バイト辞めようかな事件からはや2週間が過ぎた。


何という事でしょう
大宇宙怪獣カピ子様は
週に4日、1日5時間半勤務
を続けておられる。


宇宙人「意地悪で怖いねんぐすん


と言っていた初老の女性についての言動は、

宇宙人「ただちょっと言い方がきついだけの人やった。もう慣れたしニヤリ

に変化した。

絶対すぐやめる。
絶対メンタル壊す。
絶対うまく働けない。働けるわけがない。

と決めつけていた、母ねこまたと父埴輪くんとポイズン教祖婆様の目からは、ここ現在鱗が落ちている真っ最中だ。


発達障害でも軽度知的障害でも体力無し子でも元不登校ガールでも、

この世に「絶対」なんてものは存在しないのだなぁ、、、(遠い目)

と実感している(⚠︎現時点では!の話口笛


そもそも、
他人(親)が想像して決めつける「絶対無理」ほど不確かなものは
なかった
というわけだ。

本人が、
「わたしはジェットコースターに乗るの絶対無理えーん
と言うならば、それはきっと絶対にやりたく無い行動なのだろう。

だがしかし、たとえばねこまたお母さんが、

タコ「カピ子は不器用やからこれは絶対無理!こっちにしとき。」

と彼女よりも率先して決めつけてしまっていた事は、実は間違っていたのかもしれない。と、今だから思う。

オカンの気持ちよりも、彼女の気持ちを優先してみれば良かった。
オカンの世間一般の常識よりも、彼女が生まれてから感じていたであろう彼女独自の常識を、探す旅をしてみても良かったのかもしれない。

どの道を選んでも、確実にオカンの寿命は縮むくらいにはしんどいからな笑い泣き

南無阿弥陀仏だよ過去の私、、、チーーーーン



元不登校ガールで、中学校1年生の定期テストは全ての教科で10点未満で、完全不登校になった中2からの義務教育で受けるべき勉強はまったくしていないあのカピ子お嬢様は、

今まさにバイト先で

ネギを小口切りにし、乾燥ワカメを戻し、各種調理(ごく簡単なもの)をこなし、お膳に揃えてホールへと受け渡しておられる。

1日の汚れをデッキブラシで磨き、水で流し、
排水溝に溜まった汚れを全て落として洗い、
ゴミを所定の場所へ出しておられる。

1日の終わりには、「今日のキッチン業務の反省点」を時に涙しつつねこまたお母さんに語り、

次の日の朝には元気な顔で出勤なさる。


すごいな。
すごいな彼女は。

と思ふ。


カピ子は、紙ベースの勉強はからっきし覚えられなくて、小さな字でびっしり書かれた教科書なんて、読む事もできなくて、

テストの問題文だって、何を書いてあるのかさえ読み取る事ができないタイプのキッズだったけれど、


見て習う
体で覚える
仕事のルーティーンを身につける


事はできるタイプだったのだ。


学校になじめなかったから
義務教育で求められるほぼ全ての事ができなかったから
友達がひとりもできなかったから(結果的にいじめられてぼっちになっただけ〜🤣)


カピ子人生オワタ


と、本人も家族も思い込んでしまっていたけれども、


学校教育の外の世界の方が広い

と、外へ出てみて初めて知った。
義務教育の中学校を出て初めて知った。
通信制高校を休学してみて初めて知った。


カピ子本人はもちろん。
カピ子を取り巻く家族もだ。


研修期間の3ヶ月を終える頃には、ひょっとしたらカピ子は小さなキッチン業務をひとりでこなせるようになっているかもしれない。

(カピ子の職場は、キッチンひとり、ホールとキッチンの間にひとり、ホールふたりが基本形態なのだ)

そんな事になったらば、

もうお釈迦様もびっくりぞ?


研修期間を終えて、改めて不採用になるかもしれないから、ここは期待をせずに川を流れる紅葉のようになすがままでいこうと思う母は。

うん。



そんなこんなで人生で初めて、ねこまたお母さんの庇護がない場所でバイトをし始めたカピ子は、
これまた人生で初めて、自分の銀行通帳を自分自身で管理しておられる。

自由にお金を引き出せる銀行カードも、今月の頭に一緒に作りに行った。(これまでは親が管理する預金通帳オンリーだった)

背骨の側わんの手術で得た保険金だって、頑張った本人に丸ごと渡したもんね!
タコ「カピ子が頑張って乗り越えた大手術やから、ぜーんぶカピ子が自由に使ったらいい!!」
という言葉を添えて、、、、。


手術を頑張った自分へのご褒美として、20000円という大金を服に使い。

7000円をヘアカラーに使った彼女は間違えるほどお姉さんになってしまったびっくり


側わんの手術で姿勢が良くなったからか、
長時間立ちっぱなしで働いても体調を壊す事がなくなり、
ダイエットをしても入院をしてもちーーーーっとも減らなかった体重が、
働き始めてからあれよあれよのうちに約5キロも減った。


側わんの手術の前は161センチ62Kgだったカピ子の今のボディーは、

術後4ヶ月を目前に控えた今、163センチ55Kgになっている。

表情は明るい。

なんも考えずに保険金ぜーーーーーんぶ使っちゃうやろなカピ子は真顔

という母の想像もぶっ壊して、残ったお金の半分を銀行に預けて、残りは大切に残しておられる。

バイト代は銀行口座に振り込まれるので、出来るだけ口座からお金を引き出す事がないように、現金をおいておくそうだ。

記帳した銀行の通帳を眺めては、少しづつ増えていく残高を喜んでおられる。

目標は、今からの2年間で高校卒業後に好きな専門学校に行けるお金を貯める事!!らしい。

(カピ子が行きたい専門学校は年間150万かかる。)
(年間100万は親が出すから、差額は自分で稼いでねシステムを採用中)


不登校厨二闇期は、あんなにやさぐれで暴れて闇っていたくせに、

なんやねんこの爽やかな女の子は。


と、ねこまたは嬉しさと疲労感の狭間にいる。



クソバイス(自分の思い通りの娘になって欲しいと言う気持ちから紡ぎ出される呪い系アドバイス)を封印して、
なんでもやってみたらどうでっか?を基本姿勢にした、全肯定「はひふへほ返事」モードをできる限り遂行し、

(もちろん、途中で何度も爆発して大喧嘩大家出大泣きをしている)

死んだ魚の目を半目にした薄目で彼女を生暖かく見つめて、
18歳になったらカピ子を捨てて逃げる事を許すから、今だけ耐え忍べねこまた。

と、呪文のように呟いて


悪いねこまた母さん(世間一般的な賢母イメージの逆を行く)を頑張ってやって良かったでございます。



現在。
今まさに現在。

意味不明宇宙人キッズの心に寄り添う方の作戦をなされて、各種様々な方面の人々からさりげないダメ出しを受け、傷ついておられる保護者の方々。

ここに、闇期(くわしくはねこまた過去ブログをご参照ください)を抜けた宇宙人キッズの姿がございますぞ。


まだ一人前にはなっておりませんが、
彼女の人生で初めて、
自分の人生を自分が作っている感覚
を持ち始めているように見えます。


ぽんこっつであっほーい!なスライムみたいなゆるゆるキッズが、
既存の型に無理やりはめられて、自分じゃ無い形に固められて動けなくなってしまう前に、ゆるゆるとやり過ごしたから、


どうやら、彼女本来の姿形で固まりはじめたようですわい。


、、、、、まぁたぶん結果的に、

人間界に生息する変な形の宇宙人。


になると思われます昇天


、、、、、18歳までこの調子で、ただの生態観察を続けてみるべし。


うん。
それでもやっぱりつかれるわ笑い泣き
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