神戸の三ノ宮まで遊びに行った。
中華街をぶらぶらしたんだって。
小籠包を食べたんだって。
ストレイキッズ(韓流のアイドル??)くんのグッズを買ったんだって。
おしゃれなカフェーにだって、2人で入っちゃったんだぜ??
、、、、、
高校生の頃の陰気キャラねこまたちゃんが、羨ましくて泣く案件だよそれ。
それはまぁいい。
通信制高校への通学時に使用するターミナルで、クラスメイトの女の子と待ち合わせて、
彼女が乗っている神戸行きの列車に、そのまま乗り合わせる形で合流する。
という作戦もまぁいい。
「友達が乗ってる電車が到着するホームで待っといて、乗ってから友達がいる車両に移動する約束やねん」
「ドキドキする〜」
とか言っていたけれど、これもたぶん今のカピ子ならばできる。
過保護なねこまたお母さんが、昨夜ポーカーフェイスでカピ子の話を聞きつつも、内心ハラハラドキドキしていたのはこれだ。
「帰りは、京都駅じゃなく大阪駅から帰るかも。」
はい。この発言。
どうやらお友達のお家は、高校の最寄りのターミナルである京都駅よりも、大阪駅を経由した方がスムーズに帰る事ができるらしい。
お友達は、乗車した「神戸」から「大阪駅」で降りる事なく、そのまま自宅までどーんと走ってくれる便利な電車で帰りたいらしい。
だからカピ子にも、大阪までその電車に一緒に乗って欲しいらしい。
カピ子は、大阪駅でひとりその電車から降り、
人生で初めて足をつけるであろう大阪駅で乗り換えをせねばならぬのだ。
しかも、混雑するであろう夕方に。
ピピピピピーーーーっっ!!
警告警告!!危険危険!!
よせ、やめろ、ようやく慣れはじめた京都駅経由で戻ってこい。
ただでさえ、あっちからもこっちからも来る電車が交差する大阪駅なのだ、人間で溢れかえっている大阪駅だ。
ネギ背負ったカモみたいな、おのぼりさんカピ子がひとりでなんとかできる駅じゃあねぇ。
「え、、、、。友達にたのんで、京都駅経由のルートにしてもらったら、、??」
と、うっかりつぶやいてしまった。
「うーん。そうやな、、、、。ちょっと考えるわ。」
昨夜のカピ子は、そんな風に言った。
そして、本日の12時。
お友達と中華街でランチを楽しんでいるのであろうカピ子から、こんなラインが届いた。
ねこまたお母さん。
瞬時に考えた。
めっちゃ考えた。
あ。
まさに今カピ子がチャレンジしてみたいと思ってる。
と感じた。母の勘
おかんに、やってみなよと背中を押して欲しいって、思ってる!
たぶん!
、、、大丈夫。
スマホに依存しまくって、数々のスマホ危機に陥って、不登校中にあれもこれもいろんなアプリを試しまくってやらかしまくったカピ子ならできる。
高校入学後、乗り間違い、快速と普通間違い、ホーム間違いを繰り返し、勉強に勉強を重ねて経験値を得た、今のカピ子ならできる。
使い慣れたスマホの経路検索で、自分が乗るべき電車を調べ、
大阪駅の構内で、自分が乗るべきホームまでひとりで移動する事ができるんだ!!!!!
ねこまたお母さんは、カピ子の背中をどーんとおした。
最初は、カピ子の判断にまかせる返事を入れたけど、
その次は、大阪でいいんちゃう??と、
ドキドキして悩んでいるけれど、本当は大阪を経由してみたいカピ子に賛同してみた。
「オッケー」
の返事の後、次のカピ子からのラインは、午後17時だ。
「この電車で帰ります。」
の後に、大阪駅を経由して、自宅最寄駅まで到着する経路検索のスクショが貼り付く。
平均IQ71のカピ子。無事ご帰還する。
わー!すごいぞカピ子!
、、、、、
とまぁ、ずーーーーっとカピ子の事を考えて、スマホに張り付いていたかのように記録したけれど、
実際は違うからね。
そりゃちょっとは心配だったけれど、本日パート休みだったねこまたさん、めっちゃ休みを満喫したからね。
ねこまっさんの本日の記録
朝イチで猿をクラブ活動場所へ送る
↓
久しぶりの美容室(その間にカピ子はひとりで自宅を出発)
↓
猿を迎えに行く
↓
鬼滅の刃のファンブックを買うためにブックオフへ行く。(110円でゲットだぜ)
お供についてきた猿はポケモンカードをゲット。
ウッキッキと喜んでねこまたの株上昇。
↓
ブロッコリーのようなヘアスタイルの猿を、美容室へ放り込む。
↓
スーパーで買い物
↓
毛刈りが終わった猿くんを回収。
↓
猿くんは録画していた金曜ロードショウ見る。
その横でねこまたは鬼滅の刃ファンブックを読む。
と、正直夕方5時までカピ子の事を忘れておったわけ。
すごいぞねこまた。
共依存っぽさが抜けてる!
本日の1日は、
カピ子はカピ子で楽しんで、
ねこまたはねこまたで楽しんで、
猿くんは猿くんで楽しんだ1日だった。
晩御飯のおしゃべりは、それぞれの楽しかった事で溢れておる。
うん。平和だ。
義務教育の闇シーズンでは、
「なんもできんやつ」「自分で考えられんやつ」「文句だけ言うやつ」「やるやる詐欺師」
にしか見えなかった厨二娘のグレーゾーンガールが、
義務教育を終えて以降「有言実行ガール」へと進化を見せている。
もちろん、なんでもうまく行くわけではないけれど、有言実行しつつ失敗を重ねて学んでおられる。
ねこまたがお母さんが言うセリフはひとつ。
成功しても失敗してもひとつ。
「へー、そりゃ良い経験したな。よかったやん。」
これだけ。
ぐっふっふ。ねこまたの実母ポイズン教祖婆様よ、、、、、。ねこまたの代で、ポイズン教解体しちゃうぜ???
2泊3日で自宅へ戻って来たおっさんボーイ(ねこまた実弟)に、ダダ漏れるポイズンandクソバイスを浴びせるのをやめられない婆様を見て、
今日のねこまたは自画自賛をする。