こんばんは、たまこです。


前回の記事の、続きです。


我が家の家事における無能の武器化について、①では夫側の問題点を、②では妻であるたまこの問題点をそれぞれ検証して違いを明らかにしてみました。


その結果、夫側とたまこ側では全く違う要素が問題点であったにも関わらず、無意識下ではお互いのニーズが合致してしまっていた事が長期にわたる無能の武器化の原因だとわかった、、という所までが、前回のお話です。


たまこが考えた夫側の問題点とは、「お金にならない事(家事)は、お金になる事(外での仕事)よりも価値がない(または、低い)」という無意識のうちに刷り込まれた価値観です。


この価値観自体が良いとか悪いとかの話ではなくて、この価値観を持っている自覚がないと、

「稼いでる俺は忙しいし疲れてるんだから、家事は(俺より稼いでない)妻に押し付けても良い」という理屈が正しいと思ってしまう、という事が問題なんですね。


でもたまこは①の記事でも述べたように、妻も忙しいし疲れてるよ!という反論では弱いと思ってて、そもそも家事の価値をお金に換算するべきではない、と思っています。


なぜなら、家庭外の仕事(労働)はお金を得る為にするものですから、職種などによって賃金が数値化され、比較されてしまうのは仕方ない事ですが、その価値基準を家庭内の家事に持ち込むと家族に上下関係が生まれるから良くないですよ、と言いたいんです。


おそらくこれは経済的モラハラをするタイプの人には絶対理解してもらえなそうな考え方ですが(笑)、家族間で上下関係を作ってしまうと「対等な話し合い」ができなくなりますよね。


立場が上の人がいくら「話し合ってる」と言ったって、下の立場の人からしたら「何言ったって結局最後は従うしかないじゃん」って思ってるんですから、それは話し合いではない訳で、、。

(というか、モラハラの人はむしろ上下関係にしたいんでしょうね)


でも仕事ならともかく、家庭内でそれをされたら愛情はどんどん冷めるに決まってるんですよ。

まあ、冷め切った関係でも仕方なく続けてる夫婦は、たまこ両親を含めてたくさんいるとは思いますが。

(たまこ父は話し合いの概念すらなくて、ひたすら妻に『命令』しかできない人ですし、、)


それでも、あからさまなモラハラタイプの人に対してであれば、今のようにまだ反論の余地はありますが(理解されるかどうかは別として)、たまこ夫のように表面上は妻の言うことに従ってるように見えて実は無能の武器化でのらりくらりとかわしているタイプの方が、わかりにくい分厄介というか、タチが悪いんじゃないでしょうか(笑)。


しかも夫本人も無自覚にやってるから、こちらが正攻法で「収入で上下関係を作って家事を押し付けるな」と主張しても、

「上下関係だなんて思ってないし言われた通りやってるつもりだけど、できないしわからないんだよ」とひたすら言われたらもう、お手上げなんですよね、、。


以前のたまこもそんなふうに思って手詰まり感が半端なかった訳ですが、記事の②でもお話した通り、たまこ自身の無意識の価値観である

「そのままの自分では、価値がないから愛されない(存在してはいけない)」

というものと向き合えるようになってからは、

「家事ができようができまいが、自分は自分。家事ができる女だから夫はたまこと結婚したんじゃないって言うんなら、ちゃんと対等に話し合ってよ!」

と自信を持って言えるようになってきたんですよ。


そして、家事のやり方もいろんなブログや動画などを参考にさせてもらって、効率的でラクにわかりやすくできる仕組みを頑張って整えたり、名も無き家事を見える化していったら、、やっとやっと、夫が休みの日には何も言わなくても自分から動いてくれるようになりましたー!


ここで言っておきたいのは、家事を効率化したり便利家電を導入したりする事を「手抜き」と捉える人がまだいるようですが、②の記事でも言ったように、家庭内の家事は

「家族の為に手抜きをせずに頑張っている自分を証明する」のが目的ではなくて、

「家族が健康で快適に過ごせるように」できれば手段は何でも良いはずなんですね。


そこを自分でもちゃんと見誤らないようにしないと、モラ夫や無能の武器化夫には確実につけ込まれますから、ご注意を(笑)。


そしてここまでしてたまこが夫に家事に参加して欲しかったのは、夫に負担をかけててもたまこがラクできるようになりたいとか、そういう事ではなくて。

たまこは何度も言うように、夫婦が仲良く協力し合って暮らしている家庭にずっとずっとずっと憧れていたんですよ。

(事情があって単身赴任とかでも、ちゃんと話し合ってお互い納得してるなら、物理的に離れていても仲良く暮らせると思います)


そして、夫が協力してくれる事でたまこが料理に全集中できて、安い食材で美味しいおうちごはんが食べられたら、その分貯金が増えるじゃないですか(笑)。


たまこが週末(夫の休みの日)に特におうちごはんを頑張っているのは、夫にそのメリットを最大限に受け取ってもらいたかったから、というのもあります。

そしてそれはたまこの幸せにもなっているよ、というのを夫にわかって欲しかったんです。


今はやっとそのメリットを理解してくれたようで、夫の無能の武器化は無事解除されました。

とは言え、もともと気が利くとか察するとかの能力は異常に低い人なので(笑)、今後も課題はいろいろありますけど、、。


という訳で、とりあえずこれで今回のシリーズは終わりにしたいと思います。

あくまでも我が家での場合の事を書いてしまったので、参考になるかどうかもわからないんですけど、、モヤモヤしてる方のヒントにでもなれたら良いかなと思って書いてみました。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!


おまけ。

今年の夏に、実家に帰省する途中で撮影した写真です。

青い山のシルエットが美しくて、良い思い出になりました。


ではまた!