講義、演習をはじめ、
コロナ禍での臨地実習が難しい状況下でも
非常に底力を発揮してくれる教育機器シミュレーター
西九州大学看護学部には様々なシミュレーター機器を完備しています。
また、シミュレーションを組んでスキルトレーニングができるように
スキルス・ラボ・シミュレーションルームも完備しております
今回は、スキルスラボシミュレーションルームと
代表的なシミュレーター機器SCINARIO(シナリオ)の紹介です
シナリオを設置しているルーム3の扉です。
スキルス・ラボ・シミュレーションルームはルーム1からルーム4の4つの部屋と
コントロールルームでつながっています。
シナリオと右側にベッドサイドモニター、
あと、今は学内実習の患者事例で左前腕に点滴ルートを確保して
カルボスチンを輸液ポンプから、また側管からヘパリンをシリンジポンプで投与している
設定です。
サーフロー22Gを左前腕に留置中。
点滴刺入部の観察、閉塞、逆血、点滴漏れの確認もできます。
リアルですね
輸液ポンプとシリンジポンプ。
予定量、滴下数の設定と点滴筒での滴下確認、すべて
実際に操作、確認をやっていきます。
すなわち、このシナリオは持続点滴も出来るのです。
続いて、コントロールルームからのルームモニターとルームモニターコントロール。
ルームモニターを操作しながらガラス越しで観察できます。
尚、このモニターは、各実習室ともつなぐことができます。
シナリオを使って、実習を行っている学生を
他の実習室から、他の学生が観察することも可能です。
これがルームモニターコントロール。
これで、操作しながら、患者役の学生がコントロールルームから
シナリオを操作します。
これがシナリオコントロールパネル。
このパネルで、患者役の学生は、自由に患者役のバイタルサインや表情、症状を
設定し、患者役を演出します。
コントロールルームのマイクを使って、
ルーム内の学生との会話のやり取りを行います。
このスピーカーで、ルーム内の会話のやり取りを聞くことが出来ます。
患者役は、このスピーカーを介して、看護師との会話のやり取りを行います。
シミュレーター機器は、これ以外にも
Sim Man
ナーシングアン
ラングⅡ
イチローⅡA
なども完備しています。
現在、コロナ禍で、病院での実習がなかなかできない現状ではありますが、
このようなシミュレーター機器が、そのような状況だからこそ
活躍してくれます。
各論実習は来年の2月まで続きます。
学生は、健康状態観察、行動履歴、体温チェックを毎日欠かさず行い、
会食を避け、自粛生活を毎日続けながら実習に臨んでいます。
自分のことだけでなく、相手のことを考える、責任を持った行動をとる、
そのような、責任ある自覚と意識が今、芽生えてきていると思います。
3年生は、看護学部の第一期生であり、先輩もいません。
しかし、彼女ら、彼らは、そのような粘り強さをいつのまにか
獲得してくれているのかもしれません。
毎日、毎日、よく頑張ってくれます。
だからこそ、大人も頑張らないといけないのではないでしょうか。