こんにちは🌞
Y君ストーリーの続きです。
Y君は、うちの職場にインターンとして
やってきた大学生たちのひとり。
私はパートの身分だし、彼らも週に2回程度
だったので、いつから来ていたのかも
覚えていない。
でも、秋ごろになるとインターンの中でも
Y君の評判やウワサばかり耳にするようになっていた。
◯◯大学工学部(有名国立大学)4回生
24才?現役合格したのに、
病気で1年間ほど休学したらしいよ
病気?あのガタイで?
長身で適度な筋肉!
イケメ〜ン!
めっちゃ仕事覚えるの速いぞ、正確やし
てかもう仕事出来るな、
即戦力やなあ…
けど大学院行くらしいで
まあ営業はムリやなあ
あれではなあ、AIやなあ
◯◯大学も優秀なロボットよこしたもんや
やがて、秋も深まるころ、私の仕事にY君
も少しだけ関わるようになった。
評判通り優秀なイケメンロボット。
礼儀やマナーはわきまえていて
挨拶もできる、遅刻もしない
仕事が速い、ケアレスミスは一切ない!
でも、
無愛想、無愛嬌、無口
そして何より笑顔がない
伏し目がちで、覇気のない瞳
せっかくのクッキリ二重のイケメン台無し
服装も無頓着を免れるかギリギリ
ある日、Y君が私と同じ駅で降りることを
知った。それから何度か
偶然を装い、短い帰り道、
Y君と他愛のない会話をするようになった
と言っても、私が話題を振り
Y君簡潔に答えるって感じ
駅からすぐ近くで
ひとり暮らししている
父親が転勤族で
この町は高校から
大学の初めごろまで
母親と2人で今のマンション
年の離れた兄がいる
趣味は映画、筋トレ
ジムに通い出した
毎日は会えないけど
毎日頭から離れなくなっていた
ぶらべりさんはいいお母さんですね
ウチの母親は…あの人は…
異常ですから
と小さく呟いたこと。
何回か手料理をタッパーに詰めて渡した。
肉じゃが、炊き込みご飯のおにぎり…
ごちそうさまでした。おいしかったです。
メモ入りの綺麗に洗ったタッパーが返ってきた。
人間やん、いい息子やん、ロボットちゃう
いちばん楽しかったころ。ワタシだけが?
Y君の笑顔は一度も無かった。
家に帰ると
大学受験を控えながらも
勉強に身が入らない我が息子が目に入る
ワタシの方がイライラする
ワタシがいいお母さんだって。
そっちこそいい息子やん!
◯◯大学なんて
ウチは大学生になれるかどうか
季節は冬、1月中旬
インターンも終了が近づいていた。
長文にお付き合いいただきありがとう
ございました。もしよければ
続きもよろしくお願いします
🙇♀️
