こんにちは、たまこです。
去年から持ち越していた、こちらの本をやっと読み終わりました。
「14歳でも理解(わか)る!」と表紙にあったので、たまこでもギリいけるかしら?と思ったんですけど、、49歳、マジでむずかったー(笑)。でもなんとか、、古典物理学であるニュートン力学からの相対性理論への歴史とか、現代物理学である量子論の概念の、、触りくらいまではたまこなりに理解できた、、のかな?と思っています。
(たまこは相対性理論も「古典」物理学だったんですね!というレベルです 笑)
数学とか物理学とか、学生時代は蕁麻疹が出そうなくらい苦手だったクセに、何故か大人になってからの方が興味出てきたんですよねー。
(いまだに計算は滅法苦手ですが 笑)
それからこの本に興味を持ったのは、サブタイトルが『世界の「解像度」を上げる物理学超入門』だったから、というのもあります。
たまこ的になんとなく最近、「解像度を上げる(あるいは下げる)」という表現をする人がいるなーというのが気になっていたんですよ。
今年50歳になるたまこが「解像度」と聞いてまずイメージしてしまうのが、「ヒントでピント」です(笑)。
お若い方には何の事かわからないと思うんですが、昭和の昔、そういうクイズ番組がありましてね。
確か「分割問題」というのと「テクニカル問題」というのがあって、「テクニカル問題」というのはモニター画面にモザイクがかかっていて、時間と共にモザイクがクリアになっていく過程で何の画像か早く当てた人の勝ち、というルールだったと思います。
それで、このモザイクがだんだんクリアになっていく過程がたまこ的には「解像度が上がっていく」というイメージと重なる訳ですねー。
これを単なる画像の話ではなくて「世界の解像度」という言葉に当てはめようとすると、まずはこの「世界」とは何か?を考えなければならないと思うんです。
なぜなら、「世界」という言葉の定義としては例えば「地球(全体)のこと」とか「宇宙」とか「人間社会のこと」とか「万国(世界各国みたいな意味)」というのがあって、それぞれ微妙にニュアンスが違うんですよね。
(一応ネット辞典で調べました 笑)
そしてこの場合での「世界」とは、多分「宇宙」の事なんだと思います。
(本の帯にも『宇宙を支配する力に迫る知的探究の旅』って書いてますし)
でもだったら、「世界」の解像度を上げるではなくてストレートに「宇宙」の解像度を上げると表現した方が良いような。
というのも、たまこが最初に「世界」という言葉からイメージしたのは「人間社会」というニュアンスの方だったからです。
そうなると「世界の解像度を上げる」という文の意味合いは、「人間社会はどのような法則性やルールで成り立ち、動いているのかを、今よりクリアで鮮明に認識できるようになる」という意味になってしまいます。
それじゃあこの本の内容とは全くそぐわなくなるから、違うという事はわかるんですけど。
(人間社会という意味での『世界』にも興味ありますけどね)
ちなみにもし、人間社会という意味での「世界」の解像度を上げたければ、学ぶべきは量子力学ではなく「社会行動学」とか「行動経済学」だと思います(笑)。
(量子力学の分野は「宇宙の成り立ち」だったり、原子よりもっと小さい、素粒子や量子レベルの超ミクロの話です)
ただ、量子力学にしろ行動経済学にしろ、新しい事を学ぶには大抵の知識は本から得ることが多い訳ですから、結局は個人が「世界の解像度を上げる」為に1番必要なのは「読解力」じゃないかなーと。
本に書いてある事を正しく理解できるようになるには、単に文字を読んで書けるというだけではなくて「読み取る」力がとても大事なのは、たまこが言うまでもないとは思いますが、、。
表紙の「世界の解像度を上げる」という表現も「比喩表現」の一種だとちゃんとわかっていないと、人間社会という意味での「世界」を理解したくてなぜか量子力学の本を読んでしまうという事態を招きかねないかも?と思ったたまこが実は一番読解力が怪しかったりして(笑)。
という訳で本の内容ではなくてほぼサブタイトルや表紙の話になってしまいましたが、
たまこがこの本を読みたいと思ったのは「リハック」というYouTubeチャンネルで著者の野村先生が物理学や量子力学のお話をされているのを視聴したのがきっかけです。
(この↑記事を書いた直後に購入したと思うので、読み終わるまでに3ヶ月近くかかってますねー)
学生時代にこんなに熱のこもった授業をしてくれる先生がいたら、たまこも数学や物理学が好きになっていたのかも、、と思ってしまうくらい、とても面白い動画だったので本も読んでみようとなりました。
リハックでは最近は政治関係の動画が多いですが、海外で活躍するめっちゃ優秀な学者さんも結構出演されてたりして、そこら辺の動画を観ると面白いから著書も読みたくなるんですよー。
たまこはどちらかというと心理学や哲学に関する本を読む事が多かったですが、今年は他のジャンルもなるべく読んでいきたいなーと思っています。
おまけ。
先週撮影した、我が家から見える風景です。
寒い今の季節は引きこもって読書するにはピッタリですが、、早く春にならないかなー(笑)。
ではまた!