※このブログは子育てメインのブログですので、
興味のない方や苦手な方はご注意ください。
 
 
 
 
 
ブログをご覧いただき 
ありがとうございますおねがい
 

 



ハートハートハートハートハートハートハートハート 

このブログは
2021年12月3日に誕生した我が家の長女
ほんわか(仮名/現在1歳11ヶ月)
の成長記録と共に
育児のことや家族のことを
記録していくブログです星気づき

私は青の母親の
かなと申しますニコニコ飛び出すハート
よろしくお願いいたしますお願いブルー音符ブルー音符


ハートハートハートハートハートハートハートハート

 

 
 
 

 

 
 
 
 
 
 

真夜中の電話にっこり




青と一緒に眠りに就いた

11月末日。




深夜

突然スマホに着信が入り、目を覚ました。



日付は変わり、12月1日。

時刻はAM1:00。


時間を見て驚いた後、青の様子を確認。



良かった…スヤスヤ眠っとる。






ディスプレイに表示されていた着信相手は

夫やった。


こんな時間に…なに?

なにごと…?



とにかく青を起こさへんように部屋を出ようと

静かに移動しとるうちに、

着信は切れた。


かけ直そうとスマホをいじっているところ、

再び着信が鳴った。




今度は、夫の番号やなかった。


ぜんぜん知らん番号。










何 か が 起 き て い る








嫌な予感がビシバシ襲ってくる。





内心、恐々としながら

受話器ボタンを押した。




私「…もしもし?


「夜分に失礼いたします。

夫さんの奥さんでお間違いございませんか?」


私「はい、そうです」


「夫さんですが、お仕事中に負傷をされて、

救急搬送されております。

当院○○県の○○病院ですが、

奥様にご来院をお願いしたく

お電話させていただきました」


私「え…と、あの、今から…でしょうか…?」


「はい、大変申し訳ございませんが」


私「あ、いえ…すみません。

すぐ、伺います」



通話は2分程度で終わった。



今から…?


自分でも少し引くほど

冷たい言葉を口にしてしもた。



夫が事故で負傷。

救急車で搬送。

嫁の私が呼ばれる。


緊急であることは確か。




でも、


青は今インフルエンザにかかってて…

まだ熱も下がってなくて…

この時間やと、電車もない。

外の気温は何度…?

タクシーで○○県まで…?

青の水分だけでも持参せなあかんか…

ベビーカーは…あかん、タクシーなら抱っこ紐や

抱っこ紐なら上着はいらんやろか…





そんなことが、一瞬で頭の中を駆け巡って


つい、今から…?と、

言葉にしてしもうた。



電話を切って最初に感じたことは、


なりふり構わず

すぐに駆けつけてあげられへんくて

ごめんという、

夫に対する罪悪感やった。







数分で気持ちの整理がつき、

とっ散らかった髪の毛を一本に結ぶ。


部屋着のまま急いで青を抱っこ紐に入れて

すぐにタクシーを手配した。





ものの数分でタクシーが到着。



運転手「○○県までですよね?

それなら、高速使った方が早いですが、

赤ちゃんいるなら下道からゆっくりの方が

いいですか?」


私「できるだけ急いでいただきたいので

高速でお願いします。

お気遣いありがとうございます」


運転手「承知しました。

お子さん緊急ですか?」


私「いえ…夫が…」





私がそこで言葉を詰まらせたことに

何かを感じてくださったのか

運転手さんはものすごー迅速に

目的地を目指してくれました。




あかん…


この移動の時間、嫌なことばっか考えてまう…



大丈夫や、大丈夫。

殺しても死なんタイプやし。

何気にひど…

骨の1つでも折ったかな。

せやせや、足の骨が折れた…とかやな。

取り敢えず電話かかってきてたし、

生きとるし…大丈夫や。





自分自身に言い聞かせてるうちに


タクシーは病院に着いた。





丁寧に対応してくださった運転手さんに

深々とお礼を告げた後、

走って病院のドアをくぐる。



私「あの…!○○と申します!

夫はどのような状況でしょうか?!」


受付に飛び込んで、

私はもうすっかり落ち着きを失っていた。




「こちら記入してください。

すぐご案内します」



差し出されたのは

夫と私がどういう関係にあるのか

証明する書類。


どんなに急いでても、

こういう手続きは必ずある。



私はいつも以上に汚い字で

書類に情報を書き殴った。



「では、ご案内いたします」



受付の方から看護師の方にバトンが渡され、

私はその人の後をついて歩く。



静かな病院。

響く足音。


徐々に冷静を取り戻した私は

大事なことに気がつく。



私「あの…この子、インフルエンザなんです。

普通に入っても、大丈夫…でしょうか」



私の問いに、

看護師さんは一歩後退しながら

驚いた表情を見せた。



「えっ…っと、いや、ダメ…ですね。

ちょっと、すみません。

一旦、隔離室に案内させていただきます」





隔離室…




すぐに夫には、会えへんかった。



でも、しゃあない。

妥当な判断や。



私は青と、とても明るく静かな部屋に通され

しばらく、そこで待機した。



青はすっかり目が冴えて、

辺りの物を指差ししながら

物珍しそうにしとった。



青がいて大変やけど、

青がいて良かった。






暫くして




主治医の先生が部屋に入ってきた。



挨拶もそこそこに、

先生はモニターにレントゲンを映しながら

静かに話し始めた。



「ご主人の状態ですが、

背骨が折れています。

圧迫骨折。

お仕事の作業中に重い物の下敷きになり、

ココですね、ココが折れています。

強い圧力…恐らく、

数100キロの物が落ちてきて

その下敷きになって、ココが折れた、と」



骨折…


私、すごいやん。

予想的中。


背中…とは、思わんかった…。





私「よく、理解できました。

この後は、どのような流れになりますか…?」



「はい、それはご主人のところへ言って

ご説明しましょう。

ご主人にも聞いていただきたいので」




そう言って、

先生は私を誘導し、隔離部屋から外へ。



青にはマスクが装着された。



まだ2歳目前児…



もう、マスクを経験させてもうた。


苦しいかな…ごめんね。

ちょっとの間、我慢してね…




そして、夫と再会。


夫はベッドに横たわり、

静かにこちらへ顔を向けた。



私「だ、大丈夫ですか…!?」


夫「やってもうたな…

バチが、当たったわ。

もっと真面目に生きろってことやな…」



夫くんは、そう言いながら

青に手を伸ばした。


私は青の手を引いて、夫と手を繋がせながら



確かに不真面目なとこはあるな…



と、


また場にそぐわぬ事を考えてしまった。

これはこれで重篤な病気や




先生から話を聞くと、


歩行に問題が出る可能性は低いこと。

リハビリ次第で元の状態に戻ること。

ただ、排泄に少し不便を感じる後遺症が残る

可能性があること。

近日中に手術をして、

背中にボルトを入れること。

入院は最低2週間すること。



しっかり、丁寧に、

説明してくださいました。




要約すると、

排尿排便は今まで通りとはいかず

慣れるまでは苦戦があるが、

普通に歩いて普通に仕事できるまでに

回復する見込み。



っちゅーことやった。



それはそうとて、

大怪我なのは確か。



入院中は、緊急医療室に入り


小学生以下の子供とも面会は、不可。




少なくても、

入院しとる2週間は

青と会えへんことが確定した。










そうや。





私、厄年やったわえーん

忙しさにかまけて厄払い行ってなかった…





夫の手術は、昨日の夜に行われた。

インフルの子を抱えた私は

立ち会い不可。

面談も、不可。



今日、夫の着替えやらオムツやらを用意して

電車とバスを乗り継いで行ったけど、

荷物の引き渡しは看護師さん経由で

一目も会えへんかった。



明日は12月3日。

青の、2歳の誕生日。



初めて、ママと2人きりで過ごす、

静かな誕生日。



それやのに、


バタバタすぎて、何も用意できてへんかった…。

まじで、ほんまに…ごめんすぎる…




明日は、青の大好きなハンバーグを作って

夫とはテレビ電話を繋いで

おめでとうを言いたいと思います。




夫くん、今は余計なこと考えんと

はよ元気になって帰ってきてな。


青、こんなお母ちゃんでごめんな。

いつも、ありがとう。

大好きやで。



2歳のお誕生日、

お祝いしようね🍰







病院からの帰り道


本日も最後までお読みいただき

ありがとうございましたおねがい