2022年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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ファブリーズは身体に悪いので、使わないほうが良い、という話は聞いたことはあったのですが、『買うな!使うな!身近に潜むアブナイものPART2』を読んでいたら、予想以上の毒性を持っている事を知りましたので、書いておきたいと思います。
汚れは落ちないのに、CMで ”洗う” と言っているファブリーズ
「嫌な臭いも ”ファブリーズ” で洗おう!」
テレビで盛んに流されているCM。
暑苦しい熱血タレント松岡修造が汗まみれで奮闘している。
汗のしみたソファー、カーペット、カーテン、衣類…。
さらに枕、布団からコタツ、トイレ、下駄箱さらには車の中まで、みんな ”ファブリーズ” シュっと一吹きで ”洗える” という。
さらに、いやな臭いも除菌で爽やかぁ~!
毎年暑い夏にあれだけ大量CMを流せば、”ファブリーズ” は飛ぶように売れるはずだ。
CMを見ていると、ファブリーズはいかにも良さそうな感じがするのですが、この商品、問題点があまりにも多いそうです。
まず消費者は詐欺CMにひっかかる。
CMで ”洗う” と言っている。
これは、まさに、不当表示だ(「不当景品類及び不当表示防止法」第四条違反 誤認表示)。
市民グループ、洗剤・環境科学研究会の事務局長、長谷川治氏は「シュッシュして除菌できても、汚れは落としていないのです。『洗う』とは汚れた水に溶かして流すということです」「”ファブリーズ” を使っても、汚れが残っているので、しばらくするとまた菌は繁殖します。毎日シュッシュし続けなければならなくなってしまいます」と、『消費者リポート』2014年2月21日号で批判しているとのことです。
致死量1~3グラムの猛毒物
ご著者の船瀬氏によると、さらに許せない虚偽表示があるそうです。
商品表示を見ると、「有機系」と書いてあるので、ほとんどの主婦は、「なら、安心ね」とだまされてしまうとのこと。
「有機」(オーガニック)なら自然なものだ。「天然由来の成分」と信じてしまう。
安心するのも当然だ。
ところが、これが真っ赤なウソの虚偽表示だった。
P&G社のホームページを見る。
除菌成分を”Quat(クゥオット)”と説明している。
これだけで正体が判る人は、皆無だろう。
これは、塩化ベンザルコニウムや塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどの「第四級アンモニウム塩」のことで、これらは陽イオン系界面活性剤に分類されるのだそうです。
たんなる合成化学物質で、その猛毒性がすさまじいとのこと。
なんと、口から飲んだ場合は、致死量は1~3グラム…(>_<)
「死亡事故も起こっている。濃厚溶液はたやすく吸収され、多くの細胞機能を阻害する。
1%以上の溶液だと粘膜障害。口から飲んだ場合の症状は、吐き気、おう吐、食道にたいする腐食性損傷、虚脱、低血圧、けいれん、こん睡、そして致死量の場合は1~4時間以内に死亡する」(「化粧品毒性テーブル」西岡一、同志社大学名誉教授作成、参照)
これこそ、”ファブリーズ”の真の毒性なのだ。
アレルギー毒性、目の角膜刺激
さらにアレルギー毒性なども警告されているそうです。
だから「医薬部外品」では表示義務になっている
ところが不可解なことに、消臭スプレーの ”ファブリーズ” は、その対象外なのだ。
巧妙な表示逃れだ。
さらに皮ふ刺激性があるそうです。
それを、衣類から枕、布団にまでスプレーするので、当然、有毒成分が残留するとのこと。
そもそも除菌するとは菌を殺すことだ。
菌を死滅してもファブリーズの猛毒成分は枕やシーツなどに残留する。
「子どもや肌の弱い人はアレルギーがひどくなったり、肌が荒れてしまうことになります」(長谷川氏)
内海聡医師(内科医)も断言する。
「除菌作用があるのに、人体に害がないなんてことありえない」
(『医者とおかんの「社会毒」研究』三五館)
現にファブリーズを使うと目が痛くなる人がいるそうです。
毒物「第四級アンモニウム塩」が目の角膜を刺激したのだ。
また、この成分を配合した床用洗剤でアレルギー性喘息を発症したという報告もある。
わざと「有機食品」と間違えさせる
なぜ有毒な合成化学成分が、”有機系” なのか?
ここでいう「有機」とは単なる化学用語。
それは「炭素と結合している」「有機化合物」という意味にすぎない。
食品表示で使用されている「有機食品」とは、まったく意味が異なる。
しかし、消費者は「有機」(オーガニック)とかんちがいする。
つまり、わざと”まちがえる”ように表示している。
非常に悪質ですね…。
ファブリーズの分類は「消臭剤」で、この分野には表示規定がないため、このような詐欺表示がまかり通るのだそうです。
ご著者の船瀬氏は、「外資系P&G社等が ”外圧” で『無表示』を勝ち取ったものと思える」と書かれていました。
また、石油から合成された有毒な香料も配合されているそうです。
経皮毒性は経口より恐ろしい
さらに恐ろしいのは、経皮毒性だそうです。
枕やシーツに残留した除菌剤、香料は、汗に溶けて皮ふに付着する。
すると、毛穴などから経皮吸収されて体内に侵入してくる。
そして、様々な毒性を発揮する。
口から食べる経口毒性は、腸から吸収されても肝臓で解毒されて血中に入り体内をめぐりますが、経皮毒性は皮ふから吸収されると直接血中に入り全身をめぐるのだそうです。
それだけ、ダイレクトに毒物が組織や器官を攻撃する。
経口毒性の致死量が1~3グラム。
経皮毒性は、それよりはるかに少ない量となる。
それで死亡する場合もある。
本当に恐ろしいです…(>_<)
では、衣類や寝具の臭いが気になる場合は、どうすれば良いのか?
船瀬氏は「臭いのもとは汚れなので、せっけんで洗えば済む」と書かれていました。
ソファーやカーペットは掃除機をかける。
布団などは外に出して日光に干す。
いわゆる、日光消毒。
これは昔から”虫干し”と呼ぶ暮らしの知恵だった。
これなら、臭いの元の雑菌も安全に100%殺菌できる!
私はファブリーズはこれまで買ったことはないのですが、この本を読んで、今後も絶対に買わないと心に決めました。
また、脱臭や化学物質過敏症の予防、電磁波対策などに良いと言われている竹炭を部屋に置いていて、気に入っています。
これからも、こういった自然の物を使って生活していきたいと思います。
「泣いて生まれてきたけれど」でも出てきた「スギナ茶」。
評判が良いようです。