2022年4月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。

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「免疫力が上がった」「インフルエンザ感染を強力に防ぎ、導入した小学校では学級閉鎖が激減」「アトピー性皮膚炎や花粉症、ぜんそく、リウマチ、睡眠時無呼吸症などが改善した」と評判が高い、口呼吸を鼻呼吸に変える口の体操「あいうべ」。
お金はかからず、1日30回やるだけで良い、とっても簡単な体操なので、私も最近こちらの本を参考にしながら始めてみました。

 

自律神経を整えて病気を治す! 口の体操「あいうべ」 (綴込付録:カード、小冊子、ポスター付き)

 

ワクチン接種直後から疼痛で腕が上がらなくなり、整形外科で半年治療を受けても治らない

「あいうべ体操」を考案されたのは、福岡の「みらいクリニック」院長、今井一彰(かずあき)先生なのですが、みらいクリニックのHPを見てみたら、「コロナワクチンによると思われる長期副反応(後遺症)について」というブログ記事で、先生が診られた患者さんのうち、二人の患者さんの症例が載っていました。


一人は、ワクチン接種直後に発症した肩痛で接種側の左肩が上がらなくなり、整形外科を受診し五十肩の診断の元、関節内注射やリハビリを受けていた50代の男性。

半年ほど治療を受けても症状は全く変わらず痛みも可動域制限もそのまま続いていたため、みらいクリニックを受診したとのこと。

 

二回目の接種後から微熱、腹痛、頭痛、嘔気、倦怠感などの症状が出現し、登校できなくなった高校生

もう一人は、ワクチンを接種してから体調を崩し、微熱、腹痛、頭痛、嘔気など様々な症状が出現した高校生。
当初は微熱のために登校ができなかったのですが、漢方薬の投与を受け微熱は改善し登校できると喜んでいたところ、倦怠感が著明となりまた登校できなくなってしまったため、このままでは進学が出来ないと心配し、みらいクリニックを受診してきたそうです。


お二人とも上咽頭炎(じょういんとうえん)が関係しており、治療の結果、快方に向かわれました。

 


 

血液検査での異常がないから「思い過ごし」「気のせい」と言われている人でも、ぜひ一度上咽頭の検査を

今井先生は、慢性上咽頭炎ではCRPなどの炎症数値が上がることはまれだと強調されていらっしゃいました。
CRPが上がってないから炎症はないというのは大きな間違いなのだそうです。

むしろ慢性上咽頭炎でCRPが上昇しているような場合は、重症であるか他部位の炎症と混在していることがしばしばです。
ワクチン後遺症で悩んでいる方で、血液検査での異常がないから「思い過ごし」「気のせい」と言われている人でもぜひ一度上咽頭の検査をしてみて下さい。

そこに炎症が隠れていて、それを治療することで改善が見込めるかも知れません。

(「コロナワクチンによると思われる長期副反応(後遺症)について」より引用)

 

心の病や療養によるストレスではない

慢性上咽頭炎とCRPについて、「生活一変、半年後も4人に一人 コロナ後遺症重く長く」の記事でも取り上げられていました。

コロナ後遺症は、ウイルス感染後疲労症候群であり新型コロナウイルスにだけ起こるものではありません。インフルエンザや旧来のコロナウイルスによっても引き起こされる”身近な”疾患でしたが、新型コロナウイルスによって一気にメジャーな病気となりました。

またHPV(ヒトパピローマウイルスワクチン、子宮頚がんワクチン)による後遺症も同様の症状ととらえることができます。

その両者で起こっているのは慢性上咽頭炎です。けっして心の病や療養によるストレスではありません(二次的にそのような状態になることはありますが)、最初からメンタル疾患だと決めつけて診療に当たっては病態が見えてこないでしょう。

さて、2022年4月10日の西日本新聞にてコロナ後遺症が紹介されました。
コロナ後遺症の相談医療機関を福岡県と福岡県医師会が協力してリストアップしていますが、みらいクリニックは医師会未入会なのでこのリストには入っていません(もちろん問い合わせもありませんでした)。

リストに入っている医療機関はME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群のこと、コロナ後遺症はこの病態と酷似する)のことなどを念頭に置いて診療をしてくれていると良いのですが、すこし不安が残ります。

集中力低下(ブレインフォグ)や頭痛、極度の倦怠感など血液検査やレントゲン、CT、MRIなどでは分からないことが多く、「異常なし」と診断されることがしばしばあります。

そうなると「心因性」「メンタル疾患」と判断され精神科や心療内科を紹介されることもあります。職場からも勧告を受ける場合も多く、マイナートランキライザーやSSRIなどが投与されてしまってもう何が何だかわからなくなってしまうケースが散見されます。

 問題は、遷延する炎症であるのですから(ほとんどCRPは上昇しません、胃炎や肝炎、アレルギー性鼻炎といった炎の付く疾患でもあがらないですね)、数値に異常がないからと言って「異常ない」とは言い切れないのです。

その証拠に内視鏡で観察するとコロナ後遺症罹患者の98%に慢性上咽頭炎が認められます(もちろん亜急性期の病態も含まれますが)。


様々な検査でも「異常なし」と診断されたケースであるにも関わらずです。

 

紙面に出てくる女性もよく理解していない医師から「リハビリのために動いた方が良い」とアドバイスをされ逆にそれが病状を悪化させることになりました。

 

さらに、コロナ後遺症では(ME/CFSでも同じですが)、PEMが起こります。PEMとはpost exertional malaiseの略語で日本語では労作後疲労といいます。

動いた(体だけではなく感情も)後、数時間~数日して極度の疲労感などが襲ってくる(クラッシュ)ことです。

 

EAT(上咽頭擦過治療)をすると調子がよくなりますから、会話しすぎた、模様替えをした、片付けた、などをすることで起こってしまいます。

 

これにはシッカリ回復するまで待つことが肝要です。

 

(「生活一変、半年後も4人に一人 コロナ後遺症重く長く」より引用)

 

このような情報を必要としている方のご参考になれば幸いです。

 

 

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