何だかんだ言って、最後めちゃくちゃハマりました。
この3週間、WBLのおかげで生き延びた。

そしてとうとう最終回。

タイトルは「We Best Love 永遠の一位」
何やねん、この永遠の一位って。

最終回で、
五郎に負け続けていたベロが卒業した大学の講演に呼ばれて、
初めて五郎に勝ったと大喜びしている(相変わらずのベロ)
そんなベロに五郎が、
「1位がそんなに大事?君に恋に落ちた時から僕の人生は全て君の物なのに」
ん~なんちゅ~あっま~い事を真昼間の大学を歩きながら、当然の様に言うねん!
そう、
恋は「する」ものでなく「落ちる」ものなの。

で、

落ちたもん負け。
でも、それほど単純な話でもない。

五郎が10歳の時に父親が出ていき、
母親と二人になり、落ち込む母親を励まし強がっていたが、
ある日、寂しさが溢れだして一人で泣いていた五郎。
そこにベロが現れ、
「僕を君にあげるから、泣きたくなったら知らせてね。
僕が君のお父さんになってあげるから」
と言ってくれた。

それが五郎の恋の始まり。

五郎にしたら、
一瞬であったとしても、
ベロが何も考えずに言った言葉だとしても、
「その言葉」が五郎を救ったんでしょう。
だから、後にベロがどんなに嫌な奴として登場しても
「本当の彼を僕は知っている!」
と思っていたのよ。

恋は盲目。

前に五郎の事を鈍感と言った私。

ごめんなさい。

五郎は父親から捨てられた経験から

人を失うのが何よりも怖いの。

特に最愛のベロを。

だから、逃げたのね。

分かるわ~

当のベロは幼い頃に、五郎とそんな事があったことすら忘れている。
でも、本当のベロは五郎の出会ったベロだったの。
父親の影響から虚勢を張って生きてきたベロだが、
ずっと母親の愛情を求めて生きてきた。
だから年上の友達に恋?をしたのも実は母親を求めていたから。
そんなベロは五郎のオカン以上の深~い愛に包まれて、
満たされ、素のベロに戻って、どんどん優しく強くなっていく。

そういうお話。

どんな人の心にも、何らかの「空洞」がある。
ひょっとしたら、生まれた来たときは「全て空洞」なのかもしれない。
愛により、それは徐々に埋まっていく。
だから、それの大きさや、深さや、形は人それぞれ。
人はそれを埋める為に生きているのかもしれない。
だから、それを埋めてくれる人を「無意識」に探している。
 

そして、「その人」に出会った時に、

「落ちる」んだと思う。

fall in love

このドラマは。それを私に見せてくれた。