昨年11月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

エホバの証人問題関連で最近気になった記事をいくつか貼らせていただきます。

 

【「エホバの証人」元2世信者が語る親からの暴行 『むちで叩く』『輸血はするな』大分】

 

 

(前略)

弁護団が行ったアンケートでは回答者のうち、むち打ちを受けたことがある人が約9割、「輸血拒否カード」を所持していた人が約8割いました。
回答当時県内在住で被害にあったと訴えた人は4人で、そのうちの1人がカメラの前で取材に応じてくれました。

ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「(母親の)職場の同僚が先に入信していて、母に良い教えがあるよっていうような感じで」

女性の母親は、女性が小学4年生のころに「エホバの証人」の信者に。
女性も集会などに連れて行かれるようになります。
しかし、集会中に静かに出来ないと、自宅などで体が腫れ上がるほど暴行を受けたといいます。
暴行は女性が高校生になるまで続きました。

(後略)

(上記記事より引用)

 

 

【輸血拒否による被害実態が明らかに 信者である両親は優しかった でも教団が家族の絆を引き裂いた(前編)】

(前略)

さらに彼に追い打ちをかけたのが、忌避(一切の関係を断ち切られ、破門された信者との交流を一切、避けること)だといいます。

 

「私は温かい家庭に育ちまして、両親や二人の妹を愛してきました。そしてエホバの証人の信者として、全てを犠牲にして信仰の道を生きてきましたが、やがて教団の矛盾や偽善に気づくようになりました。そのことを他の長老や巡回監督と呼ばれる幹部信者に問いただしたことが一度だけありました。すると彼らは豹変して私に極めて厳しい質問を行う委員会を設け、私はエホバの証人から排斥、つまり破門されました」

 

彼が犯した罪は「教団への反抗」だったそうです。その後、彼に待ち受けていたのは過酷な日々でした。

 

「互いに深く愛し合っていた大事な家族とはその日以降、一切の交流ができなくなりました。何とか家族と言葉を交わそうと、実家を訪ねましたが、親たちは不審な危険な人物が訪ねてきていると警察に通報することもありました。家族との断絶状態は10年以上続いていて、一縷の希望もない状況です」と言葉を詰まらせます。

(後略)

(上記記事より引用)

 

 

【忌避問題~排斥された信者達の体験談】(2014年の記事です)

ものみの塔独自の教理で、社会的にも大きな問題となっているものの一つに、「忌避問題」というものがあります。
冤罪を含む排斥や断絶で、信者ではなくなった後は、信者とは一切口を聞いてはいけない、あいさつすらしてはいけない、というものです。(参考:排斥者との交友をやめないと追放される。排斥された家族にはEメールもしない

ものみの塔の公式サイトでは「ある人が排斥されたものの、妻や子どもが引き続きエホバの証人である場合…宗教的な結びつきは変わりますが、家族としてのきずなは変わりません。結婚関係、家族の愛情やかかわりは続きます。」とされています。
しかし、その一方で以下のように記載しているページもあり、公式サイト内でも矛盾した記述が確認できます。

(中略)

排斥に遭った方々は、「家族の死に目にすら逢えない」「家族の冠婚葬祭の出入り禁止」「親が年老いても、排斥された子供たちからの介護を受けることを禁止されている」という状況に置かれています。

実際に日本各地で、「道端で会った際、排斥者とわかれば目を伏せる」「飲食店の番号待ちで、排斥者家族を現役エホバの証人が見つけたら、並ばずに店から去る」「排斥者が電話に出たら即座に電話を切る」「排斥されたという理由で、エホバの証人の雇い主からの不当解雇」というような、家族・友人間においても常軌を逸した「忌避・嫌悪」が行われています。

ものみの塔には排斥の益として「当人に衝撃を与えて本心に立ち返らせる」と記されています。
しかし、このような制裁を行う宗教が本当に「幸福な家族生活の秘訣を持った宗教」でしょうか?

ものみの塔の「ダブルスタンダード」(公式見解と実際に上層部から出されている指示が異なる、国によって教理が異なる、など)の実態は、近年明るみになりつつありますが、この「忌避行為」は人権侵害の最たるものだと思います。

「エホバの証人以外の人は『この世の人』で、悪魔サタンの影響を受けているので、深い交流を持ってはいけない」とされ、従順にその規則に従って生きてきた信者が、ある日突然、冤罪を含む排斥や断絶によって、信者との一切の交流を絶たれてしまうのです。それまでお互いを「兄弟」「姉妹」と呼び合い、まるで家族のように親密な交流を行ってきた信者たちから、一斉に無視をされ、「霊的に死んだ者」として扱われるのです。
これにより精神疾患を発症したり、自死を選ぶ方々も多くいます。

この異常で非人道的なシステムを一刻も早くなくすよう、ものみの塔聖書冊子協会*に切に願います。
(*電話046-233-0005 月曜~金曜8:00-12:00、13:00-17:00 )

また現役信者の方でこちらのページをご覧になっている方がいらっしゃいましたら、「これは本当に愛のある神が求めていることなのだろうか?自分が忌避されたらどのように感じるだろうか?」と、考えていただけたら幸いです。

私は、忌避により言葉にできないほどの苦しみを受けている方々が一人でも多く救われることを願っております。
忌避の被害に遭われている方々からいただいたご寄稿文を以下にご紹介します。

(2021年3月25日追記:教団が方針を変え、忌避の統制を弱めたようです。排斥された方や断絶された元信者の方々が、現役の信者の方々と宗教以外の会話はできるようになったそうです。参考「嘘から出たまこと」)

(上記記事より引用)

 

 

エホバの証人の子どもたち関連の本

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』

 

 

『カルト宗教信じてました。』

 

『カルト宗教やめました。』

 

 

『エホバの証人の子どもたち – 信仰の子らが語る、本当の姿』

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 
 
 

特にお読みいただきたい過去記事一覧はこちらです。