Cardinalシリーズの弱点であるドラグをチューンしてみた
使ったことがある人なら分かると思いますが、ノーマルドラグの場合は大袈裟に表現するならONとOFFみたいな感じなんです。
手でラインを引っ張ってみて程良い塩梅かなと思うぐらいのドラグセッティングで大きな魚を掛け、走られると・・・
「ジィィィィィーーーーーーッ ! ! !」
っていうドラグ音と共にいつまでもラインが出てしまうわけ
ラインが最初に引き出されるときと、ラインが出ているときのドラグテンションの差が凄いんです。どこまでもラインが出て行くんじゃねーかと思ってしまう程
何とも粘りのないドラグですが基本設計が古いからしょうがない
しかしここは重要な部分なのでチューンすることにしました。
でもって、まずは分解。
これがドラグAssyです。(オイルが真っ黒で汚いw)
お金を掛けるのであれば、ボールベアリングを上手く活用したIOS FACTORY の C-system が良さげですが、Y億でテフロンドラグワッシャーなるものを見つけたので格安で購入してみました。
白いワッシャーがテフロン製、純正ワッシャーは黒い方で材質はワカリマセン。
純正ドラグワッシャーを外して入れ替えます。
ドラググリスの代わりに普通のグリスを塗って滑り重視のセッティング。
手で引っ張ってみると、ラインが出た直後もある程度のテンションが掛かっているように感じます・・・いや、感じる気がするだけか???
当然現行機種の高性能ドラグと比較はできませんが、純正ドラグよりは良いのかな。
あとは実際に魚を掛けて様子を見たいと思いますが、あまり期待してません。
さて、実釣テストの結果は
対象魚はトラウトではなく、川スモールとキャットフィッシュ。テストするにはもってこいのお魚さんでした。
純正品よりはほんの少しだけど粘ってくれました。ラインが引き出されているときもある程度のドラグテンションを保ってくれたので良しとするしかないですね。
そもそもドラグワッシャーの径が極小なのでこれ以上はどうしようもない気がします。この小径湿式多板クラッチで頑張りましょう(笑)