こんにちは、たまこです。
最近、テレビやネットで聞くようになった「フキハラ」という言葉。
正式には「不機嫌ハラスメント」で、
『不機嫌な態度を出すことで、周りを不快にさせたり困らせたりすること』
だそうです。
たまこがこれを聞いて真っ先に思いついたのは「別に」と言ってめちゃくちゃバッシングされた某女優さん(今は女性でも俳優って言うんですよね)ですが(笑)、
あれって今調べたら2007年だったみたいで、17年前なんですね!
そんな昔の事なのにいまだに覚えてるのは、やっぱりあの時の彼女の態度が、人気商売のお仕事であるにも関わらず強烈に感じ悪かったという事なんだと思います。
真っ先に思い付いたのが女優さんだったなんて言いましたけど、不機嫌な態度はたまこだって日常的に出しちゃってる訳です。
そしてたまこの場合は、夫婦二人暮らしですから不機嫌の矛先は99パーセント夫に向かいます(笑)。
それでもヘルパー時代は一応職場の人やお客様に対して、当たり前ですが自分の機嫌を顔や態度に出すような振る舞いはしなかったので、抑えようと思えばできるという事なんだと思います。
それなのに、夫に対してだけは不機嫌モロだしにしてしまうのは、本当によろしくないなーとずっと思っていました。
まあ、先ほど当たり前と言いましたが、当時の職場でも機嫌の良し悪しがダダ漏れしてる社員さんはいましたけどね(笑)。
その頃はフキハラなんて言葉はまだありませんでしたが、用事があってもなるべく事務所に行きたくないし、電話もその人がいる時間帯は避けるほど嫌だったなーというのを思い出しました。
そう考えるとヘルパー時代に限らず、たまこはバイトを含めていろんな職場を経験しましたが、どの職場にも必ず1人はフキハラ的な人はいましたね。
そういう人を見るたびに、
「社会人なのに職場で不機嫌を態度に出すなんて、人として未熟過ぎる、、」と思っていましたが、家の中でも不機嫌出してりゃ同じ事だよなーと。
でもこういう風に思えるようになったのは本当に最近の事で、アラフィフのたまこは40年以上は
「家の中で不機嫌になるのは仕方ない、というか不機嫌のもとを作ってるのは夫(家族)の方なんだから、それを本人にぶつけるのは致し方なし」
というスタンスで生きてきたんですよ。
そしてそれがやっと最近になって、間違いというか、マジで完全な思い込みだったと気付いた感じです。
あ、もちろんだからと言ってその後一切不機嫌にならなくなったとか、そういう話じゃないですよ(笑)。
いまだに毎日のように夫に対してイラつく事はありますし、キレちゃう時だってあります。
それでも「不機嫌になるな、イラつくな」って言ってるんじゃなくて、
できるかできないかはともかく、それを人(夫)にぶつけるのは良くないって話なんですよね。
つまり、今までのたまこの中では「不機嫌になる事」と「それを人(夫)にぶつける事」が一体化しているひとつの事だと思っていたのですが、実はそれはふたつに分けられる事で、むしろ分けて考えるべき事だった、、と最近理解したという感じ。
これは、思い込みが強い人ほど意味がわからないって感じると思うんですけど、たまこも腹落ちするまでかなり時間がかかりました。
そしてなぜ自分の思い込みが強かったのかと振り返って考えてみると、
それはやっぱり自分が子供の頃に親とか周りの大人の大多数がそういう価値観で生きていたから、めっちゃ刷り込まれちゃったんだなーという結論です。
だって、たまこは
「外で不機嫌撒き散らすヤツはダメなヤツ。社会で生きていくには、外では愛想よくできるのは当たり前。でも、それじゃストレス溜まるから、家の中ではパートナーや子供に不機嫌出すのは当たり前(ただし子供が親に対して不機嫌になるなんてもってのほか)」
っていう価値観の家庭で育ったので、他の人もみんなそうなんでしょ?って完全に思い込んでました(笑)。
ここでのポイントは、外に出たら愛想よくするのが当たり前なのは共通だけど、家の中でも家族を思いやって不機嫌をぶつけたりしない大人が普通に存在するって事が、外からは見えない、わからないってところです。
おそらくたまこの母親なんかは、こういう事を言っても「そんなのは理想論であって、家の中でも不機嫌になるななんて、絶対無理!」みたいな答えしかしないんだろうと思います。
だから、不機嫌になるなとは言ってないでしょ?でもそれをダンナや子供にぶつけるのは違うでしょって言ってんの!って言っても、意味がわからん!無理!って言われて終わりじゃないかな(笑)。
それほど「自分が不機嫌になる事」と「不機嫌のもとになってる事、物、人に自分の不機嫌をぶつける事」は無意識にひとつの流れとして分かちがたく刷り込まれているという事なんだと思います。
でも実際は、外面良くしてるバージョンの時ならば、そこは分けてできてる訳です。
ただし、そこも(ストレスを感じつつも)無意識にやってるから「外では不機嫌にならないのは当たり前」としか認識されないんですけどね。
とにかくたまこが子供だった昭和時代には、そういう「当たり前」の前提が全て男尊女卑で縦社会の考え方、価値観しか無かったので、フキハラどころかセクハラもパワハラも、概念自体が意味不明で理解不能って事なんだろうなーと思います。
そしてそういう人たちのストレスの捌け口は、会社なら上司から部下へ、学校なら教師から生徒へ、家庭なら親から子供へ、、というのが「当たり前」だったんだろうと。
まあいまだにそういう人はたまこの親世代はもちろん、同世代にもいたりしますけど。
でもたまこも子ども時代は何かがおかしい、、と思いながらもその概念しかない時代を長く生きてきた事で、自分も家庭内フキハラを長年正当化してきた事実に気づけませんでした。
でもやっぱり、家庭の外だろうが中だろうが、フキハラはダメなんですよ。
なぜなら、「家の中なら不機嫌出すのは当たり前で、致し方なし」という考え方は、家族も自分も不幸になる考え方だからです。
何度も言いますが、不機嫌になってしまったり、ダメとわかりつつも態度に出ちゃったとかキレちゃったとかは、人間なんだから仕方ないんです。
でも、当たり前って開き直ったり、正当化するのはダメなんです(笑)。
正確に言えば、正当化しちゃうのも長年のクセでやっちゃったらそれも仕方ないんですが、それに気付いたら、なるべくすぐに謝るしかない(笑)。
たまこはつい最近まではそこすらも、自分は間違ってないんだからとか、謝るのは夫の方だとか、とにかく自分を正当化する事に精一杯でできませんでした。
(だって、たまこは母親から八つ当たりされ続ける子供時代で、それについて謝られる事なんて絶対にない経験しかなかったですからね)
でもそれじゃ夫婦関係は悪化の一途で苦しいだけで、どうしてこんなに苦しいんだろう?
どうしてたまこ夫婦はケンカばかりで、普通に夫婦仲良く暮らす事ができないんだろう?ってすごく悩んで考えて考えて、、のひとつの結論が、たまこの「不機嫌」の思い込みの中にあったという感じです。
これがたまこの「思い込み」だって気付く事ができたのは、夫が一切フキハラをしない、、というか、そもそも不機嫌になるという事がほぼ無い人なんですよ。
ですから、全く異質過ぎて長年意味がわからないと思ってたんですが(笑)、最近やっとたまこの思い込みだったんだ、って気付きました。
それでも一方だけが機嫌良ければいいってもんでもないっていうのが、夫婦関係の難しいところかなーって思います。
フキハラについての考察は、今後もたまこ自身を実験台として続いていく事だと思っていますが、今の時点での考察や結論について書いてみました。
おまけ。
蒸し暑くて寝苦しい夜が続いていますので、最近はこまめにシーツ類を洗って、ベッドには乾燥機をかけるようにしています。
不機嫌の原因は人それぞれいろいろあると思いますが、とりあえずストレスに強い体を作るには質の良い食事と睡眠は大事かなーと。
(そういう考え方も昭和にはあんまり無くて、とにかく我慢とか弱い者に発散、しかなかったような 笑)
ひねくれ者のたまこには、「自分の機嫌を取る」という言い方もかなり違和感あると思っているんですが、それについてはまた改めて別の記事でお話するとして、、
まあそういう意味では寝具をとにかく清潔に保つようにしているのも、自分の機嫌を取るのに必死って事なんだろうなーと思ってます(それで良いんですけどね 笑)。
(梅雨時期も天候に関係なく布団やベッドがカラッと乾燥できて、気持ちいいですよー)
ではまた!