2022年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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過去記事で、合成洗剤の毒性について、時の自民党政府(科学技術庁)ですら「合成洗剤は中程度の毒物である」と公式に認めていた、合成洗剤のCMでは、新品の服とのすり替えというインチキが行われていた(!)、といったことを書きました。
「船瀬俊介の『書かずに死ねるか!』」を読んでいたら、合成洗剤問題について、さらに詳しく書かれていたので、要点を書いておこうと思います。
歯磨きのあと、みそ汁の味が分かりにくくなるのは、有毒な化学物質で歯磨きしたせい
戦後、マスコミは一度も「合成洗剤は毒である」と認めたことはないそうですが、なぜなら、花王、ライオンなど洗剤メーカーはマス・メディアにとって最大級のスポンサーだからだそうです。
ご著者の船瀬氏が大学を卒業してから、最初に執筆した本は『合成洗剤はもういらない』(三一新書)だそうで、『書かずに死ねるか!』には当時のことをこのように書かれていました。
合成洗剤は当時からすでに、年間約100万トンも生産、消費されていた。
それはまさに、時の自民党政権(科学技術庁)も公的に認めた「毒物」であった。
しかし、それが有毒物であることを、ほとんどの消費者は、いっさい知らされることはなかった。
そうして衣類を洗い、食器を洗い、頭を洗っていたのである。
それだけではない。
合成洗剤は歯磨き剤にも配合されていたし、今もされている。
有毒な化学物質で口の中をこすり回しているのだ。
”毒”は舌の味蕾(みらい)細胞を溶かし、味覚を破壊する。
歯磨きのあと、みそ汁の味がわかりにくくなるのは、そのためである。
その愚行はいまも全く変わらない。
しかし、マスコミも学者も政府も、合成洗剤の毒性については、いっさい口をつぐんだままだ。メディアというより、現代社会の最大級のタブーだからだ。
人体にも環境にも有毒な「合成界面活性剤」と、安全な「せっけん」
以前の記事でも書きましたが、合成洗剤ではなく、せっけんのほうが断然良いそうです。
当時の主婦たちの合成洗剤・追放運動は、即、せっけん普及運動だった。
毒物の合成洗剤は、使用する消費者の健康をまず破壊する。
台所では、主婦たちは手荒れに悩まされていた。
当然である。
洗剤成分は、れっきとした皮膚毒物だ。
毒は洗濯物に残留する。
それはまず赤ちゃんのオムツかぶれ、発疹などの肌荒れを引き起こした。
シーツ、枕カバーなどに残留した合成洗剤が、ひどい肌荒れを起こす。
赤ちゃんも、洗濯を粉せっけんに替えたら、見る間にスベスベの肌にもどっていく。
合成洗剤の毒性は、手荒れ、肌荒れだけではなく、あまりの多さに数え切れないほどとのこと。
毒性は、まず体内に侵入したときに、発揮される。
最たるものが肝臓毒性である。
肝臓がダメージを受け、肝障害を起こす。
合成洗剤は皮膚から侵入するそうです。
皮膚表面は「皮脂膜」という保護層に覆われている。
それは、水分をはじく脂の層だが、それ以外にも体外からの毒物侵入を防いでいる。
ところが、合成洗剤の主成分は、合成界面活性剤だ。
合成界面活性剤は、体外から異物、毒物の侵入を防ぐ、皮膚表面の保護層「皮脂膜」を溶かし、破壊してしまうそうです。
「保護層」(バリヤゾーン)を破壊された皮膚はむき出しになり、合成洗剤の有毒成分、合成界面活性剤が体内に侵入し、これが、「経皮毒」として内臓を冒していくとのこと…(>_<)
他方、せっけんは安全だそうです。
せっけんは、油類とアルカリ(水酸化ナトリウムなど)が反応してできる。
化学的にいえば脂肪酸ナトリウム塩だ。
やはり、界面活性作用をもっている。
だから、汚れを落とせるのだ。
そして、せっけんは汚れを落とすと、すぐに水の中に含まれる微量ミネラルと反応して「せっけんかす」(金属せっけん)に変化する。
すると、もはや界面活性作用はなく、生理的にも、環境的にも、まったく安全な物質となる。
このように、界面活性剤には、有毒な「合成界面活性剤」と、安全な「せっけん」の二通りがあるのですが、多くの人はマスコミCMの”洗脳”によって、有毒な合成洗剤を使用しているのだそうです。
「合成洗剤よりせっけんが優れる!」ー環境庁長官も国会証言
ときの環境庁、鯨岡兵輔(くじらおか ひょうすけ)長官の国会質疑での答弁だ。わたしは消費者連盟スタッフとして傍聴していたが、そのときの感動は忘れ難い。たしか、琵琶湖汚染防止のための質疑だったと思う。社会党議員が、こう質問した。「環境庁長官にお答え願いたい。人体・環境への安全性、さらに洗浄力などを考慮したとき、優れているのは合成洗剤か、せっけんか、どちらですか?」答弁席に立った鯨岡長官は、明快に言い放ったのだ。「お答えいたします。それは、せっけんであります!」かつては、このように与党でもリベラルな政治家がいたのだ。
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