2022年12月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。

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2020年に発行された、森田洋之(もりた ひろゆき)氏が書かれた『日本の医療の不都合な真実』の本の内容が、PRESIDENT Onlineに掲載されていました。

 

3回の連載で、1つ目が『高知県民は静岡県民の2倍入院している…「医師を続ける気をなくす」ほど無駄な医療が行われている理由 ほんとうは病床が空くのを喜ぶべき』

 

 

2つ目が『まさに「医療という名の地獄絵図」があった…医師が療養病院の大部屋で見た"不要な延命治療"という凄惨
高齢入院患者の2分の1は入院の必要がない』

 

 

世界一病床が多い日本ですが、その多くは「慢性疾患の患者さん」で占められています。

 

よくイメージされるような、「大きな手術や治療などで入院が必要な患者さん」は、一部に過ぎないのです。

 

そして私の経験上、入院している慢性疾患の患者さんの多くは「住み慣れたわが家に帰りたい」と願っています。

 

実はこうした患者さんの多くは、自宅に帰ることができます。

 

また自宅での医療・介護サービス体制さえ整えば、ご家族の負担も最大限軽くなります。

 

しかも自宅に帰ることができた患者さんは、多くの場合元気になります。

 

病院では寝たきりで意識もなく、当初は「せめて最期は自宅でお看取りしましょう」と覚悟して退院したのに、自宅に帰った途端に元気に話したりご飯を食べたりし始めた、というケースも多く経験しています。

 

どうしてこういうケースが見られるかと言えば、病院という空間がそもそも「治療の場所」であり、安全・安心が最優先されるため、基本的に、


・転倒が心配だから、「ベッドで横になり、安静にしていましょう」

・誤嚥が心配だから、「口で食べるのは止めて(絶食)、管から栄養を入れましょう」

 

という対応になってしまうことが関係します。

 

医療はどうしても生活を制限する方向に向かうため、こうした対応により患者さんの体力がいっそう落ちてしまうことが一因として考えられるのです。

(上記記事より引用)

 

3つ目が『自宅で「老衰」を迎えられる人が増えた…財政破綻の夕張市で予想外に起きた「医療の敗北」を報告する
総合病院の閉鎖で、救急車の出動は減ったのだが…』

 

 

病院閉鎖前の時代は、「老衰」が0.9%、つまりほぼゼロです。

実はこのほうがむしろ問題なのです。要介護状態になり、寝たきりになっていく過程は、それこそ老衰ですから、高齢化率の高い夕張市でゼロに近い数字が出るほうがおかしいのです。

つまり、病院の閉鎖によって、きちんと「老衰」と言ってあげられるような医療に変わったことを、このグラフは示しています。

実はかつての死因の中にも老衰が多く隠れていたけれど、心疾患や肺炎の病名がついていたわけです。

それが素直に老衰と診断できるような医療、「治すことを目指す医療」から「生活を支える医療」にシフトしていったため、死因としての心疾患も肺炎も下がったように見えるのです。

結局、心疾患や肺炎の数が減ったということではなく、医療の中身がシフトしていったということです。

そして、それでも死亡率がほぼ変わらなかったこと。これが夕張の医療を俯瞰(ふかん)して見えてきた驚愕(きょうがく)の事実なのです。

(上記記事より引用)

 

勉強になりました。

 

なお、『日本の医療の不都合な真実』は、多くの図書館にあるようですので、私も予約してみました。

日本の医療について、知っておきたいと思います。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 


 

☆購入して、本当に良かったもの☆

 

 
 

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