今日おススメする藍に関する本は、
「ジャパンブルー 青の文化と家康小袖の再現」
NHK名古屋放送局編
です
約400年前に
織って染められた衣装の
復元を試みた
職人グループの記録です
NHK名古屋放送局が制作した
「ジャパンブルー」という
特集番組で放送されたのを
書籍化したものです
衣装の
染め色は褪色しているため
様々な資料や
「青空のような色だった」という言葉を手がかりに
色を推定。
その色を作るために
濃い藍色は天然灰汁発酵だて
薄い色は生葉染めと決定。
天然灰汁発酵建てを行なった染師は
染色回数は自然褪色の分も含めて
染めをしたり
また
水の質にもこだわり
地下水をもっと掘り下げ その水で
藍建てを行なったりと
正確な再現を求めて
行動されたそうです。
その染師は
私の師匠である矢野藍秀師です。
染めに使った蒅は佐藤阿波藍製造所のものです。
復元を行なったのが
今から約30年も前の事です。
でも
自然素材のみを使う技法で
それは
今も変わらないので
本を読んでいても
今の染めの作業にも十分参考になる
情報です。
私は、昨年3月より
藍建て=藍の染め液を作る事をし、
染めをしていますが、
この本を読むと
一人前になるには
まだまだです。
やはり
毎日が勉強です。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。