2022年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。

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「受けた人ほど早死にする 『五大検診』は病人狩りビジネス! 」という本を読みました。

 

受けた人ほど早死にする 「五大検診」は病人狩りビジネス! 1人間ドック2脳ドック3ガン検診4メタボ健診5定期健診―今すぐやめなさい!(超☆いきいき)

 

同書では、日本人が、あたりまえにように受けてきた五大検診(人間ドック、脳ドック、ガン検診、メタボ健診、定期健診)は有害無益だった、ということがデータに基づいて分かりやすく解説されていました。

また、なぜ有害無益な健診を、国が率先して促進させているのか、その闇について書かれており、こういったことは全国民が知るべき内容だと思いました。

 

私は、定期健診については、疑問を持っていました。

昨年、コロナに罹り、その後も体調が悪かったため、病院で何度もCTやレントゲンを撮っていたのですが、今年、とある会社に入社した際の健康診断で、「昨年何度も検査を受けていて、被ばく量が心配なので、今回はX線の検査は免除してもらえませんか?」と頼んだのですが、絶対に受けなければいけないとのことだったので、仕方なく受けました。(ちなみに、もうその会社は辞めています)

 

そして今回、こちらの本を読んで、ガン健診をうけた人ほどガンで死ぬ、X線照射は発ガンを促進する、といったことを知り、また、会社が胸部X線撮影を強制してきたのは、「労働安全衛生法」のせいであることを知りました。

 

労働者に「定期健診」義務を課す「労働安全衛生法」について、特に怒りを覚えましたので、記事にしておきたいと思います。

 

健診の背景にある国家主義・軍国主義

学校でも職場でも当たり前のように行われてきた「定期健診(=定期健康診断)」のルーツについて、同書ではこのように書かれていました。

そもそも日本で現在の健診にあたる医学的検査が始まったのは明治11年(1878)。

最初は子どもの発育状態を調べることが目的だった。

当時は「活力検査」と呼ばれていたそうだ。

その後、「身体検査」という呼称に改名され、明治30年には「学生生徒身体検査規定」なるものが制定公布されている。

 

栄養不良、貧血、脚気、トラコーマ(眼病)、近視、神経衰弱などの項目を中心に子どもたちの検査が実施され、その狙いは、ズバリ富国強兵だったそうです。

 

それは昭和に入るといよいよ「徴兵検査」に変わる。

昭和2年(1927)の「兵役法」に定められている。

20歳になった日本人男性は、全員、強制的に、徴兵に向けて身体検査を実施されたのである。

彼らは「甲種、第一乙種、第二乙種、丙種、丁種…の五段階」に選別された。

甲種合格ともなれば「大変名誉なこと」と称えられる。

しかし、つまりは「お国のために死んでこい」というもの。

太平洋戦争に突入する頃の昭和15年、「国民体力法」が制定され17歳から20歳までの青年は全員体力検査が義務づけられた。

そして、かれらの多くも戦場に散っていったのである。

 

このように国が推奨する「定期健康診断」のルーツには「お国に尽くす」国民を作る国家主義、軍国主義の背景があったことを忘れてはならないと書かれていました。

 

「定期健診」は現代版”徴兵検査”?

現在も、国家(政府)は国民に「定期健康診断」を義務付け、強制しているそうです。(だから、無理やり会社で受けさせられたのですね…(# ゚Д゚))

国家による危険な”健診”強制。その謎を解く一本の論文がある。

論文名は長ったらしい。

「労働安全衛生法66条で規定する健康診断で胸部レントゲン検査を実施する目的とその有用性」

著者は帝京大学医学部、矢野栄二教授(公衆衛生学)。

 

まず、「労働安全衛生法」(66条)は、一般「定期健康診断」についての次の規定がある。

 

⑴事業主に、その負担で実施を義務付けており、実施しない場合罰せられる。

⑵労働者には受診義務がある。

⑶症状の有無にかかわらず全員一律である。

⑷既往症、前回の検査結果等にかかわらず一定の間隔で実施される。

 

一読して「こりゃあ、戦争中の兵隊検査と同じだナ」と、ゾッとした。

これぞ平成の徴兵検査?

 

当時は、成年男子は20歳になると、いやがおうでも徴兵検査のための身体検査が強制されたそうです。

 

敗戦後の民主主義の世に、このような国家による強制検査が存在するとは、驚きだ。

これは、一種のファッショではないか?

国家が事業主に、兵隊検査を代行させているようなもの。

今は徴兵制度は廃止されているが、検査によって、”病人狩り”をして、戦地ならぬ病院に送りこむのは一緒だ。

 

定期健診は、受けるひとほど早死にする

ところが、日本人の多くは、「定期健診が健康を守ってくれている」と思い込んでいます。

私もかなり最近まで、そう思っていました。

これも日本人特有の、検査信仰だ。

しかし、そういう”信者”にとって、日本の医療統計学の権威、岡田正彦教授の言葉はショッキングなはずだ。

「定期健診には、いっさい病気を防いだり寿命を延ばす効果はありません」

(中略)

「…健康診断、人間ドック、ガン検診、メタボ健診、脳ドック…日本には、さまざまな健診・検診が整備されており、早期発見・早期治療を合い言葉に、数多くのひとびとが受けている。

ところが、定期的に健診を受けているひとのほうが寿命が短い、という大規模調査の結果も出ている…

 

欧米では約150年前に国家が「定期健診」を推奨して実施していましたが、本当に病気を防ぐのか、寿命を延ばすのか、という疑問の声が上がり、徹底的に実証研究が行われたそうです。

 

その結果は「定期健診には寿命を延ばす効果はいっさいない」という結論のエビデンス(証拠)が導き出されたとのこと。

それどころか「健診を受けたひとほど早死にしている」という驚愕のデータもあり、国家が推奨できるはずもない。

以来、欧米諸国では、国家が健康診断を推奨することはいっさいない。

公的な健康診断は、いっさい行われていない。

 

欧米人にとって「健康診断」は奇習

欧米の人々にとって、効果がはっきり否定されている健康診断を国家が強制しているニッポンという国は奇妙に見えるそうです。

 

世界でも、国家が「定期健診」を強制しているのは、日本くらいのものだそうです。

知りませんでした…。

 

岡田教授に対して、健診推進派からの反論はゼロとのこと。

正確な統計的解析から導き出された厳正な結論には、反論の余地はない。

岡田教授は述べる。

「人間の体は、理屈どおりにはいかない。

検診や治療にともなうリスクはかなり大きい。

それは海外では認識されていても、なぜか日本では知られず、検診推進派の意見ばかりがまかりとおっている」

 

つい最近も、うちにガン検診などの受診を薦める書類が届きました…。

様々な健診の受診券が付いていて、とにかく検診を受けさせたくてたまらない感じがしました…(>_<)

 

次の記事に続きを書きたいと思います。


 

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