2020年11月から始めたこのブログも、はや2年を超えた。


お先が真っ暗で、自分の育児を恥じて、全てを放棄して、逃げてしまいたかったあの頃を思い出す。


娘の粗ばかり探して、ダメ出しばかりして、必死になってクソバイスをし続けていた自分を見直し、


忍々忍々と耐え忍び、口からポイズンが漏れ出ないよう精進し、

U言葉(人の心を傷つけるうんこな言葉)を使わずに、シンプルな言葉を使おうと努力するも、そうそううまくはいかなかったあの日々、、、、。


そんな中で、苦肉の策で秘技「はひふへほ」(返事は全ては行でこなす術)を編み出した自分に、拍手を送りたい。



ブログには、2割り増しでいい感じに記録をしているから、ねこまた家に隠しカメラがあれば、その映像を見た皆の目玉が、飛び出すほどに酷い惨状であった事をここに証言しよう。


今。

やっとこさ今。


秘技「はひふへほ」のおかげで、へそ曲がった暗黒な思春期娘とたわいもない世間話が出来るようになって来た。



あの日からさらに2年が経った。



娘が本格的に茶道を習い始めて、4年が経過した事になる。

今の娘は、お茶を点てる流れをほとんど覚える事ができている。「常に姿勢を正す。」を次の目標に据えておられる。



この春、カピバラ姉さんは、人生で初めて桜祭りにお抹茶振る舞いの働き手として参加をした。



朝7時に茶道の先生のお家へ赴き、持参した着物(中古品)を着付けてもらい、先生のお弟子さん達に混じって、桜の下でお茶を運んだ。


「しんどい」
「つかれた」
「帰りたい」


などの弱音はついに一言も吐かず、


慣れない手つきながらも、コマネズミのように働いたらしい。



ねこまたお母さんは、別の場所で開催されていた桜祭りへ出向いていたので、娘の姿を見に行く事はできなかった。


けれど、


自宅へ戻ってきた娘の晴れやかな顔を見て、嬉しそうに見せてくれた、2000円が入った「手伝い賃」を見て、


みんなと一緒に、笑顔で収まっている写真を見て、



ああついに。


ついにIQ69の娘は、母の手を離れて、他者と良い関係を築く事ができるようになったのだ。


と感じた。


上に貼り付けたブログの日から、2年がたっている。
この2年間、ねこまたから茶道の先生に電話をして確認をした事はない。


どんな時も、どんな内容でも、すべて娘本人から連絡をしている。時には連絡を忘れることもあった。そんな時は、気づいた時に電話をするよう促した。




ねこまたお母さんが出しゃばらなかったからこそ、娘は娘本人ただの個人として、プライベートの世界を作り上げたのだと思う。

「全然電話をかけて来ない変な保護者」「育児放棄している保護者」と思われるかもしれない。ダメ親のレッテルを貼られるかもしれない。



それでよかったのだ。


娘の人生において、お母さんがやさしくて素敵かどうかなんて、何ひとつ関係がないもの。



茶道教室で娘が関わるものは全て、娘の力で手に入れた、娘だけの世界だ。




娘は、年齢差が60歳以上ある様々な年齢のお弟子さん達と、丸一日一緒に働いた。


一緒に器を洗い、一緒にお茶をのみ、休憩し、お昼ご飯を食べた。たくさんお喋りもした。


ユニークで、動作がゆっくりで、ちょっぴりポンコツだけど一生懸命なカピ子に、



お友達がたくさんできたらしい。


数人の人と、ライン交換をしたらしい爆笑


オンラインのネット友達に追加して、娘のスマホに現実世界の友人が登録された。


20代と、30代と、50代の友人だ。お抹茶友達だ。



娘が最年少の15歳で、1番上が79歳の茶道教室。
年齢差が64歳もある、不思議で素敵な世界。


ここにあらためて、ねこまたが産み落としたカピバラお嬢さんのIQテストの結果を貼り付けておこう。




娘は、短期記憶が弱い。

ワーキングメモリも少ない。



きっとこれは、一生変わる事がない事実だ。



学校で教えてもらう、教科書ベースのハイスピードな学習には、手も足も出なかった。



ダメがいっぱいだった。




でも手習いは違ったのだ。



長い期間を経て、体に刻み込む手習いは、できるのだ。


いや、できたのだ!!


今年、着物を着付けてもらった娘は、自分で着物を着ることができる先輩や師匠の姿を見て、強い憧れを持ったらしい。



「来年の桜祭りには、自分で着物を着てきます。」



と、宣言したらしい。(←これを言い切ってしまう所が娘らしい。魂が抜ける





数年前のねこまたならば、

「そんな簡単にできるもんじゃないムキー!!」と怒ってしまっただろう。




でも、今は違う。



もしかしたら、カピ子は一年後に着付けが出来るようになっているかもしれない。



と本気で思っている。



実現したらどうしようおねがいおねがいおねがい



と、ワクワクしている。



世界は、狭いけど広い。


人間が存在できる場所(コミュニティ)は、それこそ宇宙に点在する銀河のように、無数に散らばっているのだ。



10000回、10000種類の材料を使って、ランプの芯を見つけ出したトーマス・エジソンさんのように、



トライアンドエラー、トライアンドエラーを繰り返してみよう。



失敗した時は、「自分はダメだ」と思わず「勉強した!」と思おう。




本日、ブログの題名をほんの少し変更した。

ブログテーマも増やした。



さあ、これからのカピ子は、持って生まれた脳みそを使って、どんな風に生きて行くんだろう。



ねこまたお母さんは、もう娘の人生にレールをひかない。道標も提示しない。クソバイスもしない。(あかん事をしたら激おこぷんぷん丸化するけどー)



連載中の漫画を読む読者の気持ちで、これからのカピ子の人生物語を、楽しみに待とう。




カピ子、お疲れ様!

よく頑張ったよ!!

すごいぞ!!!!






カピ子のスマホケース。薔薇をご所望。



ねこまたのスマホケース。水色も素敵!!


猿くんのスマホケース。どの色も魅力的だ。



こちらもおすすめ。50センチだとポシェットのように斜めにかけることができて楽。




孫たちの素敵なスマホケースを見て、ポイズン教祖婆様も欲しくなったらしい。笑



年齢にとらわれず、地味なものをあえて選ばず、婆さんが本当に好きな柄や色を選べると良い。婆さんも頑張れ!!自分の「好き」に素直になれ!!