パンパカパーン!
人生で初めて受けた、カピ子の単位認定試験の結果が出揃った!!
カピ子なりに一生簡易に頑張った結果は、、、、、??
全部合格💮
なわけないざんすー
国語の2種類が、なんと合格!
現代国語なんて、56点とっちゃったそうで。
その次に単位が取れた教科は、、、、?
ないざんすー
ノー勉強で受けた公民?みたいな社会科の教科は、まさかの4点である。
おお、相変わらずすごい点数や。
その他の教科はなんと、全教科20点前後だった。
カピ子とねこまたは、がっかりしたかって???
不思議な事に、全くがっかりしていない。
宇宙人大怪獣元不登校闇ガールカピ子とその家族にとって、カピ子が100点満点のテストで30点を取れない事など周知済みの事実でしかない。
むしろ、彼女が自発的に自分なりの勉強をやり続けた事が、そもそもすごい事なのだ(すごいレベルが低いなおい)。
長時間あるテストを、全て受けきった事もすごい。
テストを受けた後に、体調を壊さなかった事もすごい。
それより何より、
「どーせすぐに辞めるやろ」
と、誰もが思っていた通信制高校を、最後まで続けた事実がもうすごい。
たとえ誰に何と言われようとも、この1年のカピ子お嬢様は大花丸の大満足の合格💮だ。
ご本人も、出揃った結果を見て落ち込んだり拗ねたりはしなかった。
「お母さん。わたしすごいよな?ほんまに国語両方とも合格してたわ」
「今月末に、提出するレポートを学校にとりに行くわ。レポートもらった瞬間に帰宅して塾に行って、先生に手伝ってもらって2日間で仕上げて学校に出しに行くわ!」
とか言ってる
だから、今週と来週の塾はお休みにして、レポートを受け取った後の月末の2日間に振り替えてもらったらしい。
、、、、、、、。
、、、、。
、、、。
子どもって、すごいんだな。と思う。
平均IQが71で、どの分野のIQも低くて、限りなく軽度な知的な障害に近いグレーゾーンなカピ子でも、
自分で計画を立てて実行に移し、失敗もただの経験の一つなのだと認識し、自分1人で考え込まずにさくさくっと頼れる大人に相談して力を借りる。
というスキルを手に入れる事ができた。
そして驚くべき事に、
カピ子は、自分が持つカードから適材適所なものを選び、それを使用する術を身につけたのだ!!
レポートや学習のサポート→塾の先生
不安な単位認定試験のつきそい→母
おしゃれな服のショッピング→弟か父親
ランチや遊び→通信制高校の友達
暇な時のおしゃべり→ネッ友くん
今のカピ子は、誰か1人に執着して全てをその人に委ねたりはしない。
今のカピ子は、誰か1人の意見だけに左右されない。
誰か1人の介入により、生活の基盤を失わない。
通信制高校1年生を終えそうな今、ほんの少しの友人と、信頼し手助けしてくれる大人達を得たカピ子は、過去にカピ子をいじめた女の子の話を一切しなくなった。
ああ、ついに、ついにカピ子はリーダーちゃんの呪縛を脱ぎ捨てたんだな。
と感じる。
彼女の心は自由だ
カピ子は、来年の1年間を休学する事に決めた。
ねこまたお母さんは、さくさくと休学届けに必要事項を記入して、これまたさくさくと、カピ子はひとりで学校まで書類を提出しに行った。
2024年の春から、2025年の春までの1年間は、何をしても本当に自由な1年になるだろう。
ねこまたは、たとえカピ子が1人旅をしてみたいと言ったとしても、オッケーオッケーと言う心持ちでいる。
自由な一年を過ごしたことで、通信制高校に復学しないという答えを彼女が出したとしても、オッケーオッケーと言うだろう。
中学1年生の終わりに不登校になった闇カピ子に対して、「ただ観察をする」事だけを頑張って来たねこまたさんは今、
なんかしらんけど全面的にカピ子を信頼するようになってしまった。
なぜそうなったのかはさっぱりわからない。
信頼に値するレベルですらないであろうになぜかカピ子に対して謎の安心感を感じている。
社会の一員として生きられる
とか
自立した生活を送る事ができる
とか
その類の安心感ではない。
、、、、なんだろう、、、この気持ちは何と言うのだろう、、、、
この先何があっても、たぶんカピ子はそれなりにしなやかに楽しく生きるんちゃうか?
という安心感だ。
うん、この気持ちは謎でしかない。
だいたい、単位認定試験2科目以外全部落ちてるやん。
ダメダメやーん
2024年の春以降のカピ子の歩く道は、何ひとつ見えていないし決まってもいない。
カピ子は、これからの人生の1年を、どんなふうに歩くのだろう。
カピ子が歩いた後には、どんな道が描かれているのだろう。
なーーーーんも描かれる事がないシンプルな道かもしれないし、なんなら穴掘って1年間穴篭りするかもしれない。
もうそれでもいい。
「休学」というものを経験できるから。
さてさて、生まれてからこの方、本人なりに頑張り続けてきた人生は、どうやらここで一休みが入るらしい。
学校に行けなくなって得た、不登校という名の自由とは違う
自分の意思で選択した自由だ。
自分の足で立って、軽やかな足取りで自由に歩き始めたカピ子を見ていると、ほんの少し彼女に憧れる気持ちがある事に気づく。
大変長い間世間の「普通」に縛られて、自分も家族も苦しめてしまった。そんな自分を思い出す。
16歳の頃のねこまたちゃんとは違い、カピ子は自由に生きている。選択の自由と責任を感じながら、ゆるゆると生きておられる。
これからの1年間のカピ子観察は、これまでとは違う形を見せてくれそうだ。
さて、ゆっくりとじっくりと、カピ子の観察記録を記すことにしよう。
しあわせ
ねこまたの仕事が、ひとつ増えて幸せ。