「おれ、学校行きたいけど、行かれへん。」
大粒の涙をためて、それでもぐっとこらえて、
キッチンの隅でそう言う息子の前に、
正義の味方が現れた!!
その名も、猪突猛進夫。
「学校行きたくないときは、休んでいいんだよ〜」
わたしがなぜか言えなかった事を、さらりと言ってのける夫
猪突猛進夫は、普通じゃない。と思われる事に対して、全く抵抗がないタイプの人間だ。
さくさく〜〜っと、学校に、しばらく休む。と連絡をしてくれた。
わたしは、とても怒った。
それまで、保育園や小学校に対して、ありがたいと感謝する事はあれど、怒ったことがなかった私が、
ぶち切れた
事実を確かめる事もせず、片方の(ネグレクト少年とモラハラ父)言い分だけ信じて、最初から息子の話を嘘と決めつけた事。
意地悪をされた!!と相談を受けた当日ではなく、週末をはさんだ四日後の放課後に、息子とネグレクト少年を残し、
ほかに誰もいない状態で、担任とネグレクト少年の2人で、息子が自白するまで責め続けたこと。
「覚えてない。してないと思う。」
と、正直に言い続けている小学1年生の男の子の肩をつかんで、
「正直に言いなさい!!」(何が正直やねん)
と、ゆさぶった事。
5時になっても帰ってこない息子が心配で、教室まで迎えに行ったわたしがドアをノックしたら、それまですごい剣幕で怒っていたのに、
「お母さん、遅くまでかかりましたが、やっと、やっと(めちゃ、強調してた)息子くんが正直に話してくれました」
と、突然穏やかな声になって、息子がネグレクト少年に意地悪をしたという説明をしてきた事。
担任は、
何も知らないわたしと、濡れ衣を着せられた息子が謝ったことで、
晴れて、ネグレクト少年とモラハラ父からの追求(謝らせてほしいという要求)から逃れ、すっきりしていた事。
その事で、
わたしの優しい息子が(ここ重要)
わたしの愛すべき息子の心が!!
ポッキポキにくだけたのだ。
許すまじ担任
そしてネグレクト少年
学校へ苦情を申したり、先生に誰かの事をいいつけたり、という事がとにかく苦手なわたしだが、
ドキドキぶるぶる震えながらも、担任の先生と話す時間を作ってもらった。
これまでに、我が家がネグレクト少年に受けた様々な迷惑と、その度にネグレクト少年が精度の高い嘘をついて、怒られるのを回避していた事や、
息子から聞いていた、様々なクラスでの揉め事の原因に、ネグレクト少年が関わっていることを伝えた。
小学校1年の時のネグレクト少年は、大人や先生の前では、非常に礼儀正しく、姿勢正しく返事もハキハキしていて、お友達同士の揉め事は、すぐに先生に報告したし、テストだって満点だったので、
担任の先生は驚き、にわかには信じられない。といった様子だった。
わたしだって、齢7歳の少年が、あんなに淀みなく嘘をつけるなんて、彼に会うまで知らなかった。
けれど、わたしの言う通り、確かにクラス内の揉め事は多かったし、揉め事が起きる所にネグレクト少年はいる(いつも、彼が正義で、泣いている相手か悪なのだが)。
よくよく考えると、おかしいな。と思う事が多々あったらしい。
とりあえず、本当に息子が、ネグレクト少年に意地悪をしたのか、
クラスのお友達に聞いてみてください。
そして、
1回でいいので、先生がいないところで、ネグレクト少年がどんな風にしているのか、こっそり見てください。
「僕はなんにも悪い事をしていないのに、◯◯くんが僕を叩きました!!」
と、彼が報告に来る時は、必ず、彼から何か悪いことをしています
と、伝えた。
さて、その後の担任からの報告はというと、、、。
もう、ものすごく恐縮して、ものすごく慌てふためいて、えらいことをしてしまった。
と言ったご様子で、
息子が休んでからの、クラスの様子を伝えてくれた。
まず、
ネグレクト少年が、息子に意地悪をされた!!と言っていた時間と場所に、近くの席に座っていたクラスメイトは、誰一人もめているところを見たり聞いたりしていなかった事。
その時間は、息子は仲良しの友達と2人で、喋っていたらしい事今さら〜〜??
脅迫する前に、調べておけば、すぐにわかった事であろう。
残念な事に、息子の心は戻らない。
そして、息子が休みはじめてから、次から次へとネグレクト少年のまわりに揉め事が起こっていた。
入学後から、息子にストーカーばりにつきまとっていたネグレクト少年は、
目の上のたんこぶ(自分が1番になるのに邪魔な存在)
であった息子が休んでいない事と、担任が自分の嘘を全て信じて、相手の子を怒ってくれる事で天狗になったのかもしれない。
ネグレクト少年は墓穴を掘った。
隣の席の子のノートに、無理やりいたずら書きをして泣かせた時、
「何があったんですか??」
と見に来た先生にこう言いはなったのだ。
「◯◯くんが(反対隣の席の子)、ノートにいたずら書きをしたので、僕がかわりに怒りました!」
と
いたずら書きをされて泣いている子も、反対隣の◯◯君も、見ていたまわりのクラスメイトも、
一斉に猛反論だ。
しかし、彼は怯まない。
大人の担任が目撃していないのだ、怒って反論するクラスメイトを尻目に、つらつらと嘘を積み重ねる。
しかし、今回ばかりは担任は彼を信じなかった。
だって、いたずら書きの筆跡が、ネグレクト少年のものだったから。
、、、、。
報告の後、
担任は、自分がわたしの息子にしてしまった事を詫びてくれた。
モラハラ父からの強い要望により、つい、はやく解決して報告しなければ!!とあせってしまったらしい。
スラスラと状況説明するネグレクト少年に対し、
一生懸命思い出そうとして、話が二転三転する息子の方が、嘘をついている!!と思ってしまったのだそうだ。
なんやねん。それ。
だ。
しかし、ネグレクト少年と、モラハラ父を知る身としたら、
すごい剣幕でまくし立てるように、相手の弱いところをピンポイントで見つけて攻撃するモラハラ父を想像すると、
あせってしまう気持ちもわからないでもなかった。
つづく