昨年度の丸一年、背骨の側わん手術をするために休学したカピ子(17歳)は、
現在通信制高校の2年生に所属している。
週に3日通うタイプの、大都会のマンションの一区画にある通信制高校で、
定期券の学割はきかない。(←今年度から学割対象ではなくなったなんでや)
高校1年生の時は、「ゆるゆる美容専攻科」なるコースを選択。
高校2年生の時は「韓国メイク科」にコース変更をなさった。
美容専攻科にプラスの料金を支払う事で変更できるコースであったので、年間約100万(内容のわりに高すぎるな。と、心底感じている)はねこまたお母さんが涙をちょちょぎらせながら支払い、
プラスで増額する韓国メイク科の分の約13万円は、カピ子自身がバイトをして貯めたお金から支払いなさった。
自分でお金を出したもんだからもう、元を取らねばならぬとばかりに、韓国語の授業と韓国メイクの授業は、おサボりをする事なく通っている。
そんなカピ子も、年が開ければ最高学年の高校3年生へとコマを進める(レポートは真面目に提出しているので、単位は取れる見込み)。
と、言っておられる。
今のように週に3日、通信制高校に通うのはやめだ。
もはや美容にはあまり興味はない。
いや、興味はあるがその分野で働きたいとは思わない。
美容は、、、、趣味。そう!趣味やったみたいわたし!(気づいてくれてありがとう)
実は、復学した今年度の春あたりから、カピ子の興味は美容から飲食に変わりはじめていた。
中学不登校の時は、クレオパトラなの?メイクをご自身の御顔に施して、日々を過ごしておられたあのカピ子さんが、
17歳の現在
黒髪ショートヘア
素顔
という出立ちで生きておられる。
バイトをして稼いだお金(月に約5万円)のうち、約一万円は服飾費に使い、約2万円は食べ歩き(もちろんぼっち)に使い、残った分を貯金に回すというルーティンだ。
そう。
何を隠そう。
平均IQが69の娘カピ子は今、
お金を貯めたい
そして、
、、、、、
調理専門学校(製菓)に行きたい。
と言っている。
中学不登校シーズンに、まわりの大人達にあれほどお勧めされた手に職、調理学校ルート
頑なに排除した製菓ルートが
カピ子の生きる日々をぐるっと一周して、カピ子の中にタネを落としたようだ。
バイトをしたお金で、あっちこっちの県をまたいで食べ歩き、
弟の猿君に朝ごはんや昼ごはんを作る中で、興味の芽がにょきにょきと伸びている。
「どうせすぐに飽きる」
と想定し、ブログに記録するのもやめていたのだが、
実はカピ子は、復学したこの春から、月に1回から2回のペースで調理(製菓)の専門学校の体験イベントに単独で参加をし続けている。
回数を重ねるごとに、学校の雰囲気や生徒や先生にも慣れ、自宅から専門学校までの経路や、学校帰りの寄り道の場所までも開拓しているぐらいである。
もはやねこまたお母さんが、
「調理の専門学校は学費が高いからダメ」
と、言い出せないくらいに進路を固めてきた。
中学の不登校時代から、水に流す勢いでねこまたのゼニを放出させてきたカピ子氏
不登校をやめて通信制高校に進んでからも、投げ飛ばす勢いでゼニを吐き出させて来たカピ子氏。
高校卒業資格さえとれば、あとはフリーターでもなんでもして、細々とお金を稼いで生活してくれたら、それだけで良い。
と思ってがんばってきたよねこまた。
一生懸命に働いて、稼いだお金は全て生活費と子どもチームの学費に消えてるよねこまた。
カピ子さえ卒業してくれたら、あとは弟の猿君の学費が終わるまで、もうひとふんばり!!
と、思い込んでいたよねこまた。
まだまだ楽にはなりまへんで〜
ない袖はふれないので、カピ子には正直に伝えた。
だそうでございます。
え、ほんまかいな。
その考えすごいやんカピ子。
、、、、、、、。
、、、、、、。
猿くんが公立の高校に行ったら、猿くん用の費用をまわしてカピ子が卒業後すぐに専門学校行けるかもしれんで。
と言うと、
それは遠慮するわ
だそうな。
どこのどなたから影響を受けたのかは、さっぱりわからないけれど、
と言っている現時点では。
、、、奨学金を借りれば、カピ子は卒業後そのまま専門学校に行ける。
だけども、成長スピードがゆっくりで、不登校前の中学校の成績が1212111♬くらいで、
ごく最近まで自分に自信を持つことができなかったカピ子にとっては、
高校卒業後そのまま専門学校へ進学する
というルートは、最善の策にはならないように思う。
ゆっくりと、一歩づつ、カタツムリのように進む力があるカピ子だから、
人生の間に挟んだ時間こそに価値があるのだ。
不登校闇期に、自宅で闇堕ちしつつ過ごした日々
背骨の側わんの手術のために休学した1年
振り返ってみれば、その「何もない」こそが、ダメ人間カピ子(自分も周りもそう思い込んでいた)をカピ子らしいカピ子に戻してくれた。
なんとかお金を工面して、スムーズに進学させたい
↑
この気持ちを捨てよう。
なんなら、カピ子が調理専門学校に入学するのは、25歳でも30歳でも40歳でもいいのだ。
その気持ちを掴み取ろう。
ねこまたお母さんの役目はきっと
カピ子の人生をスムーズに進ませる手伝いをする!
のではなく、
カピ子が決めたカピ子ペースの人生の邪魔を、しない事
なのだ!
高校を卒業すれば、このカピ子観察記録もお役目終了かなぁと、思い始めていたけれど、
来年度のカピ子は、週4のバイト(スーパーのレジ)をこなす事ができるのか??
卒業後は、どのような場所で働くのか?
目標(調理/製菓専門学校入学)は達成されるのか??
本当の本当に、「勉強がほぼ脳みそに入らず、体に染み込ませて覚えるタイプ」のカピ子が、調理師免許や製菓衛生師の免許を取得するところまでいけるのか??
などなどなど、
むしろこの先の方が興味深い案件が目白押しなので、
今くらいのペースで記録を連ねていこうと思う。
あれほどに、お先真っ暗だった暗黒ガールカピ子の未来が、
これほどに楽しみになるとは、、、、
このブログを記しはじめたばかりの、絶望お母さんねこまたに、
お知らせしてあげたい。
中3にして、身長が伸び悩んでいる猿君に、
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慢性的食物アレルギーがでてしまった犬子。
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