昨年3月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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『発酵発芽玄米三カ月の奇跡』の本の内容、本当に勉強になりました。
玄米には不溶性食物繊維であるセルロースやヘミセルロースが多く含まれているそうです。
食物繊維には有害物質を吸着させて、便として排出する作用があるため、腸のデトックスに良いそうです。
食物繊維は、善玉菌のエサになることでも、腸を元気にしてデトックス機能を促進します。
(中略)
大腸を動かしている最大の物質は、食物繊維が腸内細菌によって分解されてできた酪酸です。
逆に、肉類を食べると腸内でアンモニアや硫化水素などがつくられ、悪玉菌を増やします。
日本では1980年代の半ばごろから大腸がんが増え、いまでは女性の死因の第一位になっています(国立がん研究センター「がん死亡数の順位<2019>」)。
その原因は、食生活の欧米化によって肉類の摂取が増加し、野菜や穀類の摂取量が減少したことによって食物繊維が不足したからです。
このように、食物繊維にはさまざまな生理作用があるため「第6の栄養素」といわれます。
また、腸と脳は密接な関係にあり、腸内環境を整えれば心も元気になるそうです。
…つまり、玄米食は心も健康にするということです。
このことを裏付ける興味深いエピソードが、久司道夫先生のあらわした『地球と人類を救うマクロビオティック』という本の中で紹介されています。
ポルトガルのある青年がボストンにあるクシ・インスティチュートでマクロビオティックを学び、故郷のリスボンに帰って普及活動を始めました。
そのことが地元の新聞で紹介されたところ、リスボンの刑務所に収容されていたアルカポネ級の凶悪犯たちが興味を持ったそうです。
そこで、青年が刑務所に出向いて玄米菜食の料理法を教えたところ、彼らは自炊して玄米菜食をはじめました。
すると、驚くべき変化が見られるようになりました。
玄米菜食をする前の彼らは、囚人同士の争いが絶えないなど問題が多かったのに、玄米菜食を続けるうちにどんどん精神的に落ち着き、ついには模範囚になったのだそうです。
凶悪な囚人たちが模範囚になった理由として、玄米菜食をはじめたことで、自動的にパンやパスタをやめたということも見逃せません。
実は、パンやパスタなど、精製・精白・加工された食べ物には犯罪誘発性のあることが、これまでの世界中の研究によって明らかになっています。
また、反対に、未精製・未精白・未加工の食べ物には、反社会的行為、つまり犯罪などを抑制・矯正する作用があるともいわれています。
近年、日本でも「キレやすい」人が増えていますが、白米・パン・麺類という「精製・精白・加工食品」を主食として取っている人が多いことも無関係とはいえないと思います。
学校給食革命によってイライラしていた子どもたちが落ち着いたのも、精製・精白・加工した食品の割合を減らしたことも大きかったのではないかと考えられます。
食べ物がその人の精神状態に与える影響を考えると、玄米を食べる人が増えれば、それだけ世の中も暮らしやすくなるに違いありません。
キレやすくならないためにも、玄米を主食にして、暮らしやすい世の中に貢献していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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・ゴッドクリーナー