
6.幸福は主観的なもの
1.『HSP』こんなあなたは繊細さん
周りに機嫌の悪い人がいると気になる(なんかイヤな気分になる)
人と長時間一緒にいると疲れてしまう。
浅い話(雑談・ゴシップなど)に興味がわかない。
音・光・におい・味・暑さ・寒さ・空腹などに敏感
人の外見・声のトーンの小さな変化に気づく。
暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている。
などなど。。。上記はほんの一例でまだまだ項目はあります。
アーロン博士によるHSP自己診断テスト(ネットや本など)もあるので、
興味のある方はやってみてもいいかと思います。
もちろん、当てはまる項目が多い人
該当欄は少ないけど、程度が強い人など
様々だと思います。
『うんうん、分かる!当てはまる!』もあれば、
『そこまでではないな~。これはないな。』等々。。
2.外向的なタイプもいる
『繊細さん』というと
内向的でおとなしいイメージをもつかもしれません。
でも中には、
外向的で好奇心の強いタイプも。。。
HSPの中で約30%が
刺激を求める外向的な性格
HSS(Highly Sensation Seeking・刺激探求型)
だと言われています。
3.レッテル貼り? ラベリング?
『HSP』『HSC』という名前について
新たなレッテル貼りだという意見や、
枠にはめて決めつけることはしたくない
という意見もあるようです。
私もそれはよく分かります。
人はそれぞれで、
色んな人がいるのに
この人は○○だからこうだろうとか
決めつけるのは、『HSP』に限らず
残念でもったいない気がします。
『HSP』『HSC』という名前は、
枠にはめて決めつけるために提唱されているものではありません。
抱えている悩みに名前がつくことで、
敏感で感受性が高い子の反応を否定する必要がないことや、
受け止め方がわかることもあります。
『病名』や『概念』などによって、
今の苦しみに輪郭が与えられるということに意味がある。
自分の生きづらさとか、
いま不適応をおこしている原因が何なのかわからないことは、
ものすごくつらい。
自分がうまくいかないのにはこういう理由があったのだと理解できたり、
今後おこりうる不都合が予測できたりするというのは、
基本的にはすごく救われることです。
『HSCを守りたい』 斎藤暁子著
4.繊細さは克服するべき課題?
繊細さという気質は、
『気にしすぎ』『真面目すぎる』など、
個人の性格によるもの
だと思われがちです。
でもそれは
性格や環境によるものではなく、
ただ繊細に生まれついたという気質なのです。
アーロン博士によると、
繊細な人とそうでない人とでは
脳の神経システムに違いがあるそうです。
繊細さんが
小さなことに気づくのは
ごく自然なこと
それなのに、
『そんなに気にしなくていいんじゃない?』
『人間、鈍感力が大事だよ』
と言われることも結構あります。
でも、小さなことに自然に気付いてしまう繊細さんからすると
『気にする自分がおかしいのかなぁ』とか
『気にしすぎる自分が嫌になってくる。。。』
と自分の感覚を疑い
自信をなくしてしまいがちです。
『鈍感になる』『心を鍛える』
という方向性ではなく、
気質を理解し、対処法を身につければ
実は、繊細な感性を大切にしたままで
ラクで元気になれるのです。
繊細さんに必要なのは、
『気にしない』という言葉ではなく、
気づいたことにどう対処したらいいのかという、
具体的な対処法なのです。
『繊細さんの本』 武田友紀著
自分の繊細さを
克服すべき課題としてとらえるのではなく、
いいものとしてとらえる。
そうなれば、
『繊細さんでよかった』としか
思えなくなります(笑)
5.『繊細さん』でよかったと思うのはどんなところ?
小さなことに幸せを感じられること
自然の美しさや人の優しさを深く感じられること
ちょっとしたことでも、感動できたり喜べること
自然の変化を楽しめること
素敵なもの、世の中の美しいものに心を傾けることができ、
何とも言いようのない気持ちに浸れること
晴れた日はそれだけでうれしくなったり、
まわりの人のちょっとした優しさにじーんとしたり。
繊細な感性で、
毎日の小さな『いいこと』にも
よく気づき、深く味わえるのです。
人より深く感じることができ、
より深く味わうことができるなんて
本当に幸せなことだとしか思えません(笑)
6.幸福は主観的なもの
他人から見て
幸せそうに見える人も
本当に幸せかどうかは
その本人にしか分かりません。
幸せかどうかは
自分が決めるもの
人より感じる力の強い繊細さんは
自分が楽しくいられるよう
対処法さえ身につければ、
たくさんの幸せを感じられると思います。
大変なこともあるけど
私は私でよかったなぁーって
そう思えたらいいですね。







